転生したオリ主がTSハジメちゃんに恋して、やっと動き出す話。

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短編、何気に初めて投稿します。


後方で待機してて全く動かなかったオリ主が好きな娘のために頑張って1歩踏み出す話

違う世界に転生して、異世界にクラスごと転移して神の使徒としてもてはやされていた俺の目の前には傷だらけになって純白の翼を翻している真の神の使徒とやらにやられてしまった好きな娘がいた。

 

「イレギュラー、この場にて貴女には消えてもらいます」

 

イレギュラー、というのは俺の好きな娘のことだろう。奈落に落ちて、戦闘職でない、錬成師という天職とは比べ物にならない力を得たあの娘はイレギュラーと言っても差し支えない。

 

「……まだ負ける訳には行かない、大切な奴がいるからな……!」

 

奈落に落ちて口調が変わって俺っ娘になったとしても、あの娘はあの娘なんだ。どれだけ傷つけられても必ず挫けない。

 

「ならば、ここで死になさい!」

 

真の神の使徒、ノイントの振るう剣があの娘と呼んでいる南雲ハジメの身体を傷つけようとしたその瞬間、俺は動いた。半ば反射的に。

 

なぜ動いたのかは分からない。だけど、1度奈落に落ちたあの娘を、ハジメを助けることが出来なかった俺はもう一度ハジメが死ぬかもしれないところをみすみす見捨てることなんて、出来やしなかったんだ。

 

「!貴方は神の使徒の……」

驚くノイントの剣を、俺はどこからか取り出した、生まれ直して手に入れた数ある剣のうちの1本で受け止めた。

 

「……目標を、破壊する」

 

「俺は命ごと、その文明を破壊する」

 

「!?不味い!その魔力、どこからァァァ!?」

 

「これこそ神の鞭たるアルテラが振るいし、軍神マルスの剣!!」

 

俺の持つ剣、マルスの剣、軍神の剣。俺が望んだ特典、Fate世界の全ての武器を使うことが出来るというチートを持って、目の前の天使もどきをぶっ飛ばす!

 

軍神の剣(フォトン・レイ)

 

その一撃は、天使もどきには避けられた。だけど、天使もどきの肩をなくし、腕すらもなくさせた。

 

「……ふふっ、貴方もイレギュラー、ですが、その攻撃を放って魔力は少な「これで終わるわけないだろ」は?」

 

俺は違う武器、槍に持ち替える。高々1回の宝具で終わったと思うな……俺が動かなかったこともあるが、それでもハジメを傷つけた罪は重い!

 

「聖槍、二重拘束解除。カウントダウン――」

 

俺が振るうは聖槍。相反するふたつの力を併せ持つ、聖槍。

 

光さす運命の槍(ロンギヌス・カウント・ゼロ)

 

その槍が放つ光は天使もどきを貫き、後ろのハジメを回復させる。

 

「ぐぅぅ、がァァァァァァァ!!?」

 

天使もどきはそのまま光に飲まれ、苦しみながら消えた。

 

「……なんで助けたんだ」

 

「……好きで助けただけだ、南雲さん」

 

俺はハジメのことを南雲さんと呼んだ。いつまでたっても、ハジメのことを俺は南雲さんとしか呼べない。

 

「……行ってこい、聖槍の効能で回復してるだろ」

 

「……助かったよ、白崎」

 

俺に礼を言ってハジメは俺の元から消え、そのまま飛び去って行った。

 

ズドォオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!

 

「……何の音だよ?」

 

飛び去っていくハジメを見送っていると聞こえてきた音に驚いたけれど、俺は気を取り直して友であり、めんどうを見なきゃいけない幼なじみの光輝の元へと飛んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は高校に入ってオタクということがバレると虐められるようになった。いじめの主犯は小悪党グループと呼ばれている女子3人組。他の生徒も俺の虐めを見て見ぬふりをした。

 

そんな俺に対して話しかけてきたのが白崎だった。白崎は学校の二大イケメンとして有名だったのだが、俺が書店でラノベを買った時に鉢合わせて意気投合した。

 

そこから俺の事を庇ってくれたり、一緒に遊んだり、色々していた。まぁ二大イケメンの1人である白崎に惚れ込んでいるらしい小悪党グループからまた虐めを受けた訳だが、共通の趣味を持つ友達のおかげで耐えられた。

 

「……白崎さんはなんで私のことを気にかけてくれるの?」

 

そう聞いたことがある。

 

「……友達だからかな?光輝や雫以外で大切だと思える人を見つけたからかな?どっちなのか分からないや」

 

どちらの理由でも俺は構わなかった。友達、ましてや男友達が少なかった俺にとって白崎の存在はとても好ましいものだったから。

 

雫と八重樫のことを呼んでいることが何故か気にかかった。白崎が八重樫のことを名前で呼んでいることに対して俺はモヤモヤが抑えきれなかった。

 

ユエやシア、ティオにレミア達と恋バナした時に、それは白崎が好きだからそう思ってしまうんじゃないかな?と言われた。

 

俺の気持ちは俺の事なのに理解ができない。だけど白崎のことを考えると、俺の心が、色んなところが熱くなる。

 

やっぱり、これはユエ達が言うように恋なんだろう。俺は白崎が好きなんだ。

 

そう思ってしまうと、白崎の行動全てを意識してしまう。

 

さっきも、俺の事を助けてくれた。俺の事が好きなのかな……有り得ないか。白崎みたいなやつが俺みたいな地味なやつ、それに男の口調になっちまった俺の事を好きなわけが無い。

 

それに1年も一緒にいるのに俺の名前すら言ってくれないんだ、俺なんか眼中にないよな……

 

「……まぁとりあえず、礼は言っといておくか」




・白崎ヒナタ:白崎香織にTS転生したチート。天職は治癒術師と剣聖のダブル。魔王化しても、ハジメちゃんのことが大好きな男の子。

・南雲ハジメ:魔王化してはいるけれどマイルドで、TSしている。多分メリュジーネら辺で恋心に気づいた。

・ハジメのハーレム:ハジメに恩を感じて着いてきている。ハジメが言っていたヒナタのことが気になっている。

・小悪党グループ:例のごとくTSしている。後ほど、ハジメによって殺される。

多分続かない。というか続かないと思う

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