その森に人々が関心を向けることになったのは、一人の生存者の言葉がきっかけだった。

それ以前に集められた犠牲者達がいた。誰に知られることもなく、森に血肉を捧げて逝った。

それ以降に集った愚か者達がいた。誰に知られることもなく、森の血肉に襲われ死んだ。



誰も知らない、何も分からない。
様々な次元、時代から現れた人々は、無限の苦しみと、求めてやまない夢幻を欲して死んでいった。

身に覚えのない、契約に踊らされて。


これがなんの供養になるのか、意味を持つのか、考えたことはありません。
それでも、書かなきゃいけない気がした。全てを観測した唯一の存在として。

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