「エロゲ転生とか可哀想www」(ニタニタ)「エロゲ転生とか可哀想!!」(必死) 作:デルタイオン
『戦争の最初の犠牲者は真実である』
それは誰の言葉なのかは思い出せないが、確かにそうだと誰もが頷く。
都合が悪ければ真実を隠し、都合が良ければ誇張して湾曲した事実のみを押し出す。
それによって生まれるのがどんな災難か……
いや、残念な事に利益もどれだけあるのか。
予測でしかわからない物だ……この目で見るまでは。
―真実―
タラップをゆっくり上がるのが待ちきれず跳躍して現場へ出た時。もう既に味方は壊滅状態も同然だった。
何故下は知らない!?
それは簡単。無線通信を行っていなかったからだ。
断線された通信ケーブルを見つけると即座に緊急電話へと駆け寄り受話器をひったくった。
『どうした!?なにが――』
「今すぐ逃げろ!撤退だ!上は壊滅している!!もう既に!味方は存在しない!!」
GAEAはせっせと味方の死体を食べている。それが奴等の目的だからだ。
『わ、わかった!撤退命令を出す!お前は!?』
「いま味方の死体を食ってるが……ここで警報を鳴らしたら必ず奴等はこっちに来る」
『………わかった。我が国の礎となるその心。後世へと残そう』
「ありがとう。さよなら」
………俺にしか出来ない。
あれから何年立ったのだろうか?
初めて人を殺した時から何年だろう?
そう立ってはいない筈だ。
1年と数ヶ月。多分その位だ。
「………また触りたかったな……あのクロってやつを」
猫を思い出す。
猫カフェの思い出……そこにはクロと光が映る。
「………………お国の為だ!!」
そう、ここは一緒に心中してもらうぞ!!GAEA!!
『で?本音は?』
いや〜……死ぬ気無いッス。
まあ撤退の時間稼いだら脱出してHBS増加デバイス自爆させて俺も逃げますよ〜……
そのための原作知識!!
お国の為とかそんな愛国心無いわ!!
俺はな!!若いんだよ!!16歳なんだよ!!わかるか!?
まだピッチピチのビダンビダンなJKです〜!!
って事で生き残る方策として時限爆弾作戦開始〜!
ヴ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
サイレンが鳴ったので射撃を開始する。
二丁持ちやって見たかったんだよなぁ!!
フルオートで毎分1100発の120発がGAEAへと襲いかかる。
それで脅威と感じたのかこちらへと襲いかかるが抜かりない。ガードしてからブレードで斬る……はずがミサイルが降り注いで無くなった。
『英雄さん!俺にも手伝わせてくれや!!』
ミサイルの連射。
煙のベールが張られ爆風と破片が襲いかかる。
ミサイルが一通り降り注いだら盾に内蔵されているブレードを引っこ抜いてブースターで懐へ潜り込む。
そして、縦に斬る。
遅れてクパァした脳みそへハンドガンを撃ち込むと次へと移った。
マシンガン時々ミサイル、榴弾。今日もいい天気♪
「ペッ!ペッ!!砂が口に……」
海岸防衛は本当これだから嫌いなんだ!!
口の中が腐った匂いと血の混ざった塩味で満たされる。
もちろん血はGAEA産だオ”エ”ェ!
び、美少女だって吐き気を催すわよ!!(自意識過剰)
「もういい!!撤退しろ!!こっちが引けなくなる!!」
『了解!!ご武運を!!』
引けなくなるのは嘘だ。逆にあったほうが引きやすいのだが上官の言ってる事はほとんど正しいのだ。ここテストに出るぞ〜。
まあ、目的が『味方の撤退の掩護』だから引いてもらわないと困るのだ。
ヘリの音がする。
複数のヘリが旅立った。1、2、3……ん?1機足りない?
遠ざかっていくヘリの音。しかし居ない1機の音はどこにもない……
………なるほど。俺の為か。アリガテェ!!
「時間稼ぎは終わりだ……自爆シーケンス!!『SAKURA』だ!!派手にやれぇ!!」
【最大爆発設定完了。30秒後に爆発します】
「パージ!!」
絶対に生きて帰って光に謝る!!絶対にだ!!
クッソ〜!俺が汗水垂らして頑張ったって作った専用の装備(1〜7式までの外部デバイス)が〜!!
まあ、命よりは軽い!!特に戦場ではな!!
「3!2!1!!」
口を開けて耳を塞ぐ。
そして、爆風が大地を揺らした。
そういえばこれ元々学園物の予定ダッタンダゼ!何がどうしてこうなったかと言うと……単に俺が(なんか違う……)と感じたからなのだ!!
普通に戦闘をさっさと書いて曇らせたかったのもある。否定はしない。だが後悔も謝罪もしてないししない!!
クロちゃんのHBS何が良い?
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猫っぽい縦横無尽の近距離型HBS
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隠密重視の中・近距離型HBS
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屋上とかから狙撃するタイプの遠距離型
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犬のように重武装!ムセル中・近距離型
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いや、ここはあえて生身で