HOROBI&CHASER Another chronicle 作:時空 雄護
原作:仮面ライダー
タグ:R-15 転生 クロスオーバー 仮面ライダー 必須タグは一応 仮面ライダーチェイサー 仮面ライダー滅 コラボ作品 ハイスクールD×D似の世界
※チェイスと滅の性格が変かもしれない
世界観はハイスクールD×Dをベースにしています
拙い文章
以上のことが大丈夫な方は、どうぞよろしくお願いします!
本小説は、夢野飛羽真氏とのコラボ作品に提供されています。
https://syosetu.org/novel/290753/
とある世界において………人間達が暮らしている、その陰で「悪魔」が「天使」を殲滅せんと、熾烈な戦争をしかけていた。
だがそこに、悪魔と天使両方が知らない謎の戦士が二人現れた。そう、彼らは………
~Noside~
???「………ここはどこだ?」
雑草すら生えていない、何もない野原……「名もなき野原」で、一人の男が目を覚まし、立ち上がる。
彼の服装は、東洋で着られる「和服」である。しかし、左耳に通信機のような耳飾りがあり、人間というより、ロボットに近いものである。
???「………俺は確か、マスブレインで滅亡迅雷に……。」
彼……「滅」が記憶を思い出すと、少し苦い顔をする。
滅「……なぜ、俺だけがこうして存在しているんだ……?」
そう言いつつ、周囲を見渡す。周囲はそのまま、荒廃した土地である。
滅「………まずは情報だ。ネットワークには繋がらないのなら、ここは足で集めるしかない」ザッザッ
そう言い、行動を開始する。
~数分後~
滅「……何もない、か……。」
結構な距離を歩いても、草一つ生えていない野原に少し辟易する滅。心なしか顔が歪んでいる。
???「誰だ」
滅「!」
後方から声を掛けられ、すぐさま変身できるように身構え、後ろを向く。
???「待て、敵対するつもりはない」
そう言い、男は滅を見る。
滅「……何者だ」
そう滅が言うと
???「人と話すときは、まず名前を言うと「人間」から習った。」
滅「!!」
自分は人間ではない、そのように聞こえる発言に滅は驚く。
滅「…ヒューマギアの「
???「ヒューマギア?ロイミュードではないのか…」
そう言うと、その男も自己紹介をする。
チェイス「俺はチェイス。ロイミュード000。所詮プロトタイプというものだ。」
紫色のラーダースジャケットを身に纏う男「チェイス」はさらに質問する。
チェイス「……ここはどこだ?」
滅「俺も先ほどここに来たばかりだ。強いて言うなら、草一つすら生えていない大地、ということだけだ。」
チェイス「そうか……」
お互いの状況を把握し、思考する二人。
滅(ここがどこかわからない以上、この男と協力するべきだな)
チェイス(話を聞く限り、この男も俺と同じということか……なら)
滅「チェイスといったか、ここは一時的に協力しないか?」
チェイス「奇遇だな、同じ考えをしていた。」
お互いが同じ考えをしていたからか、すんなりと協定関係を結ぶ二人。
滅「ではまず、ロイミュードについて教えてくれると助かる。ヒューマギアとの違いを確認したい。」
チェイス「わかった。まずロイミュードとは……」
~説明中~
チェイス「……というものだ。ヒューマギアとは違い個体によって差が大きい。」
滅「なるほど……機械の身であり、シンギュラリティによって進化するのは同じか…。」
チェイス「そうだ。特に習得した感情を極限まで高め、進化したロイミュードの姿は超進化態と呼ばれるものになる。苦い思い出が多いがな……。」
そう言い、苦い顔をするチェイス。フリーズロイミュードのことを思い出しているのだろう。
滅「………!待て、何か聞こえないか?」
チェイス「………聞こえるな、かなり遠いが、戦闘音か。」
二人はそう言い、戦闘音のする方向へ走りだそうとする。
チェイス「ライドチェイサーがあればよかったが……。」
チェイスはそう言いつつ、その足で音の方向へと走り出す……
~冥界 平民街~
滅「ここは……街のようだな。」
二人がたどり着いたのは、彼らがいた世界の街より少し文明が低く感じる街であった。
チェイス「あれは……人間、ではないな……」
彼らの目には、人間と変わらない見た目に、鳥のような羽が背中についている男の「天使」がいた。
滅「あれは……天使、というものか?人間のネットワークにあった画像と酷似している。」
その天使は、慌てて街から出ようとしている。
チェイス「声をかけるぞ」
滅「あぁ」
二人は天使の元へ走り、声をかける。
チェイス「すまない。すこしいいだろうか?」
天使「!?に、人間?なんでここに!?」
声をかけられた天使は二人に戸惑いながらも話を聞こうとする。
チェイス「この街で何が起きている?」
天使「だ、だめだ……人間が干渉してはいけないんだぞ!教えられない…」
滅「俺たちは人間ではない。俗にいうロボットだ。」
天使「ロボット……?それにしては感情が…と、とにかく奴らと関わらないほうがいい!」
慌てたように忠告する天使。
チェイス「やつら?やはり何か起きているのだな……。」
チェイスが天使の話から情報が得られると感じ、更に聞こうとした瞬間
ズドォーーーーーーン……!
街の中心らしき場所から赤黒い光が見え、爆発音がした。
チェイス「行くぞ。」
天使「ま、待ちたまえ!」
天使の制止を聞かず、二人は街の中心部へと走っていく。
~平民街 中心部~
二人がたどり着いた時、そこは戦場となっていた。
先ほど会った天使とは違い、戦いなれているであろう天使が数名肩で息をしながら立っている。
そのそばには、推測で高校生ほどであろう羽が生えていない少女……人間がいる。
それに対峙するように、彼らの反対側には、蝙蝠のような翼を背中に生やし、筋骨隆々である存在……「悪魔」が天使の倍の数存在していた。
悪魔リーダー「そろそろ限界のようだなぁ天使どもぉ!」
天使リーダー「くっ……ここまでか…っ!」
どうやら先ほどの爆発は悪魔が起こしたようだ。
人間の存在に気が付いた二人は、その少女を庇うように前に立つ。
天使リーダー「人間……?いや違う、何者だ…!?」
少女「……ロボット?」
少女は二人の持つ雰囲気に違和感があったのか、一瞬で見抜いていた。
悪魔リーダー「おいおいまだ隠してたのかよ天使さんよぉ?」
滅「何の話かはわからないが……加勢しよう。」
チェイス「早く人間を連れて逃げろ。」
そう言い、変身しようとする二人。
天使リーダー「待ってくれ……その役割は私たちがやる……!」
息を整えたのか、しっかりと立ち滅たちの前に立とうとする天使たち。
天使リーダー「その少女を連れて東の方にいけ……そこにいけば悪魔以外のものは通れるゲートがある。それを使えばその子と共に現界に降りれる…!悪魔たちは私たちが抑える…!」
悪魔リーダー「ッハ!んな体で俺たちを倒せると思ってんのかよ?バカか!」
悪魔の言う通り、天使たちは先ほどの爆発で大分傷ついている体を無理やり立たせているようだ。
少女「お願い……このままじゃこの人たちが死んじゃう……!助けてあげてよ!」
少女がチェイスたちに助けを求める。どうやら天使と悪魔、両方にとって彼女は重要な存在のようだ。
チェイス「……悪魔だったか。貴様らはなぜ彼女を狙う?」
悪魔リーダー「ッハハ!今俺は機嫌がいいから教えてやるよ!そこのガキは俺たち悪魔が現界で繁栄するのに必要な鍵なんだよ!」
その後の悪魔のリーダーの話を要約すればこうなる
・少女の体内には悪魔が現界で完全に存在するための媒体「デモンアピアー」を起動するエネルギーを形成するコアが埋め込まれている。
・そのコアは少女の体内でしか動かず、彼女を確保さえすれば悪魔が現界で存在することができ、人類を滅ぼして繁栄することができる。そのため、人間に憑依して少女を探していた。
・それを阻止しようと、天使が彼女を冥界で保護。それに激怒した悪魔たちが天使を根絶やしにせんと動き、各地で戦闘がおこっている。
・彼らはその少女を確保するための精鋭部隊。
悪魔リーダー「だからてめぇら、そこどけよ。それかそこの天使どもぶっ殺してそこのガキを寄越せば仲間にしてやグァっ!?」
悪魔が言い切る前に、その体に弾丸が当たる。
チェイス「…つまりお前たちは、繁栄の邪魔になる人間を殺すつもりだと?」
チェイスがその手にもつ銃……「ブレイクガンナー」で悪魔を撃ったのだろう。銃口から煙が出ている。
悪魔リーダー「撃ってきた上に質問かよ……そうだぜ?それの何が悪いんだよ!」
そう悪魔が言い放つ。少女はすでに涙目となっている。
チェイス「俺は人間を守ることを使命としてもっている……ならば俺は、天使の味方をしよう。」
悪魔リーダー「……そうかよ!んじゃ死ねや!」
リーダーが魔力の弾を放ち、それに追従するように他の悪魔たちも魔力の弾を放つ。
しかし悉くがブレイクガンナーによる射撃で撃ち落とされる。2,3発ほど少女の元へ飛んできていたが
滅「ハッ!」ザシュッザシュッ!
滅が腰に携えていた刀で切り裂く。
悪魔リーダー「ッチ!おい野郎ども!出てこい!」
悪魔リーダーが声を上げると、その声と共に、周囲から悪魔たちが現れる。その数はおよそ50.
天使リーダー「バカな……多すぎる……!」
天使がそう口にし、天使たちと少女が絶望しかけるが……
チェイス「滅、あの悪魔は俺に任せてくれ。」
滅「……いいだろう。」
それに待ったをかけるように、二人がそれぞれのベルト……「マッハドライバー炎」と「滅亡迅雷フォースライザー」を装着する。
そして懐からそれぞれのアイテム……「シグナルチェイサー」と「スティングスコーピオンプログライズキー」を取り出す。
悪魔リーダー「……?んだそれ」
滅がキーを持った右手を横に広げ、プログライズキー上部のボタン「ライズスターター」を押す。
【POIZON】
少女「……ポイズン?毒、だっけ……?」
滅がキーを起動する横で、チェイスはマッハドライバーの右部分「シグナルライディングパネル」を開き、手に持っている「シグナルチェイサー」を装填し、パネルを閉じる。
【シグナルバイク!ライダー!】
バイクのエンジン音が響き渡り、悪魔たちが警戒する。
そして、二人は息があったように「あの言葉」を言う。
二人「「変身!」」
チェイスは左腕を縦に、その前に横にした右腕を十字になるように重ねた後、両腕を円を描くように大きく開き、左腕を左腰に置き、右腕を右手が左胸の前に来るように動かし、そこから右側に伸ばす。
滅は「スティングスコーピオンプログライズキー」をフォースライザーの上部右側「ライズバイス」に装填し、すぐに「フォースエグゼキューター」を引き、プログライズキーの「キーコネクタ」を「エクスパンドジャッキ」で強制展開する。
【Forse Rize……StingScorpion!】 【チェイサー!】
フォースライザーからサソリの形をした機械「スコーピオンライダモデル」が出現し、そのライダモデルが尾の部分を滅に突き刺す。すると滅の体が紫色の素体に代わり、ライダモデルが滅をを包むように背中から滅を包み、ライダモデルが装甲の形となり、ゴムが伸縮するかのように張り付く。
その横でチェイスには小さなタイヤが二つ周囲を回り、装甲が形成されチェイスの身に付く。そして背中にタイヤ型の装置「ホイーラーダイナミクス」が装着される。
【Break Down……!】
悪魔リーダー「なんだよ、それ……」
天使リーダー「姿を変えた……?」
悪魔たちと天使たちが呆然する中、少女が何かを言う。
少女「…仮面、ライダー…?」
そう。彼らの名は「仮面ライダー滅」「仮面ライダーチェイサー」。
彼ら自身が生きていた世界からこの世界にきて、初めてその姿を見せた瞬間である。
滅「……」【アローライズ!】
滅がアタッシュケースが変形し弓になった武器【アタッシュアロー】を構える
チェイサー「頼んだ」
滅「いいだろう」キュィィィ……!
滅がアローのグリップ部分【ドローエクステンダー】を引き、エネルギーをチャージする。チャージを止めようと悪魔たちが魔弾を放とうとするが
チェイサー「させん!」
天使リーダー「彼の援護をするんだ!」
チェイサーの弾幕、天使たちの魔弾によって阻止され
滅「……!」ピヒュンッ!
チャージしきったのか、上空に向かって数発エネルギーの矢を放つ。上空に飛んだ矢は途中で分裂し、周囲の悪魔達に向かって雨のように降りそぞく。無論悪魔達も食らわないと防御のためのドームを張るが…
悪魔リーダー「グハッ!?この矢、貫通してきやがる!」
そう、悪魔達は基本的に防御行動をせず、その屈強な肉体で基本的に攻撃を防ぎ戦う脳筋戦法が主力。一部例外があるとはいえ、基本的には防御用の技能は最低限。展開したドームも魔力が少なく薄いのだ。
そのため、元々貫通能力を持つ矢が分裂し、何十も降ってくるのだから意味がない。
故にアローによる攻撃でほとんどの悪魔が再起不能になった。
悪魔リーダー「くそったれ、なんてやろ…!?」
チェイサー「はぁ!」
隙ができた悪魔リーダーに接近し近接戦をしかけるチェイサー。無論リーダーも対応するが
チェイサー「甘い!」
悪魔リーダー「グハァ!?」
大振りな攻撃を避け、連続してパンチを繰り出し何度も怯ませる。
悪魔リーダー「この俺様が、この【グレイズ】様が打ち負けるだと…!?」
チェイサー「ハァ!」
自分が負けていることに納得していないのか、もっと大振りな攻撃になり、大きな隙が生まれる。
そこにチェイサーがブレイクガンナーを、グレイズの腹筋部分に押し当てトリガーを引く。
グレイズ「グフォァ!?」
情けない声を上げて数歩後ろに下がり、膝をつくグレイズ。どうやら限界のようだ。
グレイス「ま、まだだ……俺にはこれがある!」
グレイズが魔法陣から何かを取り出す。それは斧状の武器……なんと【シンゴウアックス】を出した。
チェイサー「何?それは…」
グレイズ「この街に来た時に見つけてなぁ。見た目からしててめぇのその姿と似てるんでな、こうなりゃこれで…!?」
シンゴウアックスを振り下ろそうとするグレイズだが、突如シンゴウアックスが動かなくなる。
チェイサー「……!」ブゥゥゥンッ!
それに気づいたチェイサーが左手を前に掲げる。するとその目が光り、シンゴウアックスがグレイズからチェイサーへ渡る。
グレイズ「んなっ!?」
チェイサー「これがあるのなら、ライドチェイサーもこの世界に……」
シンゴウアックスがあることから、自分のバイクがあることを考えるチェイサー。
しかしすぐにグレイズを倒すために、シンゴウアックスの【シグナルライディングパネル】にマッハドライバーから取り出したシグナルチェイサーを装填し、【シンゴウプッシュボタン】を押して地面に突き立てる。
【ヒッサツ!マッテローヨ!】
グレイズ「はぁ……?」
滅「信号だと?」
少女「えぇ……?」
誰もがシンゴウアックスの機能に困惑する中、チェイサーは静かに赤信号が青信号になるのを待つ。
【イッテイーヨ!】
その音声と共に青信号となり、チェイサーはシンゴウアックスを地面から抜き、構える。シンゴウアックスの【ブレイクエッジ】部分に紫色のエネルギーが纏い始める。
グレイズ「んなもんで俺を殺せるかぁ!」
舐められていると何故か感じたのか、一直線に接近してくるグレイズ。そして…
【フルスロットル!】
チェイサー「ハァァァ!」
左斜め、そして横一文字に斧を振り下ろし、【アクロスブレイカー】を放つ。
グレイズ「グァァァァァァァァ!?」
威力の高さだからか、そのまま後ろの壁へ激突し、爆発するグレイズ。
あまりの威力に余波がチェイサーたちにも飛んでくるが、チェイサーと滅は気にもせず、少女は天使たちの障壁によって守られる。
そして爆発の影響が消え、煙が消え始めると、消滅しかけているグレイズが見える。
グレイズ「ぁーくそ、結局負けるのかよ……」
そう言うと、少女を見るグレイズ。
グレイズ「忠告だガキ。てめぇに起こる運命は、まだ始まったばかりだ……よく覚えてお…け…」
最後の言葉を言い終えたのと共に、消滅する。
滅「終わったようだな。」
チェイサー「あぁ。」
そう言い、お互いに変身を解除する。
【オツカーレ!】
変身を解除した二人が、その場から離れようとする。しかしそこに少女が話しかける。
少女「あ、あの!……仮面ライダー、なんですよね……?」
チェイス「そうだ。」
少女の問いかけに対して即答するチェイス。
チェイス「俺はチェイス、仮面ライダーチェイサー。人間を守ることを使命としてもつ、戦士だ。」
少女「……夢で見た通りだ。」
滅「何?どういうことだ?」
少女の発言に疑問をもった滅が少女に近寄る。
少女「ここに来る前に、夢を見て……その時に、黄色い飛蝗の人と赤い車の人に会って……」
二人「!!!」
二人のかつての仲間の特徴が挙げられ、驚く二人。
少女「なんだか、二人とも悲しい感じでお二方の特徴を言ってて…それで、今チェイスさんの言った台詞を聞いたんです。」
チェイス「そうか……進ノ介が……。」
チェイスが感慨深い雰囲気になっている横で、複雑な表情をしている滅。
滅「飛電或人が…俺のことを……」
少女「……あ、そうだ。早く、ここから移動しませんか?天使さん、ここはもう危険なんですよね?」
天使リーダー「えぇ、こうして精鋭の悪魔達を倒したとはいえ、あなたのことは知られています。いつ来てもおかしくありません。」
天使のリーダーがそう言うと、ふと思い出したかのようにチェイスと滅に自己紹介をする。
ラミル「申し遅れました。私は【ラミル】といいます。」
ラミルはそう言うと、三人に提案をする。
ラミル「先ほども言ったように、いつ悪魔達が襲来してもおかしくない状況です。その為、あなた方を現界まで護衛します。先ほどは情けないところをお見せしてしまいましたが、今度は我々が守ります。」
そう言い、天使たちは背中の翼を広げ、空に浮かぶ。そしてラミルが少女に手を伸ばし、少女はその手を掴む。手を掴んだ少女をそのまま空に浮かばせ、お姫様抱っこをする。
少女「え、えぇ!?」
天使「それではチェイス様と……そちらのお方、我々の手を」
チェイス「待て、少しいいか?」
仲間の天使がチェイス達に手を伸ばした時に、チェイスが止める。
天使「どうされましたか?」
チェイス「この街で、バイクを見なかったか?」
チェイスはシンゴウアックスがあったことから、自分のバイクである【ライドチェイサー】があるのではと考えいた。故に、天使にそう質問すると
ラミル「そういえば……街のはずれの小さな家にありましたね。おそらくですが、あなたのバイクでしょう。」
そう言うと、ラミルが手をかざし、魔法陣を出現させる。すると、そこから【ライドチェイサー】が出てくる。
チェイス「……ありがとう。」
ラミル「いえ、助けてくれたお礼……それでも足りないほどです。」
ラミルがそう言っている横で、ヘルメットを被りライドチェイサーのエンジンをかけるチェイス。
ちゃんとエンジンがかかり、走行できると確認したチェイスは、ライドチェイサーに乗り滅にヘルメットを投げ渡す。
滅「…っ!これは、ヘルメットか。」
チェイス「あぁ。人間のルールでは、バイクに乗るときはそれを被らなければいけないというとのことだ。後ろに乗れ。」
滅が頷き、ヘルメットを被り後ろに乗る。
ラミル「では案内します。」
~移動中~
~ゲート前~
チェイス「このゲートに入れば、この世界の日本にいけるんだな。」
ラミル「えぇ……しかし、チェイス様たちが異世界からの来訪者だとは思っていませんでした……。」
道すがら、チェイスたちは自分たちのことを話していた。何せここがどこで、何が起きているのかすらまともに知らなかったのだから。
少女「ロイミュード…ヒューマギア…そして仮面ライダー……。」
滅「かつて俺は人類の敵だったが、この世界に来る前には仲間になっていた。だが……。」
滅が苦い表情をする。マスブレインシステムによって生まれた仮面ライダー滅亡迅雷。滅亡迅雷が行った数々の戦闘、そして不破諌こと仮面ライダーバルカンとの決着。
これらを滅は、この世界に来る前に、とある視点から見せられていた。
チェイス「それを忘れろとは言わん。だが、今は今できることをするべきだ。そうだろ?」
滅「………あぁ。そうだな。」
そう頷き、ゲートに入ろうとする三人。
ラミン「あ、そうだ。このゲートの先で我々天使の協力をしてくれている人間がいます。彼らに私の名前を言えば、話を聞いてくれます。おそらく、彼女の家族もそこに。」
少女「ホントですか!?」
ラミルの発言に少女が喜びの声を上げる。
ラミル「我々は悪魔達の進行を止めに行きます。そちらの方は頼みます。チェイス様、滅様。」
チェイス「わかった。」
そして、三人はゲートに入り、「日本」へと降り立つ……。
~日本 美東神社~
三人が下りた先は、どこかの神社の境内のようだ。チェイスたちが周囲を見渡すと看板があり、「美東神社 境内案内図」と書いてある。どうやら少し大きい神社のようだ。
少女「人、いませんね……空を見る限り、早朝ぐらいの時間ですけど……。」
チェイス「少し歩くぞ。入口までいけば誰かいるかもしれん。」
チェイスが先頭で歩き、その後ろに少女、殿に滅といった順になって進む。
~移動中~
~美東神社 入口~
入口まで歩いた三人。すると、人の声が聞こえてくる。
チェイス「…!どうやらいるようだ。」
すると、チェイスの声が聞こえたのか、三人の元へ数名ほど大人が来る。
大人「君たちは、一体……?」
チェイス「お前たちが、ラミルの言っていた協力者か?」
大人達「!!!」
チェイスがいったラミルの名前に反応し、戸惑う大人達。
しかし、その中から巫女の容姿をした女性が出てくる。
巫女「もしや、あなた方は冥界から……?」
チェイス「あぁ。その身なり、人間たちのリーダーだな?」
そうチェイスが言うと、巫女は頷く。
巫女「はい。私は「
チェイス「そうだ。だが詳しい話は後でする。まず彼女を家族の元へ渡してくれ。」
そう言い、チェイスは少女を自分の前に立たせる。
歩美「そうですね……では
望結「!!!」
家族がいることを知った望結が走り出していく。それを追いかけるように歩美以外の大人たちが走っていく。
滅「お前は行かなくていいのか?」
歩美「えぇ。あなた方のことと、冥界で起きていたことを教えてほしいのです。立ち話もなんですから、こちらに」
~縁側~
歩美「……そうですか、冥界でそんなことが……。」
冥界で起きていたことを知り、驚く歩美。
歩美「それに、望結さんの予知夢にいたという仮面ライダーが、あなた方だったとは…。」
チェイス「彼女の夢に出ていたのは俺たちではないがな」
歩美「それはわかっています。ですが……彼女を助けていただきありがとうございます。」
座っていた縁側から立ち、礼をする歩美。
歩美「改めて説明します。この世界では、悪魔がこの現界に侵略せんと彼女を含めたコアを持つ人間を探していました。そのために、悪意を持つ人間に憑依して現界に現れていました。ラミル様も含めた天使の皆様は、そのことを我々に教えてくださりました。そうして悪魔の企みを阻止すべく、私をリーダーとした組織《ガーディアンギルド》を立てました。しかし……」
歩美が悲しげな表情をし、話を続ける。
歩美「我々はあくまで彼女を含むコアを持つ者たちを保護するのが目的。我々は、悪魔に対抗する力を持っていなかったのです。そのため、最終的には天使の皆様に彼女を渡しましたが、結果はこのようになってしまった……悪魔は天使すら超えていたのです。しかし……そこにあなた方が来ました。」
歩美が二人の足元で跪く。
歩美「あなた方が持つ《仮面ライダー》の力は悪魔達を倒すことができる力です。身勝手ではありますが、どうかお力を貸していただけませんでしょうか……?」
歩美が顔を上げる。その顔は、二人に任せっきりになってしまうことを悔いている顔であった。
滅「……そもそも俺たちは、人間ではない。俗にいうロボットだ。それに、俺たちは元いた世界で人間でいう「死」を体験した。」
チェイス「だが、俺の使命は《人間を守る》ことだ。それは滅も同じだろう。悪魔達は人類を滅ぼすといった。ならば……」
二人が縁側から立ちあがり、チェイスが歩美に手を差し出す。
二人「俺たちは、仮面ライダーとして、人類を守るために戦う。」
歩美「……ありがとう、ございます……!」
そして、年月が経ち………
~長野県 茅野市~
とある日、茅野市で大規模な爆発事件が起きた。警察や消防が調査しても、原因が分からないとされ、市は混乱に陥る。他の市や他県でも同じ原因不明の事件・事故が相次いで発生しており、市民は大混乱する。その事件は、天然のコアを持つ人間を見つけんと、人工的に作られたコアのエネルギーによって現界に降りた複数の悪魔が起こしたのである。
事件が起きた日の深夜。静まり返った街の中を、悪魔達が手分けしてコアを持つ人間を探していた。
悪魔「だぁーくそ、全然見つかんねぇじゃねーかよ。ホントにこんなんで見つかるのかよ…?」
そう愚痴を言いながら、照明が消えた家の窓等から家の中を見て、コアを持つ人間がいないかどうか探す悪魔。
そうして悪魔が周囲の警戒を怠った瞬間、悪魔の背中に痛みが走る。
悪魔「ゴボバッ!?」
背中の痛みで前に倒れそうになるが、根性で耐える悪魔。そして後ろを振り向き…
悪魔「………!?お、お前…!」
悪魔の後ろに立っていたのは、紫色のライダージャケットを着ている、無表情の人間……チェイスがいた。
悪魔「な、なんでここにいる……!?お前は確かキョウトってとこにいるはずだろ!?」
悪魔がヒステリックに叫ぶ。
チェイス「確かに京都で調査をしていた……だが、この街でお前たち悪魔が行動していることを確認してここに来た。」
悪魔「ふ、ふざけんな……!こんなとこで死んでたまるか!」
そう言い、その場から逃げようとする悪魔だが
滅「ハッ!」ザシュゥ!
悪魔「グヘッ!?」
目の前にいた滅に刀で斬られ、後ずさる。
悪魔「なんだよお前らは……一体なんなんだよぉ!」
そう叫びながら、自らの武器である金棒を魔法陣から出す悪魔。
チェイス「……どうやら詳しくは知らないようだな。」
滅「そうらしい、行くぞ。」
二人はそれぞれのベルトを装着し、懐からアイテムを取り出す。
二人「「俺たちは、仮面ライダー。人類を守る、戦士だ!変身!」」