転生?憑依?したら鹿目家の長男になってた   作:餡 子太郎

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「やぁ、来てくれてありがとう。今回はギャグが少ないと思うからシリアスな展開になると思うよ。相変わらず作者はシリアスが書くのが下手みたいだね、やれやれ、全く上達してないんだから......、それじゃあ行ってみようか」

「僕と契約して、魔法少女..........」クザッ

仁美「あら?何か当たりました?」⇦弓道の練習(原作ではやってない...と思う)


魔法も奇跡もあるが頼るんじゃねぇ

 

〜病院〜

 

龍騎「えぇと、上条......、上条......、あった」

 

俺は昨日のリベンジで上条の見舞いに来ていた。今日は早めに学校から来れたし、多分リハビリがあったとしても少しなら話す機会がある筈だ。

 

龍騎(にしても......、やっぱり俺の憶測は当たってたか......)

 

そんな事を心の呟きながら昨日のほむらとの会話を思い出す。

 

 

 

〜昨日・ほむホーム〜

 

ほむら「それで、貴方の考えた憶測というのは?」

 

龍騎「まずソウルジェムだ、名前を翻訳したら『魂の宝石』俺が気になったのは『魂』だ。もしそれが本当に魂そのものだったら、紛失又は破壊された場合、その持ち主は死を意味する.........。どうだ?」

 

ほむら「.........中々鋭いのね、その通りよ。ソウルジェムが破壊されたら魔法少女は死ぬわ。それだけじゃない、持ち主から半径100メートル離れると身体が動かなくなるわ」

 

.............つまり幽体離脱みたいなものか。

 

龍騎「次にキュキュットの事だ、あいつには謎が多過ぎる。正直俺としてはただの詐欺師とグス野郎にしか思えない」

 

ほむら「キュキュット?.........キュウべえの事ね。確かにキュウべえの目的なんてあいつから話す訳が無いものね」

 

龍騎「知ってるのか?なら教えてくれ.....」

 

ほむら「...............................宇宙の存命よ」

 

.............................................................はい?

 

龍騎「えっと.........、どう言う事だってばよ?」

 

ほむら「キュウべえ、もとい『インキュベーター』は早い話し宇宙人よ。奴等は感情をエネルギー転換できる技術を発明し、その技術と抽出したエネルギーで宇宙のエントロピーの問題解決に役立てようとしたが、肝心の彼ら自身は感情を持たない種族であったため、別の種族にこの技術を応用しようと考え、地球人類に目をつけた」

 

龍騎「すまん、エントロピーって何?」

 

ほむら「熱力学の事よ。増大する宇宙のエントロピーを引き下げる為、地球の第二次成長期の女性の魂をソウルジェムという宝石に加工し、然る後に少女の希望の感情から絶望の感情によりソウルジェムがグリーフシードに転化する際に発生するエネルギーを回収することが目的......」

 

じゃあ、ソウルジェムが黒く濁り切ると魔女になっちまう訳か......。幾ら宇宙の為とは言え、とんでもない野郎だな......。

 

龍騎「それを解決するにはインベーダーを一匹残らず駆逐すれば良いのか?」

 

ほむら「無駄よ、仮に殺したとしても直ぐに別のインキュベーターがやって来て回収されるわ。貴方で言うなら残機が減らないって所かしら?」

 

うわっ面倒くさいな........、なら一匹貰ってもバチ当たらないのでは?ストレス解消用サンドバッグとして。

 

龍騎「じゃあどうすれば良いんだ?」

 

ほむら「.........まず一つは、まどかの魔法少女になるのを阻止する事。彼女はどの魔法少女より才能を持っている事、そして私が彼女を救う目的でもある」

 

龍騎「.........それは俺も同じだ、次は?」

 

ほむら「二つ目......、最強の魔女『ワルプルギスの夜』の討伐よ」

 

龍騎「最強の魔女...........」

 

ほむら「この二つをクリアすれば、全てが終わる......。でも、此処までの道のりは決して簡単じゃない。貴方にとっても.........」

 

龍騎「ほむら、俺言ったよな?俺を利用しろと」

 

ほむら「.........っ」

 

俺がそう言うと、ほむらの口が閉じた。

 

龍騎「お前はお前の目的を果たせば良い、俺もお前の駒として動く......。例え100人のうち1人が犠牲になれば世界が救われるなら、俺がその1人になってやるよ」

 

ほむら「............余程自信があるのね」

 

龍騎「腐ってても神様やってたからな.......、この後起こるイベントは何だ?」

 

ほむら「...............美樹さやかが魔法少女になる。上条恭介の腕を治す願いで」

 

 

 

〜現在〜

 

龍騎(とは言ってたけど、さやかの奴がどんな形で契約するのやら......)

 

俺は少し不安になりながらも上条の居る病室へと向かう。どうやらさやかが魔法少女を防ぐ事は既に手遅れらしい......。

 

龍騎「やってみなくちゃ分かんねぇだろ......、運命に従わせるかよ......」

 

そんな事を呟きながら病室へ着くと、さやかの声が聞こえた。どうやら既に先客が来ていたようだ。俺が覗いて見ると、さやかが手にしていた物はクッキーが入った紙袋だった。そして上条の側に置いてあったCDを手に取ろうとした時、

 

恭介「ねぇ......、さやかは、さ.........、僕をいじめてるのかい?」

 

さやか「え?」

 

龍騎「は?」

 

今日の上条は様子がおかしい......、一体どうしたんだ?

 

恭介「嫌がらせのつもりなのか?何で今でも音楽なんて聴かせるんだい?」

 

さやか「そ、それってどう言う.........」

 

恭介「もう聴きたくないんだよ!自分で弾けもしない曲なんて!」

 

さやか「!?」

 

龍騎「ちょ!?」

 

何故か上条が一枚のCDを持った途端、物凄い勢いで殴ってぶっ壊した。その所為で腕から血が流れていた。

 

いやいやいやちょっと待って!?どう言う状況これ!?何か修羅場ってますけど!?ってか喧嘩してんの!?取り敢えず上やん落ち着け!!

 

さやか「ちょ、ちょっと止めて!大丈夫だよ!きっと治るよ!諦めなければ........」

 

恭介「諦めろって言われたのさ」

 

龍騎「................!」

 

恭介「今の医学ではどうしようも無いって........、ヴァイオリンは諦めろってさ.......、動かないんだ......、もう.........」

 

さやか「そんな............」

 

龍騎「...............」

 

そうか......、そう言う事か..........、

 

お前は所詮、その程度だったって訳か。

 

恭介「奇跡か、魔法でも無い限り...........」

 

さやか「あるよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さやか「奇跡も、魔法も、あるんだよ!」

 

龍騎「確かに奇跡も魔法もあるが、そんなもんに頼ってんじゃねぇよ」

 

ドガッ!

 

恭介「うぐっ!?」

 

さやか「お兄さん!?」

 

俺は病室の中へと入っては上条の顔面に思いっきり殴り、胸倉を掴んだ。

 

龍騎「何で俺が殴ったか......、分かるか?」

 

恭介「お兄さん.........?」

 

龍騎「はっきり言って見損なった、お前がそんなに臆病な奴だとは思わなかったよ」

 

恭介「.........貴方に何が分かるんですか......、ヴァイオリンは僕にとって全て何です!それなのに諦めろって言われてリバビリしても意味が無いじゃないですか!」

 

龍騎「まるで負け犬みたいなセリフだな、弱い犬ほどよく吠えるってのはまさにこの事だな」フッ

 

恭介「っ!」ギリッ

 

俺が鼻で笑うと上条が睨みつける。おっと、お前にそんな事する権利なんて無いんだぜ?

 

龍騎「悔しいか?俺にこんな事言われて......、それがお前の弱さだよ」

 

恭介「え.........?」

 

龍騎「医者に諦めろって言われてそこで諦めるのか?お前が全て捧げて来たヴァイオリン人生はその程度って訳、何で諦めるんだ!!」

 

そう言って俺は上条の胸倉を掴んでいた腕を曲げて出来るだけ近くに顔を近づけた。

 

龍騎「お前は其処で諦めるのか!?このまま終わって良いのか!?治らないからって運命に従うのか!?どうにかしようと思わないのか!?」

 

恭介「......じゃあどうすれば良いんですか!?こんなボロボロな身体で、何が出来るんですか!?」

 

龍騎「甘ったれた事言ってんじゃねぇ!!生まれた頃から目が見えない人だって居るし、足が動かねぇ人だって居るんだぞ!?お前より辛い思いしてる人が数え切れない程居るんだぞ!?お前だけ特別扱いしてんじゃねぇ!」

 

恭介「!」

 

龍騎「運命に従うな!抗え!そして勝て!医者の言葉なんて間に受けるな!腕が動かないだ?日常生活に支障は無いんだろ?だったら動かせるようになるまで諦めんなよ!人生何が起こるか分かんないんだから現実から逃げるな!」

 

恭介「う......うぅ.........」

 

龍騎「メソメソ泣いてんじゃねぇ!男だろ!もう一度ヴァイオリンを弾きたいなら死に物狂いで治せ!お前も男なら覚悟を決めろ!」

 

そう言って俺は上条をベットに叩きつけるように突き飛ばした。息を整えていると隣に居たさやかが涙を流して居た、俺がこの世界でブチギレたのは初めてかもしれないな......。

 

龍騎「.........俺は今のお前も認めない。一人の男としても、天才ヴァイオリニストとしてもな。悔しかったら自力で治してみせろ、お前にそんな覚悟と勇気があればの話しだがな.........」

 

そう言って俺は病室から出る事にした。此処に居ては色々と迷惑が掛かると思ったからだ.......、既に迷惑掛かってるけど........。

 

恭介「うっ.........、うぅ...........」

 

さやか「恭介.........」

 

恭介「............悔しいよ」

 

さやか「......え?」

 

恭介「お兄さんの言う通りだ......、僕は......、上条恭介って男はこんなにも小さい男なんだなって..........、思い知らされたよ......。何も悪くないさやかに八つ当たりして......、動かないって聞いて時に受け入れられなくて.........、本当にごめん.........」

 

さやか「......ううん、気にしないで」

 

恭介「僕は......、男としても、ヴァイオリニストとしても、何もかも失格だ.....。お兄さんに言われて、悔しかった。でも言い返せなかった........」

 

さやか「恭介.........」

 

恭介「.........リバビリ、頑張ってみるよ」

 

さやか「.........え?」

 

恭介「このまま、お兄さんに言われ続けるのは......、嫌だから......。覚悟を決めなくちゃいけないんだと思う......、悔しいけど、僕も男なんだなって......」

 

さやか「.........大丈夫だよ!恭介なら出来る!私応援するから!」

 

恭介「......良いのかい?あんなに酷い事を言ったのに......」

 

さやか「もう気にして無いよ、頑張ろ恭介!」

 

恭介「さやか......、ありがとう......」

 

さやか(私も、頑張るから.........)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜病院・外〜

 

ほむら「で、そのまま院長に怒られて追い出された、と?」

 

龍騎「おまけに一ヶ月出禁を食らったでごさる」

 

ほむら「その場に居た美樹さやかとの会話もしてないと........」

 

龍騎「ほんっっっっっとに申し訳ございません!!」

 

あの後病院から出た(追い出された)俺はほむほむに説教されていた。帰ろうした途端、廊下でスタンバってた院長が俺の肩を掴んで別の部屋まで連れてこられて、患者(上条)を殴った事、近所迷惑が原因で一ヶ月出禁を食らってしまった。あんな事をして警察沙汰にならないとかこの世界は結構甘いんだな.........。

 

ほむら「......はぁ、どちらにせよ美樹さやかは魔法少女になるわ。確実に」

 

龍騎「あの時上手く説得してればなんとか出来たと思うか?」

 

ほむら「少なくとも可能性はあったでしょうね、低い確率だけど」

 

畜生......、いきなりあいつが騒ぎを起こすからいけないんだ。全部上条の所為だ、上条が悪い!

 

龍騎「.........尻拭いはします。なので見逃して下さい......」

 

ほむら「..........ならこれから現れる魔女を倒して貰おうかしら。勿論、貴方一人で」

 

龍騎「あ、はい。ちなみに何処へ?」

 

ほむら「魔女の魔力を感知出来るんでしょ?なら自分で何とかしなさい」

 

龍騎「畜生めぇ!!」

 

そう言って俺は全力疾走で病院から離れた。

 

 

 

 

〜街中〜

 

龍騎「くそっ、何処に居るんだよ.......」

 

あれから走り出したから既に日が暮れようとしていた。本当に現れるのかよ......、何て思ってたらとある二人組を見つけた。

 

龍騎「........蓮子?それにメリー?」

 

何故二人が居るのか分からなかった。蓮子もメリーも隣町に住んでる訳だし......。

 

龍騎「おーい蓮子、メリー」

 

蓮子「あれ?龍騎じゃん。どうしたの?」

 

龍騎「いや、それはこっちのセリフ........!?」

 

俺は蓮子の首に何かある事に気づくと、それは見覚えのある形をした痣であった。

 

龍騎(魔女の口づけ......!じゃあこの近辺に居るのか!?)

 

メリー「そうだ、龍騎も一緒に行かない?」

 

龍騎「......行くって何処へ?」

 

蓮子「少し進んだ所に廃棄された工場があってね、儀式が行われるんだ」

 

龍騎「儀式?」

 

蓮子「うん、なんでも()()へ行けるらしいよ」

 

龍騎「!?」

 

蓮子の衝撃発言により、俺は驚きを隠せないでいた。尚更こいつ等を行かせる訳に行かない!

 

龍騎「駄目だ!それは儀式なんかじゃない!目を覚ませ!」

 

メリー「?何を言ってるの?」

 

龍騎「お前達、操られてるんだよ!そんな形で人生を終わらせて良いのかよ!?」

 

蓮子「大丈夫、私達三人で逝けば何も怖くないよ」

 

龍騎「蓮子......」

 

メリー「どんな事があっても、私達は一緒よ」

 

龍騎「メリー......」

 

俺は二人を止めようと押さえるが、二人はお構いなしに俺を押し返してくる。くそっ、こんなの一人じゃどうしようも無いぞ......!なんて事を思ってたら突然地面から黄色いロープみたいなのが生えてきて、二人を拘束する。

 

龍騎「これは......」

 

マミ「龍騎さん!」

 

マミがこちらへ走って来た。恐らくこのロープのもマミのだろう。

 

龍騎「すまんマミ、この二人を頼めるか?俺は魔女をぶっ潰す!」

 

マミ「え、えぇ......、この方はお知り合いで?」

 

龍騎「俺の大切な仲間の一人だ、この二人を操った事を後悔させてやる」

 

そう言って俺は工場へ走り出す。向かってる途中に、工場への方向へ進んで行く通行人達が居たが殆どが魔女の口づけの被害に遭っている人達だった。

 

龍騎「!あれか!」

 

ようやく辿り着いた俺は工場の中へ入ると......。

 

龍騎「なっ................」

 

さやか「あ、遅かったじゃん。お兄さん」

 

まどか「お兄ちゃん.........」

 

まどかと謎の格好をしたさやかの姿だった............。




どうもです、餡 子太郎です。

いかがでしたか?

ヒロインどうしよう......、正直迷ってます......。

誤字脱字、アドバイス等よろしくお願いします。

次回もよろしくお願いします。
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