転生?憑依?したら鹿目家の長男になってた   作:餡 子太郎

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どうもです

今回はいろはちゃんの魔女戦です。

それではどうぞ。


砂場の魔女

 

龍騎「さぁ、始めよう。本当の戦いってのをな」

 

青龍刀に火を纏わせてニヤリと軽く笑うと、俺から攻撃を仕掛ける。

 

龍騎「はあぁ!」

 

?「くっ...」

 

龍騎「おらっ!」

 

?「なっ!?」

 

先に俺が青龍刀で斬りかかるが、魔法少女は槍を盾にして攻撃を防ごうとしたが、俺は瞬時に左足で魔法少女を蹴り飛ばした。流石の蹴り技に警戒していなかったのか、あっさりと吹っ飛ばされた。

 

?(あんな態勢で良く蹴りに移せるわね...)

 

龍騎「考え事とは随分と余裕だな」

 

?「!?」

 

俺は魔法少女の懐に入り込むと、魔法少女の腹部に正拳突きしてアッパーカット、払い蹴り、青龍刀での一閃のコンボで攻撃を仕掛ける。こいつ、肉弾戦には向いてないな........。

 

?「はぁ!」

 

龍騎「甘い!」

 

次に魔法少女が槍で攻撃を仕掛けると、俺は青龍刀で受け止めるが、魔法少女の持っていた槍が突然水に変化して、青龍刀からすり抜けると再び槍の形となる。

 

?「これで!」

 

龍騎「詰めが甘い!」

 

魔法少女が槍を振り下ろすが、俺は態勢を低くして魔法少女の足に向かって払い蹴りすると、魔法少女ばバランスを崩す。俺はその瞬間を見逃さずに青龍刀で吹き飛ばした。

 

?「はぁ...、はぁ...」

 

龍騎「まさか、この程度か?環にはあんなにデカい口叩いてこの実力なんて........、案外神浜の魔法少女ってのは強くないんだな」

 

?「っ!」

 

龍騎「悔しいか?余所者にコケにされてはボッコボコにされてよ。今度はお前のプライドをへし折ってやろうか?」

 

?「くっ........(強すぎる........!これが見滝原の龍騎士の実力........)」

 

「ちょっと待てええ!!」

 

龍騎・?「「!?」」

 

すると、上空から聞き覚えのある声が聞こえると、俺と魔法少女の間に大剣のような物を振り下ろした。俺と魔法少女は咄嗟にその場から離れると、大剣を持っていたのは十咎だった。

 

いろは「ももこさん!?」

 

龍騎「何でお前が居るんだ?」

 

ももこ「いやはや、追ってきて正解だったよ。ってか龍騎さんやり過ぎ!やちよさんボロボロじゃない!」

 

龍騎「いや、喧嘩売ってきたのあっただし」

 

ももこ「だっても何もあるか!」

 

龍騎「あいてっ!」

 

十咎がツッコミと同時に拳骨を喰らわせた。地味に痛い...。

 

龍騎「ってか、こいつ知ってんのか?」

 

ももこ「........まぁね」

 

やちよ?「私はこの町に無駄な死体を増やしたく無い...、それだけよ」

 

ももこ「はっ、よく言うよ。大方、魔女の数が減るからだろ?町に魔法少女が増えりゃ、個人のグリーフシードの取り分も減るからな。だから調整屋も紹介しないで力技で追い出そうとしてる」

 

まるで一年前の佐倉みたいな奴だかこいつ。

 

やちよ?「........いい加減誤解されるのも気分の良いものじゃないわね」

 

その割には俺にボコられてたけどな

 

やちよ?「其処の貴女、小さなキュウべえって何処で見かけたのかしら?」

 

いろは「えっと........、あの砂場の魔女の結界です」

 

突然やちよ?と呼ばれた魔法少女はいろはに槍を向けて質問すると、いろはは若干怯えながら答える。

 

やちよ?「そう、それじゃあこうしましょう。砂場の魔女を先に倒したら実力を認めるわ。ハンデとして私は一人、そっちは三人で構わないわ。これでどうかしら?」

 

いろは「え!?そんな勝手に........!」

 

いや、寧ろ好都合だ。俺か十咎で魔女を倒して、環がちっこいキュウべえを探し出せば良い。

 

ももこ「よし乗った!」

 

いろは「ええええ!?」

 

龍騎「ま、そう言う事だ。それにあの魔法少女に認めて貰えれば、ゆっくりと調べ物も出来るだろ?」

 

いろは「........分かりました、やります!」

 

意を決していろはは参加すると言うと、魔法少女の姿になる。それから俺達は砂場の魔女の捜索を開始した。

 

 

〜数分後〜

.

いろは「...ありました、此処です」

 

三十分ぐらい掛けて、遂に魔女の結界らしきものを見つけた。まさかマンションの屋上にあったとはな........。

 

ももこ「また随分と奥に隠れたな」

 

やちよ?「複数の魔法少女に狙われたら魔女だって流石に逃げたくなるわよ。さっきは小物一匹だから気が大きくなったんじゃない?」

 

いろは「小物........」

 

やちよ?「取り敢えず、その分のハンデは付けたつもりよ。ももことその龍騎士で頑張りなさい。強くなった実力とやらを精々発揮してね」

 

ももこ「いちいたムカつく言い方だな」

 

やちよ?は環を煽るかのように言うと、十咎は少しイラついた様子で返事を返す。何かやちよって奴........、あいつに似ているな........。

 

『正直に言う。俺は今まで、心の底から共と呼べる奴が居なかった...。最初は欲しいとは思わなかったがな......。だが、お前は......、出会って来た中で、唯一の友と......、呼べるのかもしれない』

 

いろは「........龍騎さん?」

 

あいつの事を思い出してたら無意識のうちに笑っていたようで、環に声を掛けられた。おっと、思い出に浸ってる時ではないな。

 

龍騎「悪い悪い、昔にお前と同じような奴に似ててな。........行こう、どちらにせよ魔女を倒す事に変わりはない」

 

いろは・ももこ「はい!(ええ!)」

 

そう言って俺と環と十咎は魔女の結界の中へと入っていく。後ろに居るやちよ?は俺達が結界内に入ってくのを見届けた。

 

 

〜魔女の結界内〜

 

ももこ「兎に角一直線に魔女の所へ向かおう!」

 

いろは「は、はい!」

 

龍騎「了解」

 

魔女の結界内に侵入した俺達は、魔女の元へ向かう中、大量の使い魔が太立ち塞がる。

 

龍騎「盛大なお出迎えだな」

 

いろは「背中は任せて下さい!援護します!」

 

ももこ「あぁ!アタシは一気に突破口を開く!」

 

いろはの援護射撃で俺と十咎は近接武器で使い魔を切り裂く中、やちよ?が俺達の横を通り過ぎていく。

 

やちよ?「お先に失礼するよ」

 

龍騎「させねぇよ?」

 

俺はやちよ?に向かって青龍刀を投擲すると、やちよ?は槍で青龍刀を弾くが、俺はやちよ?の懐に入り込み、回し蹴りを放ち、吹き飛ばす。

 

やちよ?「貴方........!」

 

龍騎「お前の邪魔をしちゃいけないって言ってないだろ?」

 

やちよ?「くっ........」

 

 

 

〜いろはside〜

 

ももこ「ひゅ〜、かっこいい。やっぱ彼が味方になってくれて大助かりだね」

 

いろは「はい........っ!?」

 

私とももこさんが使い魔を倒してる中、私は一つのものを見つけた。それは、私が求めていた小さなキュウべえだった。

 

いろは「いました!小さなキュウべえ!」

 

ももこ「いろはちゃん!今は魔女を狩る事が優先だよ!」

 

いろは「でも私はあの子に会いに来たんです!あの子と話しする事が出来れば........」

 

ももこ「そりゃあちょっと楽観的過ぎるよ、いろはちゃんの願いが関係してるかも知れないけどさ........」

 

龍騎「環!」

 

ももこさんが言ってる途中に、横からやちよ?さんと言われた魔法少女と戦ってる龍騎さんが声を掛けて来た。

 

龍騎「お前はただ自分の信じるものの為に戦えば良い!他人が何言われようが自分の決めた道だろ、だったら覚悟決めろ!」

 

っ!そうだ........、私はこの小さなキュウべえに用があってきたんだ........。だったら迷ってる暇は無い!そう思った私は小さなキュウべえに手を差し伸べると、小さなキュウべえは片足を上げて指を指すようにジェスチャーする。

 

スモールキュウべえ「キュッ、モッキュ!」

 

ももこ「?どう言う事なんだ?」

 

いろは「案内してくれるの?」

 

スモールキュウべえ「モッキュ!」

 

やちよ?「っ!」

 

龍騎「あっ、待て!」

 

龍騎さんの隙を突いて、小さなキュウべえが指を指した方向にやちよ?さんは全速力で向かって行き、龍騎さんも後を追って行く。

 

いろは「私達も行きましょう!」

 

ももこ「まぁちゃんと魔女の所へ辿り着く保証は無いけどな、でも普通に戦ってたんじゃやちよさんきは追いつけないしね、此処は一つ、賭けてみるか!このチビスケに!」

 

いろは「はい!」

 

それから小さなキュウべえの後を追って進むと、魔女が居るであろう最深部の入り口に辿り着いた。

 

いろは「着いた........」

 

ももこ「この先は魔女のプライベート空間だな、半信半疑だったけど、本当に案内してくれるとはね........」

 

いろは「私達一番乗りですか........?」

 

ももこ「多分ね、追いつかれる前に乗り込むよ!」

 

いろは「はい!」

 

私達は最深部の入り口に入って行くと、遂に魔女の姿を見つけた。これがこの結界の魔女........!

 

やちよ?「あら、遅かったのね」

 

魔女の近くにはやちよ?さんが居た。でも龍騎さんの姿が見当たらない。何処へ行ったのかな........。

 

ももこ「冗談キツいぞ...、いくら何でも早過ぎる...。ってか龍騎さんはどうした!?」

 

やちよ?「さぁ?道に迷ってるんじゃないかしら?」

 

う、嘘........。龍騎さんが居ないとなるとちょっと心細いよぉ........。

 

やちよ?「でも彼が居ようが結果的には、私の勝ちね。だけど特別にもう一度チャンスをあげるわ」

 

いろは「えっ」

 

やちよ?「貴女一人で魔女を倒さない、そうすれば実力を認めてあげるわ」

 

........私一人で魔女を倒す。これを引き受けてなければ、この町で調べ物も出来なくなる以前に、此処に来る事も出来なくなる。

 

いろは「やります!私、魔女を倒さてみせます!」

 

勇気を振り絞って声を出す。

 

やちよ?「そう、なら見せて貰うわ。神浜の魔女一筋縄ではいかないわ」

 

ももこ「頑張れよいろはちゃん!」

 

いろは「はい!」

 

ももこさんも応援してくれている、なら期待に応えないと!私は左腕にあるボウガンを構えると、魔女は砂嵐を起こして攻撃して来た。私は砂嵐に注意しながらボウガンの矢を発射、魔女の顔面に当たると、魔女は弾幕を展開して反撃してくる。

 

いろは「くっ........!はあああっ!!」

 

もう一度魔女の顔面に向けてボウガンを発射するが、魔女の顔面が砂に打ち込んでるみたいで効いてる感じが全然しない。それに砂嵐が邪魔して急所が狙いにくい。何とか当てても風で威力が押されちゃうし........。

 

いろは「だったら!」

 

私は魔女の頭上を狙ってボウガンを発射した。

 

ももこ「!?空に矢を!?」

 

いろは「届け........!ストラーダ・フトゥーロ!」

 

空に放った矢が、魔女の頭上に伸びて行くと、其処で矢が分裂して雨のように魔女にダメージを与える。そして魔女は徐々に姿を消していき、魔女の結界は消滅した。

 

ももこ「やったいろはちゃん!」

 

いろは「はい!やっちゃいました!」

 

ももこ「どうだやちよさん!いろはちゃんだってやれば出来る子なんだよ!」

 

ももこさんとハイタッチすると、やちよ?さんははぁ、と小さく溜め息を吐いた。

 

やちよ?「どうしてももこが得意気になってるんだが........。実力は認めるわよ、最初から大丈夫だろうとは思ってたしね」

 

と言う事は........、魔女を譲ってくれた?

 

ももこ「そう言って人を弄んでた癖に!」

 

やちよ?「別に弄んでなんかないわ。ただ、目的があっただけ」

 

いろは「目的?」

 

やちよ?「えぇ........、ちょっといじめ過ぎたよかしらね。この小さなキュウべえは私の前に現れてくれないから」

 

いろは「!?」

 

何でだろ........、嫌な予感がする........。

 

やちよ?「気がついたら神浜市ならいつものキュウべえは消えていて、この子しか存在しなくなっていた。イレギュラーな存在........、どう考えても危険な因子にしか思えないのよ」

 

そう言ってやちよ?さんは槍を展開する。ま、まさか!?

 

いろは「ももこさん!」

 

ももこ「しまっ...」

 

やちよ?「遅い!」

 

やちよ?さんはももこさんに攻撃をして気絶させると、小さなキュウべえは私の後ろに怯えて隠れる。

 

やちよ?「これで、ようやく消せるわ」

 

いろは「やめて!この子が...この子が何をしたって言うんですか!?」

 

やちよ?「これからするかもしれないでしょう?リスクは早めに排除するものよ」

 

そう言ってやちよ?さんは小さなキュウべえに向かって攻撃するが、私が小さなキュウべえを抱きしめて盾になる、やっと見つけた手がかりなのに、あの子は........、あの子は私の大切な子かもしれないのに........!

 

やちよ?「そいつに関わると碌な事にならないわ、離さないと貴女まで串刺しになるわよ」

 

いろは「嫌です!絶対に離しま........!?」

 

すると急に小さなキュウべえが光だし、意識が朦朧とする。小さなキュウべえを抱きしめてから、何か...溢れて来る........。

 

 

 

 

 

『お姉ちゃん!今日も来てくれたんだね!』

 

お姉ちゃん........?

 

『あーあ、早く元気になってお姉ちゃんと学校に行きたいなぁ』

 

ずっと入院してるこの子...、私、何処かで...。

 

『お姉ちゃん...、息が...っ、うぅ...』

 

私...、知ってる...。あの子の苦しそうな顔も...、嬉しそうな顔も...。全部...。あの子、あの子の名前...、なんだっけ........。懐かしくて愛おしいあの響き...。

 

『お姉ちゃん........、私、本当に........、退院出来るの.....?』

 

いろは「出来るよ!うい!」

 

うい........?うい........、そう、ういだ!

 

ずっと入院していて、身体が弱くて、今にも消えてしまいそうな。

 

私の........、かけがえのない大切な妹........!

 

どうして私、こんな大切な事........。

 

いろは『お願い!私の妹の病院を治して........!ういを元気にしてあげて!その為なら私........、何でもするから!」

 

キュウべえ『環いろは、それが君の願いなんだね』

 

ずっと不思議に思っていた。自分の部屋がどうして半分だけ綺麗に空っぽになっているのか。それはまるで、誰かの居場所がぽっかり無くなったみたいでわ何故だが見るたびに、喪失感で胸が切なくなる。

 

その理由がやっと分かった。

 

いろは「此処に貴女が居たんだね、うい........」

 

私の大切なたった一人の妹........。

 

貴女の為に私は魔法少女になったんだ........。




いかがでしたか?

次回は二巻目に入れたら入ろうと思います。

誤字脱字、アドバイス等よろしくお願いします。

次回もよろしくお願いします。
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