転生?憑依?したら鹿目家の長男になってた   作:餡 子太郎

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どうもです。

前回の続きです。

それではどうぞ。


絶交ルールのウワサ

 

龍騎「お前は........」

 

いろは「やちよ...さん?」

 

やちよ「あら、覚えてくれたのね」

 

突然と現れたのは、昨日環に襲いかかったやちよ?だった。

 

いろは「それは........、あんなに狙われたら覚えちゃいますよ........」

 

やちよ?「それもそうかもしれないわね.......。そんなに構えないでくれる?危害を加えるつもりはないわ。ただ、気になる言葉が聞こえたから........、忠告しようと思って」

 

龍騎「忠告?」

 

やちよ「えぇ........。いい?この町の中では『絶交』なんて言葉使っちゃ駄目よ?」

 

いろは「へ?」

 

龍騎「...それはどう言う事だ?」

 

やちよ「特に誰かと仲違いした時には絶対にね........。言ったら最後、たちまち絶交ルールのウ・ワ・サ・に捕らわれてしまうわ」

 

龍騎「!?ウワサ........」

 

やちよの口からウワサと発言すると、やはりこの神浜にはウワサが存在していたと確信した。やはりあるみたいだな........。

 

いろは「ウワサに捕らわれる........?一体どう言う事ですか?」

 

やちよ「こんな話し聞いた事ないかしら?」

 

 

ーーーアラモウ聞いた?誰から聞いた?絶交ルールのそのウワサ

 

ーーー知らないと後悔するよ?知らないと怖いんだよ?

 

ーーー絶交って言っちゃうと、それは絶交ルールが始まる合図

 

ーーー後悔して謝ると、嘘つき呼ばわりでた〜いへん!

 

ーーー怖いバケモノに捕まって、無限に階段掃除をさせられちゃう!

 

ーーーケンカをすれば、ひとりは消えちゃうって神浜市ほ子供達の間ではもっぱらのウワサ

 

ーーーオッソロシ〜!

 

やちよ「........と、まぁこんな感じの内容なんだけど」

 

やちよの説明を聞いて、ウワサの存在を知ってた俺は軽く頭を頷くが、隣に居る環はあまりピンときてない顔をしている。

 

いろは「えっと...、今のが『絶交ルール』ですか?」

 

やちよ「えぇ、絶交と言えば何があっても謝罪の言葉を口にしては駄目。関係を修復しようとすると、バケモノに捕まってしまうの」

 

龍騎「被害に遭った人は居るのか?」

 

やちよ「何人被害に遭ったかは分からないけど、神浜ウワサファイルの中では信憑性の高いうわさだから」

 

龍騎・いろは「「........かみ、はま?」」

 

やちよ「ウワサファイルよ!神浜に最近、こういう謎のウワサが溢れているの」

 

そう言ってやちよは鞄からノート手帳のような物を取り出して俺達に見せた。どうやらそれにウワサについて書いてあるようだ。

 

龍騎「ちなみにウワサって、その絶交ルール以外にもあるのか?」

 

やちよ「えぇ、いくつか。そのキュウべえと同じぐらいイレギュラーな存在なんだから」

 

そう言ってやちよは環の側に居たちっこいキュウべえに視線を向けると、ちっこいキュウべえは怯えて環に抱きついてしまった。まるで赤ん坊みたいだな。

 

いろは「やちよさん、この子をまだ狙ってるんですか........?」

 

やちよ「それは貴女の回答次第かしらね、何も悪い事が起きてないなら狩る必要もないでしょうし。それより貴女、あの後大丈夫だったの?気を失ってたじゃない」

 

気を失ってた?じゃあ、拾った時に倒れてたのは急に意識を失ってたって事か........。畜生!迷子になってなければもっと早く駆けつけられたじゃないか!無駄に広いんだよ神浜ァ!

 

いろは「あれは........、悪い事じゃないです。お陰で妹の事を思い出せましたから......」

 

やちよ「妹って........、そんな身近な人の事を忘れてたの?」

 

いろは「それなんですが........」

 

それから環は思い当たる事をやちよに説明した。ちなみに俺が声に出してしまった案は言ってない。咄嗟に思いついた事なので信憑性が低すぎるからな...。

 

やちよ「そう........」

 

龍騎「お前はどう見る?」

 

やちよ「そうね、偽の記憶でも植え付けられたんじゃない?」

 

いろは「やっぱりそうなりますよね........」

 

やちよ「もしくは、その妹さんの為に世界が改変されたか.....」

 

龍騎「っ........」

 

いろは「改変........?」

 

やちよ「........流石に大袈裟かしらね」

 

龍騎「奇遇だな、俺も似たような考えをしてたんだよ」

 

やちよ「........貴方と同じ意見なのは複雑な気持ちね」

 

あれ?俺もしかして嫌われてる?........それもそうか、あんだけボコボコにしてりゃ、好印象持つわけねぇか。

 

いろは「そ、それでも私は、思い出した事を信じてますし、妹を見つけたいと思ってます。だから、不思議な事は起きても悪い事は起きていません」

 

やちよ「そう........、それなら私が言う事はないわね........。それに、分からなくないしね...、貴女の気持ちも...」

 

いろは「え?」

 

龍騎「................」

 

やちよ「気にしないで、それじゃあ私は行くわ。ウワサには気をつけなさい。忠告はしたわよ」

 

そう言ってやちよは去ってしまった。それしても今の言葉と表情........、あいつも誰かを探してるような感じがしたけど、気のせいなのだろうか........。

 

いろは「........龍騎さん、ウワサについてどう思いますか?」

 

環が俺にウワサについて質問してきた。あいつ........、やちよは確かに環に襲われたが、態々そんな嘘をつく必要があるとは思えない。それに........。

 

龍騎「俺は本当だと思う。なんてたって、見滝原にも神浜のウワサが流れてる程だからな」

 

いろは「え?そうなんですか?」

 

龍騎「あぁ、俺と蓮子が此処に来たのは、ウワサの調査なんだ。一応、オカルト研究部みたいな部活が入ってる訳だし」

 

いろは「そうだったんですか........。ちなみに絶交ルールについては?」

 

龍騎「初耳だ。流石に内容までは知らんから、こっから先は何にも分からん。でも、今日は良い収穫が出来た訳だから、蓮子は嬉しい事だろうな」

 

「っーーー言っーじゃない!」

 

龍騎・いろは「「!?」」

 

環に話してる所に、結構凄い声が響いてきた。俺と環は驚いて声がした方向へ向くと、其処には十咎と........、中学生だろうか?知らない女子生徒二人が居た。

 

ももこ「だから、あのなレナ........」

 

レナ?「もういいっ!もうかえでとは絶交だからっ!!」

 

龍騎・いろは((わあ........、思いっきり絶交って言っちゃってる........))

 

おいおい大丈夫なのかよ........。ウワサについてはこの目で見た事がないからなんとも言えないが、もし本当に起こったら面倒だぞ?

 

かえで?「あーっ言った!だったら私もレナちゃんとは絶交だもん!」

 

ブルータス!お前もか!!」

 

いろは「龍騎さん!?」

 

あっ、やべっ........。声に出てた........。

 

ももこ「ばっかもう!そう言う事は軽々しく口にするなって!てかお前ら、これで何回目の絶交だって話しだけどさ........。兎に角落ち着いて話してみなよ。一体何で喧嘩してんだ?」

 

レナ?「ももこには関係ないでしょ!」

 

かえで?「そうだよっ!ももこちゃんは黙ってて!」

 

........この二人普通に仲良くね?絶対に絶交なんて使う必要ないでしょ?

 

ももこ「なあレナ?なんか理由があるんだろ?」

 

レナ?「っ........!うるさい!ももこの過保護お節介野郎!」

 

ももこ「あっ、ちょ!暴言吐いて逃げんなっ........」

 

うわっ........、オーバーキルだろそれ........。もし十咎が豆腐メンタルだったら死んでたぞ?なんて思ってたらレナ?って子が走り去って行く。

 

ももこ「!いろはちゃん!丁度良い!そいつ捕まえて!」

 

いろは「へっ!?」

 

あれ?俺は認知されてないの?

 

いろは「ちょっ........、え!?ど、どうし........」

 

レナ?「どーーーけーーー!」

 

いろは「とっ........、止まってぇーーー!」←魔法少女姿に変身

 

何パニクって変身してんだよ!?肩に乗ってるちっこいキュウべえも『えぇ......』みたいな困惑した顔になってるよ!?

 

レナ?「な!?アンタ........、魔法少女!?」

 

っ!こいつ、魔法少女を知ってるのか........?もしかしてこいつも......。

 

レナ?「そう言う事なら........!」

 

そう言ってレナ?は魔法少女姿に変身した。やっぱりこいつもか........。

 

レナ?「ももこの知り合いだか何だか知らないけど、他人の問題に首輪突っ込まないでよね!容赦しないから........!」

 

そう言ってレナ?は環の接近して懐に入り込む。こいつ、環の武器ごボウガンだって分かったな........。環より長くやっているみたいだな........。

 

レナ?「これでもくらえっ!」

 

いろは「きゃあっ!?」

 

突然、レナ?から光が出ると、思わず目を瞑ってしまう。光が消えて再び目を開けると、疑わしい光景を目にした。

 

龍騎「!?」

 

いろは「わ、私........!?」

 

レナ?「........」

 

なんと、レナ?の姿が環の姿へと変化したのだ。もしかしたらそう言う能力かもしれない........。

 

レナ?「隙あり!」

 

困惑してる環に、レナ?は隙をついて環の横へ走っていく。

 

レナ?「事情も知らない癖に出しゃばってんじゃないわよ!バーカっ!」

 

龍騎「出しゃばってんのお前だよガキが」

 

そう言って俺は手首から能力で雷属性を解放し、鞭状の魔法を出してレナ?を拘束する。

 

レナ?「な、何これ!?」

 

龍騎「おっと、変に抵抗すんなよ?下手したら感電しちまうぞ」

 

レナ?「だ、誰よアンタ!」

 

龍騎「誰だって良いだろ?それよりも、さっきの話しのやり取りの内容を教えて貰おうじゃないか」

 

レナ?「誰がお前なんかに!」

 

そう言って蹴りを入れてくるレナ?だが、俺は軽々と避ける。が、その時にスカートの中身が少しばかり見えてしまった。

 

........うん、中学生にしてはしましまなパンティーだな」

 

レナ?「っ!?死ね変態!」

 

龍騎「がっ!?」

 

どうやら口に出してしまったらしく、更に怒り狂ったレナ?が俺に金的攻撃を仕掛けてきた。俺は反応に遅れて直撃してしまい、激痛に襲われてしまい、レナ?を拘束していた鞭状の魔法が解けてしまう。

 

龍騎「あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!?」

 

俺は蹲る中、レナ?は何も言わず去ってしまった。畜生........、金的攻撃なんて卑怯な........。男はどう頑張ったってアソコは鍛えられないんだそ!?

 

ももこ「くそっ!逃げられたか........」

 

いろは「龍騎さん!大丈夫ですか!?」

 

龍騎「................全然大丈夫じゃない」

 

それから痛みが治るまで、ずっと蹲る事しか出来なかった........。

 

 

 

〜とあるカフェ〜

 

ももこ「はいこれ、巻き込んだお詫び、カフェオレで良かった?」

 

いろは「あっ、そんな私........」

 

ももそ「いいっていいって!」

 

かえで?「貰って...!この前助けて貰ったお礼も出来てないし...」

 

いろは「そう言う事なら........。お言葉に甘えるね、ありがとう」

 

俺達はとあるカフェに立ち寄った。十咎が環にカフェオレを渡すが、環は拒否しようとしたが、かえで?が恩があるから受け取って欲しいと言うと、お言葉に甘える事になった。どうやらこの二人は知り合いのようだな........。

 

ももこ「龍騎さんも、はいこれ。ブラックでよかった?」

 

龍騎「あぁ、すまないな、俺の分まで」

 

ももこ「気にしないで、それよりも大丈夫か?その........、蹴られた所は........」

 

龍騎「さっきより大分マシになったよ........」

 

そう言って俺はブラックコーヒーを飲む。マジで痛かった........、でも前世で腹貫かれた時程じゃなかったけど(東方龍優録第六十八話参照)

 

龍騎「........ってか環、この子知り合い?」

 

いろは「はい。龍騎さんに会う前に会った子なんです」

 

かえで?「そう言えば、挨拶がまだたったよね。私、秋野 かえで《あきの かえで》って言います」

 

いろは「私は環いろは、よろしくね、かえでちゃん」

 

龍騎「一応俺も言っとくか........、俺は鹿目龍騎だ。見滝原から来た高校二年だ、よろしく」

 

かえで「あ、はい!よろしくお願いします」

 

お互いの自己紹介を済ませて、早速本題に移る事にした。

 

龍騎「で、部外者である俺が聞くのもあれだか........。さっきの子となんで喧嘩したんだ?」

 

かえで「................」

 

俺が質問すると、秋野は俯いたまま黙ってしまった。

 

ももこ「まーただんまりか........。ずっとこの調子なんだよ、まぁキミらの喧嘩は日常茶番事だし?アタシも無理には言わないけどさ」

 

いろは「日常茶番事って、そんな........」

 

ももこ「本当だよ、おやつの時間を加えていいくらいさ」

 

いろは「そんなに!?」

 

あー、うん。ほんと仲が良いなお前ら(語彙力)

 

かえで「もうっ、やめてよももこちゃん、恥ずかしいよ!」

 

ももこ「あはは、悪い悪い。まぁでも大抵レナが原因なんだけど」

 

龍騎「というと?」

 

ももこ「レナってさっきの子ね。悪い奴じゃないんだけどさ、ちょっと口が悪いのと素直じゃないからさ........。ま、あいつも明日になれば反省して謝ってくるだろ、いつものパターンさ」

 

どうだろうな........。絶交ルールのウワサかある以上、いつも通りって事はないだろうな........。

 

いろは「あの........、かえでちゃん。さっき絶交って言ってたけどさ........、あのね?絶交ルールって言うウワサが危ないって聞いて........」

 

すると、十咎の耳がピクッと動いたのを見逃さなかった。こいつ、何か知ってるな........?

 

ももこ「いろはちゃん........。それ、誰に聞いたの?」

 

いろは「え?あ........、えと、やちよさんから........」

 

ももこ「あはは!やっぱりね、真に受けなくていいよそれ」

 

何かを誤魔化すかのような笑う十咎。

 

ももこ「あの人、ウワサオタクだからさ、ウワサって聞くと何でもかんでも信じてるのさ」

 

いろは「えっ?そうなんですか?」

 

ももこ「うん、だから気にしなくて大丈夫だよ。ウワサが現実になるなんて、ありえっこないんだからさ」

 

龍騎「........」

 

 

 

 

〜調整屋〜

 

みたま「それで、私の所に来たの?」

 

龍騎「あぁ、調整屋の八雲なら神浜の事情について詳しいと思ってな」

 

カフェで環達と別れた俺は、一人で調整屋へと足を踏み入れていた。目的は勿論、ウワサについてである。

 

みたま「ん〜〜〜、そうねぇ〜〜〜、うわさねぇ〜〜〜。例えばぁ........、調整屋さんには可愛い女の子割引がらあるとかぁ?」

 

龍騎「ヘーソーナンダーイッテミタイナー」

 

みたま「なんとまぁ棒読みで無感情........。そうねぇ........、絶交ルールのウワサなら、私も聞いた事があるわ、最近急にウワサが耳に入るようになったから........」

 

やっぱり、ウワサは存在していた........。そして十咎はウワサについて信じていないんだな........。

 

龍騎「........そのウワサは、誰が言い出したんだ?」

 

みたま「やちよさんよ、こればっかり内容は関係ないわ。発信元の問題ね」

 

龍騎「そういや、十咎とその........、やちよ?って奴は知り合いみたいだが、仲良くないのか?」

 

みたま「昔は良かったみたいなんだけどね........。今じゃももこも悪態ばっかりで、『やちよさんは変になった』『自己中になった』『変わってしまった』『モデルの仕事なんかして鼻にかけたみたいで好きじゃない』『大体あれだけ強い癖にズラッとしててズルいし』『髪がツヤツヤで絹糸のようなキューティクル野郎だし』『まつげも長くてバサバサで』『肌なんかモチッもして、水を弾く赤ちゃん大魔王なんだ!』って言いたい放題言ってるわ」

 

それって褒めてんのか?それとも貶してるのか?気のせいで無ければ、後半から殆ど嫉妬じゃねぇのか?

 

龍騎「しかし、何で仲違いしてしまったんだ?」

 

みたま「そうねぇ........。私が神浜に来た時には、もう二人はあの感じだったわ。でもやちよさんも悪い人じゃないのよ?信じられないかもしれなけど........」

 

龍騎「........信じるさ、前世で似たような奴が居たからな。それに、魔法少女同士の縄張り争いなんてよくあることだ。今に始まった事じゃない話しさ」

 

みたま「それもそうねぇ」

 

龍騎「教えて貰ってサンキューな。これ、昨日のカードデッキ見て貰ったツケだ。少ないかもしれんが、受け取ってくれ」

 

またま「良いのかしら?貴方の過去を見てしまったのよ?」

 

龍騎「それを誰かに言った所で、信じる奴が居るとでも?それにお前は商売してんだろ?ならこっちも客としての義務を果さして貰うよ」

 

みたま「........分かったわ、其処まで言うなら受け取っとくわ」

 

そう言って金の入ってる封筒を八雲に渡した。今月のバイト代が........、節約しなくちゃな........。そして俺は調整屋を後にして、帰宅するのであった。取り敢えず、明日学校に行ったら蓮子達に報告するとしよう........。

 

龍騎「ほんと、大規模な事じゃなければ良いけどな........」

 

そんな事を呟きながら、俺は夜道の中、スクーターを走らせた。




いかがでしたか?

これで一巻目が終了、次回から二巻目からです。

誤字脱字、アドバイス等よろしくお願いします。

次回もよろしくお願いします。
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