転生?憑依?したら鹿目家の長男になってた   作:餡 子太郎

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「やぁ、よく来てくれたね。今回は戦闘シーンをあるから頼んでくれ。それじゃあ最後に......」

「僕と契約して、魔法少女......」

龍騎「それ毎回言うの?」


魔法少女

 

さて、俺達はCD屋にやって来たので此処からは別行動をする事にした。さやかは少し離れた所に行くと、まどかま視聴用のヘッドホンを付けて音楽を聴いていた。俺もアニソンコーナーへ向かった。

 

龍騎「コネクト......、Magia......、friends......、プロミス......」

 

適当に探しているが何のアニメだったかド忘れしてしまった。えぇと....,、何だっけ?まぁいいや、取り敢えずガ◯ダ◯でも東◯でも探そう。

 

龍騎「...........ッ!?」

 

俺が偶々レジを向くと、少し目立つ格好の男がCDを購入していた。しかし、俺は咄嗟にその男を見てみる。

 

?「......」

 

龍騎「っ!」

 

その男が俺に気づいたのか此方へ向くと、微笑み出した。すると会計を済ませた男は店から出ようとする。俺はまどかにメールで『トイレに行ってくる』と連絡してその男を追いかけた。

 

 

 

〜とある公園〜

 

龍騎「はぁ...、はぁ...」

 

?「私の気配を感じ取れるとは...、お見事です」

 

龍騎「やっぱりお前だったのか......、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マリーン」

 

マリーン「お久しぶりです、霧影龍騎さん......。いや、今は鹿目龍騎さんでしたね」

 

そう、こいつはかつて幻想郷で俺達の事を観察をしていた大魔術師、マリーンである。しかも今の俺の事まで知ってるとは.....。

 

龍騎「何しに此処に来た......?」

 

マリーン「そう警戒しないで下さい、私はただの観光で来ただけですよ」

 

龍騎「観光?」

 

マリーン「私は世界、過去と未来の行き来が出来ますからね。当然、並行世界でも余裕で出来るんですよ」

 

龍騎「.........」

 

マリーン「......そうだ、龍騎さんは前世の記憶があるようですが、どれぐらいまで覚えてるんですか?」

 

そう言ってベンチに座っていたマリーンが立ち上がる。

 

龍騎「記憶は全部、能力と魔力は......、劣化した」

 

そう、俺は今でも魔力は残っている。能力も一部なら使えるが魔力の少ない今の俺では使えないと言っても良いぐらいだ。

 

マリーン「無理もありませんね、しかし鬼神龍の体質を受け継いでるのなら、時期に元に戻りますよ」

 

龍騎「生憎今はそれを望んでいない」

 

マリーン「残念ながら直ぐにでも必要となるでしょう......、この世界には()()()()()()()()()()()()

 

龍騎「面白い事........?まさか戦いじゃないだろうな?」

 

マリーン「さぁ?其処はご自分の目で確認すると良いでしょう」

 

そう言ってマリーンは俺に差をつけると歩き始める。

 

マリーン「そうそう、妹さんとご友人さんが無事だと良いですね」

 

龍騎「!?」

 

そう言ってマリーンは去ってしまった。そして俺も急いでCD屋に戻る......。

 

龍騎(こう言う時、悪い予感が当たるのが俺だからな......)

 

マリーンの事だ、きっと何かが起こると思ってるんだ........。あ、そうだ(唐突)魔力で二人を感知すれば良いんだ(名案)この二年間あんまり魔力使って無かったからな......。

 

龍騎「......CD屋に居ない?一体何処へ..........、って其処は!?」

 

俺が魔力を使って二人を感知すると、既に二人はCD屋から出ていて向かった先は確か廃墟されたビルの中だった。

 

龍騎「何でこんな所に......」

 

俺は立ち入り禁止の鎖を跨ぎ、階段の上にある扉を開く。開けた先は、奥の方にある外が見えるガラスの壁以外光のないフロア、足元には資材が至る所に固められて置いてあった。

 

龍騎「まどかー!さやかー!何処だー!居るなら返事......!?」

 

大声を出して二人を呼ぶが、一向に返事がない。そして、唐突にやってきた謎の魔力を感じる。そしてぞわり、とした感覚と共に俺がが居るフロアの空間が歪み出す。

 

龍騎「.........クソッタレ」

 

俺は少し離れた所に錆びた鉄パイプがあったので手に取って移動する。

 

少し進むとまどかとさやかの姿を発見、すると二人の周囲から蝶が付いたボールが二人を襲う。今から二人の元へダッシュしても間に合わない......、俺は鉄パイプを逆手に持って槍投げのように構える。

 

 

?「ここは魔女の結界の中、周りにいるのは魔女の使い魔よ」

 

龍騎「!?」

 

謎の少女の声に次々と何かに撃ち抜かれて消えていく蝶付きボール。すると奥からまどか達と同じ学生服を来た金髪ドリル少女だった。

 

金髪ドリル少女「危なかったわね、二人共。そちらの男性も大丈夫ですか?」

 

龍騎「.........」

 

まどか「お兄ちゃん!」

 

さやか「お兄さん!」

 

奥にいた金髪ドリル少女が俺の事を聞くと、まどかとさやかが俺に向かって来た。

 

龍騎「大丈夫か二人共?」

 

さやか「な、なんとか......」

 

金髪ドリル少女「どうやら知り合いのようね。自己紹介をしたいけど、ちょっとその前に!」

 

金髪ドリル少女が腕を横にひと振りすると、それと同時に現れる大量のマスケット銃、で良いんだよね?自分たちの危機を悟ったのかあちこちに隠れていた蝶付きボールが金髪ドリル少女に襲いかかる。

 

龍騎「お前等、少し離れていろ」

 

まどか・さやか「「え?」」

 

金髪ドリル少女「ちょっと一仕事、片付けちゃっていいかしら!!」

 

金髪ドリル少女がその声に合わせ、大量のマスケット銃の同時発射する。蝶付きボールは一匹も残すことなく銃弾に貫かれた。

 

まどか「!?後ろ!」

 

金髪ドリル少女「っ!」

 

しかし、一匹が倒し切れておらず金髪ドリル少女を襲う。まどかの声に反応したのか金髪ドリル少女は振り向いてマスケット銃を構える。

 

が、その前に俺が鉄パイプを投擲して最後の一匹を仕留めた。

 

金髪ドリル少女「!?」

 

龍騎「お前は確かに腕は良い、だが少し慢心し過ぎだ。射抜いたからって急所に当たれば仕留められると思ったら大違いだ。覚えておけ」

 

金髪ドリル少女「は、はい......」

 

まどか「.........お兄ちゃん?」

 

龍騎「あ」

 

無意識に金髪ドリル少女にアドバイスしていたらまどかに声を掛けられると咄嗟に口を手で抑える。やっべ、やっちまった。

 

龍騎「き、気にするな!今の独り言だから!」

 

何てテンパりながら言うと、先程の落書きみたいな景色が元の景色に戻っていく。

 

金髪ドリル少女「キュウべえを助けてくれたのね、ありがとう。その子は私の大切な友達なの」

 

金髪ドリル少女がまどかが抱えていた白いぬいぐるみのような生き物を見てそう言った。

 

さやか「あ、あの!まどかがその......、キュウべえ?の声が聞こえたって」

 

金髪ドリル少女「キュウべえが?......成る程ね。見たところ、あなたたちも見滝原の生徒みたいだけど、二年生?」

 

さやか「は、はい!」

 

金髪ドリル少女「それと、貴方は.....、高校生かしら?」

 

龍騎「......ああ、それより........。隠れて無いで出てこいよ。其処に居るのは分かってんだよ」

 

まどか・さやか「「え?」」

 

俺がそう言うと、資材の上から黒髪のロングヘアーの少女が現れた。......何なの?コスプレでも流行ってんの?

 

金髪ドリル少女「気づいていたのね」

 

龍騎「気配を消したつもりらしいが、俺には通用しない」

 

金髪ドリル少女「そう......、ところで其処の貴女魔女は逃げてしまったわよ?仕留めたいなら直ぐに追いかけなさい。今回は貴女に譲ってあげる」

 

黒髪少女「私が用があるのは、其処のキュウべえ......」

 

金髪ドリル少女「飲み込みが悪いのね、見逃がしてあげるって言ってるの。本当なら、友達をこんな風にされてお咎めなしなんて事にはしないけど、今回はこの子たちもいるし、お互い余計なトラブルは避けたいと思わない?」

 

黒髪少女「.........」

 

龍騎「待て、一つ確認したい事がある」

 

金髪ドリル少女が今回は退け、と言うと黒髪少女は何故かキュウべえ?を睨みつけて去ろうとするが俺は黒髪少女を呼び止める。

 

黒髪少女「......」

 

龍騎「お前がまどかの言っていた例の電波系女子転校生だな?」

 

黒髪少女「転校生なのは認めるけど、私は電波系でも無いわ」

 

龍騎「......名前は?俺は鹿目龍騎だ」

 

黒髪少女「......暁美ほむらよ」

 

そう言って黒髪少女、暁美ほむらは資材の奥へと消えていった。

 

 

そしてキュウべえ?を床に寝かせて、金髪ドリル少女が回復魔法らしき魔法を放つと、キュウべえ?の怪我がみるみると癒えていく。そしてキュウべえ?は目を開けると赤い目で金髪ドリル少女に顔を向ける。変わった生き物だな。

 

キュウべえ?「ありがとうマミ!助かったよ」

 

キュウべえ?が金髪ドリル少女こと、マミという少女にお礼を言う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

龍騎「キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!!

 

何で!?何で喋れるの!?ってか口を動かさないで喋ったぞ!?何の為の口だよ!?ってか気のせいか頭の中から声が聞こえた気がするんだけど!?斉◯ 楠◯なの!?

 

キュウべえ?「どうもありがとう!僕の名前はキュウべえ!」

 

龍騎「柳生九兵衛から取ったのか?」

 

キュウべえ「僕は漫画の世界の侍じゃないよ」

 

じゃあなんで俺の答えが分かったんだよ。少なからずとも漫画読んでただろ。

 

まどか「...あ、そういえば私を呼んだのは?」

 

キュウべえ「そうだよ。鹿目まどか、美樹さやか。僕、君達にお願いがあって来たんだ」

 

龍騎「何?腹減ったのか?ウー◯ーイー◯でも頼むか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キュウべえ「僕と契約して、魔法少女になって欲しいんだ!

 

 

おい無視するなよこの淫獣........ん?

 

今何つった?魔法少女?

 

龍騎「魔法少女なんて今時流行らないから、今の時代はプ◯キ◯アだから。よって魔法少女では無くプ◯キ◯アとして設定し直して来い」

 

「「「「え?」」」」

 

 

俺の言葉にその場に居たメンバーが固まった。そしてこの時の俺はまだ知らなかった......。

 

新しい戦いの火蓋が切られた事に......。




どうもです。

いかがでしたか?

さぁーて次回もギャグに染める予定なのでよろしくお願いします。

誤字脱字、アドバイス等よろしくお願いします。

次回もよろしくお願いします。

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