前回の続きです。
それではどうぞ。
〜見滝原高校〜
龍騎「........以上、俺が調べたウワサの報告だ」
蓮子「さっすが龍騎!やっぱり神浜はただの街じゃなかったんだ!」
放課後、俺達は部室で蓮子達に神浜のウワサの報告した所、やはりと言うべきか蓮子は大はしゃぎしていた。蓮子とは別に、メリーは開いていた参考書を閉じて、丸型の眼鏡を外した。
メリー「そのウワサが本当にあるって事は、何人か被害にあってるって事よね?」
龍騎「間違いないと思う。神浜の魔法少女の話しを聞いたところ、嘘付いてるって感じはしなかったからな...。ただ、ウワサを信じてない奴も居るけどな」
蓮子「それって...、ももこちゃん?」
龍騎「あぁ........」
マミ「皆さん、お茶が出来ましたよ」
蓮子の質問に返答してる途中に、マミがティーポットとカップが乗っているお盆を持ってくると、人数分配ってはカップに紅茶を注ぐ。
蓮子「ありがとうマミちゃん、でも何でももこちゃんがウワサの事信じてないのかな?」
龍騎「何でも、十咎はウワサの発信元であるその魔法少女とは仲が良くないらしい。八雲の話しだと、八雲が神浜に来る前から仲が悪かったみたいだって。でも昔は仲良かったって言ってた」
マミ「もしかしたら、私が昔に佐倉さんと別れてしまった時と同じ理由じゃあ...」
う〜ん........、十咎の場合はやちよに対する嫉妬がメインだからな、マミと佐倉とはちょっと違うかもしれない。
メリー「その発信元の魔法少女って誰が知ってるの?」
龍騎「そういや名字聞いてなかったな........。やちよって言ってた」
蓮子「やちよ........、やちよ!?それって七海 やちよ《ななみ やちよ》の事!?」
俺がやちよの名前を出すと、蓮子は驚いて椅子から飛び跳ねる。そして慌ててスマホでやちよの事をネットで検索すると、俺にスマホの画面を見せて来た。
蓮子「これ!雑誌のモデルの!」
龍騎「ん?あぁ、そうそう。そういやモデルやってるって言ってた」
メリー「え?その子が魔法少女なの?」
龍騎「あぁ、さっき写真を見せて貰ったけど、彼女本人だ」
マミ「七海やちよ........。大学生だって書いてありますけど........」
「「「大学生........。ぎ、ぎりぎりだな........」」」
マミが蓮子のスマホの画面を見ながら一言言うと、俺と蓮子とメリーは思ってた事を揃って口に出す。つーことは........、俺の知ってる魔法少女の中で最年長ってところか?
龍騎「........兎も角、恐らくこのウワサは魔法少女に関係すると俺は思ってる。もしかしたらマミ、お前の力を借りる事になるかもしれない。今回は俺一人で調査してみる、蓮子とメリーは留守番。マミは引き続き、見滝原に魔女が出て来た時の対処と........、ちょっと頼みたい事があるんだ」
マミ「?何ですか?」
龍騎「キュウべえを探して欲しいんだ、神浜について聞いて来て洗いざらい吐かせて欲しい。あいつなら何か分かると思うんだ」
マミ「........確かに、キュウべえなら何か分かるかも........。分かりました、探してみます」
蓮子「え〜、私達は留守番?」
メリー「仕方ないわよ蓮子、龍騎とマミちゃんと違って私達は出来る事が限られてるんだから」
龍騎「悪いな二人共、後で神浜案内してやるから」
蓮子「........二人っきりでデートね」ボソッ
??蓮子がなんかボソッて言ってたけどよく聞き取れなかったな........。一体何言ったんだ?
メリー「あ、なら今日神浜に連れてってくれないかしら?私も気になってたのよ」
龍騎「........え?」
するとメリーが神浜に連れてってくれと言って来た。え?なんで?
メリー「蓮子だけズルいわよ、私だって龍騎のバイク乗ってみたい」
龍騎「べ、別に連れて行くのは構わないけどさ........。なんでバイク乗る前提なの?」
メリー「良いじゃない、乗ったって」
龍騎「そりゃそうなんだけどさ........」
此処だけの話し........。メリーもそうだが、蓮子もスタイルが良いからその........、バイク乗ってる時に背中に柔らかいものが当たるから強制的に意識してしまう...。
龍騎「はぁ........、分かったよ。この後行こうか」
メリー「えぇ♪」
蓮子「........」ムスッ
マミ「........」ニコニコ
おい、マミはそんな暖かな目で見るんじゃない。蓮子は不貞腐れるなよ。
〜調整屋〜
メリー「...神浜にこんな廃墟があったなんてね」
龍騎「まぁ、直ぐに慣れるさ。さ、此処だ」
学校で蓮子とマミと別れた俺とメリーは、一旦自宅に戻ってスクーターを取り出し、メリーと共に神浜へと向かった。運転中、背中に柔らかい感触からの意識から離しながら神浜を軽く観光し、その足で調整屋へと向かった。そして、調整屋の扉を開く。
龍騎「うぃっす、お疲れさん」
いろは「龍騎さん........」
扉を開いて調査屋の中へ入ると、何故か環が頭を下げていた。
龍騎「........えっと、何事?」
ももこ「あ、あぁ........、ちょっとね...。それよりも、後ろの人は?」
メリー「初めまして、龍騎と蓮子と同じく、秘封倶楽部のマエリベリー・ハーンです。メリーって呼んで下さい」
ももこ「は、はぁ........」
いろは「よ、よろしくお願いします」
メリーが頭を下げて自己紹介すると、環と十咎は少し困惑しながら返事をする。何故か二人の視線が下の部分に向けていたのは気のせいであろう。
それから、何故環が頭を下げたのかを理由を聞いてみると、先程環が魔女の魔力を感知した事により、現場へ急行。すると魔女と戦ってる秋野と遭遇、二人で魔女を倒せたが、環は秋野とレナ?との復縁の話しを持ちかけるが、秋野は逃走。そして、調整屋に行って十咎と協力しようと話しをしてる時に俺達が来た、と言う事だった。
龍騎「成る程........」
ももこ「........本当にいいの?そりゃ手伝ってくれたらアタシは助かるけどさぁ、妹さんの件も調べなきゃならないんだろ?」
いろは「そうなんですけど........」
メリー「それなら、私にも協力させて貰えないかしら?」
いろは・ももこ「「え?」」
メリーの言葉に、環と十咎は素っ頓狂な声を出す。
龍騎「........いいんじゃないか?こう言うのは同性同士の方がやり易いだろ?」
メリー「それに、私は魔法少女じゃないから戦える訳じゃないけど...。私も秘封倶楽部の一人だもの、可能な限りはお手伝いさせて欲しいの」
メリーらしい言葉に『それに........』とメリーは付け足す。
メリー「龍騎だけ任せてたら、また大怪我して帰ってくるかもしれないし」
龍騎「おい、それは余計だろ」
メリー「だったらもう私達に心配掛けさせないでよ........。ただでさえ、貴方は........」
そう言ってメリーは俯いてしまう。一年前、ワルプルギスの夜を倒した後に俺は一回死んでしまった...。まどかのお陰で俺は生き返ったが、その事を蓮子とメリーに話した、大泣きして抱きつかれたのだ。
メリー「本当に死んじゃってたら、私........、立ち直れないわよ........」
龍騎「........分かったよ、もう絶対に無茶しない」
今にも泣きそうなメリーに、俺は頭を撫でる。
ももこ「........あー、ごほん!お二人さん?いい感じな所悪いんだけどさ、そろそろ話し戻しても?」
十咎の言葉に俺とメリーは振り向くと、顔を真っ赤にする環に、先程のマミと同じく暖かな目で見てくる八雲。そしてあはは、と苦笑しながら頭を掻く十咎の姿に、俺とメリーは一気に顔を赤くする。
く、くっそ恥ずかしい........。
みたま「もしかしてお二人さんはぁ........」
龍騎・メリー「「付き合ってないから」」
みたま「まだ何も言ってないじゃなぁい!」
ももこ「は、話しを戻して!いろはちゃんにお願いしますか!んじゃ、お礼は妹さん探しの手伝いだな」
いろは「えっ!?」
ももこ「無報酬ってのもおかしいだろ?もし調整屋に手伝い頼んでたら奉仕料たんまり取られてただろうし」
みたま「ちょっとももこ!そんなには取らないわよぉ!せいぜい周辺の使い魔の駆除一年分くらいで........」
龍騎・ももこ「「ぼったくりじゃねぇか(じゃんか)!」」
そんなに高いの?って事は俺のバイト代じゃ足りてないって事じゃん。やべっ、目から汗が...。
メリー「でも、そのまま仲直りって事は上手くいかないわよね?そのレナって子が素直じゃないなら、何かしら策はないと........」
ももこ「それならご安心を!実は作戦があるんだ!」
メリーの言葉に十咎が自信満々に説明する。
ももこ「かえでとレナを無理に会わせようとしても逃げられる。だからアタシといろはちゃんで、それぞれ連れ出さんだ。その後偶然を装って、同じ場所で遭遇させる。一度顔を合わせてしまえば、あの二人も素直になるだろう」
ちょっと待て、かなり強引な作戦じゃねぇか?
ももこ「アタシはかえでを捕獲するから、いろはちゃんにはレナを頼む」
いろは「えぇっ!?私がレナちゃんですか!?この前公園で戦ったのが初めてなんですけど........」
ももこ「アタシは追い回しすぎて警戒されまくってるからさ。かえでならまだなんとかなるけど、レナの警戒心は野生動物並みだから、アイツの場合はエサをぶら下げた方が早いよ。とっておきの秘策があるからさ」
し、信用できねぇ........。すると八雲が俺の耳元で囁いて来た。
みたま「ももこって、面倒見は良いけど頭がいい訳じゃないからねぇ」
龍騎「........だろうな、少しばかり強引な気がするからな」
メリー「でも、代わりの案あるの?」
龍騎「そう言うやつの考えるのは苦手なんだよなぁ........。今回は十咎の案で行こうか」
戦闘面での戦術なら得意分野だが、こう言ったやつは専門外なので力になれない。なので今回は十咎の案に乗ることにした。
〜翌日〜
メリー「........大丈夫かしら、いろはちゃん」
龍騎「どうだろうな........、まぁ上手くいってりゃあ良いんだがな」
翌日の放課後、俺とメリーは電車に乗って神浜に向かっていた。本来ならスクーターに行く筈だったのだが、燃料があまり残って無かったので断念して電車で行く事にしたのだ。バイド代、早く欲しい........。そんな事を思ってたら、降りる新西駅に到着したので、電車を降りて改札口を出る。すると、俺の携帯から着信が入って来た。
龍騎「もしもし?」
いろは『もしもし?環です』
通話の主は環だった。何か嫌な予感がして来たが、取り敢えず聞いてみる事にする。
龍騎「何かあったのか?」
いろは『そ、それが........、昨日のももこさんの作戦を決行してるんですが........。レナちゃんの学校の前に居るんですけど........』
龍騎「成る程、学校で鉢合わせを狙うって作戦か」
いろは『それなんですけど、レナちゃんはもう学校に居ないみたいで........』
龍騎「ファ!?」
いろは『それで、ももこさんに相談したら、ゲーセンに居るだろうって........』
龍騎「それで?十咎は何か言ってなかったのか?」
いろは『が、頑張って!しか........』
思わず俺は頭を抱えてしまった。十咎の奴、環に押し付けやがったな........。行き当たりばったりすぎるだろ........。
龍騎「........環は何処に居る?俺とメリーは新西駅に居るけど........」
いろは『あ、なら私が駅に向かいます!其処まで遠くないので』
龍騎「分かった、ゲーセンの位置を確認しておく。事故には気をつけろよ」
いろは『分かりました!』
通話を切って、ネットで近くのゲーセンを確認する。近くのだと........、恐らくあそこだな........。
いろは「龍騎さん!」
龍騎「来たか........、恐らく近くのゲーセンと言ったら、歩いて二十分ぐらいの所だろ。其処に向かおう」
俺がそう言うと、メリーと環は頷いて俺の後に着いて行く。
メリー「そういえば、私ゲームセンターなんて行った事無かったわね」
龍騎「そうなのか?」
メリー「うん、私が日本に来たのは高校入試の一ヶ月前だし、その時は勉強ばっかりしてたからね」
いろは「メリーさんって、頭良いんですか?」
メリー「自分で言うのもあれだけど、出来る方だと思うわよ?」
龍騎「良く言うぜ、学年三位なのに謙遜とはな」
メリー「龍騎だって学年上位じゃない」
龍騎「前世の記憶があるからな、せこいとは思うけど」
メリー「別にせこいなんて思ってないわよ。前世の記憶が無くても、蓮子よりは成績はいいでしょ?」
龍騎「ははっ、そりゃ言えてるや」
なんて事を言ってたら、目的地であるゲーセンに到着した。店内に入ろうと扉の前に立つと、自動ドアが開かれたと同士にゲームの大音量が外へと響いてくる。側に居たメリーと環は驚く中、俺は気にする事なく店内へと入って行く。
いろは「凄い音........。でも普通のお客さんばっかりなんだな...。もっと怖い人がいる所なのかと........」
メリー「........蓮子ならまだしも、私はちょっと苦手かなぁ」
龍騎「なら早く探してゲーセンを出よう。気分が悪くなったら早く言えよ?」
それから俺達はゲーセン内を捜索する中、台数が多く、人と増えて来てるので探すのが困難になって来た。するとメリーが気分を悪くしてしまった為、一度メリーをゲーセンの外で休ませる事にした。
メリー「ごめんね........、早速役立たずで........」
龍騎「初めて来たんだったら無理もねぇよ、取り敢えずお前は休んでおけ」
そう言って俺は自販機で買った水をメリーに差し出して、もう一度ゲーセンに入ると、環が近づいて来た。
いろは「龍騎さん!見つけました!」
龍騎「そうか........、行ってみよう」
そして環に案内されると、ダンレボみたいなゲームに一人、夢中になってる女子中学生らしき少女が居た。
あの水色の髪の毛........、間違いない。
レナ?「ちょっとぉっ!この台おかしいんじゃないの!?今のどう考えてもGREATでしょ!なんでBADなわけ!?判定狂ってるんじゃないの!?あり得ない!もーちょっとでフルコンだったのに........!」
........つくづく佐倉に似てるなこいつ。
龍騎「........よし、行くぞ」
いろは「は、はい!」
そして、俺と環を意を決して彼女の元へと歩み寄って行く。
いかがでしたか?
誤字脱字、アドバイス等よろしくお願いします。
次回もよろしくお願いします。
マギレコ編でヒロイン増やすかどうか
-
増やそう!そして修羅場そう!
-
いや、秘封倶楽部だけでいいだろ