転生?憑依?したら鹿目家の長男になってた   作:餡 子太郎

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どうもです。

絶交階段のウワサ最終回です。

ちょっと長いです(10000文字以上)

それではどうぞ。


秋野かえで救出作戦

 

メリーを駅まで送り届けた俺達は、秋野を攫った魔女もどきを捜索に当たっていた。しかし、手分けしてして捜索するも、魔女もどきは勿論、秋野の魔力も感じられなかった。

 

ももこ「くそっ、かえでの魔力はもう追えないし、アタシもその使い魔の魔力パターンが分かれば........」

 

龍騎「ちょいとばかし特殊な奴等だからな、少しやり方を変える必要があるな........」

 

ももこ「ごめんねいろはちゃん、完全に巻き込んじゃったな........。龍騎さんもごめん...」

 

龍騎「謝る必要はないぞ、勝手に俺達がやってる訳だし」

 

いろは「そうですよ、気にしないで下さい」

 

ももこ「ありがとう........」

 

申し訳ないばかりに十咎が謝罪するが、俺と環は気にして無いと答えると、十咎は少し微笑んで感謝の言葉を返す。

 

ももこ「ほんと、あいつ等の喧嘩で此処まで駆け回るのは初めてだよ」

 

いろは「いつもは放置してるって言ってましたよね」

 

ももこ「あぁ、大体しょうもない喧嘩だし、すぐレナから謝って仲直りしてるから........。正直さ、喧嘩を繰り返しながら仲直りできるのって、本音をぶつかれる貴重な関係だと思うんだ。だから、こんな事であいつ等の関係は切れないし、アタシ等のチームは大丈夫だと思う」

 

いろは「信頼........、し合ってるんですね」

 

龍騎「喧嘩する程仲が良い、って言うからな」

 

ももこ「あはは、まぁそんなかっこいいもんでもないけどさ。結構いろいろ乗り越えてきたからね、龍騎さん程じゃないけど」

 

龍騎「いや、お前等は俺よりも強いよ」

 

いろは・ももこ「「え?」」

 

俺の言葉に首を傾げる環と十咎に、俺は更に続ける。

 

龍騎「俺はお前等と違って、大喧嘩なんてした事がないんだ。(前世)からずっと、仲間に支えられて来たからさ、喧嘩して本音のぶつかり合うって事は無かったんだ。ずっと弾幕ごっこ........、もとい、ずっと拳を交じり合いながら本音を言ってたから.さ.......、少し羨ましいよ。十咎達のチームの事が」

 

いろは「龍騎さん........」

 

ももこ「........拳で本音を語り合うって...」

 

龍騎「そう言う所なんだよ、(前世)の時はな........」

 

スモールキュウべえ「プイッ!」

 

すると、突然何処から出て来たのか、ちっこいキュウべえが鳴き声を出すと腕を伸ばす。すると、其処にはレナ?が居た。

 

ももこ「!レナ!」

 

レナ「ももこ!あんた何処に行ってたのよ!建設放棄地に居ると思ったのに........!」

 

ももこ「何処もなにもかえでを探してたんだろ!レナこそ、いろはちゃんと龍騎さんを置いて何処行ってたんだよ」

 

レナ「それは........、ちょっと解決策がないか確認に行ってたのよ!」

 

解決策がないか確認しに行った?つまり何処かの建物に行ったか、誰かに尋ねたって事か?

 

いろは「それってもしかして........、やちよさん?」

 

レナ「ばっ!?馬鹿!ももこの前だから濁したのに!」

 

あ、やっぱり七海の所に行ってたのか。

 

レナ「やちよさんからって聞いたら信じてくれないかもしれないじゃない!」

 

ももこ「いいや、信じるよ」

 

レナ「えっ!?嘘!?」

 

龍騎「失礼な奴だなお前」

 

ももこ「変態に言われたくないわよ!」

 

龍騎「なっ!?女子のそういう言動はどうかと思うんだけど!?男子の心は繊細なんだぞ!それと俺は鹿目龍騎だ!レナちゃんとやら!」

 

レナ「そのレナちゃんとやらって言うの止めろ!」

 

龍騎「だったら苗字教えろよツンデレツインテール魔法少女が!!」

 

ももこ「なんで二人が喧嘩してんの!!龍騎さん、この子は水波レナ《みなみ れな》。レナ、この人は鹿目龍騎さん!噂の見滝原の龍騎士!」

 

レナ「龍騎士?........あの最強のイレギュラーと呼ばれた見滝原の!?この変態が!?」

 

テメェ良い加減しやがれ!!次変態呼びしたら髪結んでる箇所だけぶった斬るぞ!?(無慈悲)

 

ももこ「兎に角!アタシはやちよさんを信じるんじゃなくて、レナの言葉だから信じるんだ。それで、どうしたらいいんだ?」

 

レナ「........取り敢えず、建設放棄地に移動する。何が起きるか分からないし、人が居ない方が良いと思うから........」

 

確かにそうかもしれないな。俺も同じ意見なので、水波の言う事を聞き、彼女が向かう建設放棄地に向かう事になった。

 

 

〜建設放棄地〜

 

レナ「すーーーっ........、はぁーーーーーっ........」

 

ももこ「それでレナ、一体此処で何をするつもりなんだ?」

 

レナ「ちょっと待って、急かさないでよ。今心の準備してるんだから........」

 

建設放棄地に到着すると、水波は大きく深呼吸すると、十咎が水波に質問する。

 

ももこ「心の準備?」

 

レナ「........ねぇ、ももこ。何があっても、レナとかえでの事...、守ってよね」

 

龍騎「........」

 

ももこ「当たり前だろ?これまで、これからも守る気満々だよ」

 

レナ「........信じてるからね」

 

龍騎「お前等、変身する準備しておけ」

 

いろは・ももこ「「え?」」

 

俺がポケットからカードデッキを取り出して、変身する準備をしろと環と十咎は理解出来ておらず、水波は自分の仕事を真っ当する為、大きく息を吸うと........。

 

レナ「かえでーーーーー!!

 

いろは・ももこ「「!?」」

 

レナ「絶交するなんて言ってごめん!レナもかえでとももこと三人のチームに戻りたい!だから謝らせて!」

 

デカい声で、秋野に対して謝罪した。

 

ももこ「レナの奴、一体何考えてんだ!?」

 

龍騎「秋野が攫われた状況をもう一度作ろうとしてるんだ。水波が謝ればまた結界が現れるからな...、だから直ぐにでも戦えるようにしておけ」

 

いろは「あ、だから準備しろって言ったんですね!」

 

俺の説明に環は理解すると、水波の謝罪はまだまだ続く...。

 

レナ「レナ、ちゃんと気付いてたから!怒ってるの分かってたから!ほんと、無理矢理コンビニに使いっ走りさせてごめん!レナが好きなフルーツタルトが無くて怒ってごめん!気を遣ってレナが好きな他のスイーツ買って来てくれるのに、気に入らないからって投げちゃってごめん!服汚してごめん!お金返さなくてごめん!ペットの餌代だったのに本当にごめんなさい!あと、そのペットの事キモいって言ってごめん!でも、爬虫類とか苦手だから今もキモいと思ってごめん!」

 

最後のは分かるぞ!!爬虫類もそうだけど、昆虫類も両生類もキモいよな!(同情)

 

いろは「私、此処までされたら凹んじゃうかも...」

 

ももこ「........普通そうだよね」

 

レナ「全部ぜんぶぜーんぶ!レナが悪かったから!謝るから........、出て来なさいよ!アンタ、レナの下僕でしょ!?」

 

下僕!?友達じゃなくて!?ってか命令形になってるし!?

 

レナ「出て........、来なさいよ........。全部、後悔してるんだから........!」

 

あふれ出る後悔の念に堪え切れなくなったのか、レナを嗚咽を溢しながら涙を流し出す水波。

 

........そして、ゲーセンに居た時と同じように、背筋に寒気を感じ、一瞬で背景が変化した。

 

龍騎「っ!来るぞ!構えろ!」

 

いろは・ももこ・レナ「「「!?」」」

 

俺がカードデッキを突き出して、腰にベルトを出現して巻く。環と十咎も自分のソウルジェムを取り出すが、水波はただ呆然としていた。すると、目の前から黒いモヤから南京錠の形をした使い魔と、攫われた筈の秋野が姿を現した。

 

かえで「迎えに来たよ、レナちゃん........」

 

レナ「かえで........!」

 

かえで「レナちゃん、こっちにおいでよ。一緒に階段さんのお掃除しよう?」

 

レナ「何言ってるの........、アンタがこっちに来るのよ!」

 

かえで「じゃあ私が連れて言ってあげるね、今よりずっと良い所だから」

 

龍騎「っ!変身!」

 

秋野が魔法少女姿に変身したと同時に、俺もカードデッキをベルトに装填して水波の元へ走り出す。しかし、何故か水波と秋野と引き離されてしまう。もしかしたらこの結界の効果かもしれない........。

 

龍騎「水波は俺に任せろ!二人は使い魔を頼む!」

 

いろは「は、はい!」

 

ももこ「お願いします!」

 

使い魔を二人に任せて、俺はカードデッキから一枚カードを引いて、左腕にある甲冑をスライドしてカードを装填したまま、水波の元へ向かう。

 

かえで「それじゃあ行こうか、レナちゃん........」

 

レナ「なんで........、なんでかえでなの!?ずるい........、こんなの........、攻撃出来る訳ないじゃない!」

 

秋野がそう言うと、新たに使い魔を召喚して水波を攫おうとする。まずい........、下手したら水波も秋野と同じ事をされる!

 

龍騎「させるかよ!」

 

【AD VENT】

 

「ガアァァァァァァァァァァァァ!!」

 

俺は予め、カードを装填したままの甲冑をスライドすると、俺の相棒である赤い龍が、水波を攫おうとする使い魔を体当たりで吹き飛ばし、秋野に向かって火炎弾を吐き出す。その隙に俺は水波を回収して、赤い龍の背中に乗り、一旦秋野から距離を離す。

 

龍騎「怪我はないか?」

 

レナ「え........?な、なんとか........」

 

龍騎「一旦、十咎達と合流するぞ」

 

俺の言葉に水波はゆっくりと頷くと、そのまま赤い龍を乗ったまま環達の元へ戻ってくる。

 

ももこ「レナ!怪我は!?」

 

レナ「だ、大丈夫........。でもかえでは........」

 

龍騎「恐らく、このウワサの親玉に操られてる........。そいつをぶっ潰せばば元に戻るけど........」

 

?「その親玉が出て来てないって所かしら?」

 

俺が言ってる途中に、背後から七海が魔法少女姿でやって来た。どうやら一足遅れてやって来たみたいだ。

 

いろは「やちよさん........」

 

やちよ「レナから聞いて様子が気になって見て来たけど........、もっと早く来るべきだったわ」

 

龍騎「いや、寧ろナイスタイミングだ。........あれを見てどう思う?」

 

やちよ「........絶交ルールのウワサ、神浜うわさファイルの通り、現実になってしまったのね...」

 

やはりそうか........。やっぱり七海が言っていた情報は正しかったようだ。そんな事を思ってたら、十咎が七海を胸倉を掴んだ。

 

ももこ「何がうわさファイルだ!魔女の性質が偶々似てただけだろ!?」

 

龍騎「十咎、良い加減現実を見ろ。お前だって、この神浜が変なのは少なからず気が付いてるだろ?」

 

ももこ「........っ」

 

やちよ「彼の言う通りよ、貴女が私を嫌うのは構わないわ。だけど、それを理由に認識を歪ませて仲間まで危険に晒さないで。それでもリーダーなの?」

 

ももこ「................分かったよ、認めるよ。確かにこの町は普通じゃない」

 

俺と七海の言葉に観念したのか、十咎は七海を掴んでいた胸倉を離して、神浜が普通じゃない事を認めた。

 

ももこ「この結界が普通の魔女のものじゃない事だって薄々感じてたさ...。全く情けないな、龍騎さんとやちよさんに論されるなんて」

 

龍騎「........だったら、やるべき事は分かるな?」

 

そう言って俺が後ろを振り向くと、其処には巨大な鐘と幾つもの階段が存在する魔女みたいなバケモノだった。

 

ももこ「っ!この魔力........!」

 

いろは「強い魔力を感じる........、これは........!」

 

やちよ「どうやらあれがボスのようね........」

 

レナ「あれが........、かえでを........!」

 

水波がバケモノに睨み付けると、魔法少女姿へと変身する。そして俺もカードデッキから一枚カードを引き、甲冑をスライドして、カードデッキから一枚のカードを引き抜き、カードを装填して召喚機を元に戻す。

 

 

【STRANGE VENT】

 

 

すると、再び甲冑が自動的にスライドすると、俺はもう一度元に戻す。

 

 

【SWORD VENT】

 

 

甲冑から効果音が発生して、上から青龍刀........、ではなく、何故か槍が降って来て上手くキャッチして構える。

 

........え?なにこれ?こんなの今まで無かったけど?

 

いろは「あれ?龍騎さん、それって........」

 

龍騎「いや、俺にも分からん........。でもまぁいいや、それよりもお前等、此処は役割分担と行こうぜ?」

 

やちよ「貴方から提案するなんて、一応聞くわ」

 

龍騎「なーに、至ったシンプルさ。環が後方からの援護射撃、十咎と七海が使い魔の対処、水波が秋野を押さえろ。本命は俺が片付ける」

 

ももこ「!?ちょ、ちょっと待って!?それだとかえでが........」

 

龍騎「アホ、そんな事言ってられる暇がある訳ないだろ?」

 

ももこ「っ........、でも、そんな簡単に出来ないだろ!?仲間を傷つけるなんて!」

 

龍騎「分かってないな十咎、戦場において犠牲は付きものだ。仲間思いなのは結構だが、それなりの対価が必要だ。お前は自分の命と仲間の命、どっちが大切だ?」

 

ももこ「!?」

 

龍騎「お前はもし、100人のうち1人が犠牲になれば世界が救われると言われたら、潔く候補するか?」

 

ももこ「それは........」

 

龍騎「俺なら出来る、寧ろそうする」

 

「「「「!!?」」」」

 

龍騎「人の命なんて安いもんだ、特に俺のはな........。でもな、七海にも言ったが、人間誰しも譲れないものが一つや二つはあるんだよ。俺にも譲れないものがある。例え腹を貫かれて死にかけても、両腕を失ってでも、誰からも奪われたくないから戦うんだ。その為なら俺の命なんて簡単にくれてやる........、それがお前との覚悟の違いだ」

 

ももこ「................」

 

龍騎「...おっと、敵さんは待ちかねてるわ」

 

かえで「階段さんの邪魔はさせないよ〜」

 

俺が言ってる間に、洗脳秋野が既に戦闘態勢が整っていた。あまり待たせるのも悪いな...。

 

レナ「レナは賛成」

 

ももこ「レナ!?」

 

レナ「変態の言ってる意味は分からないけど、結局はあのバケモノを倒さないとかえでは帰ってこないんでしょ?だったらレナは戦う!戦って勝って、かえでを取り戻す!」

 

俺の事を変態呼びされてるのは一旦大目に見るとして、水波は覚悟は決まってるらしい........。さぁどうする?リーダーよ。

 

ももこ「........分かったよ!アタシも覚悟を決める!仲間の為ならこの命、欲しくもないやい!」

 

十咎の言葉を聞いて、俺はニヤリと笑い、十咎の肩に手を置く。

 

龍騎「それで良い。その小さな覚悟があるだけでも十分だ」

 

いろは「やりましょう!ももこさん!」

 

レナ「レナの足引っ張んないでよね!」

 

やちよ「ちなみに、勝算はあるの?」

 

龍騎「ご心配なく、お前達に()()()()()()()()()()()()

 

やちよ「........秘策はあるって事ね」

 

ももこ「よぉし!じゃあやりますか!」

 

十咎の言葉が合図となり、俺はバケモノに目掛けて一直線、十咎と七海は増加した使い魔を相手に、後方から環の援護射撃を行う。水波は槍で秋野を攻撃を仕掛けると、秋野は笑顔だった顔が崩れて、水波の攻撃を杖で受け止めた。

 

かえで「レナちゃん........?」

 

レナ「ごめんねかえで、後で謝るから........。今だけは許して!」

 

 

悲痛な表情を浮かべながら心理的にけしかけてくる操り人形の秋野に水波は振り払うように槍を手にする手にさらに力を籠める。しかし、水波の背後から南京錠の形をした使い魔が襲い掛かる。

 

龍騎「ちぃ!」

 

いろは「やあぁっ!」

 

ももこ「ふっ!」

 

やちよ「はっ!」

 

俺が水波の方へ向かおうとすると、三人が水波を襲った使い魔を撃退する。危なかった........、正直間に合うか分からなかった........。

 

いろは「此処は私達に任せて下さい!」

 

ももこ「龍騎さんはあの魔女を!」

 

龍騎「すまん!恩にきる!」

 

三人のこの場を任せて、俺は魔女もどきへ向かって走り出す。すると、魔女もどきも使い魔を放ってきたので、俺も槍に火を纏わせる。

 

龍騎「邪魔すんじゃねぇ!火剣『煉獄火炎斬』

 

俺は魔女もどきが放って来た使い魔を次々と斬っては進んで行き、階段まで辿り着くと、大きく飛び上がり、身体を思いっきり斜めに傾けて回し、少しずつ回転速度を上げて行く。

 

龍騎「火剣『炎円斬」

 

槍を一振りすると、円盤カッターのような火の輪っかを魔女もどきに向けて射出した。すると、俺の放った円盤カッターが、魔女もどきの大鐘のようなものに直撃する。すると、魔女もどきが悲鳴を上げるかのように、もの凄い衝撃波を放ってくる。

 

龍騎「ぐっ........!この野郎!!」

 

現在俺は宙に浮いてる状態なので、魔女もどきの放った衝撃波で吹き飛ばされてるが、そのまま吹っ飛ばされる俺ではない。最後の意地として、持っていた槍を全力で投擲すると、再び大鐘に直撃する。どうやらあの大鐘が弱点のようだ。

 

龍騎「だったら!」

 

俺もカードデッキから一枚カードを引き、甲冑をスライドして、カードデッキから一枚のカードを引き抜き、カードを装填して召喚機を元に戻す。

 

 

【STRANGE VENT】

 

 

すると、再び甲冑が自動的にスライドすると、俺はもう一度元に戻す。

 

 

【SWORD VENT】

 

 

甲冑から効果音が発生して、上から今度こそ、青龍刀が降って来て上手くキャッチして、青龍刀に炎を纏わせる。そして剣を両手に持って牙◯のような体勢になる。

 

龍騎「秋野を操っただけでなく、害の無い人間達を襲った罪........、俺が裁く!」

 

俺は地面をめり込むように踏み出すと、両手で剣を持っていた左手を標準の代わりにして魔女もどきに向かって一直線に突っ込む。

 

龍騎「竜火『竜滅剣』

 

俺は青龍刀を突き刺すと、青龍刀に纏っていた炎が竜の形となり、噛みつこうするように魔女もどきに襲い掛かる。そして、炎の竜が魔女もどきを食らい付き、鐘の音色を響かせる暇すらなく爆散した。

 

いろは「................炎が、綺麗」

 

ももこ「凄い........」

 

レナ「あの変態........、あんなに強かったの........?」

 

やちよ「................」

 

環と十咎は、俺が前世で頻繁に使っていた技に魅了され、水波は思わず本音が漏れてしまい、七海はただ唖然としていた。

 

そんな事を知らない俺は、背景が元に戻ると同時に変身を解除して、グリーフシードを捜索する。

 

........正直、竜滅剣じゃなかったら倒しきれなかった。取り敢えず最初は80%で放ってみたが、途中で倒しきれないと思って、慌てて100%まで上げた。結果的には、倒せはしたが、この先もっとタフな奴と戦うとなると苦戦は必須になる。

 

龍騎(修行、するしかないか........)

 

多分今のままじゃあこの先思いやられるに違いない。一刻も早く、前世の時と同じぐらいの力をつけなくてはならない。と言っても、時間が経ってしまえば、自然と魔力の量も増えていくので少しずつ技を磨くしかないだろうな...。

 

龍騎「........グリーフシードがない?それじゃあやっぱり........」

 

やちよ「貴方も気づいたようね」

 

捜索してもグリーフシードが見つからなかった事に口にすると、背後から魔法少女姿を解除した七海がやってきた。

 

龍騎「と言う事は、やっぱりあれは()()()()()()()()()なんだな?」

 

やちよ「恐らく........、私は『ウワサ』と呼んでいるわ。『ウワサ』はうわさを守る為だけに存在する魔女とら全く別の存在よ」

 

つまり、第三勢力って訳か........。

 

やちよ「........ところで、あれは一体どう言うトリックなのよ?」

 

七海が俺に質問すると、一瞬何の事だ?と思ったがすぐに言いたい事が分かった。どうせこれからこいつと関わる訳だし、話しても良さそうだ。

 

龍騎「........話すと長くなるぞ?」

 

やちよ「構わないわ」

 

七海のご要望にお応えし、俺は俺について全て話した。俺には前世の記憶がある事、前世では常識に囚われない異世界で生きていた事(幻想郷である事は伏せている)、俺が寿命の概念のある神であり、同族同士の戦争に参加して勝利した事。そして、寿命で死んだと思ったら、見滝原の長男として生まれ変わった事、そして一年前に魔法少女と魔女について知った事を話した。ワルプルギスの討伐は恐らく知ってるのと、その他の事は特に重要では無いと思ったので話してない。それに、魔法少女の真実を話したら、こいつは冷静ではいられなくなる可能性だってある......。もう少し時間を空けてから話すとしよう。

 

やちよ「成る程........、私が勝てない訳ね」

 

龍騎「まぁ、俺も何度か死に掛けたからな。伊達に三途の川を反復横跳びしてねぇよ」

 

やちよ「物騒な表現ね........。一応忠告はするけど、この街にいる以上、避けては通れない存在だから気をつけなさい」

 

龍騎「........ご忠告どうも、でも俺は俺のやり方でやらせて貰う」

 

やちよ「そう言えば、貴方は何故この神浜に来たのかしら?」

 

龍騎「言ってなかったっけ?見滝原にも神浜のウワサを聞くようになって来たから調査しに来たんだ。まぁ俺がオカルトサークル的な部活に入ってるって理由もあるが、魔法少女に関わってくるとなると、見て見ぬフリは出来ないんでね。最後まで追求してやるよ、この神浜のウワサの謎を」

 

やちよ「探偵気取りではないのは分かるけど、危ない事には首を突っ込まない事ね」

 

龍騎「それは約束出来ないな、俺って不幸体質(トラブルメーカー)バカ(お人好し)だし」

 

やちよ「.........ふっ、それじゃあ」

 

俺が冗談笑いで言うと、七海は少し笑みを溢しながら去っていく。さて、俺も環達の元へ戻るとするか........。そう思った俺は、その場から離れようとすると、

 

「「「「おいし〜〜〜っ!!」」」」

 

と、女子学生らしき声が響いてくる。あいつ等、何食ってるんだ?俺は気になって声のした方へ向かってると、

 

いろは「あ、龍騎さん!」

 

環が俺の存在に気づくと、環の手には小さな瓶のような物を持っていた。俺は気になって環に質問する。

 

龍騎「なぁ、それなんだ?」

 

いろは「これですか?これ!オーガニックスイーツカフェ『木漏れ日の小屋』週間二十食限定、自然材料で育てたニワトリの卵を使ったツンとまろやか高級プリンです!!」

 

よくそんな長々と言えたな、取り敢えず高級プリンだって事は分かった。

 

いろは「........あっ!龍騎さんの分がない!?」

 

龍騎「あー良いよ、気にしなくて。どうせ帰ったらそのまま晩飯だし」

 

かえで「あ、あの!」

 

環が俺の分のプリンが無い事に気がつくと、俺は気にするなと断ると、秋野が歩み寄って来た。

 

かえで「助けてくれてありがとうございました!」

 

突然やって来ては深々と頭を下げて感謝された。いや、そんなに頭下げないで貰えます?

 

龍騎「え、いや俺は別になにも........」

 

かえで「さっきももこちゃんに教えて貰ったんです!龍騎さんが見滝原の龍騎士だって!」

 

ももこ「........(両手を合わせてウインクしている)」テヘッ

 

十咎ェ........、余計な事を........。

 

龍騎「........まぁ、無事で良かった。でも、さっきのウワサがあるかないか関係なしで、二度と絶交なんていうんじゃないぞ?人間にとって、友人ってのは大事な絆という名の宝だ、決して無くすんじゃないぞ?」

 

かえで「........はい!」

 

グウ〜〜〜〜

 

これでよし、と全身の力を抜くと、俺の腹の音が建設廃棄地に響き渡る。俺は恥ずかしさに顔を赤くしてしまう。

 

龍騎「こ、これはあれだから!さっきのバケモノにトドメ刺す時に使った技の影響だから!」

 

いろは「........あ、良かったら一口どうですか?」

 

おい馬鹿止めろ、そう言ってプリンを一口分掬うな。

 

かえで「あ、なら私の分もどうぞ!」

 

だから止めろよ!君たちは間接キスとか気にしないのか!?俺は気にしないけど!!

 

いろは・かえで「「はい、あーん」」

 

龍騎「いや二人一辺に来なくても...むくっ!?........あっ、美味っ」

 

結局、強引に環と秋野が俺にプリンを口に押し込まれた。声に出した通り、めちゃくちゃ美味い。バカ舌な俺でも分かるぐらいの美味さ、流石は高級プリンだな(小並感)

 

やっぱ仕事(戦いの)終わりの甘い物は最高だと実感したまま、最初のウワサである絶交ルールのウワサの調査は幕を閉じた........。




いかがでしたか?

ちなみに、槍が出て来たのは仮面ライダーナイトのソードベントである「ウイングランサー」です。

どうしてウイングランサーを出せたのかは、次回明らかにする予定ですので、暫しお待ちを........。

久しぶりの龍優録の技、個人的にはとてもお気に入りなのでどんどん出せたらなと思ってます。

誤字脱字、アドバイス等よろしくお願いします。

次回もよろしくお願いします。

マギレコ編でヒロイン増やすかどうか

  • 増やそう!そして修羅場そう!
  • いや、秘封倶楽部だけでいいだろ
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