今回はいつもより少し短いかもです。
それではどうぞ。
謎のマントを纏った魔法少女達に路地裏に連れてこられた俺達。いや、本当に宗教勧誘は無理だからね?
やちよ「一体どういうつもり?こんな路地裏にまで連れ出して、話し合いがしたいだなんて」
「........我々に敵意はない。ただアレにてを出すのはやめてほしい」
龍騎「ついでに宗教に入れと」
「違う、そうじゃない。........いや、違わなくないか」ボソッ
?なんかボソって言わなかったか?
「アレを消してもいい事はない........。我々が言いたいのはそれだけだ」
龍騎「........アレってウワサの事だよな?こちとら被害に遭ってる奴が居るのに、何故あんなのを庇う?」
「........知る必要の無い事だ」
ふーん、知る必要の無い、か........。つまり"庇ってる"事には否定しなかった。やっぱりあのウワサには裏があり、そいつ等は何かしら関係している。
龍騎「どうしても手を引けって言うなら、水を飲んだ奴等の呪いを解け。それで勘弁してやる」
「........申し訳ないが、私達ではどうする事も........」
やちよ「なら交渉決裂ね、大体そんな風に姿を隠して一方的に話しを飲めだなんて無謀じゃないかしら?どういう目的かは分からないけど、貴方達を野放しにはできない。人様に危害を与えるようなウワサを守る........、それに正当性なんてない筈よ」
「ま、待ってくれ!私達は戦うつもりは........!正直、私達では君達には敵わない...。だから交渉しようと........!」
いや、全然交渉になってなかったけど?こいつ営業に向いてないな?なんて思っていたら、
フェリシア「ふーん、成る程ね。だったらさぁ........」
そう言って深月は謎のマント魔法少女に歩み寄って........、え?
フェリシア「こーすれば形勢逆転じゃねぇ?」
「「「「「はあぁ!?」」」」」
き、貴様ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!こんなタイミングで寝返るのかぁぁぁぁぁ!!
いろは「フェリシアちゃん!?」
フェリシア「それなりの報酬があるなら寝返ってやるって言ってんの。どうする?」
「........分かった、用意しよう」
フェリシア「って事だ、わりーないろは。俺は傭兵なんでね」
蓮子「そんな........」
龍騎「てめぇ!!報酬のハーゲンダッツ要らねぇのか!!追加報酬でラーメンセットだ!!」
フェリシア「っ」ビクッ
あ、ビクってした。もしや追加報酬を出せば戻ってくるのでは!?
フェリシア「し、仕方ないな〜、にーちゃんが其処まで言うなら戻ってきてやってもいいかな〜」
「なっ!?わ、分かった!焼肉食べ放題だ!」
フェリシア「っ!?」ビクビクビク
龍騎「あ、お前ふざけんなよ卑怯者!」
「「「「どっちが卑怯者だ!」」」」」
なんか全員にツッコまれた......。いや、そんな事はどうでもいい!
龍騎「ならこっちは海鮮丼だ!」
「こ、此方はスイパラだ!」
龍騎「満漢全席!」
「ハワイ旅行!」
龍騎「世界一周りょこ........」
蓮子「キリないからもうやめろぉ!!」
マント魔法少女と言い合っていたら、蓮子が背後から頭に踵落としされて意識を失った。
龍騎「........あれ...、っ、いっつ........」
いろは「あ、龍騎さん!」
俺が目を覚ますと、すぐに頭痛がして頭を押さえると、環が心配して歩み寄ってきた。ってか此処何処?
龍騎「此処は........?」
?「気がつきました?」
すると、エプロンを着た女の子がやってきた。俺は辺りを見回すと、窓には『夏目書房』と書かれており、本棚には大量の本がしまってあった。
?「もしかして、フェリシアさんのお友達...、ですか?」
龍騎「友達、というか........。同業者だな」
?「そうですか........、あ、私は夏目 かこ《なつめ かこ》と言います」
龍騎「あ、俺は鹿目龍騎だ。で、今どういう状況?」
それから近くに居た環と七海の話しを聞いてみる。どうやら俺と謎の宗教勧誘団体の一人と言い争いしてたら、痺れを切らした蓮子が俺の頭に踵落としして意識を失った。その後、深月は結局寝返ってしまい、宗教勧誘団体と一緒に何処へ行ってしまったようだ。その裏で蓮子と由衣が後を追っているみたいだが、タイムリミットは三時間。あまり時間は残されていない。そして、寝ている俺を環と七海が引きずっている所を、夏目に引き止められて、俺を店の中で寝かせたみたいだった。
龍騎「そうだったのか........。夏目、迷惑を掛けたな」
かこ「あ、いえ!全然問題ないです!」
やちよ「........話し戻すけど、貴女はフェリシアの事を知っているの?」
かこ「はい、一度傭兵として一緒に戦った事があります。って、それだけなんですけど........」
龍騎「もしかして、魔法少女?」
かこ「は、はい。確か鹿目さんって見滝原で魔女を狩る龍騎士なんですよね?」
龍騎「俺の事も知ってるのか?」
かこ「一部の魔法少女は知ってますよ、私は風の噂で聞いた事があるので」
成る程な、じゃあ俺が見滝原の龍騎士だと言うのはごく僅かなのか。
龍騎「じゃあ俺達と一緒だな、今深月を雇ってるんだ。だから友達とはちょっと違う」
かこ「あ........、そうだったんですか。そっか........」
なんだ........?深月の話しになると元気がなくなってる感じする...。まさかとは思うけど........。
龍騎「何か隠してないか?深月の事で」
かこ「!!」
俺がそういうと、夏目は驚いた表情を見せる。やはり何か隠しているな........。
かこ「な、何もありません。本当に一緒に戦っただけなんです。ただ........」
いろは「ただ?」
かこ「話を、聞いてしまったんです........。キュウべえから........」
龍騎「!?」
夏目の口からキュウべえの言葉が出てくると、勢いよく席を立ち上がる。
龍騎「教えてくれ!キュウべえは何を言ったんだ!?深月の身に何があったんだ!」
かこ「ひぃ!」
いろは「龍騎さん!」
やちよ「落ち着きなさい!彼女が怖がってて聞きたい事が聞けないわよ」
龍騎「!........ご、ごめん。俺キュウべえが関わる話になると、つい........」
かこ「い、いえ........。で、でもどうか、他の方には話さないで下さい。特にご本人には絶対に........」
やちよ「本人に........?」
龍騎「................約束しよう」
それから夏目はゆっくりと語り始めた。
話しによると、深月のご両親は魔女に殺されたのではく、ご両親は火事で亡くなられたそうだ。そしてその火事を起こしたのは、まさかの深月自身だったのだ。彼女のちょっとしたイタズラ心で、母親が料理をしている時に起こってしまったらしく、あっという間に火が広がった。
そしてキュウべえと出会い、彼女『今起きた事をなかった事にして欲しい』と願い、魔法少女となった。しかし、混乱していた彼女の願いは歪んだ形で叶えられてしまい、『火事ではなく魔女が両親を殺した』と彼女の記憶を修正する形で........。そうして、深月の中には魔女への憎しみだけが残った........。
かこ「........フェリシアさんは今もずっと、その偽物の記憶を信じてるんです........」
いろは「........そんな..................」
やちよ「そんなことって................」
龍騎「..................インキュベーター...!」
環と七海が困惑してる中、俺は静かにキュウべえへの怒りを覚えていた。またお前の仕業なのかよ........、しかし、今回ばかりはキュウべえだけを責める事は出来ない。半分は深月自身の我儘による自業自得、そしてキュウべえが現れなかったら、彼女自身も火事に巻き込まれて死んでたかもしれない。
龍騎「........話してくれてありがとう、今から深月の所へ行ってみるよ」
いろは「龍騎さん!」
そう言って俺は立ち上がり、店から出ようとすると、環に止められた。
いろは「私も行きます!私やっぱり、フェリシアちゃんを放っておけません!あのままじゃ........、本当にひとりぼっちになっちゃう...」
龍騎「........お前ならそう言うと思ったよ、七海はどうする?」
やちよ「........えぇ、フェリシアの元へ向かいましょう」
そう言って二人も立ち上がり、店から出て深月が居るであろう場所へと向かった。
〜参京区・参京院教育学園〜
龍騎「あ、居た!」
蓮子「おーい!皆んなこっちこっち!」
蓮子に連絡して、参京院教育学園に居るとの事なので、俺達は現場へ急行する。どうやら先程の宗教勧誘団体のアジトは此処のようだ。
龍騎「拠点ってこの奥なのか?」
鶴乃「うん!あのマントの奴等の拠点になってるみたい」
まさか学校の地下にそんなもんがあったとは........。ってが学校の地下ってあったのか?墓地じゃないよね?
龍騎「じゃあ、深月はこの奥に........」
蓮子「分かんない........、流石に地下じゃ音が反響してバレそうだったから龍騎達を待ってたんだけど...」
確かにそうかもしれない。トンネルみたいな穴に下手に動けそうにないな。でも時間がない、こうなったら腹を括るしかない。
龍騎「よし、行くぞ」
そう言って俺達は学校の地下へと歩きだす。すると天井から何かか飛んで来た。
いろは「ひゃあああああああっ!」
蓮子「わーっ!頭にぶつかった!」
やちよ「落ち着きなさい、ただの蝙蝠よ」
鶴乃「尚更やだよ!ばっちぃ!」
やちよ「貴女の店も同じようなものよ」
鶴乃「酷いよやちよ!」
いろは「................あれ?龍騎さんは?」
龍騎「な、何........?」
いきなりの蝙蝠の大群にビビった俺は頭を抱えて縮こまっていた。いやあれはびっくりするって...。
やちよ「........何をしてるの」
蓮子「龍騎って昆虫類、爬虫類、両生類全般ダメだからビビってるんだよ。私よりダメだからね」
俺の短所を簡単にバラした蓮子がヤレヤレと言いたげな様子で呆れる。うるせぇな、逃げ出さなかっただけでも褒めて欲しいぐらいだ。それから奥へ進むと、光が見え始める。もしかして中間ポイントか?そう思って足を進めると........。
「あらあら」
「まあまあ」
奥のトンネルの上の方には、先程の宗教勧誘団体と同じ格好した少女が二人居た。
「ダメだねー、あの黒羽根達」
「こんな所まで尾けられてしまって........」
龍騎「何者だ、貴様等」
「でもしょうがないね、来ちゃったんだから」
「来てしまったなら、相手する他ごさいません」
龍騎「コソコソ顔を隠してる割には随分と偉そうだな、見た感じお前等はさっきの奴等の親玉か?」
「月夜ちゃん、あの人達ウチらの顔が見たいみたいだよ?」
月夜?「構いません、それくらい造作もない事でごさいます」
そう言って二人は被っていたフードを外し、素顔を見せる。
月咲「ウチらは"マギウスの翼"天音 月咲《あまね つかさ》と」
月夜「天音 月夜《あまね つくよ》にございます」
あの宗教勧誘団体の正体はそのマギウスの翼という、謎の組織だったようだ........。ほんと、面倒くさい事になったもんだ...。
いかがでしたか?
近日中には、番外編として推しの子とクロスオーバーしたIFを投稿します。気になる方はそちらもよろしくお願いします。
誤字脱字、アドバイス等よろしくお願いします。
次回もよろしくお願いします。
マギレコ編でヒロイン増やすかどうか
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増やそう!そして修羅場そう!
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いや、秘封倶楽部だけでいいだろ