どうもです。
今回から漫画5巻目です。
最近評価して頂いてとても光栄です。これからも皆様を楽しませるよう、精進していきますので、よろしくお願いします。
それではどうぞ。
龍騎「................って事があった」
ほむら「マギウスの翼...」
フクロウ印の給水屋のウワサから数日が経ち、放課後に見滝原組の魔法少女を集めて、マギウスの翼について作戦会議を行っていた。あれから環は無事に編入し、フェリシアにも一般常識を叩き込んでは修行する。偶に環達も混じって、実践形式で試合して、相手の観察能力と攻撃時のクセ、自分が弱い部分の改善等を教えている。
例えば、環の場合はボウガンが主な武器。近接戦闘に持ち込まれたら終わりだ、それに攻撃する時は必ず当てるという意識が強過ぎてるのか、立ち止まってから射撃するクセがある。だから俺は動き回りながら撃てるようになる事、そして接近されても良いように護身術を習えと指示を出した。
変わって七海はベテランだから言う事は少ない、でもあいつは槍だけに頼り過ぎな所がある。七海の魔法は水、変幻自在に操れるメリットがある。だからそれを応用して槍以外の武器を使わせる。
逆に由衣は魔法に頼り過ぎである。七海の弟子って点もあるが、彼女の魔法は火、七海のような水の使い手では相性が悪い。なので魔法に頼らずに攻撃する事を勧めた。ってかこいつ、中華料理店の娘なら中華拳法叩き込んでやるか。
次に問題なのはフェリシアだ、あいつは魔女の存在を感知した瞬時に興奮するというエグザムシステムそのものだ。なのでまずは感情のコントロールをメインに修行してから、徐々に技量を上げていく。感情で行動する事は悪い事ではないが、戦闘では仇となる。其処に気をつけなければならない。
とまぁ、神浜組の魔法少女の修行の付け方はこんなもんだ。さて、本題に戻ろう。
杏子「ほむらは........、当然知らないか」
ほむら「えぇ、そもそも神浜には関わりはないもの」
さやか「で、お兄さん。そのマギウスって集団は、本当に魔法少女の解放ってのを掲げてるの?」
龍騎「間違いないと思う、マギウスの仲間である魔法少女のソウルジェムが穢れに満ちて、ドッペルという背後霊みたいな奴が現れた」
杏子「ほむらが前に言っていた、ソウルジェムが穢れに満ちた時、魔法少女は魔女になる。神浜だとそのドッペルになるって事か?」
マミ「........じゃあ、前に環さんが水名神社に起きた現象も、ドッペルだと........」
まどか「それって、そのドッペルって現象は神浜市じゃないと発動しないって事?」
龍騎「多分だけどね、恐らく神浜全体にそう言った特殊な結界を貼って、魔法少女が魔女化になるのを防いでるんだろうな」
ほむら「成る程、なら前に巴さんが言っていた、キュウべぇが神浜市に入ったら機能停止するというのも頷けるわね」
さやか「あ、そっか。キュウべえが居ないと契約出来ないし、何よりマギウスの翼の魔法少女は、皆んな真実を知ってるって事になるもんね」
それなら何故、マギウスの翼はウワサを利用して他の人を巻き込んでいるのだろうか........。奴等の目的は魔法少女の解放なら、別にウワサを使わなくてもいいんじゃあ........?ダメだ、圧倒的に情報が足りてない。まずあいつ等が何処を拠点として活動しているのかも分からない。それに、環の妹さんの事も関係があるかもしれない。
マミ「........龍騎さん、少し提案があるんですが」
そう言ってマミは手を上げて、俺に提案を聞かせようとする。
龍騎「提案?」
マミ「........私、マギウスの翼に入ろうと思います」
「「「「え!?」」」
まさかのマミの提案はマギウスの入会だった。
さやか「ちょ、マ、マミさん!?」
まどか「ダ、ダメですよ!危険過ぎます!」
杏子「........いや、これはいい案かもしれないな」
まどかとさやかはマミの提案に反対らしいが、佐倉はそうでも無かった。そして、俺はマミが何を考えていたのか、ようやく理解出来た。
龍騎「........スパイ活動するって事か」
マミ「はい、私達が足りないのはウワサとマギウスの翼の情報と敵の主な戦力。それにウワサとドッペルの仕組みです。このままウワサを消していっても、マギウスの翼に辿り着くのに時間が掛かってしまいます。なので、マギウスの翼の本拠地を探れば、この戦いが終息が早まると思うんです」
龍騎「だからって........」
ほむら「................確かに危ない橋を渡る事になるわね」
マミ「お願いします、龍騎さん。行かせて下さい」
龍騎「................」
確かにマミがスパイ行為をすれば、確かな情報は手に入るし、マギウスの翼の本拠地を知る事が出来る。だがリスクがとてつもなく高く、上手くいく確率だって低い。そんな仕事をマミに任せたくない、それが俺の正直な意見だ。いくらなんでも危険すぎる。
龍騎「............................」
頭の中がごちゃごちゃとしていく中、ベストな判断が出せないでいた。俺の選択は........。
〜いろはside〜
いろは「はぁ........、はぁ........」
フェリシア「ぜぇ........、ぜぇ........」
龍騎「........今日はこのぐらいにしよう」
いろは「あ、ありがとうございました........」
フェリシア「も、もうだめぇ〜........」
フクロウ印の給水屋のウワサから数日が経ち、私は晴れてみかづき荘の一員となり、新しい学校へ編入した頃、私はフェリシアちゃんと一緒に、龍騎さんの指導の元で鍛錬を積んでいた。元々はフェリシアちゃんだけ鍛錬を積む予定だったけど、やちよさんの提案で、皆んなで鍛錬を積む事になったのだ。一度龍騎さん相手に、皆んなで攻めたら十分もしないうちに呆気なく敗北した。
それから私達はアドバイスを貰った。私は攻撃をする時に動きが止まってしまう事、接近されたら対処出来ない事。やちよさんは水の魔法を上手く使いこなせていない事、鶴乃ちゃんは魔法に頼り過ぎて魔力切れを起こす可能性を指摘され、フェリシアちゃんは対人戦と対魔女戦との感情のコントロールが出来てないと注意された。流石は前世の頃から戦ってきた人だ、私達も言われて気がついた。やっぱり百年以上生きてきた人とは経験の差が歴然だった。
やちよ「お疲れ様、夕飯の準備出来たわよ」
いろは「あ、ありがとうございます......」
今日の鍛錬を終えると、やちよさんがやって来て夕飯が出来たと報告してくる。私は魔法少女姿を解くと、フェリシアちゃんはバタンッと寝そべってしまった。
フェリシア「もうむりだぁ〜、一歩も動けねぇ〜」
龍騎「それ言ってるぐらいなら、まだ動けるな。なら俺はこれで........」
やちよ「どうかしら、ついでに食べていく?」
龍騎さんが帰ろうとすると、やちよさんは龍騎さんに夕飯を誘ってきた。珍しい......、やちよさんからそんな事言うなんて...。
龍騎「........どういう風の吹き回しだ?」
やちよ「ちょっとしたお礼よ。此処までこれたのも、貴方のお陰だもの。それに、少し話したい事があるのよ」
龍騎「................そうだな。折角のお誘いだし、お言葉に甘えさせて貰うか」
フェリシア「えっ、ししょーも一緒に食うのか!?」
龍騎「今日だけな」
龍騎さんはそう言うと、フェリシアちゃんは嬉しそうな声を上げて立ち上がる。一緒に食べられるのがよっぽと嬉しかったんだね、と私はフェリシアちゃんに向けて少し微笑んだ。
やちよ「さて........、そろそろウワサ探しにも本腰を入れたいところね」
龍騎「........っ」
夕食を食べ終わって少し一息吐くと、やちよさんがウワサについて話題を出してきた。あれからマギウスの翼に全然会えていない、ういが仲間になってるかもしれないし、みふゆさんの事もある。なんとかしないと........。
やちよ「一応、神浜うわさファイルに気になってるウワサはあるんだけど」
いろは「どんなウワサですか?」
やちよ「中央区にある『電波少女』ってウワサよ」
中央区の........、電波少女?
鶴乃「あ、それ私もお客さんから聞いた事ある!中央区の電波塔の下で、スマホを耳に当てると女の子の声が聞こえるっていう、あれだよね?」
フェリシア「なんだそれ?」
鶴乃「なんかね、『助けてー、此処から出してー』って言ってるらしいよ」
龍騎「................イタズラって訳じゃなさそうだな」
いろは「.......なんだか不気味ですね........」
フェリシア「此処から出してって、どっか閉じ込められてんのか?」
やちよ「でも、その声が最近変わったっていう話しもあるの。一度前に調べた時は、あまり実態がはっきりしなくてね。ただの都市伝説と判断して終わったの」
龍騎「都市伝説........」
................なんでだろう。今まで気になってきたけど、龍騎さんの様子が変だ。何か、追い詰めてるような...、悲しいような表情をしていた。
フェリシア「........ししょー?なんか元気ねーな」
龍騎「えっ」
私が気になっていた事をフェリシアちゃんが言ってくれた。するとやちよさんと鶴乃ちゃんも、龍騎さんの方へ視線を向けた。どうやら気になっていたのは皆んなそうだった。
龍騎「...別になんともねぇよ?学校でバタバタし始めたからな」
やちよ「嘘ね、いつもの貴方だったらおちゃらけた顔をしてたのに、今では深刻そうな表情しているわよ」
龍騎「おちゃらけた顔ってどんな顔だよ........」
まぁ、お前等には話してもいいか...。と独り言のように呟く龍騎さんは、私達にこう語った。
龍騎「........フェリシアは知らないと思うが、お前等は巴マミを覚えているか?」
鶴乃「巴マミって、水名神社で一緒だった魔法少女だよね?」
フェリシア「誰だそれ??」
やちよ「彼と同じ見滝原出身の魔法少女よ、でも何故彼女の話題が?」
龍騎「この間に見滝原組と作戦会議してた時にな........、マミがスパイとしてマギウスの翼に入会したんだ」
「「「「!?」」」」
龍騎の口から思いもよらない言葉を聞いて、私達は唖然とした。巴さんが........、マギウスの翼に...、スパイとして!?
鶴乃「そ、それでどうなの!?何か分かったの!?」
龍騎「................マミは......、マギウスに入ってから、連絡が取れなくなっちまった...」
いろは「え........」
やちよ「うそ................」
龍騎「あの時........、俺が反対を押し切っていれば、マミは居なくなる事は無かったんだ........。まさか入会した次の日に音沙汰が無くなったんだからな........、完全に俺のミスだ」
そう言って龍騎さんは後悔の混ざった弱音を吐くと頭を抱える。私はまさかの事態に頭の中が追いついてなかった。まさか巴さんが、行方不明に........。あんな辛そうな顔をしてる龍騎さん、初めて見た...。
龍騎「マミなら問題ないだの、心配ない信じようって、蓮子やメリーに言われたけど、学校にも来てないと流石に心配になる......。本当は俺がマミの代わりに行ければ良かったけど、ウワサの一件で完全に危険視されてる...。俺はもっとしないといけないのに........」
いろは「ま、待って下さい!其処まで考えなくても、巴さんなら!」
ネガティブな考えが止まらない龍騎さんに、私は咄嗟に待ったを出す。でも龍騎さんの返事は予想外の言葉だった。
龍騎「もういやなんだよ!!誰かを死なせたり居なくなったりするのは!!」
いろは「っ!?」
龍騎「俺は
弱々しい言葉に今にも泣き出しそうな顔をする龍騎さん。どうやら私達は、龍騎さんという人物を大きく勘違いしていたようだ...。龍騎さんの過去は知らないけど、私達とは違う世界で、辛い経験をしていたのだろう。あの顔を見れば分かる........。
ヴヴヴッ........、ヴヴヴッ........。
すると私の携帯にメールが届いた。画面を見ると、
『お願いです。返事を下さい』
と書かれていた。送り主は不明........。
やちよ「?どしたの?」
いろは「最近、知らないアカウントからよくメッセージが届くんです........。迷惑メールってやつですかね」
やちよ「........環さん、それ返信したりしてないでしょうね?」
いろは「えっ!?してないですよ!」
やちよ「................一旦その迷惑メールを置いておいて、早急にウワサを消して、マギウスの翼の一員を捕まえて問い詰めましょう。巴さんの身に何があるとなったら........」
龍騎「マミに何かあったら........、マギウスをぶっ潰す」
やちよさんが言ってる途中に、先程の弱々しかった龍騎さんとは違い、その瞳には怒りが宿っていた。
それから龍騎さんと鶴乃ちゃんは帰っていき、フェリシアちゃんはお風呂へ入っていると、私はやちよさんと話していた。
やちよ「........彼が前世の記憶を持っていたのは知っていたけど、私達よりも辛い経験をしてきたみたいね」
いろは「そうですね........。あんな辛そうな顔をしてる龍騎さん、初めて見ました........」
やちよ「........其処で提案があるのだけど、環さん」
いろは「何ですか?」
やちよ「この電波少女のウワサの調査を終えたら、彼を神浜に来るのをやめさせようと思ってるの」
いかがでしたか?
今回から電波少女のウワサ編です。
恐らくギャグ少なめのシリアス展開が多いと思います。シリアス書くの苦手なんだよなぁ........。
誤字脱字、アドバイス等よろしくお願いします。
次回もよろしくお願いします。
マギレコ編でヒロイン増やすかどうか
-
増やそう!そして修羅場そう!
-
いや、秘封倶楽部だけでいいだろ