転生?憑依?したら鹿目家の長男になってた   作:餡 子太郎

46 / 63

どうもです。

五巻の番外編が面白かったのでオリジナルシナリオで投稿します。

それではどうぞ。


幕間 八雲みたまのお料理教室

 

蓮子「いや〜、楽しかったね!」

 

メリー「久しぶりに映画で楽しめたわ」

 

龍騎「俺も以外と面白かったな」

 

とある休日の日に、俺達秘封倶楽部は映画館で映画を観ていた。蓮子がどうしても観たかったと言う事で、俺とメリーは付き添いでやって来たが、思いの外面白かったので満足して外へ出た。ちなみに映画の内容は恋愛ものだが、以外とギャグとかもあって俺でも楽しめた作品だった。

 

蓮子「さ〜て、これから二人はどうする?私午後からバイトだけど」

 

メリー「私は帰るわ、今日はゆっくりしたいから」

 

蓮子がこの後について聞いてくると、メリーはこのまま帰ると言ってきた。俺はどうするか........、別に帰ってもいいけどやる事がないからな......。

 

そうだ、久々にアイツの顔でも見てくるか。

 

龍騎「なら俺は調整屋にでも行って、顔出しにでも行くか」

 

メリー「それって冷やかし?」

 

龍騎「結果的にはそうなるが、まぁ適当に差し入れ渡して雑談でもしてくるよ」

 

蓮子「そっか、じゃあこの場で解散だね。メリー、一緒に行こっ!」

 

メリー「えぇ、龍騎はまた学校で」

 

龍騎「あぁ、じゃなあ」

 

それから俺は二人と別れて、電車に乗って神浜へと向かい、コンビニでアイスでも買って調整屋へと向かった。絶交階段のウワサが終わってから会ってないからな、近況報告でもしておくか。そう思った俺は調整屋から近いコンビニでアイスを買って、外へ出たら、

 

フェリシア「あれ?ししょーじゃん!」

 

龍騎「ん?」

 

フェリシアの声が聞こえた。声がした方向へ向くと、フェリシアが手を振りながら此方へ向かってくると、勢いよく抱きついてくる。

 

龍騎「うおっと...、どうして此処に?」

 

フェリシア「そう言うししょーこそ、何しに来たんだ?」

 

龍騎「ちょっと調整屋にな、暫く顔出してなかったから、アイスでも買ってやろうと思って」

 

フェリシア「アイス!?狡いぞそれ!」

 

「まぁそう怒るなよ」

 

また聞き覚えの声が聞こえてくる。視線を奥へ向けると、私服姿の佐倉だった。

 

龍騎「珍しいな、お前が神浜に来るなんて」

 

杏子「なんか調整屋って所で食堂始めたみたいだから、偶々会ったこいつと一緒に行く事になってな。あ、差し入れのアイス余分に買ったりするか?」

 

結局はお前もタカって来たんかい......。

 

龍騎「........500円あげるから、二人で仲良く買ってこい」

 

そう言って俺は500円を与えて、二人に好きなものを買わせ、一緒に調整屋に向かう事にした。

 

 

 

〜調整屋〜

 

フェリシア「ちょーせーやー!」

 

調整屋に着くと、フェリシアはノックもせずに、大声を出して扉を開く。全くマナーがなってないなぁ........、と思いながら俺も入っていく。

 

みたま「あらフェリシアちゃん!と........」

 

杏子「佐倉杏子だ、よろしく」

 

みたま「よろしく、杏子ちゃん。八雲みたまよ」

 

二人が自己紹介すると、互いに握手を交わす。そして後ろから俺は八雲に声を掛ける。

 

龍騎「久しぶりだな、八雲」

 

みたま「あら!龍騎さんも来てくれたの!」

 

龍騎「最近、顔を出してなかったからな。これ差し入れのアイス、溶ける前に冷凍庫に入れておけ」

 

みたま「態々ありがとね♪有り難く頂くわ」

 

そう言って俺は八雲にアイスを渡すと、フェリシアはポケットから一枚のチラシを見せてきた。

 

フェリシア「でさぁ、此処に来たらタダ飯が食えるって聞いたけど」

 

みたま「えぇ!良かったわぁ、今日はもう誰も来ないかと........」

 

ホッと息を吐く八雲。タダ飯?俺はフェリシアの持ってるチラシを見てみると、

 

 

みたまの食堂OPEN中!

 

魔法少女たちへの

ステキなニュース♪

 

ただいま調査屋では大感謝キャンペーンを開催中!

みたまさんの手料理をご馳走しちゃいます!

これを読んでるハラペコのあなた♪

ぜったい来ないと損よ!

美味しいディナーをご用意してます♡

 

 

と書かれたいた。うーん、これ絶対詐欺臭漂って客なんて来ないだろ(遠い目)

 

龍騎「失礼ながら、料理出来るの?」

 

みたま「任せて!これから腕によりを掛けて作っちゃうんだから♪」

 

自信たっぷりにそう言う八雲、それがフラグでは無い事を祈りながら彼女の調理様子を見る事にした。

 

 

しかし、見事にフラグは回収される事となる。なんと彼女は包丁を逆手持ちで野菜を切ろうとしたのだ。

 

「「「ちょっと待てぇぇぇぇぇぇぇ!!」」」

 

みたま「え?」

 

龍騎「え?じゃねぇよ!なんだよその包丁の握り方は!?怖ぇよ!誰か刺そうとしてるの!?」

 

みたま「?何かおかしいかしら?」

 

龍騎「お前家庭科の授業まともに受けた事ある!?ってこっちを向くな!包丁持ったまま振り向くな!!」

 

何が腕によりを掛けて作るだよ!?誰かを手に掛けるの間違いだろ!?それ以前に基礎が全然出来てねぇじゃねぇか!あれだ、やる気があっても仕事が全然出来ないタチの悪い奴だこいつ........。

 

みたま「大丈夫よぉ、私慣れてるから」

 

そう言って逆手持ちのまま人参を切り始める八雲。

 

フェリシア「いや慣れてるとかそう言う問題じゃねーよ!」

 

杏子「自分の指食わせる気か!?」

 

滅茶苦茶危なっかしいぞこいつ........。もう一回小学校の家庭科の授業受け直してこいよ。

 

みたま「もう、皆んなそんなに私の身体を心配してくれるの?」

 

お前だけじゃくて、この場に居る奴等の身体が心配だよ。

 

みたま「だいじょーぶ!お客さんなんだからゆっくりしてて♡」

 

ゆっくりして逝ってね、にならない事を祈る。いやマジで命の危険を感じる...。

 

龍騎「........はぁ、俺が監視しておくから、お前等は席につけ。何かあったら俺がサポートするから」

 

杏子「................まぁ、旦那が居るから大丈夫か。行くぞキンパツ」

 

フェリシア「うー........、オレなんかやな予感........」

 

そう言って俺は二人の背中を押して席につかせようとすると、

 

みたま「?この人参、固くて上手く切れな........」グイッ

 

 

つるっ グサッ!!

 

 

龍騎「」ドサッ

 

俺の後頭部に何かが刺さって、そのまま意識を失った。

 

 

フェリシア「ししょーーーーーーー!!!」

杏子「旦那ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

 

 

〜数分後〜

 

龍騎「........なんで俺倒れたのかな...、それと今日の午前中の記憶がない........」

 

フェリシア「ししょー........、ししょーぉ........」

 

俺は意識が回復すると、フェリシアは俺の膝の上で泣いており、八雲に包帯を巻いて貰っていた。しかし、何がどうなったんだ?今日の半分以上が記憶にないって........、疲れてんのか?

 

杏子「おいアンタ!もう包丁持つな!!」

 

みたま「え〜〜〜!そんなひどぉい、折角のキャンペーンなのに!」

 

杏子「凶器飛ばす奴に任せられるか!死ぬわ普通!!ってか現在進行形で殺人事件が起きたわ!!」

 

殺人事件?なにそれ怖い........。それは兎も角、俺は八雲に何を作ろうとしてたのかと聞いてみたら、疑問系で肉じゃがと答えた。何故疑問系........?でも材料は間違ってはないっぽいんだよなぁ........。

 

杏子「しゃーねぇ、私達で切るか........。旦那は其処で休んでな」

 

フェリシア「オレ、皮しゃっしゃーってやるやつなら出来るぞ!」

 

龍騎「ピーラーだな、でも出来るのか?」

 

杏子「舐めるなよ?去年、マミの受験の時に夜食作ってやったんだぞ」

 

偉い、佐倉さん偉いっすわ。俺もまどかに夜食作ってやるか。それから佐倉は野菜を刻み、フェリシアは皮を剥く仕事に取り掛かった。タダ飯ご馳走される筈の立場なのに、俺達が調理する事になるとは........。

 

龍騎「ってか、他の魔法少女がキャンペーン目的で来ないって事は、お前の調理方法が怖くて来れなくなったんじゃないのか?」

 

みたま「そんな事はないわよぉ、もう少しで上達しそうなんだけどぉ」

 

『少し』の意味を国語辞書ではなく、広辞苑で調べ直してこい。あと包丁を逆手持ちしてる時点で成長してねぇよ。

 

それからテキパキと二人は仕事を進めて、具材をボールや小皿にのせて、下拵えは完了した。

 

杏子「........まぁ、下拵えはこんなもんか」

 

龍騎「やるな佐倉、八雲とは大違いだ」

 

みたま「龍騎さんひどぉい、でもありがとう二人共。此処からは私の出番ねぇ!」

 

杏子「あぁ、流石に味付けは門下漢だからな、任せた」

 

フェリシア「ウマイの期待してるぞー!」

 

みたま「えぇ!愛情たっぷり注ぐわね!」

 

本当に任せて大丈夫だろうか........。俺は心配しながら八雲の調理様子を眺める事にした。

 

みたま「まず軽く野菜を油で炒めて........、透明感が出てきたらお水を加えて沸かす。お肉を広げて入れて........、アクを掬って、糸蒟蒻を入れたら味付け♪」

 

........普通だ。普通の肉じゃがだ........。順調に調理を進めていく八雲に、俺は少し安心していた。この調子なら大丈夫そうだな........。

 

フェリシア「ん〜〜〜〜〜っ、良い匂いしてきた........」

 

杏子「このまま煮込んだら完成か?」

 

みたま「ん〜〜〜、そうねぇ........。でもなんだか足りない気が........」

 

おいやめろ。余計な真似はするな、シンプルイズベストだろうが。

 

みたま「色が薄いような気がするのよね........、そうだわ!」

 

おい止めろマジでヤメロッテ。

 

みたま「もっと茶色い方が美味しそうよね♪」

 

そう言って取り出したのは、茶色の絵の具だった。

 

龍騎「ちょっと待てぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

俺は慌てて八雲の手に持ってる絵の具を取り上げる。

 

みたま「何するのよぉ」

 

龍騎「お前は俺達に何食わそうとしてんの!?ジャイアンシチューでも食わせる気か!?」

 

安心したのが間違いだった........。よくよく考えれてみれば、肉じゃがしか作ってないから絶対に物足りないだろ。

 

龍騎「もういい!俺が全部やる!佐倉、米を研いで炊飯器に入れて!フェリシアは八雲の監視!」

 

フェリシア「おぉー!ししょーの料理だー!」

 

杏子「真打の登場だな!」

 

みたま「私のお料理よりテンションが高くない!?」

 

これがお前との信頼度の違いだよ。それから俺は今煮込んでる肉じゃがの出汁を飲むと、確かに少し薄味だった。もうちょっとだけ濃くして、厚揚げあるならそれ使うか........。

 

 

そして完成した料理が此方になる。

 

八雲みたま鹿目龍騎の厚揚げ入り肉じゃが

白米

味噌汁

簡単なサラダ

 

 

「「「「いただきまーす!」」」」

 

フェリシア「うまーーー!さっすがししよー!」

 

杏子「厚揚げも中々いけるな!」

 

龍騎「でも途中から入れたからあんまり出汁吸ってないな」

 

みたま「美味しい........。美味しいけと悔しい........」

 

ふふん、これがお前との実力の差よ。するとガチャリと調整屋の扉が開かれると、見知らぬ少女達が入ってくる。恐らく地元の魔法少女だろう。

 

「こ、こんばんわ........」

 

みたま「あらいらっしゃい。ごめんなさいね、今食事中で」

 

「い、いえ........。でも本当にキャンペーンやってたんだ........」

 

フェリシア「お前も食うか?ちなみにこれ使ったの調整屋じゃなくてししょーなんだぜ!」

 

おい馬鹿自慢するな。

 

「い、いいんですか!?」

 

あれ?なんか思ってた反応が違う........。それからその魔法少女も入れて食事をすると、彼女も満足げな様子だった。それからだろうか、調整屋に見知らぬシェフが現れたと情報が入って、俺の飯目的で調整屋にと訪れる事になるとは思いもしなかった。

 

みたま「龍騎さん、私と一緒に調整屋でレストラン部門でも開きませんか?」

 

龍騎「I☆YA☆DA」

 

当然断った。が、最終日に何処まで増えるか知りたくなったので、最終日に料理したら、案の定、満席状態になり、とんでもない行列が出来る事になるのを、その時の俺は知る由もなかった。

 

........俺の作ったの、一般的な料理だよ?




いかがでしたか?

誤字脱字、アドバイス等よろしくお願いします。

次回もよろしくお願いします。

マギレコ編でヒロイン増やすかどうか

  • 増やそう!そして修羅場そう!
  • いや、秘封倶楽部だけでいいだろ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。