転生?憑依?したら鹿目家の長男になってた   作:餡 子太郎

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どうもです。

六巻目がスタートです。

それではどうぞ。


龍騎士は一度身を引く

 

さな「私がいろはさんを守ります!思いっきり戦って下さい!」

 

アリナの攻撃を盾で防いだ二葉は、環の前で盾を構える。

 

龍騎「環、後方支援頼む」

 

いろは「は、はい!」

 

俺は地面を蹴ってアリナへ近づくと、環はボウガンで攻撃を放つ。アリナは結界でボウガンを防ぐと、アリナも絵の具の弾幕で反撃してくる。

 

アリナ「誰が...、守るって!」

 

龍騎「っ........」

 

俺は青龍刀で斬り飛ばす。しかし、弾幕が青龍刀に付着した途端に煙が上がり、ドロドロと溶け始めていた。

 

龍騎「何!?」

 

さな「気をつけて下さい!アリナの絵の具は劇薬です、浴びたら怪我じゃくておかしくなってしまう......」

 

一発当たったら即終了って訳か...。まるで幽々子さんの弾幕にそっくりだ、しかしそんな攻撃にビビるような俺じゃない。俺は溶けた青龍刀をアリナに向かって投げて、次の武器の準備する為に、デッキからカードを一枚引き抜き、左腕にある甲冑をスライドしてカードを装填する。

 

アリナ「小賢しい!」

 

龍騎「環!」

 

いろは「はい!」

 

アリナが投げた青龍刀を弾くと、俺の背後から魔力を溜め込んでいた環のボウガンが放たれる。そのままアリナは環のボウガンに直撃して被っていた帽子が吹き飛ばされる。

 

アリナ(接近型と遠距離型に防御型......、パワーあるスラッシュにちまちました退屈なアタック......、厄介なんですケド)

 

さな「この距離さえ保ち続けていれば......っ!」

 

するとアリナが急接近してくる。どうやら一気にカタをつけるようだ。

 

アリナ「庇うなら、丸ごと全部染めちゃえ♪」

 

龍騎「甘ぇんだよ」

 

アリナ「っ!?」

 

 

【STRANGE VENT】

 

カードを装填しておいた甲冑を元に戻すと、再び甲冑が自動的にスライドすると、俺はもう一度元に戻す。

 

 

【STRIKE VENT】

 

 

すると上空から龍の頭部を模した手甲が飛んできて、俺は右手に装着すると、地面に向かって殴りつける。

 

アリナ「なっ........」

 

「まだ終わりじゃねぇ!!」

 

地面に向かって落ちて行くアリナに、待ってましたと言わんばかりに、フェリシアがハンマーを大きく振りかぶって、重い一撃をお見舞いした。

 

フェリシア「へへっ、一撃で終わると思ったら大違いだぜ」

 

龍騎「よくやった、フェリシア」

 

いろは「フェリシアちゃん...!」

 

さな「すごい......」

 

俺がフェリシアの頭を撫でてると、アリナはフラフラしながら立ち上がる。

 

アリナ「アナタ達......、どうしてフリーなワケ!?アリナの作品は.....!?」

 

ほむら「見て分からないかしら?」

 

そう言ってほむらが、ハンドガン片手に歩み寄ってくる。

 

ほむら「貴女が大切にしていた魔女は片付けさせて貰ったわ、全てね」

 

アリナ「........................は?」

 

やちよ「まぁなんとか倒せたって感じだけどね」

 

フェリシア「ほんと死ぬかと思ったぞ......。ししょーに鍛えて貰えなかったらマジで死んでたぞ」

 

成る程、じゃあアリナが飼育していた魔女は居ないって事か。となるとこれから残りはこのクレイジーアーティストだけだな。

 

アリナ「アリナの........、ベストアートワークを...。彩るジュエリーの一つが........」

 

ほむら「敵にした相手を間違えたわね、私達が誰に鍛えられたと思ってるのかしら」

 

ほむほむが珍しくマウント取るなんて........。明日はワルプルギスかな?

 

龍騎「まぁ、この場に居る奴は、お前の芸術なんてどうでもいいって事だ。さぁ、マミの居場所を吐いてもら.........」

 

アリナ「................ざけるなよ」

 

......ん?なんか様子が変わったぞ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリナ「ふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなッッッ!!!」

 

「「「「「「!?」」」」」」」

 

アリナ「ヴァァァァアア!!」

 

急にアリナが怒声を上げて発狂する。俺達は発狂するアリナに驚きと恐怖を感じていた。なんか........、ヤバい感じがする........。

 

アリナ「何勝手なマネしてくれるワケ!?作品をブレイクしていいのは、アーティストだけなんですケド!!」

 

龍騎「じゃあ最初からその作品(魔女)出さなければよかったじゃん(正論)」

 

すると他のメンツも俺の考えが分かったのかうんうん、と頷き始めた。俺間違った事言ってないよね?

 

アリナ「ウルサイウルサイウルサイ!!許さない........、許さない........!」

 

ダメだこいつ、全く話しが通じないぐらいに情緒不安定になっている........。

 

アリナ「弁償しろ!!アナタのボディを魔女に食わせて弁償しろよ!!」

 

フェリシア「な、なんだこいつ........。マジで壊れてんぞ!?」

 

アリナ「壊れてんのはアナタだクソガキ!!」

 

まどか「お兄ちゃん........」

 

龍騎「心配するな、兄ちゃんがついてる」

 

アリナ「あぁぁ......、叩いて砕いてすり潰すしかない........!」

 

もう何言っても通じないだろう、狂気に染まってまどかを怖がらせたんだ。てめぇ、まどかを怖がらせた報いは受けて貰うからな?

 

アリナ「アナタ達まとめて真っ赤な絵の具にしてやる!!」

 

龍騎「やるか?そっちが真っ赤な絵の具なら、こっちは血だらけに染めて二度と絵なんて描けないようにしてやるよ」

 

そう言ってカードデッキから一枚カードを引き抜いて、左腕にある甲冑をスライドしてカードを装填する。

 

 

【AD VENT】

 

 

「ガァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

 

 

俺が赤い龍を召喚すると、アリナが絵の具の弾幕を発射する。赤い龍も火炎弾を放ち、アリナの絵の具の弾幕を撃ち落としていく。

 

アリナ「ワッツ!?」

 

さな(赤い龍........、これが見滝原の龍騎士........)

 

アリナが驚愕している隙に、俺は地面を蹴ってアリナとの距離を詰める。そしてアリナの懐に入り込んで、右手に真っ黒なモヤを放つ。体制を低くして、左手の第一関節と第二関節を90度に曲げ、掌底打ちのようにアリナの腹部に目掛けて放つ。

 

龍騎「暗黒拳『ブラックバンカー』!!」

 

腹部に当てた瞬間、衝撃波が発生しアリナは口から血を吐きながら吹っ飛ばされた。

 

アリナ「がはっ........」

 

龍騎「近接戦は苦手みたいだな」

 

アリナ「................クッ、どいつもこいつもウザすぎるんですケドッ!こうなったら........」

 

龍騎「これで終わりだ」

 

「其処までです」

 

龍騎・アリナ「「!?」」

 

アリナが何かしら企む顔を見た瞬間に、さっさと仕留めようと思ってカードデッキに手を伸ばそうとしたら、誰かに止められた。声がした方向へ視線を向けると、フクロウ印の給水屋の件であったみふゆとポンコツ姉妹........、ではなく天音姉妹が居た。

 

やちよ「みふゆ........」

 

アリナ「どうしてアナタが........」

 

みふゆ「やり過ぎです、アリナ........」

 

龍騎「........加担しに来た、って訳ではなさそうだな」

 

みふゆ「はい、此方に戦闘の意志はありません」

 

どうやらアリナを止めに来ただけのようだ........。しかし何故天音姉妹も?

 

みふゆ「少し冷静になって下さい。魔女も倒され、この人数相手では分が悪過ぎます。それに、此処には見滝原の龍騎士が居る以上、貴女に勝ち目はありません」

 

アリナ「見滝原の龍騎士........、あの男が........?」

 

みふゆ「恐らく彼がその気になれば、私達は倒されてます。貴女はマギウスの一人........、倒れられては困るのです」

 

アリナ「クッ........」

 

みふゆがそう言うと、アリナは冷静さを取り戻したのか、戦闘体制を解除する。俺も手に掛けていたカードデッキから手を離す。

 

みふゆ「ごめんなさいやっちゃん、うちのアリナが暴れてしまったようね........」

 

やちよ「暴れるなんて、まだ個人の問題だからまだしも、魔女を守ってるってどう言う事?」

 

みふゆ「........それも必要な事なんです........」

 

ほむら(必要な事........、魔法少女を解放する為に魔女を........)

 

月咲「ウワサと魔女、二つが揃って初めて解放に繋がるんだよ」

 

月夜「ねー、人の感情が魔法少女を解放の為に必要でございます」

 

ほむら「理解出来ないわね、無関係な人間を巻き込んでウワサを守り、魔女を守り、それが魔法少女を救うなんて、貴女達の自分勝手な妄想ね」

 

月夜「幾百、幾千、幾万の少女の未来を幸福に導けるのなら、今がどうなろうと些細な事にございません」

 

まどか「ふざけないで!そんなの間違ってる!」

 

やちよ「魔女を使って救われるって、どう言う意味か分かっているの!?目を覚まして!」

 

みふゆ「やっちゃん!お願いだから、これ以上干渉しないで...。本当に争わなくちゃいけなくなります...」

 

........コイツ、親友と戦いたくないって気持ちもあるみたいだが、こいつもマギウスのやり方に疑問を抱いてるのか?アイが言っていた、やり方がめちゃくちゃだって事にも気づいてるみたいだが...。其処まで葛藤してるって事はアイツ自身も気がついてるのか?

 

アリナ「寧ろ争わせてくれると嬉しいんですケド?」

 

みふゆ「いけませんよ」

 

そして空気が読めないクレイジーサイコアーティストが煽り文句を言うと、みふゆは落ち着いて反論する。

 

みふゆ「この場で争いが起きれば、私達の身体は無事ではありません。ましてや此処には見滝原の龍騎士が居ます。先程も言いましたが、彼がその気になれば、私達は全滅です。それでも良いんですか?」

 

アリナ「なっ........」

 

みふゆの説明に顔を顰めるアリナ。

 

アリナ「そ、それはノーグットなんですケド!?みふゆ、アナタの身体は最高の芸術の一つなワケ!そんなの傷つけるなんて美への冒涜なんですケド!?」

 

鶴乃「もしかしてレズ?」

 

フェリシア「れずってなんだ?」

 

龍騎「やっぱりそんな趣味が........」

 

アリナ「そんなワケないでしょ!」

 

クレイジーアーティストの考えてる事なんて分かんねぇよ........。

 

みふゆ「兎に角、今は退きましょう」

 

アリナ「........後でデッサンのモデルになってるけるならいいケド........」

 

みふゆ「無茶な要求でないなら、いいですよ」

 

アリナ「........分かった、此処は退く。そのフェリシアって言ったヨネ?それと龍騎士、ネームは?」

 

龍騎「................鹿目龍騎」

 

アリナ「鹿目龍騎........、アナタ達への恨みアリナの中に刻まれたカラ。今度会った時は絶対魔女に食わせてやる。それと其処の二人も、神浜じゃないみたいだけど、顔は覚えたカラ」

 

まどか・ほむら「「................」」

 

鶴乃「皆んなに手を出してみなよ!最強の魔法少女、由衣鶴乃が容赦しないからね!」

 

突然由衣がアリナに向けて煽り言葉を送る。俺達の事を思って言ってくれてると思うが余計に刺激与えてるからね?ほらもう、ムッてしるから。

 

アリナ「めんどくさ........」

 

みふゆ「................じゃあね、やっちゃん」

 

そう言ってマギウスは電波塔から去って行くと、取り残された俺達は、去って行く彼女達を見届けたまま立ち尽くしていた。

 

やちよ「................」

 

鶴乃「........みふゆ、本当に帰って来ないのかな........」

 

龍騎「................ぅっ」

 

七海と由衣がみふゆの去って行く姿を見届けると、俺はまた目眩がしてふらつくと、近くに居たまどかに支えられる。

 

まどか「大丈夫?お兄ちゃん」

 

龍騎「悪い........、ちょっと........」

 

ほむら「........やはり此処まで来ていたのね」

 

俺がゆっくりと地面に座り込むと、俺の様子を見たほむらが俺に近づいてくる。

 

ほむら「........鹿目龍騎、よく聞きなさい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暫くの間はウワサ調査は禁止よ」

 

龍騎「っ........」

 

ほむらの言葉に、周囲の魔法少女が此方へ視線を向ける。

 

龍騎「やっぱりか........」

 

ほむら「貴方は今日までウワサの調査ばかりに自分の身体の異変に気がついていないわ。そのままでは、貴方自身が壊れるわよ」

 

やちよ「................奇遇ね、私も同じ事考えてたわ」

 

すると七海も会話に入ってくる。どうやら七海も同じ事を考えていたらしい...。

 

やちよ「貴方はよく頑張ったわ。でも頑張り過ぎた故に、身も心も限界が来てる筈よ。だから次のウワサの調査は私達がするわ、だから貴方は暫く休みなさい」

 

まどか「........お願い、今はゆっくり休んで」

 

まどかが今にも泣き出しそうな表情を見せ、ゆっくりと俺の胸に抱きついてくる。俺はそっとまどかの頭を撫で、ベルトに装填していたカードデッキを抜いて変身を解除する。

 

龍騎「........そうだな、マミの事で一杯一杯だったし........。俺自身も薄々と勘づいてから頃合いか........。それにまどかに言われちゃあ断れないしな」

 

ほむら「........決まりね」

 

龍騎「悪いなフェリシア、暫くは鍛錬は自主練って事で」

 

フェリシア「オ、オレは別にそれでもいーけど........」

 

そう言ってるが、少し寂しさを感じてるのが分かる。まぁまだ甘えたい年頃なのだから仕方ない事だろう。

 

龍騎「と言う事だから........、ちょっと休ませて貰う」

 

やちよ「えぇ、今までご苦労様」

いろは「お疲れ様でした、龍騎さん」

鶴乃「ゆっくり休んでね」

フェリシア「つ、次会う時はめちゃくちゃ強くなってるからな!」

さな「あ、えっと........、お疲れ様です」

 

なんか退社する社会人を見送る感じになってるな........。まぁいいか、まどかにも心配掛けさせた訳だし、明日から勉強でも見てやるか...。こうして電波少女のウワサは解決し、俺はまどかとほむらと共に見滝原へと帰って行った。

 

 

 

 

〜まどかside〜

 

詢子「龍騎の奴、まだ寝てるのか?珍しいな」

 

まどか「きっと疲れが溜まってるんだよ」

 

詢子「まぁ、また面倒事に首突っ込まなければいいけど。うおっ、時間やばっ!」

 

昨日のウワサを解決した翌朝、お兄ちゃんは未だに眠っていた。時刻は既に八時前、いつもなら既に学校に向かってる時間。今日は祝日の為、学校は休みだけどママは今日は出勤日なので慌ただしく支度して会社へと行ってしまった。

 

すると、廊下側からドタドタと階段を降りてくる音が聞こえる。もしかしてお兄ちゃんかな?そしてリビングの扉が開かれた。

 

龍騎「ふぁ〜........。やっべ、寝過ごした........」

 

まどか「おはよう、お兄ちゃ................」

 

私はお兄ちゃんの顔を見て絶句した........。何故なら........。

 

龍騎「........どうした?寝癖が酷い事になってる?」

 

お兄ちゃんの瞳には光が宿っておらず、全てが闇に包まれたかのような目をしていた........。




いかがでしたか?

ようやく三分の一って所ですかね........。

誤字脱字、アドバイス等よろしくお願いします。

良かったら次回もよろしくお願いします。

マギレコ編でヒロイン増やすかどうか

  • 増やそう!そして修羅場そう!
  • いや、秘封倶楽部だけでいいだろ
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