どうもです。
まだまだ半分も行ってないこの作品、来年には終わる事は出来るのだろうか........。
それではどうぞ。
〜蓮子side〜
蓮子「記憶ミュージアム?」
いろは『はい........』
龍騎の代わりにウワサの調査を始めて数日、夜中にいろはちゃんから電話が掛かってきて、どうやら新しいウワサを見つけたとの連絡を受けた。なんでも、みかづき荘にマギウスの一人であるみふゆって人が訪問してきて、記憶ミュージアムという場所に来いと言ってきたみたいだ。
蓮子「神浜にそんな所あったっけ?」
いろは『私も初めて聞きまして........』
蓮子「でも何で記憶ミュージアムに来いって言ってきたのかな?何か分かる?」
いろは『実は........、みふゆさんからマギウスに入らないか?って誘われて........』
........えっ!?マギウスに入らないって勧誘された!?
いろは『あ、心配しないで下さい!ちゃんと断りましたから!』
蓮子「ほっ........。それは良かった........」
少し驚いたけど、いろはちゃんがしっかり断ったみたいで安心した。
蓮子「それで一緒に記憶ミュージアムを探して欲しいって事だね?」
いろは『はい、明日の用事とかありませんか?』
蓮子「大丈夫!全然問題ないよ!」
いろは『ありがとうございます!』
明日の放課後は丁度バイトが休みなので、放課後は空いている。なのでいろはちゃんの頼みを承諾した。
いろは『あと、ちょっと話し変わるんですけど...。龍騎さんはお元気ですか?』
蓮子「っ.........、全然平気だよ。相変わらず眠たそうな顔をしてるけど」
いろはちゃんの言葉に私は少し顔を顰めた。いろはちゃんも心配してくれてるんだろうけど、私は少し間を置いて返事する。そしてほんの少しだけいろはちゃんと電話をした後、私は通話を切ってベットの上にうつ伏せになり、枕を顔に押し付ける。
蓮子「嘘........、付いちゃったな........」
そのまま私は電気を消して眠りにつくのだった。
〜翌日・万々歳〜
蓮子「と言う事は、皆んな収穫なしか........。いや〜参ったね〜」
翌日の放課後、私はすぐに神浜に向かって鶴乃ちゃんのお父さんが営んでる中華料理店、万々歳にやってくると、既にいろはちゃん、鶴乃ちゃん、フェリシアちゃん、さなちゃん(蓮子は見えていないがら、テーブルには水が置いてあるので知った)が待っていた。話しを聞く所、皆んな有益な情報を手に入れる事は出来なかったようだ。
蓮子「そう言うのって、図書館とか展示物とかないのかな?」
さな「あっ、それなら私が行ってみたんですけど........。記憶ミュージアムの事は何も........」
フェリシア「オレもなんも見つけられなかったぞー。明後日まで間に合うのかこれ?」
明後日まで探さなくちゃいけないのか........。そして全くの情報もないと来た........。
蓮子「........詰んでない?これ」
鶴乃「くっそーーー!何処にあるのーーー!記憶ミュージアム!」
?「おっ、懐かしい話ししてんなぁ」
鶴乃ちゃんが叫ぶと、隣からいきなり現れたのは鶴乃ちゃんのお父さんだった。片手に杏仁豆腐を持って、テーブルに置くと、懐かしむように語り始めた。
鶴乃父「俺が店を継ぐ前にフラフラしてた頃、よく行ってたよ。あの博物館で古い音楽や映画を楽しむ時間が好きでな。閉館になった時は残念だったよ〜」
閉館になった博物館........!それから私達は詳しく話しを聞く事にした。
ーーーアラモウ聞いた?誰カラ聞いた?記憶ミュージアムのそのウワサ
ーーー変えたい記憶?忘れたい記憶?
ーーーそれとも思い出したいき・お・く?
ーーー記憶のことでお悩みならば、記憶ミュージアムにイラッシャイ!
ーーーチリンとベルを鳴らしてみれば、そこにはアラユル記憶を研究する博物館!
ーーー記憶を通して解明された色んな真実が見られちゃう!
ーーー保管されてる記憶をみると、持ち主に影響されちゃうって、栄区の人の間ではもっぱらのウワサ
ーーーアリャコリャナンダー?
〜翌日〜
いろは「神浜記念博物館........」
蓮子「まさかこんな所にあったとはね」
翌日、私達は記憶ミュージアムであろう、神浜記念博物館に足を踏み入れた。しかし今回はやちよさんは不在、本人曰く『みすみす敵の罠に掛かりに行くような真似なんて、自殺行為みたいなもの』との事。確かに罠の可能性だってある、でも何もしないよりは遥かにマシな気がする。
それから私達は博物館の中へ入っていく。閉館しているのか、壁には亀裂があったり、飾ってある絵には埃が溜まっていたり、床には割れたガラスが散らばったりしていた。
なんか、変なのが出てきそうな雰囲気........。
さな「......似ている。魔女でも魔法少女でもない、この感じ........。アイちゃんと似てる........、きっとウワサだと思います」
さなちゃんはそう言うけど、私にはなんにも分からない。でも、ヤバい気がしてきたのは間違いなかった。その時だった。
「ふふっ、だいせーかーい!ちゃーんとお昼までに辿り着けたね」
奥から幼い女の子の声が響いてくる。そして足音が徐々に近づいていき、姿を現したのは........。
いろは「この........、声って、嘘........」
「講義のし甲斐がありそうでうれしーなー」
いろは「灯花........、ちゃん........?」
小学生ぐらいの女の子で、いろはちゃんの知り合いの子だった........。
〜蓮子side out〜
〜いろはside〜
灯火「へぇ〜、本当にわたくしの事知ってるんだね。初めまして、環いろは。わたくしは里見 灯花《さとみ とうか》、翼を統べるマギウスのひとりだよ」
突然の出来事に私は混乱していた。目の前には、ういと一緒に居なくなった灯火ちゃんが居た。なんで........、灯火ちゃんが........。
蓮子「待って........、さっきマギウスって言った...?」
灯花「くふっ、本当にわたくしの事を探してたんだね!話しには聞いてたけど驚いちゃった。それに、魔法少女でもない一般人を連れてくるなんてね」
蓮子「................」
いろは「灯花ちゃん........。私の事覚えてないの........?ういの事も...!一緒に入院してたでしょ!?」
灯花「覚えてないも、何も最初から知らないよー?さっき言ったよね?
いろは「ッ........!」
その一言を聞いて私は言葉を失った。
灯花「ねむと一緒の病院に入院してたのは確かだよ?でも環ういの事は知らないさ、貴女の事も知らない。大脳新皮質にも海馬にも、何処を探っても残ってないから。ごめんね?」
いろは「そんな........。じゃあ........、私のこの記憶って........」
龍騎『........または、何者かが妹さんを居なかった事にしたか、それとも妹さん自身がそうしたか........』
突然、龍騎さんとのやり取りの記憶が蘇る。まさか........、そんな事は本当に........。
蓮子「いろはちゃん........」
私の様子を見て、蓮子さんは側に近づくと、優しく抱きしめてゆっくりと頭を撫でる。そのお陰か、少し取り乱した心に落ち着きを取り戻した。
灯花「まぁそんな事より、折角の講義の時間なんだから!」
そう言って灯花ちゃんはパンッと手を叩くと、勢いよく長テーブルと椅子が横から現れた。
フェリシア「なんだよこれっ........!どっから出てきた!?」
灯花「戦う意志はなって意味の意思表示だよー。紅茶と好きなケーキでゆっくりしてね。それと、貴女はどうする?」
灯火ちゃんが視線を向けたのは、蓮子さんだった。蓮子さんは私達とは違って魔法少女じゃないただの一般人。もし此処で罠に掛かって、蓮子さんの身に何かあったら、龍騎さんに合わせる顔がない。此処は引き返して貰うしか........。
蓮子「残るよ、そりゃ勿論」
いろは「えっ」
灯花「あら?いいのかしら?魔法少女でもない貴女には、難しい話しだよ?」
蓮子「馬鹿にしないで、マギウスの事は分からなくても........。
灯花「っ!」
蓮子さんの言葉を聞いた途端、灯花ちゃんは一瞬驚いた表情を見せた。それにさっき言っていた魔法少女の秘密って一体........。
灯花「.......中々面白いね、お姉さん。いいよ、同席してあげる。それじゃあマギウスの講義を始めよっか!」
そう言って灯花ちゃんは先に席に座ると、私達も渋々席に座る。そして蓮子さんの言葉に気になったのか、鶴乃ちゃんが口を開いた。
鶴乃「ねぇ、さっきの魔法少女の秘密ってなんなの?」
蓮子「それは........」
灯花「はいはーい、此処はわたくしが説明を........」
蓮子「待って!!」
灯花ちゃんが横から入ってくると、蓮子さんが少し怒鳴るような声で待ったを掛けた。
蓮子「言い出したのは私だから、私が説明する。それに、貴女の方がよっぽど詳しいでしょ?足りない部分があったら付け加えていいから」
灯花「........も〜う、仕方ないなぁ〜。いいよ、始めて?」
そして一呼吸して、蓮子さんは説明に入った。
蓮子「........まずね、魔法少女が持ってるソウルジェムってなんの役割なのか知ってる?」
「「「「えっ........」」」」
最初の言葉に私達は耳を疑った。それはソウルジェムがなんの役割なのか........。
フェリシア「そんなの、魔法少女に変身するのにひつよーじゃん」
蓮子「本当にそれだけ?」
さな「というと........?」
蓮子「ソウルジェムを日本語訳にしてみて........」
鶴乃「ソウルジェム........。魂の宝石........」
蓮子「つまり、ソウルジェムはね........。魔法少女にとっては核となる部分。人間で例えるなら心臓部なの」
........どういう事?ソウルジェムが心臓...?
灯花「実感はないよねー、じゃあちょっとソウルジェムを置いてみて?」
私は言われた通りに、ソウルジェムをテーブルの上に置くと、灯花ちゃんは私のソウルジェムに手を伸ばしたら、急に胸から激痛が走る。
いろは「あぐっ........」
蓮子「いろはちゃん!」
灯花「ごめんね?でも分かったでしょ?ちょっと魔力で衝撃を与えただけでそのダメージ........。砕けたらどうなるか、想像つくよね?」
確かに........。もし蓮子さんの言う通りだったら、ソウルジェムが砕けたら、本当に死んでたかもしれない。まさか........、水名神社の時に龍騎さんとやちよさんが心配してたのって........。
でも、何で蓮子さんがこの事を知って........。
フェリシア「........なんでねーちゃんがそれを知ってるんだよ。誰に教えて貰ったんだ?」
私が気になってた事をフェリシアちゃんが言うと、蓮子さんは私達に話してくれた。
蓮子「龍騎に教えて貰ったの。あと、魔法少女の事も見滝原の皆んな知ってるよ。勿論、メリーにも」
まさかの言葉に灯花ちゃん以外は固まった。
灯花「へぇー、見滝原の魔法少女も知ってたんだー。確か龍騎って、鹿目龍騎の事よね?確か........、見滝原の龍騎士って異名を持つ最強のイレギュラー」
蓮子「........続けるね。皆んなも知ってると思うけど、魔法を使うとソウルジェムに穢れが溜まるよね?」
鶴乃「うん、そうだよ」
蓮子「じゃあ何で穢れを消す必要があると思う?」
さな「それは........、魔法が使えなくなるから........?」
蓮子「此処から重要なの、心して聞いて。特にフェリシアちゃん、本当に信じられない話しだから」
フェリシア「オレ........?」
蓮子「いい?よく聞いてね...。
魔法少女は魔女の成れの果ての姿、つまりソウルジェムが濁り切ると、魔法少女は魔女になっちゃうの」
フェリシア「........................は?」
私達もそうだけど、その真実はフェリシアちゃんにとってはとても辛い事だった。
フェリシア「ソウルジェムが魔女に...?んなワケねーよ!それなら........、ソウルジェムが魔法少女の魂なら、オレ達も魔女って事じゃんか!」
蓮子「................」
灯花「でも残念だけど、それが正解なんだよ」
鶴乃「ま、待って!それって龍騎さんも知ってるんだよね!?どうして教えてくれなかったの!?」
蓮子「........もし、龍騎が話してたら、そのまま受け入れてくれるの?」
鶴乃「えっ........」
蓮子「今のフェリシアちゃんみたいになるのが普通の反応だよ、でも皆んなまだ信じてないでしょ?受け入れてないでしょ?」
鶴乃「それは........」
蓮子「それに、その真実を知って心中した魔法少女だって居るんだよ?それを恐れて龍騎は言わなかったの...、また悲劇が起こる事を........」
龍騎さん........、そこまで考えていたなんて........。
灯花「はーい、一旦ストップ。傭兵さん、貴女のソウルジェムちょっと借りてもいい?」
フェリシア「はぁ!?やだよ!壊す気か!?」
灯花「違うよー。そんなに怖がらなくていいのに、危害は加えないってば」
灯花ちゃんはそう言って手を差し出すと、フェリシアちゃんは渋々ソウルジェムを渡す。フェリシアちゃんのソウルジェムは、蓮子さんの話しでショックを受けた所為で穢れが溜まっていた。そして灯花ちゃんはグリーフシードを取り出して穢れを無くすと、ソウルジェムをフェリシアちゃんに返した。
灯花「はい、綺麗になったね」
フェリシア「え?あ、ありがとう........?」
灯花「勘違いしないでね?これも講義の一環だから」
鶴乃「........グリーフシードでソウルジェムが綺麗になるのは、魔法少女と魔女が似ている証拠........。って事?」
灯花「そう!ソウルジェムもグリーフシードも換えがないって言うのがポイント。根っこから同一のものだからこそ、浄化できるんだよ。お姉さんは知ってるよね?」
蓮子「................」
鶴乃「........理屈は分かるけど、急に受け入れるのは難しいよ。魔女が魔法少女なら、私達........。今まで同じ仲間を殺してきたんだって。........多分、フェリシアもそう思ってショックを受けたんだよね?」
フェリシア「ん........」
さな「........私は、人でもないし........。魔女になる未来しかない........。それが受け入れるしかない事実っていう事ですか........」
いろは「さなちゃん........」
蓮子「........ねぇ、一つ聞いていい?」
私達が落ち込んでる中、手を上げて質問してきたのは蓮子さんだった。
灯花「なーに?」
蓮子「........貴女達の目的って、何なの?」
灯花「うん、じゃあ次の話しをしようか。此処からが重要だよー」
それから灯花ちゃんはある話しを始めた........。
––––––とある一人の魔法少女は、魔女化を目撃してしまい、半年以上経ってもショックを受けたままだった。
考え方を変える事も出来ず、ただ魔法少女になった自分を呪っていた。
それから更に半年が経ち、神浜に魔女が集まり、キュウべえを見かけなくなった頃........。
その負の感情は次第にソウルジェムを蝕み、遂に真っ黒に穢されてしまった。
自分も魔女になってしまうのだと........。そう思っていたが、そうはならなかった。–––––––
蓮子「それが、龍騎の言っていたドッペル........」
灯花「正解!この時既に神浜では、魔法少女を解放する為の動きが始まっていたの」
いろは「それを........、灯火ちゃんがやってるの........?」
灯花「そう!マギウスであるわたくし!」
いろは「じゃあ........、そのドッペルになるのも全部マギウスの翼が起こしてるの?」
灯花「そうだよ!ねっ、わたくし凄いでしょ?マギウスの翼って凄いでしょ?皆んなマギウスの翼に入りたくなったでしょー?」
まさかの答えに私達は呆然とした。まさか灯花ちゃんが中心となってドッペルを生み出していたなんて........。ソウルジェムの事も、魔女化の事も信じられないけど、本当だとしたら目的は立派なのかもしれない。でもアイさんはやってる事は危険と言っていた。
フェリシア「でも、でもさ........。上手くいけば魔女が居なくなるんだろ...?オレの父ちゃんも母ちゃんみたいな人も減る........」
鶴乃「ダメだよフェリシア!騙されちゃ!」
フェリシア「だって鶴乃!」
鶴乃「言いたい事は分かるよ。でも今の話しが全部嘘だと思わないけど、私達を勧誘ふる為の作り話しが含まれてるかも........」
確かに........。灯花ちゃんは昔から頭が凄く良かったから、辻褄を合わせるなんて簡単に出来ると思う。
フェリシア「じゃ、じゃあどーしたらいいんだよ!オレ達はこれから!」
そんな時だった。
ドンッ!
いきなりテーブルを叩く音が響いた。音がした方へ皆んなが顔を向けると、蓮子さんが右手に拳を作って俯いていた。
蓮子「........やっぱり、卑怯だよ。貴女達マギウスは」
灯花「卑怯?何処が?」
蓮子「だって卑怯でしょ?見滝原にはドッペルのような救済措置がないんだよ?なんで神浜しかないの?狡いって思うじゃん」
灯花「心配しなくても、神浜だけじゃなく、見滝原とかにも色んな所でドッペルが起こせるようになるよー」
蓮子「........成る程、そう言う事ね........。通りで龍騎が気に入らない訳だよ」
気に入らない........?どう言う事........?
蓮子「そうやって魔女になる事を恐れて、ドッペルだのマギウスだのに頼って自分達が助かろうする........。ほんと、貴女達は自分に可愛い集団だね」
いろは「っ!?」
その台詞には聞き覚えがあった........。それはこの前龍騎さんが言っていた言葉だった。
灯花「誤解のないよう言っておくけど、わたくし達は魔法少女の魔女化の運命を変えようとして........」
蓮子「じゃあ何で関係のない一般人を巻き込んでんのよ!ウワサとか訳の分からないバケモノまで出しておいて、何が魔法少女の解放なのさ!?それに........、見滝原の皆んなの努力を否定しないでよ!!」
最後の一言だけ力強く、博物館の中に蓮子さんの声が響いた。
さや「見滝原の........、皆んなの努力........?」
鶴乃「どう言う事なの...?」
蓮子「皆んな........、まどかちゃん達がどんな思い出で魔法少女になったか分かる!?さやかちゃんは、事故で怪我した幼馴染の傷を治す為に魔法少女になった!杏子ちゃんは、神父だったお父さんの話しを聞いて欲しくて魔法少女になった!マミちゃんなんて、ご両親とドライブ中に事故に遭って、生きたいの願って魔法少女になった!!ほむらちゃんは、たった一人の友達を救う為に魔法少女になった!!そして魔法少女の真実を知っても尚、今も戦ってるの!全てを受け入れて、一日一日を生きているの!例え自分が救われなくても、魔法少女が魔女になる運命に抗ってるの!それなのに貴女達マギウスは何なのさ!?魔女になるのを恐れて、運命から逃げてドッペルやらマギウスやらに頼って、それで本当に幸せなの!?貴女達が思ってる救済が、そんな形なの!?」
灯花「........魔法少女でもないお姉さんには分からないでしょ。魔法少女が魔女になるのがどれだけ恐ろしいものか」
蓮子「分かんないよ!魔法少女でも何でもない、一般人の私には分かりたくても出来ない!魔女と戦う事も出来ず、ただ眺めてる自分が嫌いで腹ただしかった!」
そう言って蓮子さんは自分の弱さに涙を流し始めてしまった。何も出来なかった自分に余程悔しかったのだろう...。
いろは「あの........、まどかちゃんは何を願って魔法少女に........」
蓮子「................だよ」
いろは「えっ........?」
蓮子「一年前に魔女との戦いで死んだ龍騎を生き返らせる為だよ!!」
泣き叫ぶ蓮子さんの言葉に、この場に居た全員愕然とした。当然、灯花ちゃんも。
フェリシア「ししょーが........、死んだ........?」
鶴乃「嘘........、だよね........?だって誰も勝てなかった人だよ?」
蓮子「それでも........、それでも龍騎は死んだんだよ........。でも、まどかちゃんは龍騎を生き返らせたくて、魔法少女に........」
灯花「........分からない。そのまどかって子は、魔法少女の真実を知ってたんでしょ?何故其処までして魔法少女なんかに........?自分の人生を棒に振るような事を........」
蓮子「........何で分かんないの...!大好きなお兄ちゃんと一緒に居たいからに決まってるでしょ!!全て知っておきながら、魔法少女になる子なんて、まどかちゃんぐらいしか居ないよ!貴女なら出来るの!?家族や友達の危機に、自分の命を引き換えに出来る覚悟はあるの!?龍騎なら出来るよ、だってあいつは自分の事より他者を優先してきたんだから!まどかちゃんもそんな兄の背中を見習って、自分の命を犠牲に大事な家族を蘇らせた!普通そんな事あり得ないよ!?なのにまどかちゃんはそれをやってみせた........!それが貴女達マギウスと龍騎とまどかちゃんとの覚悟と強さの違いよ!!」
龍騎『お前はもし、100人のうち1人が犠牲になれば世界が救われると言われたら、潔く候補するか?俺なら出来る、寧ろそうする』
いろは「っ........!」
ふと、龍騎さんが言っていた事を思い出す。
龍騎『人の命なんて安いもんだ、特に俺のはな........。でもな、七海にも言ったが、人間誰しも譲れないものが一つや二つはあるんだよ。俺にも譲れないものがある。例え腹を貫かれて死にかけても、両腕を失ってでも、誰からも奪われたくないから戦うんだ。その為なら俺の命なんて簡単にくれてやる........、それがお前との覚悟の違いだ』
いろは「龍騎さん........」
蓮子さんの言葉に、龍騎さんがどれだけの想いをしてきたのか身に染みる。辛くて、苦しくて、それでも弱音を吐かずに戦い続けて、魔法少女の魔女化になる運命を否定し、抗い続けようとする龍騎さんとまどかちゃん達。
それに比べてマギウスの翼はなんだろうか........。自分達はドッペルという救済措置を持ってるマギウスに縋っている。蓮子さんの言う通り、マギウスの翼は卑怯だ。
灯花「むー........、まさか見滝原の龍騎士にそんな過去が........。でもまぁいーよ、次のステップに進みましょう。みふゆ」
みふゆ「はい」
灯花ちゃんは、気にせず次のステップに進むと言い出すと、みふゆさんを呼び出す。するとみふゆさんの手には、謎のベルを持っていた。
いろは「そのベル........、やっぱり罠........」
みふゆ「罠じゃありません、体験学習です」
蓮子「........ヤバい、それはヤバい........!」
蓮子さんは何か危険を察知したのか、いきなり席を立つと、みふゆさんの持ってるベルを奪おうとする。
みふゆ「!?何を........」
いろは「蓮子さん!」
蓮子「皆んな逃げて!絶対に聴いちゃヤバいやつ........」
灯花「邪魔しないで」バシッ
蓮子「ぁっ........」ドサッ
すると蓮子さんの後ろに居た灯火ちゃんが、蓮子さんを気絶させると、そのまま蓮子さんは地面に倒れてしまった。
いろは「蓮子さんっ!!」
灯花「ごめんなさい、手荒れな真似して。みふゆ、続けて」
みふゆ「はい。........これは私の記憶、今までの物語の記憶です........。さぁ、貴女の目で全てを見てきて下さい。記憶ミュージアム、上映開始です」
そう言ってみふゆさんは手に持っていたベルを鳴らす。すると、私の意識は徐々に失ってしまった........。
いかがでしたか?
恐らく次回は漫画七巻目に突入します。
誤字脱字、アドバイス等よろしくお願いします。
良かったら次回もよろしくお願いします。
マギレコ編でヒロイン増やすかどうか
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増やそう!そして修羅場そう!
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いや、秘封倶楽部だけでいいだろ