転生?憑依?したら鹿目家の長男になってた   作:餡 子太郎

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どうもです。

今回は『巴マミの平凡な日常』の内容を少し弄った番外編です。

内容としては、マギレコ編終了して十五年後の世界となります。

巴マミの平凡な日常を読んでない方はネタバレがあるのでご注意下さい。

それではどうぞ。


巴マミの平凡な日常編
鹿目龍騎の休日 その1


 

群馬県にある見滝原、其処に魔女と呼ばれる化け物が存在していた。そんな物騒な町ではあるが、魔法少女と呼ばれる戦士達がその魔女を討伐してる為、数年前と比べればだいぶ数は減ってきてはいる。

 

俺は元々はこの町の人間じゃない、何等かの理由でこの見滝原の一家の長男として転生?憑依?して一人の男として生きている。まぁ、魔女やら魔法少女やらの関係してるが、今の見滝原はザ・平和である。

 

龍騎「........参ったな、渋滞かよ」

 

現在進行形で道路は平和じゃないけどな。仕方ない、連絡しておくか........。

 

鹿目龍騎、三十二歳。

 

現在、謎の渋滞に阻まれてイラついています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜六月某日・カフェ:レパ・マチュカ〜

 

龍騎「やっと着いた........」

 

渋滞に阻まれて三十分後、目的地である喫茶店に到着した俺は駐車場に車を止めて、喫茶店の入口に向かっている。今日は俺の妹であるまどか、友人のさやか、マミ、佐倉、ほむらとの久しぶりのお茶会である。普通なら女子会しろよ、って思うが何故か俺も誘われたのだ。

 

店員「いらっしゃいませ」

 

龍騎「えっと、五人の女性達が来てると思うのですけど........」

 

「あ、お兄さんこっち!」

 

店員に説明してると、聞き覚えのある声に反応する。声がした方へ向くと、さやかが手を振って合図していた。いや良い歳して恥ずかしくないのかよ...。

 

取り敢えず店員さんにはアイスコーヒーを頼んでさやか達の待つ席へと向かう。

 

龍騎「悪い、遅れた」

 

まどか「遅かったね、そんなに混んでたの?」

 

龍騎「何か、信号のトラブルでな。仕方ないから大回りしてきた」

 

そう言いながらグテー、と椅子に座る。すると店員さんが頼んだアイスコーヒーを持ってきてくれたので、一口飲む。

 

ほむら「別に車で来なくて良いじゃ無い」

 

龍騎「仕方ないだろ?蓮子とメリー送ってたんだから」

 

まどか「え?蓮子さんとメリーさんを?」

 

マミ「お仕事ですか?」

 

龍騎「ん?まぁそんなもんだ。それで?さっきまで何の話ししてた訳?」

 

そう言って再びコーヒーを流し込む。

 

杏子「そうそう、さっきからこの辺魔女が出て来てないかって話し」

 

俺の質問に答えたのは佐倉杏子。十五年前は風見野市で活動していた魔法少女だが、現在は結婚して一児の母である。偶に杏子がパートで忙しい時に俺が娘の『ゆまちゃん』の送り迎えしている為、割と良い関係である。ゆまちゃんからはカッコいいおじさんって呼ばれたいからね、うん。

 

さやか「あー、なんか言われて居るような感じだよねぇ」

 

杏子「魔女ってさー...、ゴキブリと同じだ忘れた頃に出てくるよなぁー」

 

マミ「ゴ...!」

 

そう言って拒絶反応する彼女は、巴マミ。俺の一個下で今はとある営業会社に働いてるそうだ。ただ、未だに派遣社員らしい。

 

そして杏子の隣に居るのは美樹さやか。俺の妹であるまどかの親友で魔法少女の一人。現在は幼馴染である上条恭介と結婚して二児の母である。

さやかの子供達に良く遊び相手してるので評判も良いと思う。

 

さやか「って言うかさー、正直...魔女よりゴキブリの方が面倒くない?」

 

杏子「魔女は一匹やっつければ良いけど...、あいつら一匹見つけたら三十匹は居るって言うし........」

 

それよりゴキの話しやめて貰えます?虫嫌いの人間が居るんだけど?

 

まどか「ホウ酸団子とか作ってる?地味だけど効くよー?」

 

龍騎「ホウ酸団子とか渋いな........」

 

杏子「ホウ酸団子かー、作った事ねーな...」

 

ゴキブリの対策案を出したのは我が妹である鹿目まどか。最近彼氏と入籍した新婚さんである魔法少女。ちなみにまどかの彼氏(旦那)はフツメンで、中々の優男だった。挨拶に来た時に母さんと俺で『お前に娘(妹)はやらん!』と言ってやったのは良い思い出だ。だって言ってみたかったんだもん。まぁその後男の誓い的なやつで結婚を許したんですけどね。

 

あ、ちなみにまどかの無自覚ブラコンはとっくに治ってます。

 

まどか「簡単だよ、ホウ酸と玉ねぎとか丸めてー。あ、大きさはこの位ね」

 

そう言ってまどかは自分のソウルジェムを取り出して見せた。いや例え方........、もっとマシな例え方があるだろ........。

 

龍騎「しかし、夏になる前に対策しても良いかもしれないな」

 

まどか「お兄ちゃんはホウ酸団子作らないの?」

 

龍騎「まどかさん?俺が誰よりも虫嫌いなのは分かってるでしょ?」

 

さやか「え?じゃあどうしてるの?」

 

龍騎「んなもん、アー◯レッ◯で終わりに決まってるだろ!ってかさっきからお前は何プルプル震えてるんだよ」

 

そう言って俺はカップを持ったまま震えてる暁美ほむらを見つめると、突然彼女は叫びました。

 

ほむら「いい加減にしなさい(まどか以外の)貴女達!魔女が居るのに...、何故誰も退治に行かないの!?」

 

暁美ほむら。十五年前に何度も同じ時間を繰り返してきた魔法少女。現在は俺の弟であるタツヤと結婚して、俺とまどかと親族関係になっている。結婚しても尚、俺の事はフルネーム呼びである。別に良いんだけどね、しかもまだ大学生で十九歳である弟のタツヤが俺より先に結婚するとはなぁ........。

 

んで本題に戻るが........。

 

マミ・ほむら以外「「「「え?何で行くの?」」」」

 

 

俺達のアンサーはこれだった。いや気持ちは分かるよ?でもさ........、俺達もおじおばじゃん?そろそろ世代交代しようよ、と言っても俺は今でも戦ってるんですけどね(遠い目)

 

ほむら「みんな........、見損なったわ!まどかと見滝原は私が守........守........」

 

そう言って店に出て行ったほむらだが、さっきからポケットの中身を確認するが、お目当てであるソウルジェムが見つからないのか、結局店に戻ってきて自分の鞄の中を漁り始めた。こいつ無くしたのかよ........、携帯ならコールすれば簡単なのだが、アクセサリーみたいな形をしたソウルジェムでは不便極まりない。

 

まどか「ほ、ほむらちゃん。私ので良ければ貸すけど........」

 

龍騎「馬鹿かお前は、自分の魂だろうが」

 

さやか「扱いが軽すぎない!?」

 

杏子「あー........、まどかのそれ見ていたら........。ゴキの事思い出しちゃったわ........」

 

龍騎「終わった話題を蒸し返すんじゃない」

 

さやか「虫だけに蒸し?」ドヤッ

 

龍騎「流石は馬鹿さやかちゃん、拾わなくていい所を面白くもない親父ギャグをドヤ顔で........」

 

さやか「黙って!」

 

さやかも学生時代から変わってないな........。と思ってたらさっきさら黙ってるマミを見ると、両耳の穴を人差し指で塞いでいた。いや何やってんだよ........。

 

マミ「あ........、もしかして、虫の話し終わった...?」

 

龍騎「何で聞いてないんだよ...」

 

マミ「実は.....、この前帰ったら玄関の前に...、ゴ...ゴ...あいつがいて...」

 

しっかりゴキブリって言えよ、なんだよあいつって........。キュウべえじゃないんだからせめてGって言えよ。

 

マミ「その所為でもう話すのも聞くのも嫌なのよ........。しかも、死にかけなのに微妙に動いてて........、何も私ん家の前で死ななくてもいいじゃない........。仕事帰りに二時間も家の前で部屋に入るタイミングを計ってたわ........」

 

そんなに嫌なら話さなくても良くね?

 

杏子「...ん?でもさ、そんなに嫌なら彼氏ん家に避難するか退治して貰えば良かったんじゃね?」

 

マミ「あっ!あぁ...っ!そ、そう...ねっ!!」

 

こいつ墓穴掘ったな........。実はマミには一つ皆んなに隠してる事があって、俺だけがその秘密を知っている。

 

実はマミは、結婚はおろか、恋人すら居ないのだ

 

なので皆んなの前では(架空の)彼氏持ち設定になっている。俺も気を遣って知らない振りをしているが、時々ヒヤヒヤする時がある。

 

マミ「そ、その話は置いといてっ、ほ、ほらっ!これ見て!これ、皆んなで頼まない?」

 

そう言ってマミは一枚のチラシを見せてきた。それはとあるスイーツショップであり、『名物バケツパフェ』と書かれた所を指を指した。しかし、まどかとさやかは絶望しきった顔をしていた。

 

まどか「........マミさんすみません」

 

さやか「30過ぎで大盛りメニューは胃がちょっと...」

 

だろうね、そんな理由だとは思ってたよ。と心の中で言いながら軽く溜め息を吐く。

 

まどか「こーゆーのは十代の若い子が食べるんですよ........」

 

さやか「この年になると美味しい物は程々がいいよね...、お兄さんの作った里芋の煮っ転がしがベストだよ」

 

何で俺の作った里芋の煮っ転がしがベストなんだよ........。

 

杏子「えー?あたしは全然いけるけど?」

 

龍騎「馬鹿!余計な事言わなくて良い!」

 

何してんだよ佐倉の奴、ほらもうマミがグイグイ来てるじゃねぇか........。え?甘党の俺はいけるだろって?いやね、この間の健康診断がね...、引っかかっちゃってね........、うっ頭が........。

 

まどか「ね、ねぇ!皆んなで久しぶりに魔女退治に行かない!?」

 

さやか「そ、そうだね!」

 

いきなりまどかが勢いよく立ち上がり魔女退治しようと誘うと、さやかも便乗して賛成した。ほむらがグッ、と親指を立てていたので、こいつらメールかなんかでやりとりしていたな........。

 

さやか「じゃあまとめてお会計してくるけど、領収書貰っていい?」

 

「「「「どうぞー」」」」

 

さやかが伝票持って会計しに行くと、俺達は店の外でさやかが来るのを待機、魔女の結界がある所を探しに歩いて行く。あ、言い忘れたけど車は料金制の駐車場に止めてあるので大丈夫です。

 

 

 

〜とある路地裏〜

 

マミ「魔女の結界...、この辺りかしら...」

 

龍騎「みたいだな........」

 

歩き始めて数十分後、遂に魔女の結界がありそうな場所に辿り着いた。

 

マミ「...にしても、魔女ってなんでいつも冷え冷えする所に結界作るのかしら...。六月とはいえ、冷え性には辛いわ...」

 

龍騎「あー、うん。それ分かる。おいほむら、ソウルジェムは見つかって........、ないか........」

 

一度ほむらのソウルジェムが見つかったか確認しようと振り返ると、相変わらず自分の鞄をゴソゴソと漁っていた。

 

龍騎「ちなみにマミ、お前はちゃんとあるよな?」

 

マミ「も、勿論です!(しまった、いつもの癖で腹巻きのポケットに家のスペアキーと一緒に入れたままだったわ........)」

 

まどか「あ!杏子ちゃんのソウルジェム可愛いね!」

 

杏子「あーこれ?(ゆま)がプリクラとかシールいっぱい貼るからなー...」

 

龍騎「それ大丈夫なのか?身体に害があるとか?」

 

杏子「いや?別に何ともねーよ。さやかの方は........」

 

さやか「...っ........」

 

龍騎「........どうした?顔色悪いぞ?」

 

さやか「こ、ごめん...、皆んな...。あたし、ちょっと気分が........」

 

えぇ!?なんか酒臭いんだが!?しかもこいつ顔真っ赤じゃん!?何があった!?

 

まどか「うっわさやかちゃん酒臭っ!いつお酒飲んだの!?」

 

さやか「ち、違...、お酒じゃなくて........。お会計の時についソウルジェムをアルコール消毒して........」

 

絶対それじゃねぇか!!

 

まどか「えっ!?あれで酔えるの!?」

 

杏子「初耳だぞ!?」

 

龍騎「いや、ソウルジェムって魔法少女の本体だから、アルコールに直接触れてる訳だから酔う可能性は無いわけではないな........」

 

にしても昔から酒に弱っちぃなさやかの奴...。恭介と一緒に飲みに行って一番にぶっ倒れたからな...。

 

龍騎「取り敢えず座って休んでろ。まどか、悪いけど水買ってきてくれ」

 

さやか「ごめ........、あたしギブだわ...」

 

まどか「あ、あははは........。さやかちゃんは休んでて...」

 

ほむら「全く、だらしないわね美樹さやか!」

 

龍騎「ソウルジェム行方不明な奴はさっさと見つけろ」

 

仕方ない、と俺もポケットにあるカードデッキを取り出す。こうしてよく見ると、このカードデッキも長い付き合いなんだな........。すると佐倉がマミに何か言っていた。

 

杏子「お、何だマミ。やけに楽しそうじゃん」

 

マミ「ふふ、そうね...。最近は、魔女退治も一人ぼっちでしょ...。だから...、こうやってみんな集まってワイワイやるのって久しぶりだなって...。

 

龍騎「................ん?ちょっと待て、お前まだ魔法少女現役なのか?」

 

俺がそう言うと、その場が凍った。そしてまどかと佐倉がひそひそ話しを始めると、マミのソウルジェムが濁り始めてくる。あぁ........、凄い勢いで濁って行く........。30過ぎてもメンタルが弱いんだな........。

 

マミ「...そ、それは兎も角っ、それじゃ、お先に!」

 

龍騎・まどか・杏子(((この雰囲気の中一番に変身したーッ!)))

 

........!!その時俺達三人の頭に電流が走る。

 

マミ「さ、皆んなも早く変し........」

 

龍騎「マミ........」

 

杏子「...ごめんな。分かった...、分かったんだ...」

 

まどか「...うん、私も気づいちゃった...。客観的に見ないと分からない事ってあるよね...」

 

龍騎・まどか・杏子「「「30過ぎてその服はキツイ...!」」」

 

そして再び場が凍る........。

 

まどか「...そういえば、魔法少女服って全部ミニスカ...。露出高い服って若くないと正直痛いね...。いつまでも夢見る少女のままじゃいられない...、私達魔法少女ってそう言う仕組みだったんだね........」

 

まどかの強烈な言葉にマミは膝を倒してしまい、遂には変身を解いてしまった。そして、夕日が沈みかけてきてるのに気づく...。え?魔法少女じゃないお前は変身しないのかって?いやだってさ、前世はいつも同じ服着てたわけだし、その所為で感覚が麻痺してるからノーカンで。

 

ほむら「...あっ!やっと見つけた...!まどか!一緒に魔女を...」

 

まどか「ほむらちゃん...。もういい、もういいんだよ...。一緒に...、帰ろう?」

 

ほむら「まどか........!そうね...、魔女は現役の魔法少女に任せましょう...」

 

まどか「老兵は黙して去る...だね、ほむらちゃん!」

 

遂にほむらがソウルジェムを発見したが時すでに遅し。まどかが優しく手を差し伸べて帰ろうと言うと、ほむらはその手を掴んだ。

 

........いや、何だこれ?一昔前のドラマの感動シーンか?

 

杏子「........あ!今日って九日だったよな?」

 

さやか「確かそうだったかな」

 

杏子「なー帰りにニークイック寄っていいか?今日肉が特売なんだー」

 

さやか「あー、肉の日だもんね。私も行くー」

 

そう言って、マミ以外の魔法少女は其々の目的地へと歩き去ってしまった。取り残されたのは、まだ落ち込んでるマミと俺のみ。

 

龍騎「........あー、俺も帰るけとさ........。送っていこうか?」

 

マミ「........お願いします」

 

こうして、魔法少女(+α)のお茶会は終了した。余談だが、カフェで横切ったであろう魔女は俺が退治しました。




いかがでしたか?

今日がエイプルリフールって事もあって書いてみました。

一巻の一話だけでもすっごいボリューム........。もしかしたら続くかもしれないです。

誤字脱字、アドバイスよろしくお願いします。

次回もよろしくお願いします。

マギレコ編でヒロイン増やすかどうか

  • 増やそう!そして修羅場そう!
  • いや、秘封倶楽部だけでいいだろ
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