転生?憑依?したら鹿目家の長男になってた   作:餡 子太郎

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どうもです。

巴マミの平凡な日常編の続きです。

それではどうぞ。


鹿目龍騎の休日 その2

 

季節は夏、爽やかな夏晴れの休日........。今日、俺達は結婚式に来ていた。

 

さやか「...あ、そろそろかな?」

 

そう言ってさやかがビデオカメラを片手に、新婦入場口に向けると、扉が開かれ、親友である志筑仁美がウェディングドレスを着てやって来た。

 

そう、今日は仁美の結婚式なのだ。まどかやさやか等、学生時代の友人達から結婚おめでとー、とお祝いの言葉を送っている。

 

まどか「仁美ちゃーん!すっごくキレイだよ!」

 

仁美「ありがとう、まどかさん」

 

さやか「仁美...、結婚おめでとう。昔はさ...、色々あったけど...。その...、変な言い方になって悪いけどさ、仁美が今幸せそうで、私...、すっごく嬉しいよ...!」

 

仁美「........そうですわね。私も...、さやかさんと恭介さんに負けないくらい...。幸せになりますわ!」

 

なんか仲直り的な感じになっているが、俺もお祝いの言葉を送ってやろう。そう思って俺は彼女に近づいた。

 

龍騎「結婚おめでとう、仁美」

 

仁美「龍騎さん........」

 

龍騎「今日は蓮子とメリーが仕事で来れなかったが、伝言を預かってるんだ。『結婚式行かなくてごめんね?日を改めてお祝いするから、お幸せに!』だってよ」

 

仁美「ありがとうございます...。お二人にもよろしくお伝えして下さい」

 

龍騎「あぁ、幸せにな」

 

ちなみに仁美の旦那は俺が高校時代の一つ下の後輩であり、バスケ部所属で、俺が高校三年の時にまどか達とバスケをやってたら、教えて欲しいとの声を掛けて来たのがきっかけだった。それから仁美に一目惚れしてしまい、必死にバスケを練習して、エースに登り詰め、そして仁美もそんな彼に惚れてお付き合いし、今日晴れて結婚する事となった。

 

なんて感動的な漫画展開なんだ、俺じゃなきゃ気が付かなかったね。

 

まどか「あー...、結婚式っていいよねー。私の式ももう直ぐだし、今日は色々参考にしていこっと」

 

杏子「そーいや、まどかの式まであと二ヶ月だったっけ?準備進んでるか?」

 

龍騎「それは問題ない。俺も手伝ってるし、今は席次表やら引き出物とか決めてる」

 

前世では結婚式はあげては居なかったが、さやかとほむらの結婚式を機に勉強しておいたのだ。後でまどかの為にもなるかと思って、俺は別にいいかな?結婚する気はあるが、結婚式をあげるとは言ってないし。

 

まどか「結婚式ってさ...、やる事多くって思ってた以上に大変だね...」

 

龍騎「特に料理一つでも洋風の式場だし、フレンチにしようと思ってたのに親戚の婆様の歯が弱いから和食にしてくれとか、箸を付けてくれとか急に電話掛けて来たり...。もう親戚の擦り合わせとかそう言うのが全部面倒臭くって........」

 

さやか「あー...、あるある...」

 

まどか「お兄ちゃん、本当にありがとう........」

 

つーか鹿目家の親戚多くない?何回心(ソウルジェム)が折れ掛けた事だか......。

 

ほむら「まどかも私とお揃いで、海外挙式にすれば良かったのに...」

 

龍騎「馬鹿言うなよほむら。俺はまだしも、姉弟揃って海外はどうなんだよ?それに母さんや親父だってもう歳だぜ?態々海外まで飛ばすのか?」

 

ほむら「あ........、それもそうね........」

 

そういやほむらとタツヤの結婚式挙げたのって、ハワイだっけ?俺は海外では結婚式やりたくないなぁ........。行くの面倒だし。

 

杏子「...でも皆んなちゃんと式挙げられていーじゃん。私なんて、お金が余裕なくて籍入れただけだし...」

 

そればかりは仕方ないだろ........。佐倉のご家族は既に亡くなってるし、旦那さんの収入だって決して高くない。でも幸せなら別にいいじゃないか。

 

杏子「ウェディングドレスってやっぱ憧れだよなー。なぁマミ!?」

 

マミ「え"っ!な、何...っ、そ...そうねっ!」

 

佐倉がウェディングドレスを着てみたいと言い出すと、マミに話題をふっかけてるが、マミは驚いたような声を出して適当に返事した。

こいつ関係ない話題だからって聞き流していたな......。

 

杏子「私さー。結婚10周年の時とか、子供が巣立った後に、細やかでいいから式挙げるのが夢なんだー」

 

龍騎「まぁ籍入れても、遅れて結婚式挙げる事例だってあるからな」

 

杏子「そうそう!お互いさ、後悔しない良い式をいつか挙げよーな!」

 

マミ「........そ、そうね。頑張りましょう(結婚式どころか挙げる相手も居ないのに...)」

 

なーんて思ってるんだろうな........。目がそっぽ向いて溜め息吐いてるし。

 

それから披露宴に向かい、新郎新婦のお色直しして再登場すると、料理を食べている時に、さやかがボヤき始めた。

 

さやか「うーん...。同い年でも既婚と新婚じゃ、若々しさが違うなぁ...。やっぱりさー...。心の若さって言うの?そう言うのがもう...」

 

杏子「あー...。子供居ると、年々お洒落とか自分磨き方向がどうでもよくなってくるよな...」

 

既婚あるあるェ........。

 

まどか「えー...?二人とも30歳にしては若々しいよー?」

 

さやか「まどかも時期に分かるよ...」

 

龍騎「そうだな...。子供が居ると自分の事は二の次になって、少しずつ年齢を重ねていくんだ」

 

マミ「」←未婚だけど自宅の女子力が終わってる人

 

『えー、続きましては、花嫁によるブーケトスです!未婚女性の方は階段下にお集まり下さい。是非、幸せのお裾分けを........』

 

マミ「...あっ!私行ってくるわねっ!よーしっ、ブーケ頑張って取るわよぉー(棒)」

 

すると花嫁によるブーケトスが始まるとアナウンスが入ると、マミが勢い良く立ち上がり、棒読みで気合いを入れて階段下へと向かった。

 

........それは別にいい。だけどさ........。

 

マミ以外、全員子供って事は殆どの人は既婚者って事?

 

それから仁美がブーケを投げると、マミの位置まで伸びていき、そのままマミの元へ落ちた。マミはブーケをキャッチして戻ってくる。

 

マミ(...あぁ、何だかもう...。死にたい

 

っ!?マ、マミの後ろに鬼と般若が........。

 

 

それから式は順調に進み、終わった頃には既に日が暮れていた。俺達は一緒に帰路に着きながら、今日の事を振り返っていた。

 

まどか「あー...、いい式だったねー」

 

さやか「年取ると涙脆くってさー...。何度も泣いちゃったよ」

 

まどか「私もー」

 

龍騎「いや、二人が泣き虫なのは歳関係ないだろ」

 

さやか「なんですとー!?」

 

龍騎「中学、魔法少女、自暴自棄」

 

さやか「ぐはっ........。わ、私の黒歴史を........」

 

それはお前の自業自得だろ(辛辣)

 

ほむら「感動と言うよりか私は...。自分の式を思い出して懐かしくなったわね...」

 

龍騎「あー、何となく分かるわ。終わった後に反省点ばっかりで、やり直したいって思う感じだろ?」

 

まぁ別に結婚式だけじゃなくても、他の事で同じ事を思うやつは俺でもあるからな。

 

さやか「まどかは後悔しないよーに頑張りなよ?」

 

まどか「うんっ」

 

そうか........。まどかも二ヶ月後にはウェディングドレスを着るのか...。昔は無自覚でブラコンだったまどかが、今のなっては花嫁に........。幾ら前世の記憶を持ってるとしても、兄として支えてやって良かった...。

 

さやか「........お兄さん。何で泣いてるの?」

 

龍騎「いや、まどかも仁美みたいなドレス着ると思うと........。此処まで支えて来て良かったって........」

 

まどか「お兄ちゃん........。私、絶対に幸せになるからね!」

 

うちの妹30過ぎても可愛い過ぎだろ!!

 

マミ「皆んな、まだ時間早いし、何処かで二次会しましょ........」

 

さやか「えっ!もうこんな時間!?」

 

マミ「か...?」

 

マミが二次会やろうと提案するが、さやかが腕時計を見て驚き叫んだ。

 

さやか「ごめん、私先帰るね。家族の夕飯作らないと...。今日は子供等、恭介に見て貰ってるんだけど...。あいつ片付けしないから家の惨状を見るのが怖い...」

 

杏子「あー...。うちは旦那が休日出勤だったから今日は一時保育...。今日って日曜だから保育園やってねーだよな...。お金掛かるし、私も早く迎えに行かねーと...」

 

ほむら「明日から暫く仕事で出張だから今日パスするわ」

 

まどか「旦那さんと外でご飯食べる約束しちゃってて........」

 

見事に魔法少女組みは全滅である。同情はしないけど。

 

龍騎「........俺も明日は仕事だけど、まぁ別にいいけどさ。じゃ、今日は此処等で解散すっか」

 

まどか「うん!じゃっ、今日はお疲れ様ー!」

 

それから其々の帰路に着く中、俺とマミは帰っていく魔法少女組みを見送った。

 

マミ「........」

 

龍騎「................で、どうすんの?」

 

マミ「........二次会が、したいです...」

 

俺は安西先生じゃないぞ、バスケがしたいです風に言うな。

 

 

 

 

マミ「ううーん...。解・放・感!!

 

龍騎「良い歳して直ぐに下着姿になるなよ........。ってビールを飲み始めるな!!」

 

俺はマミの家にお邪魔して、二次会を行う事にした。マミの家は昔から行った事はあったが、現在マミは下着姿でビール缶の蓋を開けて、ガサゴソと引き出物を漁り始めた。

 

おっかしいなー...。昔は下着姿になってる時にクッソテンパってたマミが、今となればそんな事を気にしなくなってしまった。俺だからいいのか?やめてくんない?それだから彼氏が出来ないんだよ。

 

そしてマミが先に取り出したのは、四角い箱に焼きのりやら鰹節が入っていた。多分俺のも同じやつが入ってると思うから、白米のお供にしよう。

 

マミ「あっ、バウムクーヘン発見!此処のバウム、よくテレビで見てたから気になってたのよねー」

 

バウムクーヘンも入ってたのか...。後で蓮子とメリーと一緒に食おっと。

 

マミ「後は...、おっ、あったあった。カタログギフトって選んでる時が一番楽しいわよねぇー」

 

よく分からん、俺のは蓮子に任せる事にしよう。

 

龍騎「........おい、ブーケの花どうするんだよ」

 

マミ「あー........。お水に付けないと枯れちゃうわよねぇ...。花瓶ないし、一番おっきいマグカップでいっか...」

 

いやダメだろ........。花瓶ないとはいえ、マグカップで入れるとか何考えて........。ガチで入れやがった...、みっちりと。

 

マミ「................って」

 

龍騎「........マミ?」

 

マミ「私だっていつか...、綺麗なドレス着て...、いや...贅沢は言わない...。結婚式はもうしなくていいから結婚したい...」

 

なら現状の人間性を改善しろ、学生時代の清潔なお前に戻ってくれ。

 

マミ「(.......でも、結婚したら今までみたいな...。ダラダラ生活は出来なくなるのよね........)まぁ、これはこれで気楽よね...。暫くはこのままでもいっか...」

 

それ結婚するの諦めてないか?なんて声に出したら泣き出しそうなので、俺もマミの家に来る前にコンビニで買った酒の蓋を開けて、グビグビと飲み始めた。




いかがでしたか?

書かれてませんが、龍騎くんは蓮子とメリーと同棲しており、結婚はまだしていません。

オリジナルのシナリオでマギレコキャラを出すかもしれません。

誤字脱字、アドバイス等よろしくお願いします。

次回もよろしくお願いします。

マギレコ編でヒロイン増やすかどうか

  • 増やそう!そして修羅場そう!
  • いや、秘封倶楽部だけでいいだろ
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