転生?憑依?したら鹿目家の長男になってた   作:餡 子太郎

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どうもです。

今回は完全なオリジナルなシナリオです。

それではどうぞ。


鹿目龍騎の平日 その1

 

群馬県にあるとある喫茶店。駅の前に佇む小さな店で、少し昭和の雰囲気を漂うレトロな感じの喫茶店...。しかも、俺が学生時代でバイトしていた思い出の店でもある。

 

喫茶店の名は、香霖堂。

 

前世でお世話になった古道具屋と名前が奇跡的に一致していたのもあるが、前店長であるマスターから受け継いで、今は俺が店長をやっている。

 

カランコロンッ........

 

龍騎「いらっしゃいませ」

 

すると、女子大生らしいお客が二人も喫茶店へ入ってきた。

 

龍騎「空いてる席へお座り下さい」

 

「「は、はい...」」

 

どうやら初めて来たお客だろう、ちょっと緊張してるみたいだ。けど顔赤くしてるけど大丈夫だろうか?

 

「すみません」

 

龍騎「は、はい!」

 

すると手を上げて、俺と呼び出す。俺は伝票とペンを持って呼ばれた席へやってくる。

 

龍騎「ご注文を承ります」

 

「......軽食セットのBを」

 

龍騎「お飲み物は?」

 

「ミルクティー、ホットで」

 

伝票にペンで注文を書くが、お客は大きめのメニューで顔を隠していた。よっぽどの恥ずかりやさんのようだな。でもこの声、何処かで...。

 

「........久しぶりに顔を出してみたけど、私の事忘れてしまうとは少し悲しいわね」

 

オケ把握、だいたい分かった(門矢士)

 

龍騎「........そりゃ変装とメニュー表で顔隠してたら分かる訳ないだろ、七海」

 

やちよ「気づいてるじゃない......」

 

そう言ってメニュー表をテーブルの上に置き、被っていた帽子と眼鏡を外すと、十年前に世話になった七海やちよの姿だった。彼女とは高校時代に神浜市で起こったウワサの一件で知り合い、大学卒業後はガチのファッションモデルになり、俺が高校卒業の時には音沙汰は無かった。まぁ、其方が忙しかったって事もあったからね、だからって忘れてた訳じゃないよ?ホントだよ?リュークンウソツカナイ。

 

やちよ「久しぶりね、貴方がまだ此処で働いているとは予想外だったわ」

 

龍騎「何?どっかの中小企業でサラリーマンだと思ってたのか?」

 

やちよ「本音を言えばそうね」

 

龍騎「言っとくけど俺、高校在学中に前の店長が『此処で働かないか?』って誘われたから働いてるんだからね?既に内定取ってたから大学卒業後、すぐに就職したわ」

 

やちよ「........だいたいは分かったわ、お料理よろしく」

 

龍騎「了解ですよ、お嬢様」

 

いや、もうお嬢様って歳じゃないか........。

 

やちよ「殺されたいのかしら?」

 

うおっ...、怖っ........。冗談が通じないな相変わらず、冗談は成長していない胸部装甲にしてくれ。って思ってたらなんか七海が鞄の中の物をガサゴソと漁り始めたのでちゃっちゃと作ってちゃっちゃと仕事に戻ろう。

 

さて、先程七海が頼んだ軽食セットBだが、言ってしまえば『ホットサンドとコーンスープ』である。別名、モーニングセットだ。え?なんでモーニングセットにしないのかって?朝"限定"ってのもなんか嫌だったし、食べるんだったら好きな時間で食べて欲しいって言う俺の願望から生まれた結果、軽食セットとして出してる。俺って気遣いがいい〜、その所為か殆どが女性客で埋まってしまっている。あれぇ?なんで野郎が来ないのかな〜?

 

おっかしいなぁ〜?今思うとうちの店の従業員も八割が女性しか居ないんだよね、別に一人も男性従業員が居ない訳じゃないんだけど、全員アルバイトって名の学生だかね。かと言って皆んなうちで真面目に働いてくれてるから文句は言わないし、言えないのだが、もうちょっと男性従業員が欲しい...。

 

........と、考えていたら既に料理は完成していた。さてと、運びますかね...。え?作ってる描写と説明は無いのかって?料理は出来るけど、説明出来る語彙力無いから無理。と言う事で、料理を銀色のお盆に乗せていざ出陣。

 

龍騎「おまたせしました。軽食セットBとミルクティーで御座います」

 

やちよ「どうも」

 

龍騎「そういや、今日が初めてなんだっけ?」

 

やちよ「えぇ、SNSで貴方の写真が写ってるのがあったのと、十年前に一度も訪れていなかったってのもあるわ」

 

そう言ってミルクティーを口に入れると、『あ、美味し』と有難い言葉を貰うが、俺は少しばかり疑問に思っていた。おかしい...、うちはSNSなんてやってなかった筈だが......。まさかバイトの奴が勝手に投稿したのか?

 

やちよ「あら、このホットサンド美味しいわね」

 

龍騎「当店の看板メニューの一つでございます」

 

「あ、あの!」

 

龍騎・やちよ「「?」」

 

七海がホットサンドに夢中で食べてる中、俺は仕事に戻ろうとその場を離れようとしたら、先程の女子大生の一人が声を掛けてきた。

 

「ま、間違っていたらすみません!もしかして、モデルの七海やちよさんですか?」

 

やちよ「......えぇ、そうよ」

 

ファンの子「!!やっぱりですか!」

 

おいおい、いきなりバラシいいのかよ。それとあんまり騒ぎにはしないでくれよ?

 

ファンの子「わ、私ファンなんです!サインお願いします!!」

 

そう言ってファンの子はスケッチブックを差し出す。

 

やちよ「いいけど、今日私が此処に来た事は絶対に内緒にしてね?」

 

ファンの子「はい!ありがとうございます!」

 

そう言って鞄からペンを取り出して、スケッチブックにサインを書き始める。そして書き終えると、直ぐにファンの子に渡す。

 

やちよ「はい」

 

ファンの子「あ、ありがとうございます!あ、最後に一つ聞いても良いですか?」

 

やちよ「構わないわ」

 

ファンの子「この店員さんと仲が良いみたいですけど、お知り合いなんですか?」

 

やちよ「えぇ、十年前にお世話になったのよ。それに彼、一応店長よ」

 

一応ってなんだよ一応って...。

 

ファンの子「もしかして、お付き合いしてるんですか?」

 

やちよ「ブフォ!?」

 

龍騎「うおっ!?」

 

ファンの子がとんでもない事を言った事により、七海が口に入れていたミルクティーを、俺に目かけて噴出した。俺は反射的に身体を捻ったからびしょ濡れは免れたが、後ろにお客さんが居たらクレーム待ったなしだ。居なくてよかった...。

 

やちよ「...誤解のないように言っておくけど、私は誰とも付き合ってないし、彼は既に恋人がいるのよ」

 

龍騎「ってかお前もいい加減、身を固めたらどうだ?環もそうだが、神浜の連中も結婚続出してんだろ?結婚願望ないの?」

 

やちよ「あるにはあるわよ、でも今の仕事も楽しいし、充実してるもの。もう少しは独り身でいるわ」

 

龍騎「............で、本音は?」

 

やちよ「運命の人が巡って来ないのよ!!私だって早く結婚したいわよ!!皆んな私を置いてけぼりして!!羨ましいし妬ましいわよ!!」

 

こらこら、気持ちは分かるが台パンすんな、ファンの子がビビってるだろうが。

 

龍騎「大丈夫だって!マミも架空の彼氏持ちって設定でまどか達に秘密にしてるんだから、きっとお前だって環達にも通用するって!」

 

やちよ「どんな慰め方よ!フォローどころか騙してるじゃない!それより架空の彼氏持ちって何!?巴さんずっと隠してたの!?」

 

さらに言うと、女子力も終わってるぜ!!

 

やちよ「...はぁ、まさか私と同じ状況の人がいたなんて...」

 

ファンの子「え、えと...、その...。が、頑張ってください!」

 

龍騎「失礼ですが、彼氏さんは?」

 

ファンの子「あ、婚約者が居ます」

 

やちよ「」

 

まさかのファンの子に婚約者が居た事に、裏切られたのかショックを受けて、七海はテーブル全体を覆い囲むかのようい、グテ~とうつ伏せになってしまった。

 

ファンの子「な、なんかすみません...」

 

やちよ「......帰るわ」

 

龍騎「........半額にしてやっから、元気出せって」

 

やちよ「別にいいわよ...、また来るわ...」

 

そう言って代金を支払って、そのまま店の外へと出て行ってしまった。あーあ、なんか悪い事しちまったな...。また今度来たらサービスしてやろう、そう思いながら俺は厨房に戻り、七海が使っていた皿を洗い始めた。

 

後日、俺が七海に軽食セットを渡してる瞬間を窓越しで写真に撮られて、SNSであげられてた事により、更に店が繁盛する事になるとは、SNSをやってない俺には知る由もなかった。




いかがでしたか?

誤字脱字、アドバイス等よろしくお願いします。

次回もよろしくお願いします。

マギレコ編でヒロイン増やすかどうか

  • 増やそう!そして修羅場そう!
  • いや、秘封倶楽部だけでいいだろ
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