Fate/SAVE ALL FAKER:Re   作:トムさん

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どうも!トムさんです!

遅くなりましたが、お待たせしました!久しぶりに一週間投稿できました!幸先いいですね~

さて前回後書きで士郎が魔術を教わると言ったな。あれは嘘だ。もう少し先になりそうです。すいません。

それでは本編、どうぞ!


第3話 想いと覚悟と訓練

前回の3つの出来事!

 

1つ!士郎は後の養父となる衛宮切嗣に助けられ病院の一室で目を覚ました!

 

2つ!無事退院した士郎は切嗣の仕事の手伝いをする事になった!

 

そして3つ!士郎は切嗣に魔術を教わろうとした!

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

士郎side

 

「じいさん、俺に魔法を教えてくれ。」

 

 

俺は家の前で立ち止まっているじいさんに魔術を教えてもらえるようにお願いした。せっかく体を鍛えるなら同時に魔術を覚えるのがちょうどいいと思ったからである。まぁその当の本人はと言うと、顔を少しこちらに向けただけだった。

 

 

「……それはなぜだ、士郎?」

 

「じいさんの仕事は魔法が関連していると思ったから、かな?」

 

「……その根拠は?」

 

 

じいさんは顔の向きを前へと戻し俺への質問を続けた。相変わらず背を向けているから具体的にどんな表情をしているかは分からないが、振り向く時のじいさんの目はさっきよりも細くなっていた。

 

 

「じいさんの仕事が傭兵みたいなものだってのは分かったし、それがどんなに危険な仕事なのかもわかった。でもそれにしてはじいさんはそこまで屈強って程じゃないし、どっちかって言うと暗殺者って言われた方が納得がいく。」

 

「……それだけじゃあ、説得力が足りないな。」

 

「あぁ、俺もそう思った。だから短い間だったけど、俺とじいさんの間にあった出来事を思い返してみたんだ。そしたら一つだけ引っかかる事をじいさんが言っていたんだ。」

 

「引っかかる、事?」

 

 

じいさんはやっと体ごと俺の方を向いた。じいさんの顔を見るにそんな事を言ったかなどと考えているのがよくわかる。そんなじいさんの考えをよそに俺は答えを出した。

 

 

「なぁじいさん、俺と初めて会った時の事覚えてるか?」

 

「……あぁ、覚えているとも。」

 

「そん時じいさん、部屋を出る時に言ったよな?“自分は魔法使いだ”って。」

 

「……そんな事も、言ったかな?」

 

「あぁ、言ってたな。」

 

 

じいさんにそう言うと一瞬体が強張り顔にも影が差した気がするが、気のせいだと思い話を進めていく。

 

 

「だから俺を助けた時も、仕事の時もその魔法ってのを使ってるのかなって思ってさ。どう?当たってる?」

 

 

俺の答えにじいさんは何も言わず、ただを俯いているだけだったが、しばらくして顔を上げようやく口を開いた。

 

 

「……仮に僕が士郎の言う通りの魔法使いとしよう。士郎、君は僕から魔法を教わって何がしたいんだい?」

 

「何がって、そりゃもちろんじいさんの仕事の手伝いを「手伝い?」……じいさん?」

 

 

じいさんは俺の言葉にかぶせるように話すと、手に持っていた荷物などをその場に落としフラフラとした足取りで俺に近づいてきた。

 

 

「……じ、じいさん?」

 

 

俺はそのままじりじりと後ろに追いやられ、木にぶつかりようやくじいさんも止まった。

 

 

「手伝い?一体僕の何を手伝うって言うんだい?」

 

「えっ?そ、そりゃあ───」

 

「魔術を習得して、何をするんだ?まさかそれで人を助ける、何て言うつもりじゃないだろうね?もしそうなら君は魔術に幻想を抱きすぎている。」

 

「幻想………」

 

「そうだ。魔術とは等価交換だ。必ず代償が必要になる。それは自らが払える範囲の代償を払えばそれ相応の対価が返って来る。が、それ以上のものを望めば必ず破滅する。君にその覚悟があるのか?」

 

「俺の、覚悟………」

 

「そうだ。ある者は行使するたびに地獄のような苦しみを伴い、ある者は体の感覚が徐々に失っていき、またある者は自らに関する記憶が消えていく。君は……魔術にそんな代償を払う覚悟はあるのか?」

 

「………」

 

「どうなんだ、士郎?」

 

 

そうだ、俺は忘れていた。魔術はそんな万能の代物じゃないんだ。万能ならばあの時の災害を止められているはずだから。だがそれはできなかった、とういう事はそれを行うための対価が存在しなかったから、と考えるのが自然だ。

 

 

話は戻るが俺は魔術を習得して何がしたいんだ?

 

 

 

じいさんに恩返しがするため?

 

 

───もちろんそれもあるが、一番の目的ではない

 

 

あの事件で死んでしまった人たちの分まで生きるため?

 

 

───それもあるが、違う

 

 

世界のため?悪人を倒すため?じいさんのため?

 

 

───違う、違う、違う

 

 

じゃあ俺は何のために、魔術を覚えるんだ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

───お前は、お前がしたいように生きろ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(俺が、したいように………)

 

 

俺の頭にそんな言葉が不意に流れた。誰の言葉かなんてわからない。もしかしたら今世での俺の親や親戚、知り合いのなのかもしれない。はたまた前世での知り合いかもしれない。けどその言葉で俺なりの答えは出た。

 

 

 

「俺は……」

 

「?」

 

「全部は、救えないって分かってるつもりだよ。だから……だからこそ!俺の手の届く人を救える人を救うんだ!」

 

「……なら、その手の届かない人はどうするんだ?諦めるのか?」

 

「手が届かない、それで諦めるんじゃない。手が届かなくても手を伸ばすんだ。手を伸ばしたらもしかしたら助けを求めているその手を掴めるかもしれないから………」

 

「……その結果、自分が傷つくことになるかもしれない。最悪の場合、死ぬ事になるかもしれない。それが分かっているのか?」

 

「……あぁ、わかってる。」

 

「ならどうして………」

 

 

じいさんの顔は表情を出さないようにしてるがそれでも悲しいっていうのがあふれ出ていた。正直驚いている。じいさんがこんな表情をするとは思っていなかったからだ。

 

 

「……手を伸ばさなかったら、死ぬほど後悔する。」

 

「!!」

 

「それが嫌だから、手を伸ばすんだ。ただ、それだけだ。」

 

 

俺とじいさんは互いにじっと目を見て動かないまましばらくたった。正直驚いている。じいさんがこんな表情をするとは思っていなかったからだ。しびれを切らしたのかじいさんが呆れたように重く溜め息を吐いた。

 

 

「……じいさん?」

 

「……誰に似たのか、なんでそう頑固なのかな?」

 

「……ならそれはじいさんに似たんだろうな。」

 

「……僕はそこまで頑固じゃない。」

 

 

いやもうそこが頑固だろ、と目で訴えると目をそらされた。

 

 

「はぁ、まぁいい。しばらくはこの山で魔術なしの戦い方を教える。」

 

「魔術なしの戦い方……格闘技とかか?」

 

「そんな感じだ。」

 

「ほ~ん。それってどれくらいやるの?」

 

「完成度としてみれば、最低でも七割方できていれば一安心、九割方できていれば完璧、だ。」

 

「……なるほど。」

 

 

そしてじいさんは落とした荷物を拾って家の中に入ってった。

確かに、戦場に行くっつうなら戦闘術ぐらい覚えておかないとさくっと死ぬからな。じいさんはそこまで考えていたのか。

 

 

「……これでまた、救える人が増えるんだよな。」

 

 

俺はそう自分にそう自分に言い聞かせた。

 

~~~~~~翌日~~~~~~

 

「……士郎、大丈夫かい?」

 

「…………これが、大丈夫に、見えるか?」

 

「……見えないな。」

 

「……ストレートな意見をありがとう。」

 

 

俺は今何をやっているかと言うと、拠点のある山を舞台にしたチキチキ戦闘ありパルクール鬼ごっこである。じいさんが鬼で俺が逃げる側でやった結果、悉くボコボコにされて自分のいる場所が外だという事を忘れてうつぶせに倒れている。

 

 

「じいさん、いくら訓練でも木から落ちる仕掛けはよくないって………」

 

「……戦場でそんな甘い事は言っていられない。君のいう仕掛けだって予想していればかかったとしてもその後の対応次第では何度も立ちなおせたと思うが?」

 

 

そう、じいさんはこの鬼ごっこ用に山中に罠を仕掛け、戦いながら俺はまんまとその罠のある場所に誘い込まれたという訳だ。

 

 

「畜生、何も言えねぇ。」

 

 

俺が子供でまだ戦闘未経験者という事で手加減はしてくれていると思うが、それでもやりすぎ感がある。でもじいさんの言う事も正論だから尚更言えない。

 

 

「……けど動き自体は悪くなかった。」

 

「おっ、マジで?」

 

「あぁ、むしろ良すぎるというか……」

 

「あぁ、なるほど。体が覚えているっていう奴か。確かにそれだったら説明がつくな。」

 

 

鬼ごっこを初めて数分で体が慣れ、どういう動きをすればいいのか、どのルートを行けばいいのかが頭の中で道筋となったりと、色々とよくわからない事が多かったがじいさんの言う通り、記憶をなくす前にそういうことをやっていたのなら不思議じゃない。

 

(だが、あの動きは実際に戦場でしか培われないものもあった。僕が仕掛けていた罠の方へ誘導しても直前で違う方向に向かった事もあった。あれは罠がどこにあるのかを把握してないとできない動きのはず。あれは生まれてからずっと平和に暮らしていた一般人の少年ができる芸当じゃない。)

 

「じいさん?」

 

「……いや、何でもない。それより、もう休憩はいいのかい?」

 

「おう!もうばっちり回復したってばよ!」

 

(ばよ?)

「……そうか。それならもう一度始めようか。」

 

 

じいさんは一瞬不思議そうな顔をしたが、見事に俺のボケはスルーされてしまった。悲しい………

 

 

「……次は時間いっぱい逃げ切って一発入れてやるよ。」

 

「期待しないで待ってるよ。……それと士郎。」

 

「ん?」

 

「今はいいが、これからは僕の事はじいさんと呼ばないでくれ。」

 

「……えっなんで?」

 

 

まさか親子の縁を切るとか!?あんたから誘ったのに!ふざけるな!ふざけるな!馬鹿やr

 

 

「仕事の時にじいさんと呼ばれたら敵に君が人質にされかねない。」

 

「なるほど、大体分かった。つまり敵に弱みを見せるなとじいさんは言いたいんだな?」

 

 

僕の早とちりでした。すんませんでした、じいさん。

 

 

「理解が早くて助かるよ。さて、そろそろ訓練を再開しよう。時間がもったいない。」

 

「ルールは?」

 

「さっきと同じ。制限時間は10分僕が鬼で士郎が逃げる。死なない程度なら何でもありの鬼ごっこだ。異論は?」

 

「なし!」

 

「……よし。じゃあ僕はここで30秒待ってからスタートするから。……今度は逃げきれるといいね。」

 

「上等!」

 

 

そう言って俺はそこからパルクールの要領で木の枝から枝へ渡ってじいさんから逃げていった。

 

今度は逃げ切り途中でカウンターの一発を叩き込むと心に誓って。

 

 

 




いかがだったでしょうか!

何か魔術のデメリットをかいて行ったらなぜかほぼ全てがとあるライダーのデメリットになってしまいましたwwwなんか頭に浮かんでいったものを書いていって読み返してみたら、あれこれ全部ライダーのデメリットやん、ってなっていましたwww

それでは!CIAO~♪
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