どうも、三国太一です。
2回戦の相手は万能坂中に決まった。
だが、原作と違って雷門の理事長と校長が完全に俺達(というより、円堂さん)の味方であるため、雷門イレブンの士気は上がりに上がっている。そして何故か、南沢の脱退イベントも発生しなかった。
だが、予想外の出来事はこれで終わりではない。その日は更にもう一つ、大きな変化があった。
「…………」
「ヘイ少年、サッカー部に何か用事か?」
「うわわっ!気付かれた!?」
「もしかして、見学希望者かい?」
「い、いえ!見学ではなく、入部希望です!」
「ん、歓迎するよ!どうぞ中に入って!」
「し、失礼します!!」
青紫色の髪をした少年がやって来たことである。お察しの通り、影山ァ!の甥である
サッカー棟には既に円堂さんと音無先生が来ていたので、俺は影山少年を二人の下へと案内してから自分の練習へと向かった。
きっと円堂さんも音無先生も彼の素性を聞いた時には大層驚いたことだろうが、その後の様子を見る限り、大した問題にはならなかった事は確かだ。
それから俺達は練習した。自分達のプレーから管理サッカーに抑圧されていた影響を取り除く為、思い切りプレーする事を心掛けて。
時間は1週間しか無かったが、元々彼らは名門校でレギュラーを張る実力者。錆を落とすだけでも動きがかなり改善された。
そして、俺達はホーリーロード第二回戦を迎える。
⚡︎⚡︎⚡︎
「円堂監督。俺を先発で出せ」
「……良いだろう」
「円堂監督!正気ですか!?」
「俺は至って真面目だ。スターティングメンバーを発表するぞ」
試合の直前、剣城からの申請を円堂は承認した。
当然、雷門イレブンを代表してキャプテンの神童から不満の声が上がるが、円堂の決定は覆らない。
【雷門フォーメーション】
【万能坂フォーメーション】
「松風、神童。俺はこの試合でお前達のサッカーを潰す」
雷門中対万能坂中の試合は、万能坂ボールで開始された。磯崎からボールを受け取った潮が白都へとパス。白都はそのまま攻め上がろうとするが……
「なっ、ボールが!?」
「頂くぜ。テメェらも来いッ!!」
「なっ……!?」
「アイツ、企んでやがったな!」
「そこまでするかよ!」
なんと、白都からボールを強奪した剣城が雷門ゴールを目指して走り出す。その後を追うのは光良と磯崎だ。雷門イレブンは剣城の意図に気付いたものの、攻撃に向けて動き出していた為に対応出来るのがゴール前まで下がっていた霧野と天城だけであった。
霧野は素早く磯崎をマークすべく走り出し、天城が剣城と光良を抑えに掛かる。
「行かせないド!!」
「おらよ」「え、ちょ!?」
「【ビバ!万里の長城】!!」
「ぐわっ!?」「ナイス踏み台」
天城が接近した瞬間、剣城は光良へとボールを回し、光良は天城の必殺技を喰らってボールを取り零す。
その溢れ玉を剣城が回収し、剣城は雷門ゴールへと再び高速で走る。それを見た霧野は磯崎のマークから外れ、剣城を抑えるべく走るが間に合わず、剣城は雷門ゴール前にて三国と向き合う。
「はあああ!『剣聖ランスロット』!!
【ロストエンジェル】!!」
「ははっ、なるほど!そう来たか!
【ボルケイノカットV3】!!」
味方選手が故意にゴールキーパーに出したキックにキーパーは腕を使って対応することが出来ない。故に三国は剣城の化身必殺シュートに対し必殺技を繰り出し、生み出された炎の壁がボールの勢いを完全に殺しきる。しかし三国が着地する前に、ボールが落ちた先には霧野のマークから外れた磯崎が走り込んでいた。
「貰ったァ!」
「させん!【正義の鉄拳G5】!!」
「なっ!?」
三国の体勢を見た磯崎は溜めの要らないノーマルシュートを選択。しかし三国は空中でゴッドハンドを出して拳を握ると、着地と同時に身体を捻りながシュートへと向けて撃ち出す。
ゴッドハンドの拳は見事、シュートを明後日の方向へと弾き飛ばし、ボールはサイドラインを割った。
「クソッ!俺のシュートを弾きやがった!」
「化け物かアイツは……」
「馬鹿げた身体能力だ」
「普通あんなプレーが出来るか?」
「出来たからこうなってるんだろうが!」
「おい、落ち着けよ磯崎。俺達のやるべき事は他にあるだろう……分かっているな?」
「その通りだ。切り替えろ」
「チッ!」
絶好のチャンスを決められなかった万能坂イレブンだが、彼等のリアクションは薄く、ニヤニヤと気味の悪い笑みを浮かべていた。
「白都!」
「よっしゃ、磯崎!」
「させない!」
不穏な空気が漂う中、試合は万能坂のスローインから再開した。倉ノ院のスローインを白都が受け取り磯崎へとパスを出すも、霧野がこれをカット、ボールを奪い取る。
直後、周囲を見渡してパスコースが消されている事を確認した霧野はドリブルを選択した、その時だった。
「潮!逆崎!やれ!!」
「なっ、ぐわあああああッ!!」
潮のスライディングが霧野からボールを奪い取り、逆崎のスライディングがボールの無くなった真正面から霧野の右足へと突き刺さる。
霧野は悲鳴を上げながらフィールドに倒れ込み、右脚を抱えて蹲ってしまった。
「今のスライディング……まさかアイツら!?」
「霧野!」
「審判!ファールだ!」
「え!?ノーファール!?」
凄惨な光景を目の当たりにした剣城は何かに気付き、霧野を心配した神童と天馬は審判へと抗議の声を上げる。しかし、万能坂の選手が視界を塞いでいた為に審判の笛が鳴る事はなかった。
「【ダッシュトレイン】!」
「うおっ!?」
「オラッ、クリアだぜ!」
それを認識した車田がゲームを中断させるべく必殺技を使用して潮からボールを奪い、その勢いのままボールを持ってサイドラインの外へと出る。これにより、ゲームは一時中断となった。
「霧野、ベンチまで運ぶぞ?
少し我慢しててくれ」
その間にゴール前から走ってきた三国が霧野をいわゆる"お姫様抱っこ"で抱え上げ、他の雷門イレブンも彼等を取り囲む様にベンチへと歩を進める。
その中には剣城の姿もあった。純粋に霧野を心配する他のチームメイト達と違い、彼の目的は自分の中の確信に近い疑念を確かめる事だったが。
脚の装備を外されて露わになった霧野の足首は赤黒く変色し、腫れて盛り上がっていた。
「酷い、なんて腫れ方なの……!?」
「マズイわね、折れているかもしれないわ。直ぐに救急車を呼びましょう!」
「音無先生……救急車は待ってください……俺は、この試合を最後まで見届けたいんです……」
「駄目よ!私は顧問として、円堂さんは監督として貴方達を守る義務が「分かった」円堂さん!?」
「春奈、応急処置を頼む。霧野、しっかりとアイツらのプレーを観ておけよ。速水、行けるな?」
「うええ!? は、はい……!!」
「お前達はフィールドに戻れ。試合はまだ終わってないぞ!」
「ですが、円堂監督……」
そして、その場で立ち尽くす雷門イレブンへと、円堂は彼らにポジションに戻るよう指示を出す。
「霧野はお前達のプレーを見届けると言った。
今の霧野に必要なのは同情なんかじゃない、お前達の勝利だ!
試合が始まったらサッカーだけに集中しろ!フィールドの外での事は俺達がなんとかする!
だから全力で戦って、勝って来い!!」
『……! はい!!』
円堂の言葉に雷門イレブンの戦意が戻る。選手交代で霧野の代わりに入ったのは速水だ。霧野の位置に神童が下がり、空いた神童の位置に南沢が移り、南沢の位置に速水が入る形でフィールドの各ポジションへと散っていった。
【雷門フォーメーション】
「間違いねえな。それに、あの腫れ方……スパイクに仕込みまでしてやがる」
一方、霧野の怪我を見た剣城は、彼の怪我が通常のプレーでは起こり得ない重症である事に気が付いていた。
そこから万能坂イレブンが改造スパイクを使用しているという事実を見抜き、磯崎へと努めて冷静に声を掛けた。
「おい、やり過ぎじゃないのか。今の危険なプレー、お前達はアイツからサッカーを奪うつもりか?」
「ハッ、知ったことかよ。フィフスセクターに反逆する様な奴は、二度とサッカーなんて出来なくなっちまえば良いのさ!」
「へェ……そうかよ」
磯崎から返って来たのは剣城のトラウマという地雷原を大いに刺激する内容の言葉。それを聞いた瞬間、剣城の双眸にドス黒い怒りが宿る。
チームメイトを怪我させられて怒り心頭の雷門イレブンと、自分が最も嫌う思想を持つ万能坂イレブンに激しい怒りを抱く剣城。
偶然にもこの試合で雷門中というチームは感情を一つに纏まろうとしていたのだが、その事実に気が付いているのは果たして何人いるのか。
そして、万能坂中からのスローインから試合が再開する。倉ノ院からのスローインを受け取ったのは逆崎だ。逆崎はそのまま雷門ゴールへと攻め上がろうとするも、それが敵うことはなかった。
「【デスソード改】!!」
「【バットアタッ……ぐわああっ!!」
一瞬で逆崎の目の前に回り込んだ剣城がボールを強奪し、その場で万能坂ゴールへと向けて必殺シュートを放った。篠山は慌てて必殺技で迎え撃つも、剣城の必殺シュートを止めるには至らず、その身体ごとゴールに突き刺さる。
前半7分、雷門が先制点を獲得した。
「なっ……剣城テメェ!」
「どういうつもりだ、剣城!」
「剣城。お前、サッカーを潰すんじゃなかったのか?」
「あぁ、一体どういう風の吹き回しだ?」
「潰すさ、この腐りきったサッカーをな!!」
そして、万能坂ボールで再キックオフとなる。試合再開のホイッスルが鳴ると同時に剣城は駆け出し、瞬く間にボールを強奪したかと思えば、単身万能坂ゴールへと切り込んでいく。
だが、万能坂も馬鹿ではない。ゴールキーパー以外の全員で剣城を包囲し、ボールを奪うべく攻撃を開始する。
「囲め!」『おう!』
「チッ、鬱陶しいんだよ!!」
「剣城!こっちだ!」
「…………」
「剣城!パスを出せ!」
「…………」
「剣城!一人で戦おうとするな!」
「うるせえ!!」
「邪魔だお前ら、どけ……くっ!?」
「奴らが邪魔で突破できねえ!」
そこからは千日手とも言うべき試合内容となった。
万能坂の選手達の能力では剣城からボールを奪うどころか身体に触れる事さえ出来ない。
剣城は並外れた体力を持っている為にスタミナ切れを起こす事は無く、雷門イレブンを頼るつもりも無いのでパスを出すつもりもない。
雷門イレブンは剣城からボールを奪うために突破しようとするも、万能坂の選手達が邪魔で剣城の下へと辿り着くことが出来ない。
剣城がひたすら万能坂の包囲網の中でボールをキープし続け、前半終了を告げるホイッスルが鳴った。
長いので分割します。影山君を出した理由は、彼を一端の戦力に
【それはそれとして】
UA15000↑、お気に入り313↑共にありがとうございます!
日頃の礼として、三国先輩のステータス(世界への挑戦編基準)を掲載しておきます。皆さんの意見を踏まえて調整し直しました。なんやこのチート。
【三国 太一(さんごく)】Lv.90
GP :300/300/TP:200/200
キック 135 スピード 150
ボディ 150 スタミナ 150
コントロール 150 ガッツ 200
ガード 150
【説明】
オーガ・オブ・ゴールキーパー。
どんなシュートにも喰らい付き止める姿から「鬼」の名が付いた。
【必殺技】
・ゴッドハンド【超】
・正義の鉄拳【G5】
・ゴッドハンドX【絶】
・ファイアトルネード【真】
・れっぷうダッシュ【V3】
・ボルケイノカット【V3】
・ちょうわざ!
・こんしん!
・クリティカル!
・キーパープラス
・ぞくせいきょうか
・みんなイケイケ!
GO3どうする?
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