いつものようにウリをやっていた拓也のスマホにセンパイからの電話が着信する。
「よう拓也、お前週末暇か?」
「ウッス」
「ならキャンプ行こうぜ!」
「いいんすか!?」
……というわけで、俺達はキャンプへ行くことになった。
当日、待ち合わせ場所へやってきたセンパイは、なんとも言えない微妙な表情をしていた。それもそのはず、荷物の大半を後輩である拓也に任せっきりだったのだ。
その結果、拓也の持ってきた荷物の中には蝋燭やクスコ、コックリング、ハーネス、首輪などキャンプするのに全く役立たないモノばかりが入っていた。
センパイは早速そのことを指摘してみたのだが、拓也は悪びれた様子もなく言い放った。
「センパイ! これはですね、俺なりに考えて選んだんですよ!」
「そ、そうなのか……? まぁお前がいいならいいか」
……そんなこんなでキャンプ場に到着した2人はテントを立て始めようとしたのだが、その肝心のテントを拓也は用意していなかったので仕方なくビニールシートを敷いて寝ることになった。
しかしここで問題が発生した。センパイのマラの大きさが予想以上に大きかったため、テント内に収まらなかったのだ。
結局2人共外で寝ることになってしまった。次の日、拓也は目を覚ますと隣にはセンパイの姿があった。おそらく昨日セックスしまくったせいでまだ疲れているのだろう。
それにしてもよく眠れるなと思ったらセンパイが爆睡している理由はすぐにわかった。なんとセンパイは自分のペニスを口いっぱいに頬張ってしゃぶっていたのだ。さすがにこれにはドン引きした拓也だったが、センパイを起こすことにした。
「あのーセンパ……」
「おうおはよう拓也。今日もいい天気だな」
「えぇはい……ところで何やってんですか?」
「ん?あぁこれか。朝勃ちしたらとりあえずフェラすんだよ俺は」
「はぁ、そうなんですね……」
「じゃあそろそろ行くぞ」
「ウッス!」
こうしてまた新たな1日が始まった。
とりあえず朝メシの調達だなと考えた拓也は、近くのスーパーへ向かうことにした。道中では特に会話をすることもなく無言のまま歩き続けた。
そして店に到着するとまず最初に缶詰コーナーへ向かった。そこには様々な種類の缶詰が並んでおり、拓也はどれを買うべきか悩んでいた。すると突然後ろから声をかけられた。
「おい拓也、何悩んでんだ? 何か買うのか?」
「いえ実は朝食のメニューを考えていて……どうせなら美味しいものを食べたいじゃないですか」
「なるほどな。でも別に食えりゃなんでもよくねぇか? ほれ、この焼き鳥とかうめぇぞ」
そう言ってセンパイが手に取ったのは鶏モモ肉の塩焼き缶だった。確かに味的には悪くなさそうだが、問題はサイズだった。センパイの股間についているアレと同じぐらいのサイズなのだ。
拓也はセンパイの下半身に目を向けた。そして改めて思ったことはやはりデカイ!ということだけだった。そんなことを考えながら拓也がボーッとしていると、センパイが怪しげな視線を送ってきた。どうやら自分の股間を見られていることに気づいたようだ。そこで拓也は思い切って聞いてみることにした。
「あの、センパイってその……おっきいっすよね」
するとセンパイは少し照れたように答えてくれた。
「そうか?まぁ確かにでかい方だとは思うけどよ」
それを聞いた拓也は思わず感心してしまった。そしてこう考えた。(もしかしたら俺のケツマンコなら入るかもしれない)…そう、彼はホモだったのだ。早速拓也はセンパイの股間に手を伸ばすと優しく撫で始めた。
「ちょっ、いきなりなにすんだよ!」
「大丈夫ですよセンパイ! 安心してください!」
そう言うと拓也はその場で服を脱ぎ捨て全裸になった。さらに続けてズボンも脱ごうとしたが、
「ちょっと待て!」
というセンパイの声によって止められてしまった。
「ここ店の中だぞ!そんなことしたら店員に見つかるだろ!」
という至極まっとうな意見により拓也は服を着直すこととなった。その後2人は適当に食材を買ってキャンプ場に戻ったのであった。
キャンプ場に着くとセンパイはシャワーを浴びに行ったので、その間に拓也は朝食の準備をすることにした。だがその前にやるべきことがあった。
それはケツマンオナニーだ。センパイの巨根を想像しながら必死にアナルを弄っていると、いつの間にかセンパイが戻ってきていた。
慌てて平静を装う拓也だったが、センパイはニヤリと笑って言った。
「お前今何してたんだ?それよりさっさと朝食作れよ」
……こうして拓也はなんとかバレずに済んだのだった。
朝食を作り終え、センパイと二人で「いただきます!」の挨拶をして食べ始める。今日のメニューはトースト(焼き鳥乗せ)、ベーコンエッグ、サラダ、コーンスープである。ちなみに全て拓也が作ったものだ。
するとセンパイが感心したように口を開いた。
「おお!このベーコンエッグ美味いな!!こんなの食ったことないぜ!!」
「ありがとうございます」
「でもどうして料理が出来るようになったんだ?」
「実は俺、たまにウリセンの客に何か作ってくれって言われて料理したりするんすよ」
「へぇー、そうなのか。……じゃあこれからも時々作ってくれよな」
と言ってくれたのだ。そんなことを言われたら拓也だって嬉しくなってしまうというものだ。
「もちろんですよ!」
「やったぜ!!今日は朝から最高の気分だぜ!!」
食事が終わるとセンパイはシャワーを浴びに行き、その間に拓也は食器やマンコを洗ったりした。そして一通り終わった頃にセンパイが戻ってきたので、せっかくなんで一緒に景色を見に行く事にした。
二人で歩いて目的地に行く道中、拓也は少し気になったことがあるのでセンパイに聞いてみた。
「センパイ、なんで急にキャンプ行こうなんか言い出したんすか?」
「ああ、それなんだけどな……」
と、センパイは言うと、突然立ち止まった。
センパイは拓也をじっと見つめながら真剣な表情をしている。一体どうしたんだろう。
「あのな……俺はもうすぐいなくなるんだよ」
「え!?どういう事っすか!?まさか病気とかじゃないですよね!?」
拓也は驚いてセンパイに詰め寄ったが、無情にもセンパイは首を縦に振った。
「…そのまさかさ」
「そんな…嫌っすよ!オレまだセンパイと離れたくないっす!」
「ああ、そうだな……。だけど仕方ねえよ。それに俺がいなくてもちゃんと生きていけるようにならなくちゃいけないんだ」
「センパイ……」
センパイがそんな事を思っていたなんて知らなかった。拓也は涙が出そうになるのをぐっと堪えた。
しばらく歩くと、やがて二人は大きな湖に到着した。
「ここが日本最大のカルデラ湖『大崩山』だよ。ここから見る富士山は最高なんだぜ」
そんなセンパイの言葉も今の拓也にはほんのケツの穴分も耳に入って来なかった。なぜなら拓也はセンパイがいなくなった後の生活について考えてしまったからだ。
(センパイがいなくなった後どうやって生きていくんだろ?)
「……おい、大丈夫か?」
「はい、大丈夫です……」
センパイが心配そうな顔で拓也を見る。きっと自分は酷い顔をしているに違いない。そう思った拓也は急いで笑顔を作った。
「よし、じゃあそろそろ戻るぞ」
センパイはそう言って来た道を戻ろうとするが、拓也は思わずセンパイの服の裾を掴んだ。
「センパァイ……置いてかないでくださいよぉ……」
「馬鹿野郎!何泣いてんだよ!」
「だ、だってぇ……」
「泣くんじゃねぇよ!!」
拓也はセンパイに怒鳴られてビクッとなった。センパイが本気で怒っているのが伝わってくる。
「うぅ……」
「はぁ……しょうがねぇな。ほらこっちこい」
センパイはため息をつくと、両手を広げて言った。
「センパァイ…抱いてくださぃ…」
「分かったよ。ほら、早くしろ」
拓也はセンパイの腕の中に飛び込むと、センパイの胸に顔を埋めた。するとセンパイは優しく頭を撫でてくれた。その優しさに拓也の心はどんどん癒されていった。
「…本当は俺がいない間どうしてたんだ?」
「えっと…センパイがシャワー浴びてる間にテント畳んで、トイレ行って、それからずっとケツマンオナニーしてました」
「そうか……辛かっただろうな。でももう安心しな。これからはずーっと一緒だからな」
「はい……」
「よし、じゃあ帰るぞ」
「待って下さい……」
「なんだ?」
「あの、もう少しだけこのままでいたいなぁ、なんて……」
「…分かったよ。拓也は本当に甘えん坊だな」
拓也の甘えたにもしっかり返してくれるセンパイが好きだった。
なんやかんやでクリスマスに付き合ってくれるセンパイが好きだった。
自分勝手な自分を叱ってくれるセンパイが好きだった。
そして何より、どんな時も側にいてくれるセンパイが好きで好きで仕方がなかった。
「嫌っす!まだ離れたくないっす!今度こそセンパイと東京タワーの照明が消える瞬間を見るっす!」
「拓也…」
「ウ………ッス」
淫獣の目から涙が流れる。
「…ごめんな」
拓也は涙を流しながら笑った。
「いえ、センパイは何も悪くないっすよ。全部俺が悪いんです」
拓也は泣き笑いを浮かべたまま続ける。
「今までありがとうございました。センパイと一緒に過ごした時間は俺の人生の中で一番楽しい時間でした」
拓也は涙を拭うと、精一杯の笑顔を見せた。
「センパイは俺なんかよりももっと素敵な男性を向こうで見つけてくださいね」
「ああ、もちろんだ。お前みたいな変態は二度と現れないと思うけどな」
「へへっ、それなら良かったっす」
拓也はそう言うと、ゆっくりとセンパイから離れた。
「…最後にセンパイのマンコを掘らせてくれないっすか?」
「いいぜ。その代わり俺もお前を掘らせてもらうが構わないか?」
「勿論っす!」
「よし、じゃあ行くぞ」
「ウッス!」
そんな拓也とセンパイ二人の情事を、ただ富士山だけが静かに見守っていた────
なんだこれ