「――外だけが紅いと思ってたのに……中まで紅いなんてね」
「お嬢様の、一番お好きな色でございますから」
中に入り、咲夜が持つ燭台によって床・絵・時計など、とにかく全ての調度品や内装が紅い事に気づき、もはや呆れの色を隠す事をしないイオがそう呟くと、前を歩いていた彼女がうかがい知れない声音でそう答えた。
そんな彼女に、若干得体の知れなさを感じたものの、
「……美鈴さんもそう仰ってましたけどねえ……ま、何となくその方がこの色を好きな理由も分かる気はしますがね。そう――たとえば、血の色と同じ色だから、とかね」
少ない窓がすべて閉じ切られ、咲夜が持つ燭台と、壁に掛けられた蠟燭だけが薄ぼんやりと屋敷内を照らす中、一歩間違えればお化け屋敷にも見えてしまうこの紅魔館は、確かに吸血鬼の館であると感じさせる何かがある。
ふと、いつの間にか俯いていた顔を上げ、イオが何かに気づいたようなそぶりを見せると、
「……此処、他に何方か住んでらっしゃるんですか?どうも、幾つか気配らしき物を感じるんですけど」
と、問いを口に出した。
推測らしい問いを口にしている割に、どうにも断定しているような彼に目の前にいる咲夜は一瞬ちらりとイオを見たものの、すぐに前に目を向けて、
「――当館で雇っています妖精メイドと、妹様。そして、お嬢様のご友人であられる魔法使いの方とその使い魔の悪魔が、現在共に暮らされております。特に、当館が幻想郷では館内が広い事もあり、妖精メイドを多数雇用しているために、その気配を感じられたのでしょう」
淡々としながらもそう答えた彼女に、イオは納得がいったような表情になって、
「ふうん……結構住まわれているんですね。やたら近くを、パタパタと飛んでいるような音が聞こえてきますし」
「……あの子たちは」
「ん?何か言いました?」
一瞬目の前にいる咲夜が何かを呟いたような気がして、きょとんとした様子でイオがそう尋ねる。
だが、彼女は首を振って、
「いえ……そろそろ、お嬢様のお部屋に着く頃だと申し上げただけです。部屋の前までご案内しましたら、ノックをして入ってください」
「え、ええ。分かりました」
何処となく不機嫌そうな彼女に若干引きながらも、イオは何とか頷き彼女について行った。
――それから少しして。
彼女に案内されたのは、重厚そうな扉の前だった。
燭台で照らされたドアの所には、『館主室』と金属製のプレートに書かれた文字があり、どうやらここが目的地であるようだ。
とはいえ、此処の文字だけはどうしてか紅いプレートではあるものの、文字だけが黒く見えており、流石の館主であっても客人に分かり易くせざるを得なかったのだと思われた。
くるり、とその場でこちらを向いた咲夜が、出会った当初は無表情に見えたその顔を若干いらいらとしたように眉をしかめた状態で、
「この先がお嬢様のお部屋になります。どうぞ、中にお入りくださいませ。中で、お嬢様がお待ちになっています」
「え……いやでも、貴女が先に声をかけるべきでは?」
いたって常識的な対応でそう尋ねたイオであったが、当の彼女はますます眉を顰めさせて、
「……私は紅茶の準備がございますので。御先に、どうぞ」
「あ、ちょ……消えたし」
端的に告げられ、そのまま唐突に消え去った彼女に、イオは疲れたような表情になると、
「――またか、何の能力だろ。見たところ、空間か何かのようには見えるんだけど……」
ほとんど、霊夢が言う様な霊力や魔力等の力の波動を感じられなかったために、いぶかしげな表情のイオであったが、考えても仕方ないと悟ったのか、すぐに首を振って館主室のドアをノックする。
「――どうぞ、お入りなさい」
少しして、中から幼い少女の声が聞こえてきた事に若干驚きながらも、
「お呼ばれ頂きました、何でも屋のイオ=カリストです」
と言葉をかけながら中に入っていった。
中の内装は、アルティメシア世界で見る機会があった、貴族の娘の部屋を想起させるような上品さあふれる作りとなっており、それでいて尽くが紅色に染まっている。
普段はそこから指示を出しているのであろう、恐らくマホガニー製と思われる重厚でそれでいてやはり紅色に染められた机が、此処だけ開かれたテラス行きの窓から差し込む満月に照らされ、部屋の奥で薄らと光を反射していた。
そんな館主室の中央に、丸く高めの円卓があり、一人、十歳頃にも見える水色の紙をした少女が、パジャマのような服の背中から黒い蝙蝠のような羽を出し、ゆっくりと動かしながら此方を向いて座っている。
紅色の瞳が満月で、禍々しく輝きながらもじっくりとこちらを見定めるその視線は、どうやら何らかのイレギュラーを感じ取り、それを楽しんでいるような光を放っていた。
「――ようこそ、我が館『紅魔館』へ。館主である、レミリア=スカーレットよ」
「ええ……お招きにあずかりました、イオ=カリストです。――所で、早速依頼の事についてお話を伺いたいのですが?」
ふかふかな絨毯の上を歩き、イオは吸血鬼――レミリアの座る円卓の前まで進むとそう声をかける。
「あら、せっかちな事。もう少し、話をしようとは思わないの?」
机の上で指を組み、こちらを上目遣いで見詰めてくる彼女に、イオはやや苦笑しつつ、
「そうしたいのはやまやまなんですが……帰りを、待ってくれている人がいるので」
席を勧められていない為に、一応立ったまま彼女に告げたイオにレミリアは薄らと鋭い八重歯を覗かせながらも不思議そうに、
「あら?射命丸の新聞にはそんな事書かれていなかったはずだけど……もしかして、情報が更新されたのかしらね。それで……もう、この世界でいい女性でも見つけたの?」
「――まさか。確かに可愛らしいとは言えますけどね、妹のようなものですよ……ルーミアは、ね」
「へえ……『宵闇の妖怪』を妹扱いねえ……どんな力使ったの?……ああ、お座りなさい?立っているのもきついでしょう?」
すっと、いつの間にか置かれていたもう一つの椅子に手を伸ばして示し、レミリアは楽しげにそう尋ねた。
正直、あまり話をする気もなかったイオではあったが、流石に勧められたのを断ってしまっては失礼にあたるため、それとなく溜息をつくと静かに席について、
「……別に、あの子が僕の作る料理を気に入ってくれただけの事ですよ。他に理由もないですし、そもそも……僕に人を操る力なんてありませんから」
「あらあら……私の言葉がお気に召さなかった?でも、妖怪は妖怪だし、人間と交わるのは殆ど無いに等しいからね。珍しくそう思って訊いたまでの事よ?」
上品に座る彼女が、そう涼やかな笑みと共にそう告げると、
「――分かってますよそんな事は。ですが、あくまでも僕にそんな力なんてありませんよ。むしろ……どちらかといえば貴女の方じゃないんですか?」
若干、皮肉げな笑みを口端にあげながら、苛々とした様子でイオが言い返すと、
「フフフ……そんなに怒らなくてもいいじゃない?まあ、貴方が『宵闇の妖怪』を家族の様に思っている事だけは分ったけれどね……さて、依頼の話に移りましょうか。――咲夜?」
「――此処に」
フッと再び唐突に現れた彼女が、今度は傍らに紅茶が入っていると思しきポットが載せられたキャスター付きのテーブルと共にレミリアの傍に立っている。
咲夜から渡された紅茶のカップを手に取り、静かにレミリアは飲んでから、
「単刀直入に言うわ。――私と、戦いなさい」
「…………ふぅ。最近、この手の依頼が増えている気がしますねえ……で、どうしてまたその依頼を?」
ルーミア、妖夢……そして、今までに立ち会った武術者との戦いを思い出しつつ、イオが溜息をつきながらそう尋ねると、
「なに、簡単な事よ。射命丸の記事を読んでから、それなりに興味が湧いていたからね。――で。引き受けてくれるのかしら?」
紅き眼で挑戦的に見つめてくる彼女に、イオは疲れたような表情になりながらも、
「――構いませんよ。依頼は依頼、そう考えていますから。ただ……スペルカードルールの方ですか?それでしたら、枚数なども考えないといけませんので」
同じように出された、咲夜手ずからの紅茶を飲みつつ、静かに金色の瞳で彼女を見やった。
直後、
「――――あら、そんなわけがないじゃない。私が望むのは……別のものよ?」
幼き声がふとした拍子に変質する。
――闘いを願う、人外のものへと。
その場を飛び下がり、椅子を盛大に蹴飛ばしながらイオは館主室のドアまで下がった。
「…………おやおや、お淑やかな方だと思っていたのですが……それがご依頼とは、ね」
冷や汗が背中につたうのを感じつつ、それでもイオは苦笑してただ構える。
――自身が最高と自負する、二刀流『龍皇炎舞流』の、『明鏡止水』の構えで。
「いいじゃないのべつに。そもそも、スペルカードルールが制定されたのだって、私達が異変を起こしてからだし。……あれは、遊びにはもってこいだけど、それでも退屈になってしまうのよね」
――なにしろ、此処は娯楽が凄く少ないから。
「そんな理由で戦いをさせられる身になって下さいよ?娯楽を求めてらっしゃるんでしたら、人里へ行って甘味処へと行かれたらどうなんですか?」
「それもいいけれどね……やっぱり、こちらの方が合うのよねえ。だから……相手になってくれるかしら?」
ヴオン。
レミリアがそう告げて床に手を伸ばした途端、紅く巨大な魔法陣がイオとレミリアを包み込んだ。
「っ!?」
咄嗟にドアを開き逃げようとしたイオであったが、それより早くに魔法陣に引きずり込まれ、視界いっぱいに広がる紅の光に、思わずギュッと眼をつむった。
当然、それを逃す魔法陣ではない。
魔力がふんだんに込められたその魔法陣は、しばらく紅光を辺りに放ってから消える。そこにいた二人の姿は……忽然と消え去っていた。
――――――――
「……?――――ここ、は……?」
光が収まっている事に気づき恐る恐る眼を開いたイオは、目の前の景色にそう呟くしかなかった。
そこは既に先程までいた館主室ではなく、金色だった筈の満月は紅に輝き、絨毯だったものは厚く覆う雲に変化。
余りにも、ついさっきまでいた場所とは違うその景色に、思わずイオが思考を停止しかけていると、
「……貴方が、それなりにやりそうだと思ったからね。思う存分に暴れられる場所を創ったのよ。――ま、私の親友の力を借りてだけど」
「……レミリアさんでしたか……有り難いのですが、本当に闘われるつもりで?霊夢さんが此処の事を嗅ぎ付けそうな気がしますけど?」
黒きコウモリの翼を動かしながら現れた彼女に、イオは自然体の構えを体現する『明鏡止水』のまま、警告の言葉を発した。
だが、レミリアは首をすくめると、
「私の親友を甘く見ないでほしいわね。何しろ、そこらの魔法使いとは鍛え上げられた年数が違うのよ?どんなに暴れても、この世界を守る結界には何一つ影響を及ぼさないと確約をもらっているわ」
自信たっぷりに告げられたその言葉に、イオは溜息をつき、
「――やるしか、ないか」
ポツリ、そう呟いて。
――一瞬にして二振りの刀を大きく振り上げ、レミリアに向って振り下ろした。
しかし、視界が一瞬紅に染まったかと思うと、彼の得物たる双刀『朱煉』は、長大な紅色の、先端が持ち手に向って大きく分かれた槍によって阻まれる。
一瞬、その槍に込められた魔力の強大さに顔が引き攣ったものの、
「……槍、ですか。しかも、どうやら魔力で構成されているみたいですね?」
と、先程引きずり込まれた魔法陣と同色のその槍に、イオは両手の刀を押し込みながらもそう尋ねた。
「フフ、私の相棒よ。『グングニル』というのだけど……カッコいいでしょう?」
「…………よりにもよって、『必中の槍』ですか。概念としての意味合いで?」
暗に、本物かそれとも単に魔力で構成されているだけなのかを問うイオに、レミリアは押し込まれて答えている様子もなく楽しげな笑みを浮かべて、
「まさか。これは弾幕ごっこで使っているだけよ。結構、これを量産して打ち出すのが面白いのよね」
「……さすがに、それはないですか。ふう……全く、吃驚させないで下さいよ。――じゃ、今度はこちらからという事で」
――木符『木人形=戦乙女形態(ウッドゴーレム=モード・ヴァルキュリー)』――
大きくグングニルをはじき上げ、飛び下がって距離をとったイオは、そのまま一枚のカードと共に、スペルカード宣言を成し遂げる。
すると、彼の周囲に少々大きめの女性型で鎧姿のゴーレムが複数出現した。見れば、どれも突撃槍を捧げるようにして持っており、ふわふわとイオの周囲を飛んでいる様子から、ウッドゴーレムをぶつけるタイプのスペルカードと思われた。
「――へぇ……貴方、幻想郷に来てからそんなに日が経っていないように感じたけど……なかなか、面白そうなスペルを考えるじゃない」
「能力が使えないと、本当に死活問題になりますからね。それに、結構楽しいですから」
こうして、物を創っていくというのは、ね。
その言葉と共に、ヴァルキュリー達が一斉にものすごいスピードでレミリアに向かった。
どうやら、イオは人形たちに木属性派生の風属性を付属した槍を持たせていたようで、突撃を繰り返す人形たちの槍から、次々に鎌鼬のような真空刃が繰り出されている事にレミリアが気づき、慌てて迎撃していく。
「――っく、面倒くさいことを……!」
「面倒くさくて結構ですよ。案外、こういう泥臭い戦いの方が性に合っているものですから」
襲い掛かって行くヴァルキュリー達を眺めながら、イオは朱煉を持っている両手をかたく握りしめ、次々に無詠唱で唱えた弾型の圧縮した空気を打ち出した。
必死に避けているように見える彼女の近くに、その弾幕達が到達したと感覚がとらえた所で、
「さて。――『起爆』」
打ち出された空気の塊が連鎖するように破裂して行く音を聞きつつ、風で巻き上がった雲で隠れたレミリアに、油断なくイオは身構えた。
「――全くもう。随分とえげつない攻撃ばかりじゃない」
「仕方ありませんよ。どうも、貴女が吸血鬼の真祖のように感じられるものですから。こうでもしないと、貴女にダメージが効いているイメージが湧かないんですよ」
雲が晴れ、少し衣服が擦り切れた状態で飛んでいるレミリアに、イオは若干引きつった表情であったがそう告げて反駁する。
その言葉に、レミリアは少し眼を細めると、
「ふん……どうにも、何でも屋さんは戦を知っているみたいね……それも、かなり血生臭い方の」
久しぶりに、本気で相手しようかしら。
一転して嗜虐心が溢れているような笑顔を浮かべ、先程手に持っていた槍を、一気に増産していった。
瞬く間に雲海の上を、満月まで隠れてしまいそうなくらいに埋め尽くされた槍に、イオは今度こそ引き攣った表情になると、
「…………どんだけ出しているんですか」
と弱弱しい声で突っ込んだ。
だが、レミリアはそんなイオと対照的にイイ笑顔で、
「だって、なかなか楽しくなってきたんだもの。これで、全力を出さざるを得ないでしょう?――ねえ、『疾風剣神』さん?」
ニヤニヤとして告げられたイオの二つ名に、当人は顰め面になって、
「……射命丸さんの記事でご覧になったんですね。ま、許可したことですからいいですけど……ともかく、そんな事を言われたらギアを上げざるを得ないじゃないですか」
っとん、と戦いが始まってから初めて、イオが空気を踏みながら飛び上がり、両手に握りしめた刀たちを、一刀流で言う所の八双に同方向に構え、
「――二刀流弐式、『断空地裂』」
静かな面持ちで、大きく縦に振りおろす。
直後、驚くべきことにその斬撃は巨大な真空刃と化し、何もかもを一刀両断するかのような勢いでレミリアに襲い掛かった。
「っふん!!」
だが、レミリアも負けじと、吸血鬼特有の膨大な魔力そして強大な膂力を込めて、手に持っているグングニルで以て力任せに吹き飛ばすと、すかさず先程量産した紅色の槍を撃ち出していく。
隙間なく襲いかかって来るその槍達を、慌てることなくよけたイオは、しかしながら表情が優れなかった。
「――っ。流石に、無傷で済まされるとは思いませんでしたよ。そのお姿であっても、吸血鬼、ということですか」
「ふん、外の世界じゃどうなのか知らないけどね、これでもこの幻想郷のパワーバランスでは上位に食い込んでいる方だと自負しているわ。たかが、速いだけの剣じゃ、私は倒せないわよ?」
ま、貴方の速さは吸血鬼である私であっても、素晴らしい速度だと言えるけれどね。
グングニル持つ手とは逆の左手を広げてこちらに向け、魔法を使う気なのか魔力を高めながらレミリアは告げる。
その言葉に、イオはかなり自尊心を傷つけられたのか、普段穏やかなその表情をかなり厳しいものに変えると、
「そう言われても、これが僕の今まで培ってきたアイデンティティとも言えるものですから。伊達に、『疾風剣神』なんて呼ばれてたわけじゃないんです。――ですが、流石にそこまで言われて馬鹿にされるのも結構頭に来るので」
もう壱段階、ギアを上げます。
――気符『龍皇覚醒』――
唐突なスペル宣言と共に、ッドン!!という何かが爆発するような音と共に、イオの体が金色に包まれた。
しかしよく見てみれば、霧のように見えるそれはどうやら彼の体から放たれているもののようで、かなりの勢いと共にあふれ出ているのが分かる。
「…………気を爆発的に高め、身体能力を大幅に引き上げる。その上で――限界を、僕自身の全力を出させてもらいます…………!!!」
――魔眼『金眼律法(ソロモン=アイ)』――
ドクリ。
そのスペル宣言がなされた時。
――大気が、世界が、確かに鳴動した。
同時に、レミリアが今なお放っている魔力と、同等の質、量を持つ、禍々しい蒼の魔力の波動が、イオから解き放たれる。
「な……!?この、魔力……貴方、死ぬつもり――!!?」
無理やり引き出された魔力であると即座に気づき、レミリアは戦慄の表情を浮かべたが、
いつの間にか俯いていたイオから、ククク……と笑い声が響き、
「――そんな訳、ないじゃないですか。ただ、勝ちを拾いに行くだけですよ」
レミリアの動揺を聞き、幽かに見えた唇の端をなおもニヤリと吊り上げた。
――そして、俯いていたイオの顔が挙げられた時。
彼の金色の両眼には、蒼色の五芒星が禍々しい光を放ちながら浮き上がっていた。
「……僕には、ある親友がいます。この世界に来るまでにいた友人なんですが……魔法をあまり使う事がない僕の為に、詠唱破棄で全ての木、吸、風、雷の四属性の魔法を唱える事が出来る魔眼を創ってくれたんですよ。とはいえ、日に一度しか使えない上に、出て来てくれる確率も低く、しかも、一度使用しただけで眼から血が流れるは、運が悪ければ視力の低下も引き起こすはで、諸刃の剣なんですけどね」
――此処までしたんです。勝ち……狙いに行きますよ……!!
ただ、覚悟と力をレミリアに見せ付けろ。
――全ては、目の前の人外に己を認めさせるためだけに。
……再びの七千文字突破。
ち、違うんですよ?ただ、僕は書いていただけなんです……!!
戦闘に高揚して、思わず書き上げちゃっただけなんです……!!
――――だから『僕は悪くない』
……冗談です。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。