日向如く   作:尾田栄~郎

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第八話 友達の友達は兄弟になる

 

 日向分家の朝は早い。

 教え子達が手を離れ新米下忍となった今、俺は任務の合間を縫って鍼灸医療の研究に邁進していた。

 この前の動乱の後、俺には住み込みの研究室"白庵"(しろあん)が与えられた。

 俺は下忍ながら、柔拳と鍼灸の複合医療忍術の第一人者として本家に認められたのである。

 そう、体よく物置小屋へ追い出された。

 

 何が白餡だ。包み隠そうとしてんじゃねーよ。

 

 そんなこんなで、俺は今日も新発見したツボを巻物へと書き写す。

 点穴と鍼灸のツボは酷似している為、白眼と実験体さえあれば楽なお仕事である。

 難しいのは実験体の方だが、それも犬塚キバ君がいる。

 彼は先日重傷でここに運びこまれ、運んできたヒナタ様が「品性を疑う犬畜生です。叩き直して下さい」と預けていった悲しき少年である。

 キバは何をやらかしたのか。品性を疑うとは何か。俺を何だと思っているのか。

 色々言いたかったけど怖かったよね。

 俺を縛る呪印の使い方はヒナタ様に伝わっている。

 俺の処遇はヒナタ様の気分次第なのだ。

 

 本当に、そんなに俺が怖いかヒアシよ。

 俺はお前が怖い。

 

 そうしてヒナタ様とキバだけが入り浸る様になった白庵だが、今日は珍しく来客があった。

 実にミヅキの一件ぶりとなる、ナルトである。

 

 背中に布で巻かれた大きな巻物を拵えて、会っていない間に成長した様だ。

 原作の装備には無かったが、今日び興味すらわかない。

 俺も転生者として長いし、これくらいの原作改変に驚く事はない。

 キバとの挨拶もそこそこに、ナルトは申し訳なさそうに切り出した。

 

「さっきまで俺、波の国って所に行ってたんだけどよ……少し見てもらいたい奴がいて」

 

 波の国……ストーリー的に次は中忍試験か。

 俺とガイが一年間鍛えたチーム。ガイ班は不遇キャラばっかだし、中忍試験で下剋上といこう。

 弟子達にも師匠の貫禄ってのを見せておかないとな。

 

 木の葉の最強はこの俺だ。それを直々に教えてやろう。

 

 いや違うな。

 決め台詞は後で考えるとして、今はナルト。

 波の国編で診てもらいたい奴……負傷者?

 波の国の負傷者と言えば……もしやサスケか!?

 

「わかった、早く診せろ!すぐに鍼灸で治す!」

「千本はもう刺さってるんだけどよ……」

「知ってる!」

 

 マズった。今のサスケなら(ハク)の10人や20人サクッと倒せると思っていたが、過信しすぎだったか。

 

 ナルトは背負っていた巻物を置き、布を剥がし始める。

 なぜ巻物?と思ったが、よく見れば巻物は人型。

 巻物だと思っていたのは布でぐるぐる巻きのサスケか?

 管理が雑すぎるだろ。

 千本で串刺しにされた仲間になんて事をする。

 

 いや待てよ?これ本当にサスケか?

 ナルトやサスケの実力は共に一線級。

 下忍が三人一組(スリーマンセル)を組む時は各班の力が拮抗する様に作られる筈。ナルトとサスケが同じ班なんて蛮行も良い所だ。

 という事はこれはサスケではないのか?

 じゃあ知らん奴か?

 ナルト、俺の弟子以外の扱い狂ってんのか?

 

 布の最後の一層が解かれる。

 あらわになった顔をキバが横から覗き込んだ。

 

「誰だこの綺麗なねーちゃん?」

 

 ねーちゃん?いいや、こいつは男だ。

 そうか……死んでなかったのか。

 

「こいつの名前は白。霧隠れの抜け忍だってば」

「キバ眠れ!」

 

 咄嗟の裏拳がキバをぶっ飛ばす。

 

「馬鹿野郎このナルト馬鹿野郎、もうちょっと隠せ!キバに聞かれたらどうするんだよ!?」

「キバなら大丈夫かなって」

「アウトだよ!お前と同等のド級バカだよ!吹聴して回るよ!」

「捻じ伏せられるし」

「仲間!キバ、仲間!」

 

 でもさ、とナルトが指した方にはキバが壁にめり込んでいた。

 やっべー。白毫の術を忘れてた。

 

「ま、まあキバは丈夫だからオッケー。とにかく事情を話せ。何があって、俺にどうして欲しいのか」

「ああ。出来るだけかいつまんで話すから、何かあったら質問してくれ。白の後処理も頼むってばよ」

 

 後処理と言われ白を見てみると、首に二本千本が刺さっている。仮死状態のツボだ。

 

 やっぱり狂気を感じる。

 

 

 

――――――――卍――――――――

 

 

 

 ナルトの話は大体以下の通りである。

 

 タヅナという男の護衛任務で波の国を訪れたナルト達を待ち受けていたのは、霧隠れの鬼人・桃地再不斬だった。

 

 認識外からの投擲、樹木に刺さった断刀・首切り包丁、その上から小隊を見下す大男。

 カカシも奥の手である左目の写輪眼を使うと言っているし、ナルトは彼を格上と認識した。

 

 おそらくはカカシと同等以下。ナルトにはきつい相手だが、タヅナを庇いつつ確実に仕留める為には遊撃に徹するべきである。

 そう感じたナルトは、影分身を展開し陽動に出た。

 

 って、ちょっと待て?

 

 

 

「おいナルト。間違いじゃなければ、木の葉を出た所で二人組の忍の奇襲にあったと思うんだが。ちなみに白眼だ」

「ん?ああ、霧隠れの鬼兄弟って奴等になら会ったぞ。サスケが業火球で炙って倒した」

「サスケ居るんかい。なんでサスケと同じ班なんだよ、どっちもナンバーワンルーキーだろ」

「それがさ!俺ってばサスケの為、毎日毎日アカデミー休んでまで修行をつけてたってのに、サスケもヒナタも影分身なんかでズルしやがって!まったく酷い話だってばよ」

「力量に対して要領が酷いな……続きを聞こうか」

 

 

 

 影分身を使い陽動に出たナルト。

 再不斬の動作は素早く、水遁・霧隠れの術を決められてしまった。

 ナルトが再不斬を見失った濃霧の中、サスケが火遁・業火球の術を放つ。

 照らされた再不斬の人影にナルトは担いでいた鬼兄弟を投げつけた。

 

 まだ持ってたのかよ。

 

 再不斬の戦闘術――無音殺人術(サイレントキリング)は音で相手を探知して攻撃する。

 人型が飛んでくれば反撃するのは当然。そこをカカシが捉え、ナルトとサスケも続く。

 視界不良の中、眼にも止まらぬ速度で近距離の打ち合いが続き、再不斬の捕縛に成功した。

 

 倒せてるじゃん。

 

「倒せてるじゃん!」

「いやー本当、カカシ先生とおんなじくらい強かったってばよ」

「同じくらいって……そういえばお前、カカシの鈴取り修行の時はどうしたんだよ?白眼で見たんだが」

「白眼で見てたんじゃないのかよ……。あの時はカカシ先生も本気じゃなかったし、サスケと俺で連携してたら取れたってばよ」

「取れたんだ……」

「イチャイチャパラダイス取ったら交換してくれた」

「鈴より高難易度な物取ってんじゃねえよ」

「サクラが縛り上げられそうになったから、それは無いだろって抗議したら合格って言われたってばよ」

「自来也なら亀甲縛りしてたな」

「ジライヤ……誰だってばよ?」

「お前とそりが合わなさそうなおっちゃんだよ。早く続きを聞かせろ」

 だんだん楽しみになってきた。

 

 

 再不斬は追い忍に扮した白が千本で殺した風に回収したのだが、サスケはそこに一家言あるらしい。

 

「桃地再不斬は絶対に死んでいない!千本は医療用の忍具で、抜け忍を追いかける追い忍は人体のスペシャリスト。追い忍なら千本を使って人を仮死状態にするなんて簡単に決まってる。俺は千本使いに関しては誰よりも詳しい。あいつらは全員狂ってやがるんだ。平気で仲間に人体実験をして、間違ったら死ぬ様な事もふざけ半分でやっちまう奴らだ!今度会う時にはきっと再不斬も実験体になっているはずだ!」

 

 サスケはほとんどヒステリーの有様で不穏な事ばかり言っている。

 カカシが「かもしれない」と言ったのを妄信しているのだ。

 確かに再不斬の様な抜け忍を始末する追い忍が、わざわざ捕縛された再不斬の首に千本を刺し、重い死体を持ち帰ったのは気になる。

 でもサスケがこうなるなら黙っていて欲しかった。

 カカシは写輪眼を使った反動で動けないし、タヅナもガトーから守らなくてはならないのでしばらく彼の家に厄介になっているのだが、こう毎日毎日言われると辛い物がある。

 

 まず何故千本使いに詳しいのか聞きたいが、ナルトはサクラに水面歩行の術を教えなければならない。

 次もしまたあいつらと戦闘になった時の為、サクラにはもう少し動ける様になって欲しいというカカシの指示だ。

 突貫工事の修行だが、サクラはチャクラコントロールの飲み込みが早くすぐに木登り修行が完了した。

 水面歩行もクリアすれば中忍レベルの基礎はマスター。少しは戦える様になるだろう。

 

 サクラの修行が済んだら場所を森に移してサスケとの組み手に移る。

 ナルトとサスケ、影分身体で小隊を組み団体戦だ。ネジに教わった修行法を今の彼らなりに発展させた形である。2人とも消耗が激しいので終わったらその場で眠りにつく。

 

 そんな生活をしていた時、ナルトは白と出会った。

 

 

 

 突然だが、ここでナルトの話を少々割愛させていただく。

 内容としてはほぼ原作通りだったし、男にドギマギするサスケが可愛かっただけで特に面白味もない。

 それに少年の性癖を曲げるようなやり取りを俺の口で綴るのはやりたくないのだ。

 被害者が言っているんだ。勘弁してくれ。

 

 時は、後に「なると大橋」と呼ばれる橋の上での決戦へと跳ぶ。

 

 

 

「あああ!千本!千本が体中に!千本千本せんぼんせん――」

 

 千本が体中に刺さったまま、サスケは身を屈めた。

 千本を抜こうとしているが、震える手は千本を掴む事すらできない。

 

 こうなってしまっては仕方がない。ナルトは次の攻撃に備えた。

 

 追い忍は血継限界と呼ばれる特異体質。

 血継限界――氷遁は空気中の水分を凍らせ氷を作る。

 追い忍は氷遁で作った鏡の間を光速とも思える高速で移動する忍だった。

 

 さらにここは"氷遁・氷岩堂無"(ひょうとん・ひょうがんどうむ)で作られた鏡のドーム内。

 いくら影分身してもすぐに消され、鏡を1,2枚割った所で抜け出せない。

 

 絶望とも思える状況下だが、それでもさっきまでは善戦していた。

 

 写輪眼を開眼したサスケは敵の動きをある程度見切れていたし、敵の千本でツボをついて体力を回復して「俺は天才だ」と叫んだ時には勝ちを確信するほどだった。

 しかし相手の早さに圧倒される限りは消耗戦であり、陽動のナルトのチャクラがつきた時点で負けが決まる。

 そして実際にサスケは倒されたのだ。

 

 追い忍の攻撃が来る。

 チャクラの尽きたナルトに迎撃の術はない。ナルトは終わったかに思えた。

 

「ナルトに千本を立てるなァ!」

 

 瞬間サスケが放った大出力の業火球はナルト共々"氷岩堂無"全体を吹き飛ばす。

 ナルトの意識は、一時闇に飲まれた。

 

「起きてください、ナルト君」

 

 ナルトを呼ぶ白の声に、覚醒したナルトは全てを悟った。

 追い忍は白であり、白はナルトを庇い片足を失っていた。

 

「ナルト君……僕は君達を殺したくなかった。再不斬さんに殺せと言われたのに……僕の負けです」

「そんな、白!なんでだってばよ!?再不斬は悪い奴なんだぞ!?」

「再不斬さんを悪いとは言わせない。再不斬さんは父親を殺した僕を赦し、僕を育ててくれた。道具として僕をお傍においてくれた。それがどんなに嬉しい事だったか、君に解りますか?」

 

 そんなのは間違っている、ナルトがそう言う前に白は何かを見て駆けだしてしまった。

 白が向かった方向。そこには忍犬に動きを封じられた再不斬と、右手に多量の雷チャクラを圧縮するカカシ。

 再不斬の最期の瞬間である。

 白は再不斬が殺される前に身を楯にカカシを止めようというのだ。

 ナルトは"秘術・魔鏡氷晶"(ひじゅつまきょうひょうしょう)を用い移動する白を全力で追う。ギリギリで間に合ったナルトは再不斬を庇う白を気絶させ、カカシの術を受けた。

 

 左肩に痺れる様な激痛。

 見ればナルトの肩にカカシの拳が埋まっていた。

 

「白め……使えない道具だ」

 

 再不斬が不意に漏らした言葉は、ナルトに強い怒りを感じさせた。

 途端ナルトの体表は血の様な赤いチャクラに包まれ、あまりのチャクラ圧にカカシの拳は弾かれる。

 

 赤いチャクラはナルトの左肩と白の片足をより濃く包み、患部を治癒、再生させていく。

 その光景に言葉を失った再不斬に対し、ナルトは問う。

 

「白と話して解った。白にとってのお前は、俺にとってのネジなんだ。だから俺は!白を道具としか認めねえお前が憎い!再不斬……白はお前に道具として使われる事が嬉しいと言った!お前を庇って死のうともした!お前はそんな奴見て、ただの道具だと思えるのかよ!?お前の中で、白は本当にただの道具なのかよ!?」

 

 しばしの沈黙。

 再不斬はナルトと白を交互に見て、言った。

 

「やめだ……そんなモン、お前にやるよ。小僧、カカシ……後は任せた。里には、()()()()()()()でも伝えておけ」

 

 そう言い残して、再不斬は消えた。

 波の国から金を絞っていた再不斬の雇用主、ガトーの訃報が伝えられたのはその翌日の事である。

 

 

 

――――――――卍――――――――

 

 

 

「俺は気絶した白を担いでここまで来た。里に入る時仮死状態のツボを突いたのはサスケだ。俺ってば再不斬が何を言いたかったのか解んねえ。でも白を放っとけなくて、なんとかして貰いに来た」

 

 ナルトはそんな調子で話を纏めた。

 

 ナルト。サクラが可哀想すぎるぞ。

 サクラが一人置いてけぼりくらってるのがよく解った。

 なんかナルトはサクラの事好きじゃないっぽいし。

 後々の映画で「ナルトがサクラを好いたのはサクラがサスケを好きだったから」みたいな説明されてたけど、こうなると好きであって欲しかった。

 サクラに救いが無い。

 

 血筋と良い師匠に恵まれた人柱力の天才と、それと切磋琢磨して成長したうちはの闇抱えた天才。そして無名忍者の家庭から出た女(俺ノータッチ)で班とかいじめに近い。

 

 イルカは何やってるんだってばよ!?

 まあやらかしたのは俺か。

 

 そんでまた俺に権力使わせるつもりかよ。

 俺、日向家の権力使う度扱い悪くなってるんだが?

 分家の本家を追い出された俺に、まだ我儘言えってか。

 

 今度は里から追い出されそうだ。

 

 しかも再不斬存命報告出たし。

 つまり俺がここで白を見限ったら最悪、俺の死因が無音殺人術(サイレントキリング)になる。

 

 人生色々あったけど、未だに死兆星の輝きが衰えない。

 

「そうですか。僕は再不斬さんに捨てられたのですね。もう用済みですか……再不斬さん」

 

 いつの間に起きていたのやら、白がむくりと起き上がった。

 精気が感じられない表情と、わなわなと震える体。瞳は虚空を見つめている。

 初手自害しそうな勢いだ。

 

「止めろ白ェ!お前は俺の新しい光だ!生命線なのだァ!」

「は……!?」

 

 おっとまずい。間違えた。

 

「白、違うぞ。お前は再不斬によって守られたのだ!」

「……何を言っているんですか、貴方は!?僕にとって再不斬さんは全てだった!再不斬さんだってそれを知っていた!僕も再不斬さんも知らない貴方に、何が解るというんですか!?」

「解るさ!お前が知っているのは、霧隠れの鬼人・桃地再不斬だけだ!違うか?鬼人・桃地再不斬は死んだんだ……お前を残し、俺達に頼むと言ったのは利用価値がないからじゃない。もっと純粋な感情だ」

「……何が言いたいんですか?」

「愛だよ!!」

 

 子供を抜け忍の道から遠ざけ、真っ当な道を歩むチャンスを与える。

 そんなの、純粋な親の愛情に決まってる。

 

 生き残る為とはいえ、本心だった。

 原作ですれ違った二人の関係、二周目の俺が正してやる。

 俺はやるだけやると決めたのだから。

 

 

 

日向百(ひゅうがモモ)?」

 

 俺から渡された戸籍票を見て、白――(モモ)は首を傾げる。

 百はカカシの遠縁で、日向分家の養子にした。

 はたけ家はここ二代で成り上がった家だし、白の存在は霧隠れ以外にはほぼ知られていないのでバレることは無いだろう。

 

 ダンゾウ辺りが要らん事したらやばいけど。

 

 ちなみに、俺がこんなに勝手できたのは家の親バカ親父のおかげである。俺もジュインジュインされるだけで無罪放免だった。

 

「お前の偽名だ。抜け忍の証の横一線、それと読みは桃地再不斬からとった。不満か?」

 

 なんてな。男だから一本足したなんて言えない。

 

「いえ、凄く素敵……前から聞きたかったのですが、何故僕に優しくしてくれるのですか?」

「火影が俺の夢だから。火影は皆に認められる存在。一族とか里とか、そんな物に縛られる器じゃない」

 

 ダンゾウとかね。

 百は目を潤ませ、大きく息を吸った。

 

「決めました。僕、もう一度忍者になります。そしていつか水影になります!再不斬さんが胸を張って僕の所へ帰ってきてくれるような、素敵な里にしてみせます!」

「……良い夢を持ったな」

 

 俺はナイスガイポーズで答えた。

 

 死兆星、未だ健在!

 

 

 

――――――――卍――――――――

 

 

 

 今宵は特殊な半月だ。

 上弦でもないし、下弦でもない。まるで絵にかいた様に真っ二つ。

 なんというか、デカい板で半身隠してあるだけの月の様な。

 

 というか変に輪郭が凸凹していて、板というよりは断刀・首切り包丁だ。

 

 近づいてみれば、刀の脇に男もいる。

 サンタさんかな?

 木の葉にもサンタさんっているんだなあ。

 半月の横にサンタさん……しまらねえな。

 庵に煙突は無いし、ただの不審者だろうな。

 いや、ただの不審者にしちゃあ日頃返り血で染まってそうだな。

 まさかマダラか?

 早い早い。

 疾風伝後半まで退去願おう。

 じゃあ誰かと言えば、もう百二十人は殺してそうな無音殺人術のおっさんだ。

 

「再不斬さん……何やってるんすか?」

「その……白……」

「とりあえず、屋根の上とかじゃなくて入りません?」

 

 フラグたてるのはムズいのに攻略クソ簡単なのな。

 気まずくて中に入れちゃったが、その後3時間みっちり二者面談である。

 

 

 

「そういえば、どうやってこの里に来たんすか?」

「行商の酒樽の中に入ってやりすごした」

 

 警備雑すぎるだろ。

 と思ったが、イタチと鬼鮫がお団子食べに来られるくらい手薄だったな。

 

 日向は雷の国の忍者を撃退しているというのに。

 防衛においても日向は木の葉にて最強か。

 

 しょうがない、ジュインジュインで通行証を手配してみるか。

日向ネジ、性質変化はどれ?(参考までに)

  • 火遁
  • 風遁
  • 雷遁
  • 土遁
  • 水遁
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