殺人ヒーロー ジャック・ザ・リッパー    作:謎多き殺人鬼

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二人の殺人鬼

私はジャッジから逃れつつ騒ぎが起きた場所へと向かって行くと路地の外に見えるその地獄の様な光景だった。

 

二体の脳無が複数のヒーロー達を相手に蹂躙する姿が見え、私はこの事件にはヴィラン連合が絡んでいる事を察した時、此方に向かって走ってくる人影が見えた。

 

「ヒーロー?……ッ!?出久!?」

 

「ッ!?ジル!?」

 

私と出久は鉢合わせると私は出久も敵と認識して臨戦態勢に入るけど出久は全く身構えない。

 

「何してるの出久?ヴィランとヒーローが会ったからには戦うのが筋でしょ?」

 

「まさか君も関わっているのか……?」

 

「……この件は違うわね。ヴィラン連合もやってくれるわ。脳無を放って無差別に攻撃するなんてね」

 

私はそう言うと出久は戦う素振りを見せる所か頭を深く下げてきた。

 

「お願いだジル!君に構ってる暇はないんだ!退いてくれ!!」

 

「へぇ……構っている暇は無い……ね。」

 

『目の前に凶悪なヴィランがいるのに何言ってんだ?免許すら無いとは言え、ヒーローの卵だろこいつ?』

 

私とアーサーは困惑していると出久は理由を言ってきた。

 

「あの真面目な飯田君がこの大事件に前にしていないなんておかしいんだ!飯田君がいないのと保須でのヒーロー殺しの事件!ヴィラン連合とヒーロー殺しが繋がっていてもしかしたら飯田君がヒーロー殺しを見つけてしまったかもしれないんだ!!今、飯田君の所に行かないと危険なんだ!!」

 

「そう……見つけてしまった可能性があるのね……良いわ。通してあげる」

 

私のその言葉に出久は頭を上げた時を狙って顎を指で軽く掴んで引き寄せると私は微笑みながら言う。

 

「私も飯田君の所へ連れていってくれるって約束を守ってくれたらね」

 

「ッ!?何で……?」

 

「一回、言っておかないといけない事があってね……飯田君の事だからお兄さんの復讐でしょ?でもね……ステイン本人はやってないって言ってたわ」

 

「そ、それじゃあ誰が!?」

 

「それが分からないから苦労してるのよ。だからせめて飯田君に下手人が他にいる可能性があるって伝えないと……間違った犯人を殺すかもしれないわよ?」

 

私の言葉に出久は青ざめていく中、決断をしようとしているのかかなり真剣な顔つきになってるけど……

 

「遅い。決断はすぐにしなさい。私が貴方を殺す気でいるヴィランならそんな風に考え込んでいる間に殺すわよ?」

 

私がそれを指摘すると出久はハッと我に帰ると決断出来たのか私に強い意思を宿した瞳を見せてきた。

 

「……分かった。行こう、ジル。飯田君の所へ」

 

『交渉成立。こいつにどんな宛があるのか知らねぇがな』

 

「そうね……さぁ、行きましょう。モタモタしてたら本当に飯田君がこの世からお別れする事になるからね」

 

私はそう冷たく言うと出久は何か言いたそうだけどそれを聞くつもりはないって言う雰囲気を出していたら出久は先にやる事を決めたみたいで真っ直ぐな瞳で私を見てきた。

 

「此方だ!来て!!」

 

私は出久に促される様に追い掛ける形で駆け出したけど……速い。

 

明らかに個性を応用した身体能力……しかも身体の外傷を負う事もなくこなしている。

 

常人の速さで駆けるその姿に私は出久の成長に微笑みながら出久に負けない様な速さで駆けて追い掛けていく。

 

~別視点side~

 

その頃、飯田はヒーロー殺し、ステインと接敵し、戦闘となるがステインとの圧倒的な実力差によって軽く捻られる様にスパイクの付いたブーツで右腕を蹴られると体を踏まれて地面に押し潰され、左腕に刀を突き立てられてしまった。

 

何度も修羅場を潜り抜けたヴィラン(殺人鬼)と経験が足りなさすぎるヒーロー(学生)では勝つ事は不可能だった。

 

「お前は弱い……贋物だからだ」

 

「黙れ悪党……!!」

 

「脊髄損傷で下半身麻痺だそうだ……!もうヒーロー活動は適わないそうだ!!兄さんは多くの人を助け……導いてきた立派なヒーローなんだ!!」

 

飯田の心に写るのは兄であるインゲニウム、飯田天晴の姿だった。

 

「お前が潰して良い理由なんて無いんだ……!」

 

飯田の過去に家族と食卓を囲んでいた時に話していた天晴はヒーローとしての誇りを胸に持った人物だった。

 

「僕のヒーローだ……僕に夢を抱かせてくれた立派なヒーローなんだ!!!」 

 

飯田の心は徐々にドス黒い何かが芽生え様としていた。

 

本能がヒーロー殺しを殺せと高ぶり叫んでいるのだ。

 

「殺してやる!!!」

 

「彼奴を先ず助けろよ」

 

ステインのその一言で飯田は嘘の様に一気に冷静になった。

 

助けろよ。

 

仇から発せられたその言葉は何故か飯田の心によく響く中、ステインは続ける。

 

「自らを顧みず他を救い出せ。己の為に力を振るうな。目先の憎しみに捉われ私欲を満たそうなど……ヒーローから最も遠い行いだ……ハァ……だから決別した友などに心配されるんだ」

 

「(決別した友……?霧先さんが僕を……?)」

 

ステインはそう言いながら血を舐め取ると飯田の身体は動く事が出来なくなった。

 

「じゃあな正しき社会への供物……切り裂きジャックに会ったら死んだと伝えておこう」

 

「黙れ……黙れ!!!」

 

飯田は復讐はおろかヒーローとしても何も出来なかった事、ヴィランとなった筈のジルにすら心配を掛けさせた事を悔やみながらも最後まで叫んだ。

 

「何を言ったってお前は兄を傷付けた犯罪者だ!!!」

 

「そうよ。どんな大義を掲げても、もっともらしい理由をつけたとしても殺人や人を傷付ける行為は悪よ」

 

その言葉が路地に響くと動じに高速で跳んできた何かがステインの顔を殴った。

 

「緑谷……君……霧先……さん……!?」

 

「助けに来たよ!飯田君!!」

 

「全く……世話を焼かさないでくれる?」

 

飯田の窮地に現れたのはヒーロー(友人)殺人鬼(友人)だった。

 

~side終了~

 

私は飯田君を見つけるまでやった事は出久と一緒にノーマルヒーロー、マニュアルの事務所付近の路地を手当たり次第に探す事だった。

 

確かに手掛かりは無いけど手当たり次第に探すのは少し無理があるんじゃないのかと思いながら他に方法が無かったからやったら見つけ出してしまった。

 

「本当に世話が焼けるわね……飯田君?」

 

「霧先さん……?」

 

私が飯田君の所に駆け寄ってしゃがみこむと飯田君は涙を流しながら私を見てきた。

 

「貴方、ヒーローになるんじゃなかったの?復讐なんてらしくない」

 

「分かっている……分かっているんだ……でも、どうしても……この心が……奴が憎くて堪らないんだ……!分かっていても許せないんだ!!兄を傷付けた彼奴がどうしても!!!」

 

「……そうね。その気持ちは分かる……でも、聞いて飯田君。もしかしたらインゲニウムの件はヒーロー殺しが関わっていない可能性があるの」

 

「え……?」

 

「下手をしたら別に犯人がいる可能性がある。確かにおかしな話よね。ヒーローがやられた、獲物は刃物で犯人はヒーロー殺しだ!……なんて結論なんてね。刃物を扱うヴィランなんて私を含めたら探せばいくらでもいるし、動機も沢山ある。あ、私じゃないからね。……何でヒーロー殺しだって断言できるの?」

 

私のその問いに飯田君は少し冷静になったのか涙で濡らした顔が呆然としている。

 

仕方ない事よね……何でヒーロー殺しだと断定してしまったのか?

 

他に恨みがあるヴィランの犯行だと思われなかったのか?

 

他に刃物を扱うヴィランの可能性は考えられなかったのか?

 

そんな考えが今になって出てきても混乱するだけよね。

 

「ヒーロー殺しのステインもやってないって言ってるから確証は無いけど……貴方、下手したら無実の人間を殺そうとしたわよ」

 

私はそう言うと飯田君は顔を青ざめさせながら項垂れてしまった……言い過ぎた。

 

『気にすんな。そいつはそれだけ言ってやるしかない。ヒーローとして間違った道を一直線に突き進もうとしたんだ……責任を負わせろ。それで折れるならヒーローに向いてなかっただけだ』

 

「(……そうね。飯田君には悪いけど今は)」

 

私は飯田君から目線を外して立ち上がるとステインに視線を向けた。

 

出久が油断なく身構える中、ステインは静かに佇むその姿に気圧されそうな威圧感があるけど私は負けじと前に出た。

 

「じ、ジル……?」

 

出久からそんな声が聞こえたけど今はステインに集中させて貰うわ。

 

「ステイン………」

 

「切り裂きジャック……ハァ……何故、邪魔をした?情にほだされたか?」

 

「違う……訳じゃないわね。それに近いとしかね」

 

「そこにいるインゲニウムの弟は私情に身を委ねた挙げ句、無実の人間を殺そうとした……ヒーローとしてあるまじき行為、贋物だ……ハァ……」

 

「殺すつもり?」

 

「そうだ……」

 

ステインはそう言って殺意と鋭い殺気、やり遂げると言う強い意思を含んだ視線を向けるけど私は負けじと静かにステインを睨む。

 

路地が殺意と殺気で溢れた雰囲気の中、私は一歩前に出てそして……

 

「お願い。今回だけは見逃してあげて」

 

頭を下げた。

 

見えなくても分かる……戦闘になっても良い様に身構えてたステインが唖然としているのを、出久達も唖然としているのも。

 

「どういうつもりだ……?」

 

「勝手な事を言ってるのは分かってる。でも、飯田君を見逃してあげて。飯田君は確かにヒーローとして間違った行動して貴方を殺そうとしたわ。でも、それは彼がまだ仮免許も無い学びきっていない未熟な状態だった事もある。全てを学んで免許を持ってるプロならまだしも学生でヒーロー失格までには至らない。だから、此処は私の顔を立てると思って……お願い」

 

私はステインがこんな事で退いてくれる様な思想犯ではないと分かってるけどそれでも彼との戦いは避けないといけない。

 

彼は強い……私でも戦うとなると骨が折れるのに出久と負傷した飯田君、壁に持たれて負傷したヒーローを庇いながら戦うのは無謀。

 

だから、戦闘を避けるしかない……彼がこれで退いてくれただけど。

 

私は神にも縋る思いでステインに頭を下げ続ける中、良い返事は期待しないけどステインの返答を待つ。

 

「ハァ……良いだろう……見逃してやる……頭を下げさせてまで庇われる様な奴だ……殺す価値すらない……ハァ……」

 

「……ありがとう」

 

「だが……条件がある……」

 

私は安堵した所でステインから条件があると聞いて頭を上げるとその視線は出久に向いていた。

 

「こいつのヒーローとしての価値を見極めさせろ……それが条件だ……」

 

「でも……!」

 

「大丈夫だよジル。僕は……やれる。僕とヒーロー殺しが戦うだけで飯田君が助かるなら僕は挑む!」

 

出久はそう言ってステインと対峙するとステインは出久を睨む。

 

その鋭い視線に出久は気圧されそうになっている。

 

「切り裂きジャックが示した様にお前が足る者かどうか見極めさせて貰うぞ……ぶつかり合えば当然……弱い方が沙汰される訳だが……さぁ、戦うか……?」

 

ステインの雰囲気に飲まれて気圧されそうになっている出久だけど気圧されそうになりながらも逃げる素振りもない。

 

あるのは……ヒーローとしての本物の覚悟。

 

「飯田君、霧先さん……言いたい事は色々あるけど……後にする……!オールマイトが言っていたんだ……余計なお世話はヒーローの本質なんだって」

 

出久のその言葉と覚悟にステインだけじゃない私も笑っていた。

 

彼にはある……ヒーローとして立ち、導くだけの器が確かに存在する。

 

これは思想こそ違うけどステインと私が求めるヒーローとしての姿だった。

 

『嬉しそうだな?』

 

「(彼と最初に会った時は情けないけど優しい人だって思ってた。けど、今は違う。まだ半人前だけどそれでも……彼はヒーローとして相応しい人だって確信したのよ)」

 

私は友人である出久の成長を喜んでいると出久はステインとの

間合いを詰めた。

 

長物の得物に対して間合いを詰めるのは良いけどそれだけじゃ駄目。

 

ステインもその辺りは対策しているわ。

 

ステインの装備している刃物の一本が抜かれて居合いの様に切りつけられるけどそれを股を潜って避ければ今度は刀が襲う。

 

でも、それすら跳んで避けるとステインに反撃した。

 

「5%デトロイト……SMASH!!!

 

出久の攻撃がステインの頭に決まった。

 

本当に驚いたわ……出久は個性の反動も受けずに技を使った……今までなら反動で少なくても指一本は駄目にしていたのに……。

 

でも、ステインが技を諸に受けたのは事実……どうする?

 

私は見守っているとステインが左手に持っていた刃物の刃に付いた血を舐めると出久は動きを止めた……いや、動けなくなった。

 

「パワーが足りない……俺の動きを見切ったんじゃない……視界から外れ確実に仕留められるよう画策した……そういう動きだった……口先だけの人間は幾らでもいるが……お前は生かす価値が、ある……」

 

ステインはそう言って私の前に立った。

 

「約束だ……今回は生かしてやろう……だが、次に会えば……どんな事を言おうが殺す……ハァ……そこのヒーローもどのみち終わりだ……」

 

「分かってる。早く行って。私はまだ仕事が残ってる」

 

私がそう言ってステインを立ち去らせようたした時、路地の外から気配を感じて振り返って見れば轟君がそこにいた。

 

「緑谷から位置情報を受け取った来たが……予想外だぞジル」

 

「そうね……私もこれは予想外だわ」

 

「ハァ……邪魔者か?」

 

「貴方は帰って良いわ。話は私がつける。話って言っても聞かなければ痛い目に合って貰う」

 

「ふん……好きにしろ……」

 

ステインはそう言って姿を消すと残された私と動けない出久、負傷して尚且つ動けない飯田君、そして轟君がこの場に残された。

 

「久しぶりね轟君。相変わらず少し無愛想かな?」

 

「無愛想かは知らねぇがお前も加わってやったのか?」

 

「違う轟君。ジルは僕達を助けてくれたんだ」

 

「助けたって程じゃないわ。でも、今回ばかりは見過ごせなかっただけ。飯田君も十分反省してるし私も仕事に行かないと」

 

「その仕事って言うのは殺人に行くって事で良いんだな?」

 

「そうだけど?やるの轟君?」

 

私のその問いに轟君は左手に炎を出すと私に対峙した。

 

体育祭では全く見せなかった個性の一部である炎に私は目を見開いていると轟君は何かを確信した様子を見せた。

 

「やっぱりお前、体育祭を見てたんだな?」

 

「なッ!?」

 

「体育祭を……見ていた……?」

 

出久と飯田君は驚く中、私は轟君が私がのんびり体育祭を見ていた事を推測した事に驚きつつも合っているとばかりに拍手した。

 

「正解よ轟君。そう……私は体育祭を見ていた。楽しかったわよ。観客席から眺める貴方達の活躍を見るのはね」

 

「そうだろうな。お前が俺が炎を見せた時に反応を見せたのは体育祭で殆ど氷しか使ってない事を見ていないとおかしい。ワープ系の個性持ちの共犯者がいるとは聞いているが何処まで飛ばせるのかは不明だ。テレビ越しに見ていたのかと疑ったが限定的な情報になる以上、その可能性は低いし、あの汚職議員を確実に見つけて仕留めるならその場に直接いた方が効率的だったから……そうだろ?」

 

「良い推理力ね。父さんが欲しがりそうね」

 

「それだけじゃない。あの演説の場で殺害すれば誇示する事も出来る。お前の魔の手は例え雄英であろうと伸びると言う意味でだ」

 

轟君の推測は全て当たっている。

 

凄いわね轟君……やっぱり、エンデヴァーは息子いえ、それは違うわね。

 

元から備わっていたヒーローとしての素質、それが磨かれている途中の物。

 

単なる身体能力や個性の力だけではない轟君の才能が完全に磨き終わった時の恐ろしさを思えばとても怖いわね。

 

「そんな……そんな事の為に体育祭で殺人を行ったのか!!」

 

「そうよ飯田君。この世に蔓延る法から逃れる悪は……全員殺す。何処へ逃れようと私は追い詰める。その為の宣伝に使わせて貰ったわ。青春を汚してごめんね」

 

「ジィィィィルゥゥゥゥ!!!」

 

私が軽く謝った事で飯田君の怒りは頂点に達したのか飯田君は恨めしそうに叫ぶけど……何かね……

 

「嫌いよ。その眼。お兄さんはそんな眼はしなかったわよ。そんな眼でインゲニウムを継ぐつもりなら……ヒーローなんて止めろ」

 

「ッ!?」

 

「悲しむ事は結構、憎む事も結構。だけど割り切りなさい。貴方はヒーローを目指してるの。復讐を目的にしたヴィランじゃない。私の様になりたいなら勝手にしろ。でも、なるなら雄英と家族、友人の全てと決別しろ。それが光から闇に行く覚悟よ」

 

私の言葉に飯田君は今度こそ喋らなくなった。

 

私は溜め息をつくといつの間にか出久が起き上がってた。

 

「ジル……!」

 

「さて……此処まで来るまで戦わなかったけど……どうする?」

 

「やるに決まってるだろ?此処にもうすぐプロが来る。それまでお前を足止めさせて貰う」

 

「……ジル……君の言いたい事は分かったよ……僕も覚悟を決めた。君を此処で止める。ジル!」

 

体育祭ではこの二人は激戦を繰り広げてたって後から聞いたけど……成る程ね……これは強いわ。

 

『こんな所で体育祭の最終種目を再現する事になるなんてなジル?』

 

「(あっちは二人がかりだけどね)」

 

私はそう言うと左手にナイフを生み出すと静かに構えた。

 

鈍く光るその刃は二人を威圧するには十分な物で私は二人に微笑みを浮かべた。

 

「私のルールとして貴方達を殺しはしないわ。だから安心して戦ってね」

 

「ルール?」

 

切り裂きジャック(ジャック・ザ・リッパー)の殺人でのルールだ。法から逃れる悪人のみ殺し、善人には決して手を出さない。何処まで信憑性があるかは知らねぇがな」

 

「合ってるわよ。だから二人は殺さない。勿論、飯田君もそこにいるヒーローも。切り裂きジャック(ジャック・ザ・リッパー)として誓うわ。善人である貴方達は決して殺さない」

 

私は演技をする様にそう言ってのけると二人は油断なく身構えてきた。

 

やっぱり、この二人はヒーローとしての素質がある。

 

ステインもニッコリの才能に私は……二人の力を試したくて仕方ない。

 

「手加減して勝てる相手だと思うなよ!!!」  

 

「行くよ!ジル!!!」

 

「来なさい二人とも!!私を止めて見せなさい!!!」

 

こうして私と二人の戦いが始まった。

 

 

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