殺人ヒーロー ジャック・ザ・リッパー 作:謎多き殺人鬼
明けましておめでとうございますますm(__)m
今年も一年明けましたねヽ( ̄▽ ̄)ノ
さぁ、今年も元気に!!
悪ジル「"
善ジル「違うでしょ!!」
私はオールマイト達からの投降勧告を無視してそのまま私が殺人鬼になる前に住んでいたもう誰もいない家へとやって来た。
あれだけ暴れてきた筈だけど荒らされた痕跡が無く、少しずつ朽ち果ててる雰囲気が周りを支配していた。
『そりゃそうだ。悪を裁く殺人鬼の実家に手を出してターゲットにされたりしたら嫌だろうしな』
「それに現役のヒーローの家だもの。捕まりたくもなかったのでしょう」
私は未だに持っていた家の鍵を試しに差し込んで見ると鍵は変えられていなかったらしく、すんなりと開いてしまった。
「不用心ね……鍵くらい変えなさいよ」
『もう帰るつもりも無かったんだろうよ。オリヴィアもお前もいなくなったんだからな』
「……そうね。私でもいたくないと思うわ」
私はそう言って扉を開けて家に入ると埃っぽい空間がそこにあった。
家具はそのままだけど蜘蛛の巣まで張ってしまっていて人が住んでるとは思えない状態だった。
私は家に上がると一つ々の部屋を見て回る。
家族で過ごしたリビング、母さんと父さんの寝室、色々な本があってよく読書の場所にしていた書斎、そして私の部屋。
何処も思い出のある場所ばかりで私はもう二度戻る事の無い過去に悲しくなってきた。
「父さん……母さん……」
『悲しいか?悔しいか?そして……憎いか?』
「えぇ……とても……」
『お前はこれからも悪を裁く殺人鬼として暗躍する。だからお前の母親のオリヴィアの身体を利用する衣緑を赦す訳にはいかない』
「私と同じ思いをして欲しくない……なんて言っても私がそうさせてしまってるのだけどね」
『だが、誰かがやらなければ裁かれなかったかもしれない』
「憎まれてでも私は悪を裁く」
私は側にあった全身鏡の所へ行くと過去の優しい私とは違う鋭い目付きをした血の様に赤い瞳を持った殺人鬼の私がそこにいた。
確固たる決意を胸にした私はもう迷う事は無い……
『お前はこれからも罪を背負い続ける事になる。赦されないまま地獄に墜ちるだろう』
「それでも構わない。それで誰かが救われるのなら」
『もう俺の手助けはいならないな?』
「えぇ……もう大丈夫……だから安心して眠っても良いわよ」
『はッ!眠れねぇよ。俺は先に地獄に行く身なんだ。お前が来るまで待たせて貰うだけだ』
「そうね。先に行ってて。私も……必ずそこに行くから……ありがとう……アーサー」
『……身体には気を付けてくれ。相棒』
私が最後に聞いたアーサーの声は何処か優しげな青年の物だった。
きっと、殺人鬼になる前のアーサーの声なのだと私には理解出来た。
「アーサー……本当にありがとうね……」
私は既にアーサーはいなくなった事を嘆き、泣くしかなかった。
もう私には何もない……守る者がいない……
私は泣きながら誓う。
この命をせめて誰かの大切な者が奪われない為に使うと。
それがせめて、私が出来る責任の一つとして。
~別視点side~
出久は寮の自分の部屋で椅子に座りながら項垂れていた。
悪を裁く殺人鬼として活動するジルの名は名声、悪名と関係なく集め、社会を崩壊寸前まで追い込んだ事で数多くいた筈のヒーロー達は殆どいなくなってしまった。
不安とヒーローへの不信感が市民に伝染し、遂には国会でヒーロー以外の治安維持組織にも個性使用を許可する内容の法案が提出されて議論される事態になっている。
それは日常の様に流れるニュースの中の一つでしかないがそこで着けていたラジオから新たなニュースが流れた。
《速報です。外堂診療所の医師、外堂命医が昨夜、殺害されていた事が分かりました。容疑者は巷で騒がす殺人鬼、霧先ジル。ヴィラン名は
そのニュースはまたジルが犯行を行った可能性がある物で出久はまた行われたかもしれないジルの凶行に気落ちしてしまった。
「(僕は何の為にヒーローになりたかったんだろう……?)」
出久は深く落ち込む中、突然、扉が開かれた。
「良い加減に出てこいやデク!!」
「かっちゃん?」
入ってきたのは勝己で落ち込んでいた出久の近くまで来るとそのまま襟を掴んで椅子から立ち上がらせた。
「拗ねんのも良い加減にしろや!!いつまでもへこんでねぇであの馬鹿を捕まえに行くぞ!!」
「行くって……何処に?」
「それは私から言わないとね」
出久はその声に視線を向けるとそこにはオールマイトがいた。
「緑谷少年。彼女の為にも……力を貸して貰えるかい?」
オールマイトのその言葉に出久は唖然とするのだった。
~side終了~
今年もよろしくお願いしますm(__)m