超地球救済戦記!真・ダンザイオーΩ〈オメガ>~戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下で無職童貞ニートの俺が全員滅ぼす!~   作:かにグラタン

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第百十六話 THE翼との邂逅  人生とはルールもクソもねぇイス取りゲームだ!

第百十六話 THE翼との邂逅  人生とはルールもクソもねぇイス取りゲームだ!

 

黒双銃オルトロスで断罪王オルトロスに変神した俺は聖少年刑務所でゼェイジグゥアーとデエンノヴォーの命令で出動した刑察と軍隊を全滅させた。

俺は敵の増援が来る前に、聖少年刑務所を出て、路上で変神を解いた。

断罪王オルトロスに変神する際に、囚人服が消滅してしまったせいで俺は今、全裸で深夜街を歩いている。

そして、俺の手にはテロリスト集団THE翼のメンバーの一人が研究所から盗み出した、黒双銃オルトロスが握られていた。

近くではまだサイレンの音が鳴り響いている。

早く、服を見つけないと、俺はまた別エリアの聖少年刑務所に入れられてしまう。

俺は正面から歩いてくるサラリーマンの男に黒双銃オルトロスの銃口を向けて叫ぶ。

「おい!そこの、この世界にどこにでも代わりがいそうなサラリーマン!死にたくなかったら、いますぐお前の服をよこせ!」

「裸の男!それに黒い銃...しかも銃口が二つもある...!」

「うるせぇ!この銃は黒双銃オルトロスだ!さっさと服をよこせ!」

「お前!大人をなめるなよ!」

「なんだと!」

「さっき言ったよなぁ!俺のことを、この世界にどこにでも代わりがいそうなサラリーマンだって!お前、それが人にものを頼む態度かよ!しかも全裸で!」

「俺は間違ったことは言ってねぇよ!お前らサラリーマンみたいな、自分の夢を自分で勝手に諦めた何の特技も個性もない、自分に嘘をつくのだけは一人前なゴミクズ人間なんて世の中にゴマンといるじゃねぇか!ああん?死ね!』

「うるせぇ!みんながみんな自分の好きなことを仕事にして飯を食えると思ったら大間違いだぞ!この変態ガンマン!」

「だから!死ねって言ってただろうがよぉ!」

バギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!

俺は黒双銃オルトロスのトリガーを引いた。

黒双銃オルトロスの銃弾を胸に受けたサラリーマンがうつむけに地面に倒れる。

「素直に俺に服を渡していれば、お前は死なずに済んだんだ!俺は悪くねぇ!」

俺はサラリーマンの死体から下着以外の衣服を剥ぎ取ると路地裏で身に着ける。

スーツ姿の俺は食料補給のためにコンビニに入る。

俺はコンビニ店員に黒双銃オルトロスの二つの銃口を向けて聞いてみる。

「お前さ、まだ生きていたいか?」

「は、はい」

「じゃあ、レジ袋よこせ、そんで今から俺のほしい食料をもらっていく、もちろん、金は絶対に払わない、それで警察も絶対の呼ぶな!いいな?」

「は、はい...そうすれば、命は助けてくれるんですよね?」

「ああ、もちろん」

バギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!

俺はコンビニ店員に向かって黒双銃オルトロスのトリガーを引いた。

「俺は悪くねぇ!」

死体になる直前のコンビニ店員の返り血を浴びた俺はビニール袋に食料をありったけ放り込む。

「よし、これだけあれば、当分、食料には困らねぇな」

俺がコンビニを出ると、路上で一般人が刑察に土下座をしてなにやら頼みごとをしていた。

「頼みます、今月、ZEI銀を払ってしまうと私たち家族はご飯が食べられなくなってしまうんです!今回だけは見逃してください!」

「貴様ァッ!ZEI銀の納付は国民の義務だぞ!ZEI銀を納めないということは、この国の神であるゼェイジグゥアーとデエンノヴォーに反旗を翻すことと同じなんだぞ!お前はそんなに刑務所で死刑になりたいのか!」

「ひえぇッ!お助けを!今月だけは見逃してくください!家族の、家族の生活ためなんです!」

「貴様は自分の家族とこの国の神そのものであるゼェイジグゥアーとデエンノヴォー、どっちが大事なんだ?」

「自分の家族です...」

「不合格だ、お前をゼェイジグゥアーとデエンノヴォーの無駄に豪華な生活のためにZEI銀を納めない罪で逮捕する、そしてお前は近いうちに刑務所で死刑になる!よっしゃあッ!」

「そ、それだけは勘弁して下さい!私が刑察に捕まったら、家族がみんなご飯を食べられなくなってしまいます!」

「うるせぇ!この未納ZEI者が!未納ZEI者は死んで当然何だよぉ!」

次の瞬間、ロクに働かないクソバカのゼェイジグゥアーとデエンノヴォーのためにZEI銀を納めない一般人を無理矢理連行しようしていたクソバカ無能刑察官の頭が銃弾で打ち抜かれた。

誰だ?打ったのは俺じゃない!

「今だ!そこの一般人逃げろ!」

刑察に連行されかけていた一般人がダッシュでどこかへ逃げる。

近くに居たもう一人の刑察官が叫ぶ。

「ちっ、この銃撃は、またTHE翼の仕業か!」

しかし、次の瞬間にはもう一人の刑察官の額も打ち抜かれていた。

「そこのスーツの男!お前は聖府の人間か?」

「ちがう、俺は黒双銃オルトロスに選ばれた、究極の社会不適合者・闇崎ムツトだ」

「黒双銃オルトロスだと...お前、研究所を襲撃した部隊の生き残りか?」

「ちがう、俺はその部隊に立てこもった聖少年刑務所の受刑者だった。たぶん、あの事件で生き残ったのは俺だけだ」

「そうか、じゃあ、お前が今日の事件に出動した軍隊と刑察を全滅させた、あの巨人だというのか...」

「巨人じゃねぇよ、断罪王オルトロスだ」

「なるほど、私はTHE翼のメンバー、スナイパーだ」

「自己紹介になってねぇよ」

「THE翼のメンバーの名称はみんなコードネームなんだ。それよりもし、行くところがないならTHE翼に入団しないか?」

「最初からそのつもりだ」

その日、俺はスナイパーと名乗る女に誘われてTHE翼に入団した。

 

次回予告 THE翼と作戦会議。 一年に約一万人自殺者が出ているのに人口を増やそうとしてんじゃねぇよ!人口が増えて一番得する奴らがどこのどいつかよく考えろ!




次回もお楽しみに!

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