超地球救済戦記!真・ダンザイオーΩ〈オメガ>~戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下で無職童貞ニートの俺が全員滅ぼす!~   作:かにグラタン

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第百四十九話 断罪王オルトロス 対 出絵羅宇時ガフ‼その3 職場で人にすれ違いざまに暴言を吐いてくるやつは自宅のコンセントに繋いだ状態の中に水が入っていない電気ポッドの中に一週間水を入れるな!

第百四十九話 断罪王オルトロス 対 出絵羅宇時ガフ‼その3 職場で人にすれ違いざまに暴言を吐いてくるやつは自宅のコンセントに繋いだ状態の中に水が入っていない電気ポッドの中に一週間、水を入れるな!

 

断罪王オルトロスに変神した俺に対抗するように『順亜異完禁』を発動した出絵羅宇時ガフ。

出絵羅宇時ガフが発動した『順亜異完禁』は相手をトイレしかない謎の異空間に閉じ込めて、空間全体から目に見えない攻撃『我羅阿毛軍』を放つという、恐ろしい秘術だった。

秘術・『順亜異完禁』が作り出した謎の異空間に閉じ込められた断罪王オルトロスをあざ笑うかのように出絵羅宇時ガフは体内に侵入して全身に激痛をもたらす目に見えない寄生タイプの攻撃・『我羅阿毛軍』を 断罪王オルトロスの体内に増量してくる。

出絵羅宇時ガフがかつての仲間であったため、手加減をしすぎて、上記のように追い詰められた俺は一発逆転を狙って出絵羅宇時ガフにある提案をする...。

「もし、お前がこのふざけた空間から俺を今すぐ出してくれれば、お前とミユキと、お前とミユキの子供のことを見逃してやってもいい」

「つまり、『順亜異完禁』を解除すれば、俺とミユキと子供を助けてくれるということですか?」

「ああ、その通りだよ...!」

「俺がそんなウソを信じると思っているんですか?」

「お前に無理に俺を信じろとは言わない...でも、俺はお前を信じている。だってお前はこれまでTHE翼のメンバーの一員として俺の野望のために命をかけて戦ってくれた仲間だ!俺のために命をかけてくれた人間を信じれないわけがない!」

「わかりました...!そのかわり、俺とミユキと子供の安全を保証してくれると、ここで約束してください!」

「わかった、THE翼のコンピューターのデータベースにあるズェイガズヴォゴジュギュウジャの指名手配者リストからミユキの名前を削除しておく。そうすれば、ミユキは今まで通りズェイガズヴォゴを受給し続けていても、納ZEI者から命を狙われることはないだろう」

「あ、ありがとうございます!『順亜異完禁』を解除します」

『順亜異完禁』を解除後、謎の異空間から解放された断罪王オルトロスの右手人差し指から放たれたビームが市街地の一軒家に直撃する。

爆音と同時に市街地の一軒家から火柱が上がる。

「いやあああああああああああああああああああああああああああッ!」

ズェイガズヴォゴジュギュウジャのミユキの口から悲鳴が上がる。

「どうしたんだ!ミユキ!」

ミユキが人間体に戻った出絵羅宇時ガフの肩を両手でつかんで何度も揺さぶる。

「あんた!どうして『順亜異完禁』を解除したのよ!」

「だって解除すれば、闇崎ムツトが俺とミユキと子供のことを見逃してくれるって...納ZEI者に狙われない様に指名手配者リストから削除してくれるって約束してくれたんだ」

「それが本当なら、どうして私の家が断罪王オルトロスにビームで狙撃されてんのよ!私の家には、私と出絵羅宇時ガフ君の子供がいるのよ!」

「そ、そんな...!でも、どうして、ミユキの家の場所を闇崎ムツトが知っているんだ?」

出絵羅宇時ガフの疑問に答えるように断罪王オルトロスから闇崎ムツトの声が聞こえてくる。

「さっき言っただろう、THE翼のコンピューターのデータベースにはズェイガズヴォゴジュギュウジャの指名手配者リストがあるって、俺たちTHE翼はその指名手配者リストに書かれた情報をネットに流出させる、そしてネットで、その情報を知った納ZEI者達が金欲しさにズェイガズヴォゴジュギュウジャを見つけて殺す」

「最初から、THE翼によって納ZEI者がズェイガズヴォゴジュギュウジャを殺すように仕向けられていたというのか...!」

「その通りだ、つーか、お前さ!俺に子供を殺されたのに最初に驚くのそこかよ!」

「や、闇崎ムツト!お前!約束を破ったな!」

「見てのとおり、お前とミユキの子供は今頃、爆炎に包まれた家の中で丸焼きになっているはずだ!」

「闇崎ムツト!お前を信じた俺がバカだった!俺はもう、お前を絶対に許さない!『順亜異完禁』発...!ごふッ...!」

『順亜異完禁』を発動しようとした出絵羅宇時ガフの胸部を断罪王オルトロスの人差し指から放たれたビームが貫いていた。

「『順亜異完禁』を発動される前にお前を殺しちまえば俺の勝ちなんだよ!」

「出絵羅宇時ガフ君!いやあああああああああああああああああああああッ!よくも...!よくも!私の子どもと出絵羅宇時ガフ君を!」

変神を解除した俺に向かってシングルマザーのズェイガズヴォゴジュギュウジャ・ミユキがそこらへんにあった石を拾って俺の頭部に向かって投げてくる。

「ズェイガズヴォゴジュギュウジャは人間じゃないんだよぉッ!」

俺は腰に帯刀していた日本刀でミユキの両手両足を切り裂く。

両手両足を失ったミユキが仰向けに地面に倒れている。

「ククク...!人間じゃねぇズェイガズヴォゴジュギュウジャにはお似合いの格好だな!」

「お前だけは!お前だけは絶対に許さないわ!」

「安心しろよ!俺はお前の命はあえて奪わない!お前はズェイガズヴォゴを受給しながら一生その体で生きていくんだ!それに、子供ならまた他の男と作ればいいだろ!その体でも子供は作れるはずだ!」

俺はミユキに言いたいことを言い終えるとかつてTHE翼のメンバーであった出絵羅宇時ガフの死体を肩に担いでTHE翼の基地を目指して歩き始める。

「待て!闇崎ムツト!ふざけんな!こんな状態で一生、生き続けるぐらいなら今すぐ死んだ方がマシよ!早く私を殺しなさいよ!」

「今、お前を殺せば、お前はあの世で死んでしまった、お前の子供と出絵羅宇時ガフにすぐに再会できてしまう、それじゃあ俺が満足できねぇんだよ!バァーカッ!せいぜいその体で生き地獄を味わえこのZEI銀泥棒が!」

「待てぇぇぇぇぇぇッ!闇崎ムツトォォォォォォォッ!戻って今すぐ私を殺せぇぇッ!」

俺はもう、ミユキにな何も言わずに、ひたすら歩き続ける。

かつて戦友であった出絵羅宇時ガフの死体を肩に担いで。

俺の完全勝利だった。

 

次回予告 『ZEI銀泥棒粛清作戦・第二段階ズェイガズヴォゴジュギュウジャ殲滅作戦』その8 自分の努力が思った通りに報われないとバカみたいに怒って泣き始める女は冷凍食品を電子レンジで解凍せずに食べろ!

 

 




次回もお楽しみに

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