超地球救済戦記!真・ダンザイオーΩ〈オメガ>~戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下で無職童貞ニートの俺が全員滅ぼす!~   作:かにグラタン

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第百六十七話 親と仲がいいからという理由で子供に偉そうな態度で接してくる親の交際相手はドブと生活排水で煮込んだザリガニを食え‼

第百六十七話 『ZEI銀泥棒粛清作戦・第四段階ゼェイジグゥアー殲滅作戦』その6

親と仲がいいからという理由で子供に偉そうな態度で接してくる親の交際相手はドブと生活排水で煮込んだザリガニを食え‼

 

THE翼はゼェイジグゥアー1人の死体に1000万円の懸賞金をかけたことを世間に発表した。

これにより、全国各地で国民たちによる『ゼェイジグゥアー狩り』が発生した。

1000万円を求める国民たちが各地でゼェイジグゥアーを殺害し、今度は殺したゼェイジグゥアーの死体をめぐって国民たちのあいだで醜い争いが繰り広げられる。

その一方で、クソカスZEI銀泥棒ゼェイジグゥアーのヴァヴェズィンゾォーンはTHE翼に対抗するために、獄害戯児童の地下に封印していた『グヴァィズィー』の封印を解くことを決断する。

『グヴァィズィー』とは、この世に誕生してすぐに社会に適応できないと国に承認された者達、つまり先天的な社会不適合者たちのことである。

かつて、どんな罪を犯しても判断能力不十分として、罪を軽減されてきた『グヴァィズィー』。

しかし、『グヴァィズィー』の起こした大量殺人事件がきっかけになり、約4000人の『グヴァィズィー』達は全員、獄害戯児童の地下の隔離施設に監禁され、全員処刑された。

しかし、それは、事実ではない。

実際には、約4000人の『グヴァィズィー』は獄害戯児童の地下でコールドスリープの状態で封印されていたのだ。

ヴァヴェズィンゾォーンは社会に適応できない代わりに、神が『グヴァィズィー』に授けた柔軟な肉体、そして人知を超えた反射神経、常人には理解できない思考パターンを利用して約4000人の『グヴァィズィー』を国防を目的とした最強の生物兵器として利用しようとしていたのだ。

そして、ついに、その時が来た。

ヴァヴェズィンゾォーンの施した教育プログラムによって究極の生物兵器と化した約4000人の『グヴァィズィー』が獄害戯児童から野に放たれたのだ。

生まれながらのモンスターである先天的な社会不適合者、『グヴァィズィー』。

社会のルールに適応できない悲しきモンスターである後天的な社会不適合者、『THE翼』。

社会と言う名の檻ではもはや制御不能な社会不適合者達による究極のバトルが始まろうとしていた。

「ゔおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおいッ!ゼェイジグゥアーがあっちに逃げたぞぉぉぉぉぉぉぉッ!殺せぇぇぇぇぇッ‼」

「ゔおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!俺の1000万円!待てやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ‼」

今日も全国各地で『ゼェイジグゥアー狩り』が発生していた。

ゼェイジグゥアーの死体1体にかけられた懸賞金1000万円を求める国民たちが武器を手に『ゼェイジグゥアー狩り』を追いかけている姿は、原始時代の狩りを彷彿とさせる。

「嫌だぁぁッ!俺は死にたくない!なんでこんな底辺共に俺が襲われなきゃいけねぇんだよ‼」

「おい!おめぇ今なんて言った!」

「おめぇらみてぇな底辺になんで俺が追いかけられなくちゃいけねぇんだよ‼」

「あのゼェイジグゥアー!俺たちのことをバカにしやがった!」

「そうよ!ゼェイジグゥアーなんて結局、私たちの国民のことを見下してるのよ!」

「ゼェイジグゥアーは全員死ねぇぇぇッ!誰のZEI銀のおかげで生きていられると思ってるんだ!」

「そうだー!ゼェイジグゥアーは死ねぇぇぇぇッ!」

全速力で逃げるゼェイジグゥアーに罵詈雑言を浴びせながら全速力で追いかける国民たち。

しかし、そのゼェイジグゥアーと国民たちの間に1人の少年が入ってきた。

「ゔーあーゔーあー?」

その、少年はゼェイジグゥアーと国民たちを交互に見て、奇怪な声を上げながら首をかしげている。

先程まで逃げていたゼェイジグゥアーが何かを思い出したように喋りはじめる。

「その、顔...!教科書で見たことがあるぞ...!」

ゼェイジグゥアーを追いかけていた国民たちも、突如現れた少年の顔を見て一斉に、なにかに気づき始めた。

「あの特徴的な顔は...!」

「ああ、間違いない、やつらはみんな同じ顔をしていると、学校で教わった!」

「でも、『アレ』は大昔に全員処刑されて絶滅したはずよ!」

「そうだ!おい!ゼェイジグゥアー!なんで『アレ』が『ここ』にいるんだ!あんた達はまた俺たち国民に嘘をついたのか!」

「そ、そんなこと言われても...!俺にもわからん...なぜ!なぜ、『アレ』が生きている...!なぜ、『グヴァィズィー』が生きているんだ‼」

「ゔーあーゔーあーゔゔゔゔゔあああああああああああああああああッ‼」

両手にナイフを持った『グヴァィズィー』がゼェイジグゥアーを殺そうとしていた国民達に襲いかかる。

「おい!『グヴァィズィー』がこっちに来たぞ!」

「出来損ないのくせに生意気なんだよぉぉぉ‼」

突撃してくる『グヴァィズィー』に応戦する十数人の武装した国民たち。

しかし、刃物を手に持った国民たちの攻撃を『グヴァィズィー』はすべて回避してしまう。

「なぜだ!なぜ、俺たちの攻撃が通用しないんだぁ!」

「ゔーあーゔーあーゔゔゔゔゔ?」

『グヴァィズィー』は国民たちの言葉が理解できず、首を傾げながら、刃物を両手に持った状態でコマのように高速回転を始める。

超高速で回転する刃物のコマと化した『グヴァィズィー』を中心に周囲の国民たちが次々と斬殺されていく。

「あれが『グヴァィズィー』の力!理解力はなさそうだが!なんて恐ろしい戦闘能力なんだ‼」

生まれながらに社会に適応できないかわりに、柔軟な肉体、そして人知を超えた反射神経、常人には理解できない思考パターンを持つ『グヴァィズィー』の力に先程まで逃げていたゼェイジグゥアーは驚きを隠せない。

しかし、国民たちを次々と斬殺する『グヴァィズィー』を遠くからガトリング砲で狙撃しようとしている奴がいた。

「いくら『グヴァィズィー』でも、このガトリング砲には勝てんよ...!」

ガトリング砲から放たれた大量の銃弾が『グヴァィズィー』の背後に襲いかかる。

しかし、『グヴァィズィー』は視線を背後に移す、こともなく、ガトリング砲の銃弾をすべて回避してしまう。

そして、『グヴァィズィー』が回避した銃弾が全て、『グヴァィズィー』を殺そうとしていた住民達に直撃する。

『グヴァィズィー』は背後に視線を向け、狙撃者に向かって無垢な笑みを浮かべる。

「信じられん!あれが...本当に、あの!『グヴァィズィー』だというのか‼」

狙撃者の背後にはいつの間にか、『グヴァィズィー』が立っていた。

「あの短時間で、いつの間に‼」

「ゔーあーゔーあーゔゔゔゔゔ!」

『グヴァィズィー』は無垢な笑みを浮かべたまま、手に持ったナイフで狙撃者の首を切り裂く。

そして、『グヴァィズィー』は ゼェイジグゥアーの前に高速移動する。

「き、君のおかげで、助かったよ...!まさに、バカとハサミはなんとやら...だな!ハハハハハハハハッ!君たちみたいな出来損ないも、やればできるんだよ‼」

「ゔーあーゔーあーゔゔゔゔゔ?」

ゼェイジグゥアーの言葉が理解できない『グヴァィズィー』はゼェイジグゥアーの首をナイフで切り裂く。

『グヴァィズィー』が無垢な笑みを浮かべたまま、空を見上げる。

頭上のヘリから武装した3999体の『グヴァィズィー』達が地面に向かって降下してくる。

同じ顔の、武装した4000人の 『グヴァィズィー』の視線の先にはTHE翼の基地があった。

 

次回予告 THE翼 対『グヴァィズィー』‼究極の社会不適合者たち同士が争うの史上最強に醜い戦いが今始まる‼仕事中にずっと喋っている女は授業中にずっと喋っているバカと同レベルだ‼




次回もお楽しみに

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