超地球救済戦記!真・ダンザイオーΩ〈オメガ>~戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下で無職童貞ニートの俺が全員滅ぼす!~   作:かにグラタン

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第百八十四話 断罪王オルトロス 対 デエンノヴォー!ヴァイゴ差魔‼その6 寒すぎる マジで寒いぜ 寒すぎる

第百八十四話 断罪王オルトロス 対 デエンノヴォー!ヴァイゴ差魔‼その6 寒すぎる マジで寒いぜ 寒すぎる

 

ヴァイゴ差魔は自身の能力である『未来予知』により、闇崎ムツトに衝撃の未来↓を告げた。

『断罪王オルトロスに変神して『無限モード』を発動するつもりですね?でも、あなたは私を1分以内に倒すことができずに、断罪王オルトロスが暴走、その結果、断罪王ケルベロスは白聖剣ケルベロスを使って暴走した断罪王オルトロスを封印しようとするも、結果は失敗、暴走した断罪王オルトロスによって、『私も』、この世界も消滅する...これが今、私が予知した未来です』

それは、仮に俺がヴァイゴ差魔に勝利できたとしても、そのあとで、俺自身が今まで命がけで守ってきた全てを、暴走した俺自身が破壊することを意味していた。

それが、わかっていても、俺に残された選択は前へ進み続けることだけだった。

この選択が仮に俺からすべてを奪うことになっても。

俺がヴァイゴ差魔に勝利するためには、この選択以外考えられなかった。

もう、逃げ道はどこにもない。

俺はヴァイゴ差魔が予知した未来通りに断罪王オルトロスに変神して『無限モード』を発動してしまった。

「ああ、使ってやるよ、お前が予知した未来の通りにな!『無限モード』発動‼」

断罪王オルトロスが奇怪な雄叫びを上げる。

「ヴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ‼」

「くらえッ‼狂撃波動!黒双‼インフィニティーオルトロスインパクトォォォォォォォォォォォォッ‼」

『無限モード』を発動した断罪王オルトロスの両手から『インフィニティーオルトロスインパクト』↓が放たれる。

『鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤

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しかし、『インフィニティーオルトロスインパクト』はヴァイゴ差魔に到達する前に、ヴァイゴ差魔の『重力支配』によって一瞬で上から下に押しつぶされる。

「そんな!『インフィニティーオルトロスインパクト』が効かない!」

「重力を支配している私に波動攻撃が通用するわけないでしょう、どんな攻撃も私に到達する前に重力で押しつぶしてしまえば、無力に等しいのだから」

「そんな!ヴァヴェズィンゾォーンを倒した『インフィニティーオルトロスインパクト』だぞ!それが、ほんの一瞬で無効化されるなんて!」

「絶望する暇があるなら攻撃しなさいな、あと数十秒たったら、あなたは暴走してしまうのよ?」

「しまった!でも、『インフィニティーオルトロスインパクト』が通用しない相手に、いったいどんな攻撃が通用するっていうんだ‼」

身我魔矢ヤヅデが変神した断罪王ケルベロスがヴァイゴ差魔の背後に向かって突撃すると同時に大剣・白聖剣ケルベロスを振り上げる。

「どぉりゃああああああああああああああああああああああッ‼」

「身我魔矢ヤヅデ!ダメだ!こっちに来るな!」

「ほぉ~ら!私の予知した未来通りになった♪」

断罪王ケルベロスの白聖剣ケルベロスがヴァイゴ差魔に向かって振り下ろされる。

しかし、白聖剣ケルベロスはヴァイゴ差魔に到達するギリギリのタイミングで『重力支配』によって真っ二つにされてしまう。

「そうか...そういうことだったのか...!」

俺はヴァイゴ差魔の『未来予知』の真の意味に気づいてしまった!

俺が無限モードを発動しまう。

      ↓

攻撃の手段を失った俺が追い詰められる。

      ↓

俺を救うために身我魔矢ヤヅデが変神した断罪王ケルベロスが『白聖剣ケルベロス』でヴァイゴ差魔に攻撃を開始する。

      ↓

ヴァイゴ差魔が『重力支配』で暴走した断罪王オルトロスを封印することができる『白聖剣ケルベロス』を破壊する。

      ↓

断罪王オルトロスの暴走を止める方法がなくなる。

「そう...本来、暴走した断罪王オルトロスを封印する立場の身我魔矢ヤヅデのおせっかいで、暴走した断罪王オルトロスを封印する唯一の方法がなくなる♪」

「そんな...私は!ただ、闇崎ムツトを助けようと思って...攻撃しただけなのに...!」

「ちっくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ‼」

そして、無限モード発動後から1分が過ぎた。

「グアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ‼」

断罪王オルトロスの暴走が始まった。

しかし、ヴァイゴ差魔の『未来予知』が正しければ、ヴァイゴ差魔の敗北を意味しているのである。

そう、それこそがヴァイゴ差魔の真の目的であった。

「私が暴走した断罪王オルトロスを倒せば、私は、私が予知した未来を超えることができる...!」

そう、本来、ヴァイゴ差魔が断罪王オルトロスに殺されるはずの未来を、ヴァイゴ差魔が断罪王オルトロスを殺すことで、自身の予知した未来を変える。

最強の能力者である自分自信を超えることこそがヴァイゴ差魔の本当の目的だったのだ。

「グアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ‼」

暴走した断罪王オルトロスがヴァイゴ差魔に襲いかかる。

 

次回予告 断罪王オルトロス 対 デエンノヴォー!ヴァイゴ差魔‼その7 遂に決着!運命を超えた先に待つ未来‼寒くて布団から出るのがマジで辛いぜ‼




次回もお楽しみに

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