超地球救済戦記!真・ダンザイオーΩ〈オメガ>~戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下で無職童貞ニートの俺が全員滅ぼす!~   作:かにグラタン

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第二十四話 断罪王Σと美少女会社員サユリ。自分達が高齢者であることを盾にして若者を苦しませる悪質高齢者は無免許調理師がさばいたフグを食いながらトライアスロンでもしてろ!

第二十四話 断罪王Σと美少女会社員サユリ。大した努力しなくても年なんて誰でも取れんだよ!高齢者は自分たちが高齢者であることを盾にして若い世代を困らせてもいいことを当たり前だと思うな! 自分達が高齢者であることを盾にして若者を苦しませる悪質高齢者は無免許調理師がさばいたフグを食いながらトライアスロンでもしてろ!

 

「ただいま」

僕はリサちゃんを食べたあと、リサちゃんがお母さんと一緒に住んでいる家の窓を素手で破壊して、不法侵入する。

「きゃあああああああああああッ!」

全身をリサちゃんの血液で真っ赤に染めた僕を見て、リサちゃんのお母さんが嬌声を上げる。

「リサちゃんがお母さんと一緒に暮らせるようになったことをとても喜んでいました」

「そ、そう...」

リサちゃんのお母さんが僕に恐怖しながらも、すこしうれしそうに微笑む。

「あなたは今、僕より幸せそうですね」

「え?」

僕はリサちゃんのお母さんの家にお泊りすることになった。

リサちゃんのお母さんと再婚相手と、その間に生まれた子供を食べてお腹いっぱいの僕は衣服を盗んで着替えると、とりあえずベッドで休むことにした。

次の日の朝、僕が趣味の散歩をしていると、高層マンションの屋上に人が立っているのが見えた。

よく見ると美少女だった。

そのおそらく、飛び降りようとしているその美少女はどう見ても僕よりかわいそうだと思った。

僕はエレベーターでマンションの屋上まで行く。

僕はその美少女にそういうことはよくないと注意する。

「あんたは私にそう言う説教をする自分に酔っていたいだけよ!」

確かにそうかもしれない。

「でも、僕は自分より不幸な人間は自分より幸せにしないと気が済まない人間なんだ」

「だったら私を幸せにしてみなさいよ!」

「わかった、僕が絶対に君を僕よりも幸せにしてみせるよ!」

その後で食べちゃうけどね、とはあえて言わない。

美少女は自分の名前と悩みを僕に説明した。

美少女の名前はサユリ。

サユリちゃんは会社で社員の人たちにいじめを受けているらしい。

それで、どうやらマンションの屋上が飛び降りようとしていたらしい。

「つらいなら、会社なんてやめてちゃえばいいのに」

「会社、やめたらどうやってご飯をたべていけばいいの?」

「僕なんてもう、三十過ぎてるけど、働いたことなんて一度もないよ」

「じゃあ、どうやって生きてきたの?」

「自分のやりたいように生きてきただけだよ」

「説明になってないんですけど」

「誰の命令も聞かず、自分の決めたルールの中で生きる、ただそれだけさ」

「でも、それじゃあお金は稼げないわ」

「人間を食べるのにお金は必要だと思うかい?」

「食用の人間なんてどこにも売ってないわよ」

「そうだね、だから僕にお金は必要ないのさ」

「じゃあ、おじさんはいつも人間を食べてるの?」

「ああ、一度あの味を知ってしまうと、もう他の食べ物じゃ満足できなくなるんだ」

「おじさん、そういうギャグで笑わせれば、私が幸せになると思ってるんでしょ?」

「ギャグじゃないよ」

「じゃあ、いますぐ会社に行くから、証明してみてよ」

「いいのかい?」

「ええ、だって会社で私をいじめる奴らをおじさんが食べてくれれば、私はいじめられずに済むんだから」

「でも、そのサユリちゃんをいじめている人たちって、僕より幸せなのかな?」

「そりゃあ、幸せに決まってるじゃない、私と違って仕事はできるし、少なくとも私をいじめてスッキリしてるんだろうから、気分はいいはずよ」

「そうだね、僕やサユリちゃんみたいな社会付適合者に比べたら、社会に適応してるサユリちゃんを苛めている人たちのほうが幸せかもね」

サユリちゃんが頬を赤らめて僕をジト目でにらみつけてくる。

「どうしておじさんと一緒にするのよ!」

「だってマンションの屋上から飛び降りようとするのはサユリちゃんが社会に適応できない何よりの証拠じゃないか」

「でも、私は人間を食べるなんて嘘はつかないわ」

「僕は嘘はついてないさ。でも、ちゃんといじめっ子たちを食べて、サユリちゃんを社会適応者にしてあげるからさ、安心してよ」

僕はサユリちゃんの指示通りに、サユリちゃんがいじめを受けている会社に入る。

僕は受付のおねえさんにサユリちゃんをいじめている社員を食べに来ましたと言う。

「あれ、サユリちゃん、社員の名前なんていうんだっけ」

「イイジマとサエキよ」

「イイジマとサエキを食べたいんですけど」

「は、はぁ?」

受付のおねえさんは笑っているがどう見ても、困惑している。

どうやら、僕のことを頭のおかしい人間だと思っているらしい。

でも笑ってて僕より幸せそうだから、仕方ないね。

「シンゴォォォォォォォォーッ!」

僕の衣服は粉々に破れ、筋肉が膨張し、皮膚を鋼鉄の装甲が覆う。

「ンナァァァァァァァァァァッ!」

断罪王Σに変神した僕は号泣し、叫びながら人差し指を伸ばして、それを受けてつけのおねえさんの首に突きつける。

「受付のおねえさん、僕はまじめです、はやくイイジマとサエキをここに呼んでください。でないと、でないと僕は...おねえさんを食べてしまうかも知れません」

断罪王Σに変神した僕の姿を見て、僕がウソつきではないことを気づいたサユリちゃんが僕から後ずさる。

「わ、わかりました、わ、わかったから、もう少々、お待ちください!」

受付のおねえさんは泣きながら、電話みたいな機械でイイジマとサエキを受付に呼び出す。

泣きたいのはこっちだよ、こんなおいしそうなおねえさんをこれから食べられるんだから

「ちょっと、おじさん周りの人たちが警察に通報しようとしているわ!」

「大丈夫だよサユリちゃん、僕は今、とてもお腹がすいているからね」

「うわぁぁぁぁぁぁぁあッ!」

ガブリ!ポキバキポバキ!ゴギュルルルルッ!

受付に来た、イイジマが僕の姿を見て大きな声を出すものだから、びっくりした僕は思わず受付のおねえさんの全身をまるごと食べてしまった。

「うあああああああああああああああああッ!」

僕は伸ばした鋼鉄の人差し指を、叫びながら社外に逃げようとするサエキの右足に貫通させる。

「痛ってぇぇぇぇぇぇよぉぉぉぉぉぉぉッ!」

「ああ、あなたがイイジマさんですね」

「は、はい」

「僕は宅間セメルって言います」

「は、はぁ...」

あなたはサユリちゃんといじめていたそうですね?」

「そ、それは違います、私はただ、仕事でミスをしたサユリさんを指導しただけです」

「ウソよ!イイジマさんは私のことを大きな声で怒鳴ったわ!」

「そ、それは君が同じミスを何度もして、顧客に何度も迷惑をかけたから」

「そうだ!イイジマは悪くない!セメルさん、あんたはサユリに騙されているんだ!」

サエキが僕に向かって泣き叫んできた。

「私はおじさんのことを騙したりなんてしてないわ!それにサエキさんは仕事ができない、同じミスを何度も繰り返す私にこの仕事をやめてしまえって大きな声で怒鳴ってきたのよ!」

僕にしてみれば、サユリちゃんは単純にバカにだけだし、イイジマとサエキもおそらく間違ったことは言っておらず、ただ単純に言い方が悪いだけだと思う、でも。

「でも、サユリちゃんは今日の朝、マンションの屋上から飛び降りようとしていた」

僕の言葉にイイジマとサエキが驚愕の表情を浮かべる。

「もし、あなた達の名前が書いてある遺書を残したサユリちゃんが本当にマンションの屋上から飛び降りていたら、あなた達二人は今頃どうなっていたでしょうか?」

「それは... 」

イイジマが気まずそうに僕から顔を背ける。

「あなた達の名前が書いてある遺書を残したサユリちゃんがマンションの屋上から飛び降りていたら、おそらくあなた達二人もこの会社をクビになっていたでしょう。そうすればイイジマさんやサエキさんだけにとどまらず、奥さんや子供さんも食べるご飯に困るはずです。それが嫌なら、もうすこし社員に対する指導の方法を改善するべきだと僕は思います」

「おじさん...」

「わ、わかった私とサエキが悪かった!だ、だから命だけは助けてくれ!」

「なら、僕の質問にちゃんと答えてください」

「わ、わかった」

「どんなに質問にもちゃんと答えるから、命だけは助けてくれ」

「あなた達は今、僕より幸せですよね?」

「あ、ああ、セメルさんより幸せかどうかはわからんが、幸せだよ!安定した収入、嫁は料理が上手だし、子供達も成績優秀だ」

「ああ、私もイイジマと同じです!」

「なら、イイジマさんとサエキさんは死刑ですね」

ガブリ!ポキバキポバキ!ゴギュルルルルッ!

僕は最初にイイジマさんを、その次にサエキさんを食べた。

「警察だ!」

イイジマさんとサエキさんを食べ終えると、たくさんの警察官が僕を囲んで銃口を向けている。

「ンナァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!」

あまりのごちそうの多さに僕は感動の涙を流しながら奇声を上げる。

あまりの嬉しさに力を制御できなくなった僕の全身からハリネズミのように鋼鉄のトゲが飛び出し、警察官や周りの社員の人たちの全身に貫通する。

サユリちゃんが働いていた会社の一階は人間の血で真っ赤に染まっていた。

大勢の死体の中で、奇跡的にサユリちゃんだけだ呆然と立っている。

「サユリちゃん、よかった生きていて、なんか僕、もう嬉しくって涙が止まらないよ」

力の暴走を制御できない僕の両耳の穴から、クモみたいな姿をした虫、断罪虫がたくさん出てくる。

暴走した大量の断罪虫は死体を食って約一メートルほど成長するとエスカレーターを走って二階に上がっていく。

おそらく、この会社にいる人間を一人残らず食い尽くすのだろう。

断罪虫の一体がサユリちゃんに襲い掛かろうとする。

「サユリちゃん危ない!」

僕はサユリちゃんを襲おうとしている断罪虫を拳で粉々にする。

「よかった、どこかケガはないかい?」

サユリちゃんは目の前の惨状に、泣きながら、苦笑いを浮かべている。

「よかった、サユリちゃんが笑ってくれて、おじさんも嬉しいよ、これで、やっと...」

僕はサユリちゃんがとても幸せそうだったので、食べました。

サユリちゃんを食べ終えた僕は僕のごちそうを横取りした断罪虫を全て殺して食った。

また、着るものがなくなってしまった。

次回予告 第二十五話 断罪王Σと美少女イマジナリ―フレンド・アリス。子供に死んでほしくないとか言ってる奴は子供なんて作るな!人間なんだから死ぬに決まってんだろ!自分勝手な思想を子供に押し付ける奴らはコンセントにつながれたままの家電製品とハグしながらプールでシンクロナイズドスイミングでもしてろ!




次回もお楽しみに

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