超地球救済戦記!真・ダンザイオーΩ〈オメガ>~戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下で無職童貞ニートの俺が全員滅ぼす!~   作:かにグラタン

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第二百四十二話 山下テツヤ その6

第二百四十二話 山下テツヤ その6

 

先輩のために桜原カエデを殺すことを決心した俺は、校内でも成績優秀・素行不良で有名な科学部部長の野村に爆弾の制作を依頼した。

俺と先輩の目の前で起きた非現実的な現象を聞いた野村は、爆笑すると同時に自らをカエデ爆破実行日に同行させることを条件に、爆弾制作の依頼を受けてくれた。

「にしても、山下、さっき聞いた話が本当ならお前、ホントバカだよな」

「どの辺の話ですか?さっきの話において該当するバカが多すぎて一つに絞り切れない」「だから、部室の床下におっさん埋めた話、それは別に僕に話さなくてもよかったんじゃないか?僕が警察にバラしたら、どうするつもりなんだ?」

「俺はただ、野村に協力してもらうために、ちゃんと事実を包み隠さず話すべきだと思っただけだ」

「なるほど、誠意ってやつか、実にくだらん。あと、西村アサリなる女とヤった話、アレも話す必要あったか?正直、ちょっとイラついたし、なんかイラついた俺自身にもイらついた」

「それも、だから...その...誠意ってやつだよ...」

「勝手に僕の言葉を引用するな、あと僕は一応お前の先輩だ、せめて、名前を呼ぶときは『さん』をつけろ、はい!いち!にぃ!『さん』!」

そう、野村は校内でもトップクラスに背が低い、だから俺もつい、野村を呼び捨てで呼んでしまったのだ。

「野村...さん...」

「ということで山下研究員、僕は腹が減った、コンビニでなにか適当に食えるもん買ってきてくれ」

「もうすぐ、給食の時間じゃあ...」

「あのなァ山下研究員、俺はバイトして自費で給食費を払っているんだ、給食を食うか食わないかの選択肢は俺にある、アンダースタンド?」

「アンダースタンド、野村研究員、今からコンビニに買出しに行ってきます!」

「いい返事だ」

俺は野村に敬礼をして、そのまま、科学部の部室を出た。

まったく、俺はいつから、研究員になったのか...。

俺がこの高校に入学した当時から、野村は有名人だった。

背が低くて、頭が良くて、素行が悪い。

授業をサボり、校舎の電気を一斉に停電状態にさせ、野村の顔をみた女子生徒が数人が救急車で運ばれ、野村が科学部の部長になってから、近隣の山が爆発音が数回聞こえ、その数日後に近所の暴走族のバイクが一斉に爆発して、暴走族のメンバーが全員亡き人になってしまった、などなど。

まさに、校内一頭が切れる狂人である。

入学当時、部活動見学の際に野村は俺に語った。

『語らねばなるまい、あの暴走族達の末路のことを...あの暴走族たちは俺よりIQが低いくせに、深夜の川でドジョウを密漁した帰りに俺をバイクで囲んで暴行の後に、当時所持していた金銭を根こそぎ奪いやがった...だから粛正した、ちなみにドジョウは水槽に一週間ぐらい入れておくと泥を吐くぞ、この時大事なのはせっかく吐いた泥をドジョウが体内に入れてしまわないようにだな、しょっちゅう水換えをしなくちゃならん』

暴走族も深夜の密漁者も共に逮捕されてしまえ、と俺は思った。

まぁ、前者はすでに亡き者と化してしまったわけだが。

俺はコンビニで野村と自分の分の昼飯を買って、一度、超能力研究部の部室に戻った。

部室内で先輩は、また、おっぱじめていた。

テーブルには血の付いたカッターナイフ。

先輩の右手首からは軽い出血。

先輩が部室内の壁に書いたと思われる大量の断罪者(社会不適合者))特有の意味不明なイラスト↓。

『鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤

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一瞬気が狂いそうになって叫びだしてしまいそうになったが、よく考えれば、俺も先輩も、もうすでに気が狂っているのだから、なんともないぜ。

俺は一度、深呼吸をして、冷静になる。

先輩は部室のクッションで仰向けに寝た状態で天井を見ながら、小学校低学年が好きそうな替え歌を放心状態のまま歌っている。

俺はその横で、黙々と、黙々と昼食を摂る。

昼食を食い終えた俺は、なにもかも見なかったことにして野村の待つ科学部に戻る。

科学部の部室に戻った俺は、机に野村の昼食が入ったコンビニ袋をおいて、近くにあった椅子に腰を下ろす。

「遅い」

「ちょっと超能力研究部の部室に行ってまして...」

「なんだ、また例の先輩と不純異性交遊に励んでいたのか」

「いえ、なんか放心状態のまま天井を見ながら歌を歌ってました」

「ほう、それは重症だな」

アンタにそれを言われたらおしまいだと俺は思った。

 

次回予告 山下テツヤ その7




次回もお楽しみに
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