超地球救済戦記!真・ダンザイオーΩ〈オメガ>~戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下で無職童貞ニートの俺が全員滅ぼす!~   作:かにグラタン

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第二十六話 断罪王Σと引きこもり美少女サツキ。ドラマ見てるやつらがアニメ見てるやつらを現実逃避してるとか馬鹿にするんじゃねぇよ!

第二十六話 断罪王Σと引きこもり美少女サツキ。ドラマ見てるやつらがアニメ見てるやつらを現実逃避してるとか馬鹿にするんじゃねぇよ! どっちも同じフィクションだろうが!アニメファンを馬鹿にするドラマファンはアイマスクしたままでエスカレーターを逆走しろ!

 

サユリちゃんを食べた後、全裸の僕は知らない家の一階の窓を素手で粉々にして不法侵入しました。

僕は断罪王Σに変神して、その家に住んでいる人々を食べて、衣服を盗んで着用しました。

しかし、二階から人が動いていると思われるような音がします。

僕は試しに階段を昇って二階にある部屋の一つのドアを開けてみました。

部屋の中ではとても髪の長い美少女がテレビゲームをしていました。

「あんた誰?」

「僕は宅間セメルっていいます。君のお母さんとお父さん、とてもおいしかったです」

「あっそ」

美少女は親を僕に殺されたのにもかかわらずゲームプレイを再開させる。

「君は今、僕より幸せですよね?」

「ご想像にお任せします」

「名前は?」

「サツキ」

「サツキはちゃんは親を殺されたことよりもゲームを優先するんだね、サツキちゃんは最低のクズ」

「あっそ」

「その、とても長い髪、サツキちゃんはどうせ学校に行ってないんだろ?サツキちゃんは親不孝者の最低のクズ」

「だったら?おじさんうるさい」

僕はテレビの前に立ちふさがってサツキちゃんのゲームプレイを妨害する。

サツキちゃんが下から僕をにらみつけてくる。

「なんのつもり」

「サツキちゃん」

「なに?」

僕はサツキちゃんの右頬を平手打ちする。

サツキちゃんがさっきまでのクールな感じから一転、大声を上げて子供のように泣きはじめる。

「あ、あんたなにすんのよ!」

僕はサツキちゃんの左頬を平手打ちする。

「ちょっと!やめてよ」

「大人を馬鹿にするのはいい加減にしろよ!」

「馬鹿にしてんのはそっちでしょ?」

「シンゴォォォォォォォォーッ!」

僕の衣服は粉々に破れ、筋肉が膨張し、皮膚を鋼鉄の装甲が覆う。

「僕はお前より強いんだぞ!バカにしてるとぶっ殺すぞ!馬鹿野郎!」

断罪王Σに変神した僕の姿を見たサツキちゃんが部屋から出て行こうとする。

「待てクソ餓鬼ィッ!」

僕は高速移動でサツキちゃんの前に立ちふさがる。

「お、お願い助けて...」

「大人をバカにしやがってこのクソ餓鬼がぁッ! お前なんかが俺から逃げられるわけねぇだろぉこの糞野郎がぁッ!くらぇッ!」

僕は軽いパンチをサツキちゃんの腹部に直撃させる。

サツキちゃんのお腹はとてもやわらかかった。

「お、お願い、助けて...」

「じゃあ、どうやったら助かんだよお前は!」

「お、お願い...」

「この状況からどうやったらお前は助かんだよぉ?なぁ!何とか言ってみろ、このバカ野郎!」

僕はサツキちゃんの両手を握って軽く力を込める。

「痛い!痛ったぁぁぁぁぁいッ!お願い、もうやめて!」

「両手の骨が粉々になっちゃたら!もうゲームできないねぇ!」

「やだ!やだ!ゲームやりたい!痛い、お願い!ゲームやりたいの!」

「なら、学校行くか?ゲームする時間減らして学校行くか?」

「行く!学校行くから!お願い、手ぇ放してぇ!」

僕は変神を解いてサツキちゃんの手から自分の手を離した。

「よく言えたね、サツキちゃん、天国のお母さんとお父さんもきっと喜んでいるよ」

「どうして...どうしてこんなことするの?」

「教育だよ」

「え?」

「僕は学校に行かずにずっとゲームばかりしているサツキちゃんを見て見ぬふりしているサツキちゃんのバカなお母さんとお父さんの代わりに教育しに来たんだ」

サツキちゃんが変神を解除したせいで全裸になった僕を見て、後ずさる。

「その前に、サツキちゃん...ちょっと...」

サツキちゃんが二階自室の床の上に大の字になって横たわっている。

放心状態のサツキちゃんの両目からは涙が流れていた。

「サツキちゃんがおじさんを怒らせるから...いけないんだよぉ」

僕は盗んだ衣服を身に着ける。

「嫌ぁ...こんなの嘘よ、絶対夢よ...」

「サツキちゃんが生意気だから...生意気だから...行けないんだよぉ」

「どうして、どうしてこんなことをするの?」

「それより、サツキちゃんはどうして学校に行かないんだい?」

「どうして、こんなことするの?」

「サツキちゃん!ダメだろ!おじさんの言うこと聞かなくっちゃ!」

僕は右頬を平手打ちする。

「言うこと聞かないと、ゲームできなくなっちゃうよぉ!」

「が、学校でいじめられるから、学校でいじめられるから、いかないだけだよぉ...うあああああああああああああああんッ!」

サツキちゃんは僕の教育指導のせいで心が壊れてしまったのか、大声で泣き始める。

「大丈夫だよ、サツキちゃん、おじさんの言うこと聞いてれば、サツキちゃんは幸せになれるからね」

                    *

僕はサツキちゃんと一緒にサツキちゃんが通っていた学校に行く。

「シンゴォォォォォォォォーッ!」

僕の衣服は粉々に破れ、筋肉が膨張し、皮膚を鋼鉄の装甲が覆う。

断罪王Σに変神した僕はサツキちゃんに言われた通りにサツキちゃんをいじめていた生徒の全員の両足を折って校舎裏に連れていく。

「痛ぇ!」

「痛いよぉ!」

「お父さぁぁん!お母さぁぁん!誰か助けてぇぇッ!」

「お母さぁぁぁぁぁぁんッ!マネーサプラァァァァイッ!」

「死にたくねぇよぉぉぉぉぉッ!」

サツキちゃんをいじめていた奴らの悲痛な叫びと言葉が校舎裏に響き渡る。

「サツキちゃん、よく考えてごらんサツキちゃんが学校に行けなくなっちゃったのは全部コイツらのせいなんだ。あの、時間サツキちゃんがちゃんと学校に居ればサツキちゃんはおじさんのせいであんなひどい目に遭わずに済んだんだ」

「全部、こいつらのせい...」

「そう、だからもし、サツキちゃんが一生歩けなくなったこいつらを殺すことができたら、サツキちゃんはおじさんから卒業できる」

「卒業?私を見逃してくれるの?」

「ああ、これがおじさんがサツキちゃんのためにできる最後の教育だよ」

サツキちゃんが地面に落ちていた大きな石を両手に持つ。

その石には小さな虫がいっぱいくっついていた。

「虫がいっぱい」

「そうだね」

サツキちゃんは僕から解放されたいがために、両手に持った石で自分を引きこもりに追い詰めたいじめっ子たち全員の頭部を殴った。

全身血塗れになったサツキちゃんが役目を終えた大きな石を地面に放り投げた。

「よくがんばったね。これで、サツキちゃんは僕とさよならできるね」

「うん...」

復讐を終え、断罪王Σという脅威から解放されたサツキちゃんが幸せそうに微笑む。

僕はサツキちゃんとお別れしないといけないので、とっても悲しい。

「サツキちゃんは今、僕より幸せそうですね」

「え?」

僕はサツキちゃんの頭にかぶりついた。

サツキちゃんはこの世界から無事に卒業することができた。

よかったねサツキちゃん、これであの世で家族三人で仲良く暮らせるね。

僕は変神を解いて、全裸のまま、学校を出た。

 

次回予告 第二十七話 断罪王Σと遠距離恋愛美少女ヤヨイ。童貞より非童貞のほうが社会的地位が上だと思ってる女は今すぐ高速道路で反復横飛びしてこい!

 




次回もお楽しみに

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