超地球救済戦記!真・ダンザイオーΩ〈オメガ>~戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下で無職童貞ニートの俺が全員滅ぼす!~   作:かにグラタン

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第二百九十六話 異国からの脅威 その2

第二百九十六話 異国からの脅威 その2

『パブリックブレイク現象』とは。

ストレスの積み重ねによって、普通の社会人がある日、突然、発狂して怪物や異能者になってしまう現象の事である。

政府は、このパブリックブレイク現象で怪物もしくは、異能者になってしまった人間を、『パブリックモンスター』と命名した。

 

『無期限・食料配給制度』。

それはパブリックブレイク現象による世界の終末を確信した各国のリーダーと政府が、国民すべてに労働の有無を問わずに最低限の食料を無料で提供する制度のことだ。

発展途上国『K国』は俺たちが住んでいる国の領海に不定期にミサイルを落としてくる、めんどくせぇかまってちゃんみたいな国だ。

そして、発展途上国『K国』の軍隊が俺たちが住んでいる国にあるフードエリアを襲撃した。

フードエリアには『無期限・食料配給制度』の際に国民に配給される食料が保管されている。

では、なぜ全世界で『無期限・食料配給制度』施行されているにもかかわらず、『K国』は俺たちの国のフードエリアを襲撃したのか?

それは、『無期限・食料配給制度』が全世界で正常に施行されていないことが原因だった。

そのため、食料危機に陥った国は、よその国を襲撃するか、大国に金を払わなければ、国力を維持できない。

そして、俺たちが『無期限・食料配給制度』によって、得ていた最低限の食料も、大国に大金を払ったり、俺たちの国の軍隊が発展途上国を襲撃したりして、得ていた食料だったのだ。

PGS(パブリックガーディアンズ)に所属しているヨシノから、その事実を知った俺は椅子に座って朝食のサムゲタンを食べ始めたのだった。

ヨシノの話とニュースの話が事実であれば、今、俺たちの国に『K国』に軍事利用されたパブリックモンスターが4体、不法侵入していることになる。

俺の自室で朝食にキムチとトッポギとビビンバを食い終えたヨシノはPGSの本部で打ち合わせがあると言って学生寮を出た。

サムゲタンを食い終えた俺は未だ満たされることのない空腹感を満たすために、食堂に移動する。

食堂ではいつもの席で、竹田が朝食にサムゲタンを食っている。

俺は食堂のババアから、プルコギをもらって、竹田の前の席に座る。

「おはよう、竹田、お前、ニュース見たか?」

「見たよ、『K国』のことだろ?ミサイルの次はテロとか、ほんと何考えてるんだろうな、あの国は」

「どうやら、ニュースで言ってた『K国』の逃走犯は4人ともパブリックモンスターらしい」

「マジか?なら、俺たちの国で『K国』のパブリックモンスターが、いつテロを起こしてもおかしくないっことか?」

「そうだよ」

次の瞬間、どこからか爆発音が聞こえてきた。

突然の爆発音に食堂内にいた生徒達が騒然となる。

火災報知機の音が校舎内に響き渡る。

そして、食堂内に、軍服を身にまとった男が侵入してくる。

男は肩に担いでいた焼死体をそばに投げ捨てて、俺に問う。

「お前が山神ムサシだな?」

「どうして、俺の顔と名前を知っている...それにその、焼死体は...」

「ああ、俺は、その燃やした男にお前について教えてもらったのさ、そういえば、死体にする前に礼を言うのを忘れてたぜ...」

「お前、その見慣れない軍服に、その力、もしかして『K国』のパブリックモンスターだな!」

「ああ、俺の名はファヨム。俺の任務は山神ムサシ、お前の抹殺だ」

「お前たちの目的はフードエリアの食料の強奪じゃないのか?」

「俺の任務は神の意思に背く、お前の抹殺だ」

「神の意思に背くだと?いったい何のことを言っているんだ」

「普通人を怪物もしくは異能者にするパブリックブレイク現象は、人類を新たな進化に導く、まさしく神の意思だ。そして山神ムサシ、お前のパブリックモンスターを人間に戻してしまうその力こそ、まさに神の意思に背く危険な力。俺たちの国のリーダーは自国の食料危機と同じくらいお前の存在を危険視している、だから俺はお前を殺しに来た」

「俺のその力を知っていて、なぜ、俺に勝負を挑む?俺のパブリックブレイカーの直撃を受ければ、お前も人間に戻ってしまうんだぞ!」

「だから俺はこの学園の生徒を人質にとらせてもらう」

「どういうことだ?」

「山神ムサシ、今すぐ、断罪剣で己の首を切り裂け。できなければ、俺の能力でこの学園の生徒達を全員、丸焼きにするだけだ」

「手で触れた人間を燃やし、焼死させる、それがお前の力なのか?」

ファヨムはサムゲタンを食っている竹田の肩に触れる。

「わかっているなら、とっとと、断罪剣で己の首を切り裂け!できないなら、コイツだけじゃない、ここの生徒は全員、俺の能力で丸焼きにする‼」

俺は現世に生命の断罪剣ライフセイバーを召喚する。

地面に突き刺さった生命の断罪剣ライフセイバーが俺に語りかける。

『さぁ...ぬきなさい』

俺は地面から断罪剣ライフセイバーを引き抜く。

「そうだ、それでいい、そのまま、断罪剣で己の首を切り裂け...そうすれば、お前はこの学園の生徒達の命を救えるんだ...」

俺は、竹田を人質に取っているファヨムに向かって断罪剣ライフセイバーを振りかぶる。

「貴様ァ!人の話を聞いてたのか!このサムゲタンを食っている男がどうなってもいいのか!」

「パァァァァブリィィィクッ!ブレイカァァァァァー‼」

パブリックブレイカー↓が竹田を人質に取っているファヨムに向かって放たれる。

『鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤

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ファヨムに人質に取られた竹田が叫ぶ。

「山神ィィィィィィィィィィィィィィィィィィィーッ‼」

 

次回予告 異国からの脅威 その3




次回もお楽しみに
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