超地球救済戦記!真・ダンザイオーΩ〈オメガ>~戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下で無職童貞ニートの俺が全員滅ぼす!~   作:かにグラタン

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第三百六話 文化祭 その8

第三百六話 文化祭 その8

『パブリックブレイク現象』とは。

ストレスの積み重ねによって、普通の社会人がある日、突然、発狂して怪物や異能者になってしまう現象の事である。

政府は、このパブリックブレイク現象で怪物もしくは、異能者になってしまった人間を、『パブリックモンスター』と命名した。

 

近いうちに訪れるであろう世界の終焉。

そして、文化祭でイチャつくカップル達に対する劣等感が原因で、竹田は禁忌に手を染めてしまった。

そう、竹田は、金銭を支払うことで一定時間、美少女とデートできる出会い系サイトを登録してしまったのだ。

そして、竹田は金で買った女と一緒に、文化祭を回ろうとしているのだ。

俺と部長と副部長は、竹田の初デートの一部始終を観察するために、文化祭の出し物であるおにぎり(ブラックボックス)カフェを一斉放棄して、部室を出た。

竹田が校門で、件の出会い系サイトの金髪美少女を待っている。

俺と部長と副部長は、その様子を校門の庭に植えられている植木に身を隠して、双眼鏡片手に観察する。

部長がいきなり、俺に提案してくる。

「山神君、このまま待ち合わせ場所に例の金髪美少女が来なかったら、あとで私と副部長に寿司おごりなさい」

「じゃあ、待ち合わせ場所に金髪美少女が来たら部長は俺になにしてくれるんですか?」「なにもしない」

「死ね」

いつも無口な副部長が舌打ち交じりに告げる。

「チッ、対象、来ました...これでタダ寿司はダメになっちゃいましたねぇ...」

そう、待ち合わせ場所に、あの竹田の携帯画面に写っていた金髪美少女が来たのだった。竹田が金髪美少女に自己紹介する。

「えっと、俺の名前は竹田...えっと...緊張しすぎて、名前忘れちゃいました...アハハハ...」アハハハじゃねぇだろ。

今度は金髪美少女が竹田に自己紹介をする。

「私の名前はチュンシクです、今日は、よろしくおねがいしますね」

「チュ、チュンシク...あっ、そうですか、ずいぶんと変わった名前ですね...」

ん?チュンシク...ちょっと待てよ?

部長もどうやら俺と同じ結論にたどり着いたらしい。

「ねぇ、山神君、今携帯で調べたんだけど、チュンシクって『K国』の言葉らしいわ、そんで意味は『増殖』、ちなにに以前、食堂でうちの生徒を焼死させた『K国』のパブリックモンスターのファヨムは『K国』の言葉で『炎』を意味しているらしいわ」

「じゃあ、カルは?」

「なによカルって?」

「いいから調べてくださいよ」

「ちょっと、まって、今調べる...出た、カルは『K国』の言葉で『刃物』を意味しているわ...それでカルって誰よ」

そう、俺が遭遇した『K国』が軍事利用しているパブリックモンスター達はみんな、通常、『K国』では人名では使われない単語が名づけられていた。

つまり、ファヨムもカルもコードネームの可能性が高い。

触れた相手を『炎』で焼死させる『ファヨム』。

両手を伸縮自在の『刃物』のように使ってリンカと戦っていた『カル』。

そして、今、竹田の目の前にいる美少女の名は『チュンシク』。

『K国』の言葉で『増殖』を意味する『チュンシク』。

これらが紡ぎだす結論は、一つ。

『チュンシク』は日本に不法侵入した『K国』が軍事利用しているパブリックモンスターのテロリスト4人の内の1人であるということだ。

そう、竹田はこれから、出会い系サイトで出会ったテロリストと一緒に文化祭を回ろうとしているのだ。

「部長まずいですよ!」

「なかなか、おもしろくなってきたじゃない...」

「いや、おもしろくねぇよ!竹田が俺達の学園の文化祭にテロリスト呼んじゃったんですよ!」

「だから、それが、おもしれぇんだよ!」

 

次回予告 文化祭 その9




次回も楽しみに
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