超地球救済戦記!真・ダンザイオーΩ〈オメガ>~戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下で無職童貞ニートの俺が全員滅ぼす!~   作:かにグラタン

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第三百二十四話 ダンス大会 その6

第三百二十四話 ダンス大会 その6

『パブリックブレイク現象』とは。

ストレスの積み重ねによって、普通の社会人がある日、突然、発狂して怪物や異能者になってしまう現象の事である。

政府は、このパブリックブレイク現象で怪物もしくは、異能者になってしまった人間を、『パブリックモンスター』と命名した。

 

不完全な人間である『Ⅾ』。

練習と本番をサボると留年してしまう、恐怖のダンス大会。

そして、その『Ⅾ』達と一緒に踊る恐怖のダンス大会がついに、開催されてしまった。

しかし、テレビ局のカメラが見守る中、開催されるはずのダンス大会に突如、1人の乱入者が出現。

その乱入者の名は、松下サトシ。

サトシは自らが『Ⅾ』達を殺し、現世から隔離することで、この世界から『Ⅾ』と普通の人間たちの間で起きる醜い争いや差別を無くす『救世主』を名乗り、『Ⅾ』達の大量殺害を実行する。

そして、突如発生した大量殺人事件のストレスによって、ダンス大会用の黄色のTシャツを身につけた『Ⅾ』達と学園の生徒達が、一斉にパブリックモンスターになってしまい、暴走する。

テレビ局のカメラが見守る中、山神ムサシはこの状況の打開と、死の断罪剣士に覚醒してしまった自らの存在が危険ではないことを世界に証明するために、生命の断罪剣士として、大量のパブリックモンスター達に立ち向かうのであった。

世界に証明するんだ、俺が、生命を司る断罪剣ライフセイバーこそが、世界を終末から救う、真の『救世主』であることを。

俺は現世に凍結の断罪剣ヘイルセイバーを召喚したヨシノに提案する。

「ヨシノ!お前のパブリック・フリーズで、校庭にいるパブリックモンスター達の動きを止めてくれ!」

「最初から、そのつもりよ!アンタはカイトを倒したときに使ったアレをするつもりなんでしょう?」

「お前、カイトから聞いていたのか?」

「ええ。アンタを中心にして最大出力のパブリックブレイカーを時計回りに振り回す、そうすれば、一気にパブリックモンスターを人間に戻すことができる、そうでしょ?」

「ああ、その通りだ!部長は、みんなの避難誘導をお願いします!」

「わかったわ、竹田君と副部長にも手伝ってもらうわよ!」

部長が、竹田と副部長、そして生徒会のメンバーや教員達と共に、パブリックモンスター化していない人々の避難誘導を始める。

ヨシノが凍結の断罪剣・ヘイルセイバーを地面に突き刺して叫ぶ。

「パブリック・フリーズ‼」

凍結の断罪剣・ヘイルセイバーから放たれた氷が、暴走状態のパブリックモンスター達

の足元を凍結させ、身動きを停止させる。

「今よ!山神ムサシ‼」

「パブリックブレイカー↓‼最大出力‼無制限開放‼いっけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ‼‼」

『鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤

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俺の両手に握られた生命の断罪剣・ライフセイバーからパブリックブレイカー↑が最大出力で無制限に放たれる。

ダンス会場である校庭を時計に例えれば、俺を中心に巨大な時計の針と化した、パブリックブレイカーの大きな光の柱が時計回りに、動きを止めた暴走状態のパブリックモンスターたちを包んでいく。

生命の断罪剣・ライフセイバーから放たれた、最大出力のパブリックブレイカーの美しく巨大な光が、時計回りに校庭を包んでいく。

最大出力で時計回りに放たれたパブリックブレイカーによって、暴走状態のパブリックモンスター達が次々と人間に戻っていく。

そして、その様子を、本来であれば、ダンス大会を中継しに来た、テレビ局のカメラが撮影していた。

パブリックブレイカーの光に包まれた、大量のパブリックモンスターたちが、次々に人間に戻っていくその映像は、世界中に向けて放送され、パブリックブレイク現象により人類の未来に絶望していた人々の心に希望の灯をともした。

最大出力のパブリックブレイカーが校庭を一周する頃には、松下サトシのせいでパブリックモンスターになってしまった者たちは、全員、人間に戻っていた。

そして、山神ムサシは全世界に希望を与えたのだ。

警察官によって、パトカーに連れ込まれる、松下サトシ。

事態を無事に解決できた俺とヨシノは思わず、ハイタッチをする。

パブリックモンスターから人間に戻ることができた人々が、身体検査のために次々と救急車で緊急搬送されていく。

これにより、今年のダンス大会は中止になった。

この結果を多くの生徒達が喜んでいたが、今年のダンス大会が中止になってしまったことにより、全校生徒の中でただ一人、昨年、ダンス大会の練習をサボって留年してしまった部長だけが、またも『留年確定』になってしまった。

部長が体育教師に泣きながら懇願している。

泣きながら懇願している風見に体育教師は無慈悲にも言い放つ。

「お前、また、『留年確定』な!」

「いやだ!」

「だめ、きまり‼」

「いやだ‼」

「×だから」

 

次回予告 まくら その1




次回もお楽しみに
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