超地球救済戦記!真・ダンザイオーΩ〈オメガ>~戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下で無職童貞ニートの俺が全員滅ぼす!~   作:かにグラタン

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第三十三話 断罪王Σと美少女料理人マリナ。二次元の嫁がいる人間を馬鹿にする既婚者は買い物の支払いの際にお釣りを永遠に受け取るな!

第三十三話 断罪王Σと美少女料理人マリナ。二次元の嫁がいる人間を馬鹿にする既婚者は買い物の支払いの際にお釣りを永遠に受け取るな!

 

高級ホテル内で開催された婚活パーティー会場から出た僕は高級ホテル内の人々を全員食べた。

僕は高級ホテルのスタッフから奪った衣服を身にまとい、外にでる。

僕はお腹いっぱいなのに、なんとなくレストランに入った。

僕は席に座ると、メニューも見ずに呼び出しボタンを押した。

すぐに僕の席に従業員がやってくる。

「ご注文はお決まりでしょうか?」

「あの、僕はいつも人間しか食べないんですけど、どうしたらいいですか?」

「少々お待ちください」

僕の質問に従業員は首を傾げてキッチンの奥に消える。

しばらくすると、料理人の制服に身を包む、このレストランの責任者と思われる美少女が僕のところにやってきた。

ネームプレートにはマリナと書かれていた。

「申し訳ございません、お客様。本店では人間の肉を使用した料理は取り扱ってございません」

「それは困ったな、あのさ、僕はお客様だからさ、ここでは一応、神様なんだよね」

「大変申し訳ございません」

「申し訳ございませんじゃなくてさ、僕はここじゃあ神様だからさ、やっぱり人間は神様の言うことを聞くのは当然だと思うんだけどさ、そこんとこ、どうなの?」

「大変申し訳ございません」

「とにかく、僕はお客様だし、神様だし、人間の肉を使用した料理を食べさせてくれないなら僕はもう、この店からは出ないよ」

「つまり、人間の肉を使用した料理が出てくるまで、この店からは退店されないということですね」

「うん、さっき言ったじゃん」

「それでは警察に通報させてもらってもよろしいでしょうか?」

「うん、いいよ。どうせ無駄だから」

マリナちゃんが携帯で警察に連絡を取る。

「すぐ、こちらに来るそうなので、もう少々お待ちください」

一時間後。

閉店時間を過ぎた後になっても、警察がレストランに来ることはなかった。

「困ったな~料理も警察も来ないじゃないか」

「もう少々お待ちください」

マリナちゃんは他の従業員に帰宅するように指示すると、再び携帯で警察に電話する。

「すぐ、こちらに来るそうなので、もう少々お待ちください」

「うん」

一時間後。

「やっぱり来ないね、今日は忙しいのかな?たまに来るんだけどね、たまに」

マリナちゃんが僕に土下座をする。

「お願いします、もう帰ってください」

「ダメだよ、僕はお客様だから、神様だから、ダメだよ」

「どうして警察は来てくれないのかしら」

「さっきも言ったけど、たまに来るんだよな、あいつら、ほら、この前会社の従業員と駆けつけた警察官がみんな消えちゃった事件あったでしょ?あの犯人、僕なんすよ!」

マリナちゃんは土下座したまま、顔を上げない。

「とにかく、今日は僕、家に帰らずにここに残ってるからさ、マリナちゃんもおうちに帰ったら?」

マリナちゃんは土下座したままだ。

「お願いします、帰ってください」

「だから、僕がここに残るってさっきから言ってるじゃない。意地っ張りだなぁ~マリナちゃんも」

「お願いします、帰ってください」

「どうせ、僕がここから退店するまで、そうやって土下座してるつもりでしょ?でも、あまいよそんなんじゃ、僕は君が人間の肉を使用した料理を出すまで、この店から退店するつもりはないよ」

「お願いします、帰ってください」

「本当は頭にきてるんだろ?僕のこと、だったら叱ったりすればいいじゃないか、どうしてそういうふうにカッコつけちゃうのかな~」

「お願いします、帰ってください」

「じゃあ、なんでもいいから、なんか料理一つ作って出してよ。それ食ったら、僕は帰るからさ」

僕の言葉を聞いたマリナちゃんがようやく顔を上げてキッチンに向かう。

僕のテーブルにようやく料理が置かれる。

「大変お待たせしました、ミートソースのスパゲティーです」

僕はフォークを手にもってミートソースのスパゲティーを口に入れる。

僕は完食すると自分の指を口の中に突っ込んで完全に消化される前のミートソーススパゲティーを皿の上に吐き出す。

「ああ~!ごめんね~!吐いちゃったよ~!まいったなぁ~!これじゃあ、僕はまだこの店から出られないなぁ~!」

「ど、どういうことですか、先ほどお客様は料理を食べたら、帰ると言いましたよね」

「いや、吐いちゃった時点でこれは食べたことにはならないでしょ」

「そ、そんな」

「さあさあさあ、落ち込んでる暇があるなら次の料理頼むよ、僕も早く帰りたいんだからさ~」

「か、かしこまりました」

マリナちゃんは憎しみのこもった表情で僕をにらみつけると僕の吐しゃ物が乗った皿を手に持ってキッチンに戻った。

それから僕はマリナちゃんが作った料理を十回食べて、十回完食して、十回皿の上に吐いた。

「あ~もう口の中が酸っぱいよぉ~水ちょうだい水」

「はい、ただいまお持ちいたします」

「あ、ありがとう」

僕はマリナちゃんに手渡された水の入ったコップを正面の窓ガラスに向かって思いっきり投げつけた。

パリーン。

「ごめんごめん、ちょっと手が滑ってしまって」

「おい、おまえいい加減にしろよ!」

閉店後の店内に私服の男性が現れる。

「レン君、先に帰りなさいって言ったはずよ」

「なんか怪しいと思って外からずっと見てたんですが、窓ガラスを割れられたから、もう我慢できなくって!」

なるほど、このレンとかいうやつはこの店の従業員の一人なのか。

「ひどいな~僕は本当に手が滑っただけなのに、神様であるお客様に向かっていくらなんでも失礼なんじゃないか?ここの店の社員教育はいったいどうなっているんだ!」

「た、大変もうしわけございません」

「店長は本当に警察に通報したんですか?」

「したわよ!したけど来ないのよ!」

「そこのレン君とやら僕に濡れ衣を着せたお詫びとして、とっとと新しい水を持ってきてくれないか?」

「濡れ衣を着せただと?どう考えてもさっきのはわざとだろ!」

「レン君!」

「店長!どうしてこんな奴の言う通りにするんですか?」

「レン君、私達はプロの料理人よ」

マリナちゃんの一言になにか大切なことに気がついたかのようにレン君は水の入ったコップを僕のテーブルに置く。

「大変お待たせいたしました、先ほどは大変失礼いたしました」

レン君が僕に頭を下げる。

「うん、わかってくれればいいんだよ、わかってくれればね」

僕は水の入ったコップを手に持つと思いっきり、レン君の顔にぶっかけた。

「ああ、悪い、手が滑っちゃったよ~」

「お前ぇぇぇぇぇぇッ!いい加減にしろよぉぉぉぉぉッ!」

レン君の拳が僕の頬に直撃する。

「痛いですね~、でもこれで僕の正当防衛が成立しますね」

「て、店長、お、俺...!」

「レ、レン君お客様になんてことを!」

「これでようやく人間の肉が食べられる...シンゴォォォォォォォォーッ!」

僕の衣服は粉々に破れ、筋肉が膨張し、皮膚を鋼鉄の装甲が覆う。

断罪王Σに変神した僕はまず、レン君の両手両足を掴んで骨を粉々にする。

「こうすれば、マリナちゃんに苦労させずに調理してもらえる」

「お、お客様のおっしゃっている意味がわかりません!」

「鈍いな~マリナちゃんは、これでレン君の人肉を使用した料理が作れるじゃないですか!」

「店長!お、俺死にたくないよ~!」

「言っておくけどさ、先に暴力振るってきたのはレン君のほうだから、こういうことされてもレン君に文句を言う資格はないんだよ。それにこのまま生き延びても、君の両手両足はもう元には戻らないよ。だから、おとなしく僕の栄養になってよ」

「店長!救急車!早く、救急車を呼んでくれぇ~!」

「全く、これじゃあ、どっちが被害者がわかんないよ。マリナちゃん、早く料理作ってくれよ」

「で、でも!」

「言ったろ?僕はお客様だから神様だって、神様に暴力振るったら天罰が下されるのは当たり前のことなんだ、つまりレン君は自業自得ってことさ」

「た、大変申し訳ございません、私はその、人肉の調理はしたことがないんです」

「いいよ、別に失敗しても、とにかく、早く、レン君を調理して僕の胃袋を満たしてくれよ」

「店長!お願いします!助けてください!」

「レン君さぁ~マリナちゃんに助けを求める前に、僕にあやまるほうが先じゃない?僕の顔殴ったんだからさ~」

「もし、レン君を調理したら、私の命は助けてもらえるのでしょうか?」

「店長!俺を裏切るんですか!」

「そりゃあ、もちろん。僕は最初からここに人間の肉を使用した料理を食べに来たんだから、ちゃんと食べ終えたら帰らしてもらうよ」

「ごめんね、レン君。私はたくさん苦労してやっと自分の店を持てたの!だから、まだ死ねないの!死にたくないのよ!」

マリナちゃんの両手がレン君の首を絞める。

「静かにしないと、料理に集中できないでしょ?」

「て、店長...お、俺もまだ...死にたくないです!」

レン君の体が力が抜けたかのように、弛緩する。

「ごめんね、レン君」

マリナちゃんの言葉にレン君は何も答えない。

いや、もう永遠に答えられない。

「それじゃあ、料理のほう、頼んだよ」

「はい、少々お待ちください」

三十分後。

「おまたせいたしました、こちらレン君の肉を使用した、人肉ステーキでございます」

「それじゃあ、いただきます。ん?う、うまい!まだ、レン君の肉は全部使い終わってないんだろう?」

「はい。後、百皿ぶんはあるかと」

「それじゃあ、レン君の肉、今日中に調理して食べさせてよ」

「かしこまりました」

結局、僕はマリナちゃんが調理したレン君のステーキ百皿分完食した。

「ごちそうさま。とってもおいしかった、お金はどうしますか?」

「レン君がお客様に大変ご迷惑をおかけしてしまったので、お代は結構です」

「いや、でも悪いよ、ちゃんとお金は払わせてくれよ」

「いえ、お代は本当に結構ですので」

「それじゃあ、お金の代わりといってはなんだけど...いただきます」

「え?」

僕は食後のデザートにマリナちゃんを食べると店を出た。

 

次回予告 第三十四話 断罪王Σとパワハラ美少女マヒロ。道や会社で人にすれ違いざまに悪口を言うやつは交際相手に浮気されてしまえ!

 

 




次回もお楽しみに

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