超地球救済戦記!真・ダンザイオーΩ〈オメガ>~戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下で無職童貞ニートの俺が全員滅ぼす!~   作:かにグラタン

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第三百四十一話 アポカリプス その3

第三百四十一話 アポカリプス その3

『パブリックブレイク現象』とは。

ストレスの積み重ねによって、普通の社会人がある日、突然、発狂して怪物や異能者になってしまう現象の事である。

政府は、このパブリックブレイク現象で怪物もしくは、異能者になってしまった人間を、『パブリックモンスター』と命名した。

 

芸能界の未来を決める野球勝負、中絶ドラグーンズと下半身ムラ村田イガーズの勝負は、竜巻と乱闘と芸能事務所社長とその被害者家族の汗・水・体液が流れるマイノリティーな交流によって無効試合になった。

イカサマがバレたことが原因で、疾風の断罪剣フーガセイバーの力でサイレーススタジアムを破壊しつくした部長は警察に捕まって留置所送り。

プロ野球選手と乱闘を繰り広げた下半身ムラ村田イガーズの選手も、警察に捕まって留置所送り。

誰もがそれぞれの人生の終わりを確信している中、地球の深層で起きたピョヌァの地球の意思への宣戦布告によって発生した、人類史上最大規模のパブリックブレイク現象により、人類が終わりを迎えようとしていた。

そう、このままでは、留置所にぶち込まれた下半身ムラ村田イガーズの選手達の人生よりも先に、人類が滅んでしまうのだ。

そして、人類史上最大規模のパブリックブレイク現象が発生した、この日、留置所で爆睡していた山神ムサシの頭にパブリックブレイク現象の発生を知らせるアレ↓が、おぼろげながら浮かんできた。

『鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤

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「↑ゔわあああああああああああああああああああああああああああああッ‼」

急に叫びだした山神ムサシに、留置所の隣の部屋に収監されていた爆睡中の竹田が起床、マジギレする。

「ゔるせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ‼」

山神ムサシはふと思う。

(この、やりとり、なんか久しぶりだな...)

山神ムサシの深夜の絶叫に、元PGSで路上生活者で元監督で現犯罪者の霧原カイトと雷光の断罪剣士・フューラーも目を覚ます。

カイトが山神ムサシに告げる。

「ヨシノから聞いたことがある、お前が奇声を上げると必ずどこかでパブリックブレイク現象が発生すると...」

「ええ、今回は、今までとは比べ物にならない程の大きなパブリックブレイク現象です...!」

「なら、お前とフューラーは今すぐ、断罪剣を召喚して留置所から脱出するんだ!」

「監督...でも、そんなことしたら、今より罪が重くなるかも...」

「そんなこと言っている場合か!人類の存続と刑期の延長、今、お前にとって大事なのはどっちなんだ!」

いや、どっちも大事だろ。

「お前のパブリックブレイカーに能力を消された俺はもう、戦えない、だから頼む、俺の分もフューラーと共に人類を救ってくれ‼」

「でも、そんなことしたら、今より罪が重くなるかも...」

フューラーが現世に雷光の断罪剣ライガセイバーを召喚して、留置所の檻を破壊する。

「フューラーさん!そんなことしたら刑期が!」

「どちらにせよ、私は反政府組織のリーダーだ、これ以上罪が増えるのはあまりおもしろくないが、事態が事態だ、山神ムサシ君、ともに人類を救おう!」

あまりどころか、そもそもぜんぜんおもろしくねぇだろ。

フューラーが雷光の断罪剣ライガセイバーで俺の檻も破壊する。

「ゔおおおおおおおおおおおおおおおおいッ!何してくれとんじゃァァァイッ‼」

「そう、怒らんでくれ、人類が滅びたら、刑期が伸びるどころか、君もみんなも死んでしまうんだぞ」

「まぁ、そう言われてみればそうなんですけどね...」

技の出力を落とした雷光の断罪剣ライガセイバーの電撃によって、留置所を監視していた警察官を次々と気絶させていく。

女性専用の留置所にたどり着いた俺とフューラー。

フューラーが雷光の断罪剣ライガセイバーで、凍結の断罪剣士ヨシノ、疾風の断罪剣士・部長 、大地の断罪剣士リンカ、混沌の断罪剣士ミコトが収監されている檻を破壊する。

不思議なことに、女性陣は皆、起床していた。

「ヨシノに部長、みんな、なんかもう、準備万端って感じだな...」

ヨシノが呆れた口調で答える。

「そりゃあね、となりの留置所からアンタのうるせー叫び声が聞こえてきた時点で大体、察しはついてたわよ、つーかいつもより声、大きくなかった?」

「いや、それほどでも...」

「ほめてねーわよ‼」

フューラーがみんなに向かって指示を出す。

「とりあえず、途中で遭遇した警官は気絶させて、警察署を出よう、作戦の立案はその後だ!」

しかし次の瞬間、警察官と思われる女性の悲鳴が聞こえてきた。

「きゃああああああああああああああああああああああああッ‼」

留置所から廊下に出ると、そこには、警察官の制服を身に着けた大量のパブリックモンスターたちがいた。

「まさか、パブリックモンスターたち、全員、警察官...?」

「室内がこの様子なら、外はもっと、すごいことになっているはずだ...!」

「俺のパブリックブレイカーなら、みんなを元に戻せます!」

「ダメだ、一日に撃てるパブリックブレイカーには限りがあるはずだ、それに外には、ここより大量のパブリックモンスターがいるはずだ...君の体力を考慮したら、その案には賛成できない」

「でも...!」

思わぬ状況に混乱する断罪剣士達、しかし、混沌の断罪剣士のミコトが提案する。

「ここは私が道を切り開きます...パブリックカオス...!」

ミコトが右手に持った、混沌の断罪剣カオスセイバーから黒い波動を放つ。

黒い波動を浴びた大量のパブリックモンスターたちが一斉に、パニック状態になり、叫び声を上げ続けたまま、動きを止める。

「対象を一斉に混乱状態に洗脳して、行動不能にする...これが、カオスセイバーの力...‼」俺の言葉にミコトがフォローを入れる。

「パブリックカオスの出力を上げれば、同士討ちによる自滅も可能です...それより、先を急ぎましょう...」

警察署を出た俺たちを待っていたのは、地獄絵図だった。

パブリックブレイク現象により、パブリックモンスターになった者や、すでにパブリックモンスターだったと思われる者が暴走を始め、共食いを始めたり、人間たちに襲いかかっていた。

 

次回予告 アポカリプス その4




次回もお楽しみに
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