超地球救済戦記!真・ダンザイオーΩ〈オメガ>~戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下で無職童貞ニートの俺が全員滅ぼす!~   作:かにグラタン

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第四百十四話 侮辱 その3

第四百十四話 侮辱 その3

無色主義。

それは何色にも染まらない自由な主義。

そして、この国に『無色主義』による革命を起こすために結成された組織『紅軍連合』。

この物語はカオスと化した敗戦国、新日本に革命を起こすために戦う、若者たちの青春群像劇である。

 

紅軍連合を裏切った男とセッ●スした罪で、自己反省と称する拷問を受ける女性主義者の石川ユニ。

倉都テツオは、約50人のメンバーたちに、拷問に参加しないメンバーも、石川ユニのようになると脅す。

約50人のメンバーたちは生きるために、石川ユニに順番に暴行を加えていく。

しかし、その途中、自らの死をさとった石川ユニが、紅軍連合を侮辱。

これに対して、約50人のメンバーたちが一斉に石川ユニに襲いかかるのだった。

そして、拷問が行われているヴァサマ山のナガヌォベースで銃声が鳴り響く。

約50人のメンバーが一度に石川ユニに襲いかかった影響で、石川ユニの体を椅子に縛り付けていた縄が、ほどかれてしまったのだ。

予想外のチャンスに恵まれた石川ユニは、近くにいたメンバーのポケットに手を入れる。

石川ユニの右手にはメンバーから奪った拳銃が握られていた。

石川ユニは周りのメンバーに取り押さえられ、銃を奪われるのを予想して、右手のみで拳銃の引き金を引く。

右手のみで発射された銃弾が近くにいたメンバーの左足を貫く。

威嚇射撃のつもりで撃った銃弾が、メンバーの足を貫いたことに驚く石川ユニ。

しかし、石川ユニにもう迷いはなかった。

先程まで覚悟していた死の予感が、今では生への希望になっている。

石川ユニは近くにいた尻澤エリコのこめかみに拳銃の銃口を当てて、叫ぶ。

「ゔおおいッ‼全員、動くなぁッ‼これ以上私の邪魔をすれば、尻澤の頭を銃で撃ち抜くぞ‼」

倉都テツオが石川ユニに忠告する。

「人質をとったからなんだ‼この数相手に勝てると思っているのか‼」

「そりゃ思うわよ、あんたらの誰かが、もし私を撃って人質にされた尻澤を死なせれば、私を撃った奴は、尻澤を死なせた裏切り者として、自己反省、つまり拷問を受けることになる‼脅しだと思ったら大間違いよ‼私に銃口を向ければ、私は容赦なく、尻澤の頭を撃ち抜く‼この状況をアンタたちが打開する一番ベストな方法は私だけを殺すこと、でもそれは尻澤の死も意味しているのよ‼」

倉都テツオが困惑して動けないメンバーたちに向かって叫ぶ。

「みんなァッ‼石川と尻澤、どっちを殺しても『自己反省』の対象にはしない‼だから今すぐ誰か、石川を止めろぉ‼」

「チッ‼そう、来たか...‼逃げるぞぉ‼尻澤ァッ‼」

石川ユニは舌打ちをして、すぐに尻澤の首をつかんで、逃走を始める。

倉都テツオの言葉に疑心暗鬼になっているメンバーたちは、お互いの顔を見合わせ、困惑している。

石川ユニと尻澤エリコ、両方を殺しても、自己反省の対象にはならない。

その言葉が本当なのか、戸惑っているのだ。

倉都テツオがもう一度叫ぶ。

「貴様らァッ‼もう一度言うぞ‼石川と尻澤、どっちを殺しても『自己反省』の対象にはしない‼だから今すぐ誰か、石川を止めろぉ‼」

倉都テツオの言葉がその場しのぎのものでないことを確認したメンバーたちが、一斉に石川ユニを追いかける。

しかし、メンバーたちが追いかけ始めた時にはもう、石川ユニは尻澤を人質にとってナガヌォベースを出ていた。

外はもう、すでに闇に包まれていた。

暗闇に包まれた山の中を登山装備もしていない石川と尻澤は走り続ける。

尻澤が石川ユニに礼を言う。

「ありがとうございます、私も石川さんと同じで、紅軍連合から逃げたかったんです‼」「どうやら、アンタを人質に選んだのは正解だったみたいね、でもなんで紅軍連合から逃げようと思ったの?」

「私、実はジャーナリストなんです、私は師匠の案堂ユーコを探すために、紅軍連合に潜入したんです、だから正直、革命活動とかどうでもいいんです」

「なるほど、そういうことだったの、でもまだ助かったわけじゃないわ、追手はおそらく、みんな銃を持っているわ、まぁ、この暗闇じゃ、ほとんど使い物にならないと思うけど...」

「石川さんは山を下りたら、どうするんですか?」

「ケーサツに自首してナガヌォベースの位置を報告する、そうすれば、私の罪は軽くなるし、紅軍連合もおしまいよ、それが木藤リョウへの手向けになる...」

「女性主義者はもうやめてしまうんですか...?」

「やめないわ...私の間違いは紅軍連合に所属してしまったこと...ちゃんと罪を償ってやり直すわ...。あんたは知らないでしょうけど、自己反省はもともと拷問じゃなかったのよ」

「そ、そうだったんですか?」

「ええ、いつからか、変わっちゃったのよね、倉都テツオは...」

石川と尻澤を探す声が遠くから聞こえてくる。

「この暗闇でも、追ってくるなんてね、命知らずにも程があるわ」

「でも、それって...」

「ええ、私たちも命知らずよね、こんな暗闇の中を登山装備もなしに下山するなんて...」暗闇に包まれた山中を、石川と尻澤は走り続ける。

 

次回予告  下山 その1

 

※この物語はフィクションです、実在する人物及び団体には一切関係ありません。

『鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤

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次回もお楽しみに
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