超地球救済戦記!真・ダンザイオーΩ〈オメガ>~戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下で無職童貞ニートの俺が全員滅ぼす!~   作:かにグラタン

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第四十二話 真・断罪王Σ 対 銀装天使ソフィエル!ザフィエル!自分勝手な理由で人のシフトを勝手に変えようとしてくるやつは見ず知らずの人間に耳元でプロポーズされろ!

第四十二話 真・断罪王Σ 対 銀装天使ソフィエル!ザフィエル!自分勝手な理由で人のシフトを勝手に変えようとしてくるやつは見ず知らずの人間に耳元でプロポーズされろ!

 

真断罪王Σに変神を解いた僕は至高天教祖であるハルカを殺すために、全裸の状態で至高天関東支部に突撃訪問する。

「おじゃまします」

全裸の僕を不審者と勘違いした至高天のスタッフ達が僕を取り囲む。

「誰だ!貴様!今すぐここから出て行け!」

「シンゴォォォォォォォォーッ!」

僕の衣服は粉々に破れ、筋肉が膨張し、皮膚を鋼鉄の装甲が覆う。

断罪王Σに変神した僕は片手で至高天のメンバーの一人の顔を鷲掴みにする。

「こいつを殺されたくなかったら、いますぐハルカに会わせろ!」

「きょ、教祖様は今、ここにはいない!」

「じゃあ、どこにいるんだ!」

「それは私達にもわからないのよ!」

「嘘をつくな!」

「ほ、本当よぉ!だからその人を放してあげて!」

「なら、全員死刑だァッ!」

僕は片手で鷲掴みにしている至高天のメンバーの頭部を握り潰すと同時に、全身の毛穴から超高熱のビームを全方位に一斉発射した。

超高熱のビームが至高天関東支部のスタッフ全員の肉体をつらぬく。

僕はハルカを見つけられなかった腹いせに残りのスタッフを殺すため、至高天関東支部の建物の奥に進む。

格納庫と思しき場所には巨大人型兵器が立っていた。

「おじゃまします」

「誰だ!貴様はァッ!」

「し、侵入者だ!今すぐソフィエルの操縦者に連絡するんだ!」

「ヴェアァァァァァァァァァァァァァァッ!」

僕は絶叫しながら全身の毛穴から超高熱のビームを一斉発射する。

超高熱のビームは格納庫から避難しようとしていたスタッフ達の肉体をつらぬく。

避難しようとしていた格納庫内のスタッフが次々と倒れていく。

「とりあえず...メシでも食うか」

僕は至高天関東支部の施設内に横たわるスタッフの死体を食べる。

全員食べ終えると、一人の美少女が僕の目の前に現れる。

「お待たせしました!本日からこちらで働かせていただく、銀装天使ソフィエルの操縦者のシオリです...何コレ?」

「遅ぇよ、それよりお前!今すぐ、ハルカの居場所を僕に教えろ!」

「この血塗れの状況の原因はあなたですね」

「ああ、そうだよ、腹が減ってたから全員食ってやったんだ!」

「どうしてそんなひどいことを!」

「うるせぇ!バァァァァァァァーカァッ!ハルカはどこだァッ!」

シオリは始めての実戦に緊張しているのか、深呼吸をすると、覚悟を決めた表情で僕を睨みつける。

「今すぐ死ぬ人間に教える必要はないわ!出でよ!ソフィエル!」

シオリが前方に向かって片手をかざすと、それに反応するように、格納庫に立っているソフィエルが動き出す。

シオリはソフィエルの突き出した手のひらに素早く移動すると、そのままソフィエルの操縦席に入る。

ソフィエルの両目が発光する。

「シンゴォォォォォォォォーッ!」

断罪王Σに変神した僕の筋肉が膨張し、皮膚を鋼鉄の装甲が覆い、全身が巨大化する。

「怪物が巨大化した?」

真断罪王Σに変神した僕は銀装天使アカイアーとその操縦者を食って手に入れた、巨大な日本刀・アカイアーエッジを異空間から出現させて片手に持つ。

「あ、あの剣は、リナ先輩のアカイアーの武器!どうして、あの怪物が!」

「切り裂けぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!」

真断罪王Σが振ったアカイアーエッジから赤い色の衝撃波が発生してソフィエルに直撃する。

その衝撃で至高天関東支部が倒壊する。

瓦礫の雨が真断罪王Σとソフィエルに降り注ぐ。

真断罪王Σは上空に高速移動して、上からアカイアーエッジから発生させた赤い衝撃を瓦礫の山に埋もれたソフィエルに向かって放つ。

しかし、瓦礫の山から巨大な手のひらが飛び出して、真断罪王Σをつかんで離さない。

アカイアーエッジの直撃を受けた瓦礫の山から土煙と共に右手のないソフィエルが立ち上がる。

「ソフィエルの両手は私の脳波で自由自在にコントロールできるんです、そして、こんなこともできる!」

真断罪王Σの全身を掴んでいる右手のひらから強力な電撃が発生する。

「うぐああああああああああああッ!」

僕の全身に電撃が流れ、強烈な痛みが全身に広がる。

まずい、このままでは全身黒こげになってしまう。

「いける!このまま電撃を与え続ければ、あの怪物に勝てる!」

「なめるなァァァッ!」

真断罪王Σは全身の装甲をスライド展開させると、装甲の奥に装備されたビーム砲を一斉発射する。

「終末のォォォォォッ!シグマブラスタァァァァァァァァッ!」

真断罪王Σを掴んでいたソフィエルの右手が無数のビームにつらぬかれ、爆散する。

「右手がやられたからってぇぇぇぇッ!」

ソフィエルから放たれた左手が真断罪王Σに突撃してくる。

ソフィエルの左手が真断罪王Σの背後に来る。

「うしろか!」

だが、次の瞬間にはソフィエルの左手はその動きを変えて、右横から真断罪王Σに突撃してくる。

「フェイントだと!」

「もらったぁぁぁッ!」

「今だァッ!終末のォォォォォッ!シグマブラスタァァァァァァァァッ!」

真断罪王Σの全身から放たれたビームが真断罪王Σを捕らえようとしていたソフィエルの左手をつらぬき爆散させる。

「そんな!あれだけ高出力のビーム兵器を連続して使えるというのか?」

「これでとどめだァァァァァァッ!」

アカイアーエッジを片手に持った真断罪王Σが両手を失ったソフィエルに突撃してくる。

「ソフィエルの武器が両手だけだと思うなぁぁぁッ!」

ソフィエルの両足が本体から分離して、真断罪王Σに突撃してくる。

本体から分離したソフィエルの両足のつま先からビームのシャワーが放たれる。

「無駄だァッ!終末のォォォォォッ!シグマブラスタァァァァァァァァッ!」

真断罪王Σの全身から放たれた無数のビームがソフィエルの両足のつま先から放たれたビームシャワーに直撃する。

「ビームでビームを防がれた!」

「終末のォォォォォォォォッ!シグマスラァァァァァァァァァシュッ!」

エネルギーをフルチャージした状態のアカイアーエッジから放たれた巨大な赤い衝撃波がソフィエルの両足を爆散させると同時にそのまま、ソフィエルの本体に直撃する。

かつて至高天関東支部のあった場所に大きな爆発が発生する。

爆風からソフィエルから発射されたと思われる脱出ポッドが飛び出す。

「逃がすかァァァァァァッ!」

真断罪王Σが脱出ポッドを片手でキャッチする。

「ハルカの居場所を教えろォォォォッ!」

「あんたみたいな怪物に教えるぐらいなら今すぐ死んだ方がマシよ!」

「じゃあ、死ね」

真断罪王Σがシオリの搭乗している脱出ポッドを口に入れて噛み砕く。

「手に入れたぞ...ソフィエルの力を...」

上空から新たな銀装天使が舞い降りてくる。

「久しぶりだね、宅間セメル...!」

聞き覚えのあるその声は以前、僕に両親を殺された人助け美少女ナツミちゃんの声だった。

「その声は...ナツミちゃん!」

「そうだよ、私はあんたに復讐するために至高天に入った。そして教祖様から頂いたこの銀装天使ザフィエルであんたを殺す!」

「面白い!なら早速試させてもらうぞ!くらえ!ソフィエルハンド!」

真断罪王Σの両手が電撃に包まれ、本体から分離する。

「す、すごいぞコレは!俺の思い通りに電撃を纏った両手が変幻自在に空を舞う!」

真断罪王Σから放たれた電撃を纏ったソフィエルハンドがザフィエルの回避行動に先読みしてどんどん距離を詰めていく。

「そぉ~れッ!ナツミィッ!このソフィエルハンドに捕まれば、貴様は黒こげだぞッ!」

「無駄だァッ!ザフィエルキャノン発射!」

ザフィエルが胸部に装備された竜の口から、極太のビームを発射して高速で回転する。

極太のビームで形成された竜巻がソフィエルハンドを爆散させる。

真断罪王Σは新たに両腕を生やすと、アカイアーエッジを槍のようにビームの竜巻と化したザフィエルに向かって投擲する。

ビームの竜巻と化したザフィエルにアカイアーエッジが直撃する。

しかし、アカイアーエッジはビームの竜巻に巻き込まれ粉々になる。

ビームの竜巻と化したザフィエルが断罪王Σに迫ってくる。

「終末のォォォォォッ!シグマブラスタァァァァァァァァッ!」

真断罪王Σの全身から放たれた無数のビームがビームの竜巻と化したザフィエルに直撃するも、全て弾かれてしまう。

「ぼ、僕はこんなところで死んでしまうのか?」

「そうよ!あんたはあんたに殺された私の母親と父親のように、このまま何の抵抗も出来ずに哀れ惨めに死ぬのよ!」

「そ、そんなの!ぼ、僕は認めないぞぉ!終末のォォォォォッ!シグマブラスタァァァァァァァァッ!ハリケェェェェェェェェェェェンッ!」

真断罪王Σが全身からビームを一斉発射した状態で高速回転する。

ビームの竜巻と化した二体の人型機動兵器がぶつかり合い、周りの建物や一般市民が粉々に焼き切り刻まれる。

「いいのかァッ!このまま戦闘を続ければ、至高天関東支部の奴らみたいに無駄な人死にを増やすだけだぞぉッ!それでもお前は人類の平和を守る至高天の一員なのかァッ!」

「うるさいッ!私は、例え何を犠牲にしても母と父の仇がとるんだァァァァァァッ!」

二体の人型機動兵器から放たれたビームで形成された巨大な竜巻のぶつかり合いが始まってから約二時間後、ザフィエルの動きが急に停止した。

「そ、そんな!エネルギー切れだと!」

ザフィエルのエネルギー切れを確認した真断罪王Σが高速回転を停止させる。

「貴様らの操縦する銀装天使はしょせん機械だ!まぁ、そうなるわな」

「な、なぜお前の機体はエネルギー切れを起こさない」

「てめぇ!人を馬鹿にするもいい加減にしろよぉッ!いいか!真断罪王Σのエネルギー源は僕の生命力だ!僕の命が尽きない限り、真断罪王Σは無限に動き続ける!おめぇが持久戦に持ち込んだ時点でおめぇの負けは決まってたんだよぉぉぉぉぉッ!」

「じゃあ、私はお前に戦いを挑んでいた時点で負けが決まっていたというのか?」

「そうだ、たかが人間が神に等しき力を持った断罪王様に勝てるわきゃねぇだろぉッ!このボゲぇカスがぁぁぁぁぁぁッ!人がせっかく情けをかけて生かしておいたのに調子づきやがってよぉぉぉッ!そんなにおめぇの母親と父親に会いたきゃあ、今すぐ会わせてやるよぉぉぉぉぉぉぉッ!」

真断罪王Σが何かに気付いたように動きを止める。

「あ、そうだ、お前、今ハルカがどこにいるか知ってるか?教えてくれたら命は奪わないぜ!」

「バァァァァカァァァッ!そんなこと教えるわけねぇだろカァァァァァスッ!お前も道ずれにしてやるぅぅぅぅぅ!死ねやァァァァァァァァッ!」

ナツミが操縦席の自爆スイッチを押し、ザフィエルが大爆発を起こす。

丸焦げになった真断罪王Σが地面に転がっていた真っ黒なナツミの頭部を手につかみ口に放り込む。

「いただくぞ!ザフィエルの力を!」

ザフィエルの自爆により大ダメージをくらった真断罪王Σの変神が強制的に解ける。

全身煤だらけの宅間セメルは全裸のまま、至高天関西支部に向けて歩き出す。

 

次回予告 第四十三話 真・断罪王Σ 対 銀装天使アポリオン!仕事中に仕事と全く関係のない話をしていたり、人の悪口を言うやつは一輪車に乗って高速道路逆走しろ!

 

 

 

 

 

 

 

 




次回もお楽しみに

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