超地球救済戦記!真・ダンザイオーΩ〈オメガ>~戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下で無職童貞ニートの俺が全員滅ぼす!~   作:かにグラタン

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第八十二話 断罪王Z 対 断罪神P〈パーフェクト〉働いたり金持ちに嫁いで大金持ちになれば幸せになれると思ってんなら大間違いだぜこの世の中にはどんなに金があってもできることとできないことがあるんだよ

第八十二話 断罪王Z 対 断罪神P〈パーフェクト〉!いいか?働いたり金持ちに嫁いで大金持ちになれば幸せになれると思ってんならそりゃあ、大間違いだぜ!この世の中にはどんなに金があってもできることとできないことがあるんだよ‼

あまりにも理不尽な理由でラーメン屋台のおっさんを包丁で刺し殺した俺は大雨の中、雨宿りをするために、河川敷の橋の下で雨宿りをすることにした。

しかし、河川敷の橋の下には六人目の至極神になるために俺の命を狙っていた断罪神P〈パーフェクト〉の操縦者の美少女メルナだった。

そしてなんと、メルナはホームレスの姿をしていたのだった。

「メルナ...どうして、お前がこんなところにいるんだ!」

「それはこっちのセリフよ、私が覚えているのはあなたの攻撃と私の攻撃がぶつかって光に包まれたところまでよ、そして気が付いたら私はホームレスになっていたわ」

「俺は実はこういうわけのわからん体験は初めてじゃないんだ。前回は母親の子宮の中にいた」

「全然説明になってないじゃない」

「とにかくだ、俺が放ってお前が断罪神P〈パーフェクト〉で完全にコピーしたあの狂気の波動はその名の通り、言葉では説明できない狂気に満ちているんだ。だから俺たちが狂気に満ちた世界に突然、放り込まれてもおかしくはない」

「どうやったら私たちはこの世界から解放されるのかしら?」

「それは、わからない、前回俺は、自分の母親の対内から母親の体をぶち壊して、現実世界に帰還することができた」

「だから、それ、全然説明になってないから!」

「どうだ、ホームレス生活は?」

「よくわかんないわ、私はもう神の種で普通の人間の体じゃないみたいだから空腹感も感じないのよ」

「なんだと、俺は六人目の至極神、つまり正真正銘の神だが、腹は普通に減るぞ」

「ずるして『神の種』なんかに頼るのがいけなかったのかもね...ほら、お腹空いてるときに食べるご飯ってとってもおいしいでしょう?もう、私は二度とその幸福感を味わうことができない...」

「そりゃあ、お前がちゃんと他の断罪王と戦わずに、近道して俺を殺して六人目の至極神なろうとするのが悪い!結局、俺以外の五体の至極神やメシアにとってみたら俺達、社会不適合者なんていいカモなんだよな!」

「ねぇ...メシアの言っていたことが本当なら、あなたはおかしくなる前の世界で最後まで生き残った断罪王だったのでしょう?どうして、素直に神にならずに他の神に敵対したの?」

「お前の言っている、他の神、つまり俺以外の五体の至極神を殺すことが、死んでしまった親友との約束だったんだ」

「その親友はどうして死んでしまったの?」

「その親友も実は選ばれし社会不適合者だったんだ、つまり断罪王Ⅴ〈バイオレンス〉の操縦者だった。だから俺は生きるために親友を殺すしかなかった」

「じゃあ、その親友の願いもあなた以外の五体の至極神への復讐だったのね」

「ああ、俺の親友は五体の至極神に家族を全員殺されたんだ」

「そっか...じゃあ、もとの世界に戻れればあなたの親友にまた会えるかしれないわね?」「確かにこのわけのわからん世界に来る前の世界は、俺が本来いた世界より過去の世界だった。でも終末黙示録には断罪王Ⅴ〈バイオレンス〉の名はもう記されていなかった」

「おかしいわね、それ」

「ああ、でも仕方がない。今、俺とお前が戦っている原因を作ったのはそもそも俺だからな」

「どういうこと、それ?」

「俺は俺がもともといた世界で二十六体の断罪王同士の殺し合いに巻き込まれた。そしてその中で最後の一人になった俺は六人目の至極神の力を得た。でも俺は親友の願いをかなえるために俺以外の五体の至極神を殺そうとした。そして、その時に五体の至極神に放った攻撃が原因で俺がもともと住んでいた世界は崩壊した。それに加え、世界の平和とバランスを管理・調整していた五体の至極神が俺の攻撃で瀕死状態になった影響で俺は気がつけばラジエル大陸なんていうよくわからん異世界に飛ばされてしまった。そしてラジエル大陸にまだ二十六体の断罪王同士の戦いが開催されている途中の日本が転移してきた。瀕死状態の五体の至極神は傷の回復と『次元』とかいう意味不明なやつらから世界を守るために、世界を壊そうしている俺より頭がまともな六人目の至極神を必要とした。それで、メシアを使ってお前たち断罪王の操縦者に『神の種』とかいう妙な力を与えて、六人目の至極神の地位を餌にして俺を殺そうとしている」

「その『次元』とかいう話は始めて聞くわね...」

「ああ、『次元』に対抗するためには五体の至極神だけじゃ、足りないらしい。だから六人目の至極神を探すために二十六体の断罪王を戦わせた」

「もしかして、最近、襲ってくるあの、竜も『次元』となにか関係あるのかしら?」

「ああ、竜を世界に召喚しているのは『次元』だ」

「でも世界の平和とバランスを維持するのに必要不可欠な五体の至極神を殺そうとしているあなたと『次元』は世界を壊すと言う目的では一致しているのよね」

「ああ!俺は親友との約束を守る為に五体の至極神を殺し、この世界を完全に消滅させることで究極の『暴力』を成し遂げてみせる!」

「暴力...?」

「ああ、俺の生きがいは暴力だ!何の罪もない人間から罪のある人間まで全ての人間と生命を己の拳と蹴りで痛め!傷つけ!否定する!それが俺の人生そのものなんだ!」

「産まれながらのモンスターね」

「ああ、だからおまえも俺の暴力で今から殺してやるよ...ほい」

俺はメルナの頭頂部を右手のひらでつかむ。

「ちょっと、あんたなにすんの!」

「これからお前の脳内にあの『狂気の波動』を流し込んでやるよ」

「ここでまた戦いを再開させて狂気の波動同士をぶつけたら、また今みたいに、わけのわからない世界に飛ばされてしまうわよ!」

「なら、俺の狂気の波動に対して、お前が俺から完全にコピーした狂気の波動で反撃するのをやめればいい」」

「私だって死にたくないわ!そんなことできるわけないでしょう!」

「いいかげん現実を見ろ!この社会不適合者!ここと同じでわけのわからなくない世界なんてこの世には一つも存在しない!狂ってない世界などこの世には一つもないんだよ!」

「それは...」

「死ね」

『鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤

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鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤‼』

「ゔあああああああああああああああああああああああああああああああッ!」

全身を狂気に支配されたメルナが絶叫する。

 

次回予告 第八十三話 断罪王Z 対 断罪神P〈パーフェクト〉!横に並んで会話をしながら道を歩く女達は液体窒素を飲みながらコンクリートと結婚しろ!




次回もお楽しみに

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