超地球救済戦記!真・ダンザイオーΩ〈オメガ>~戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下で無職童貞ニートの俺が全員滅ぼす!~   作:かにグラタン

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第八十四話 断罪王Z 対 断罪神Y〈イールド〉‼歩くのが遅い女は医療廃棄物と結婚して特定有害産業廃棄物と不倫しろ!

第八十四話 断罪王Z 対 断罪神Y〈イールド〉‼歩くのが遅い女は医療廃棄物と結婚して特定有害産業廃棄物と不倫しろ!

 

俺がこの『断罪王Z』という物語に対して放った狂気の波動がこの世界と、この『物語』を崩壊させ、狂気に染めていく。

「これは...俺にもどうなるかわからん!」

目の前の景色が紙を破かれるように消えていく。

そして、消えた部分から新しい景色が誕生する。

「世界が不規則に崩壊と再生を繰り返していく...‼」

そう、世界は今、形そのものを失おうとしているのだ。

つまり、この『断罪王Z』と言う名の物語に対して攻撃を放つということは、自分とこの世界そのものを破壊することに等しい。

「君は大変なことをしてくれたね...」

白衣に身を包んだ美少女が俺に話しかけてきた。

「誰だ!お前は!」

「私の名前はウィル。断罪王...いや、『生産』を司る断罪神Y〈イールド〉の操縦者だ」

ウィルが俺に微笑みかけてくる。

「なぜ笑っている?お前は今、目の前で起きているこの現象に何も感じないのか?」

「そんなに私が冷静に見えるのかい?これでもけっこう驚いてるんだけど」

「俺は...俺はたた見たかったんだ!この『断罪王Z』の物語を支配し、管理している奴らに対して狂気の波動を放ったらどうなるのかを!」

「つまり君は今、五体の至極神より大きな存在を殺そうとしているんだね」

「ああ、そうなってしまうな...お前も、六人目の至極神になるために俺を殺しにきたのか?」

「私はただ気が付いたら君の目の前にいただけだ、おそらく、この『物語』が狂気に染まっている証拠さ」

「お前、その白衣、もしかして就職しているのか?」

「ああ、とある研究所で働いている」

「おかしいな、断罪王の操縦権を得られるのは選ばれし社会不適合者だけだ」

「私は表向きは研究所の職員だけど、裏でたくさん人を殺してるのさ。つまり、わたしはそういう意味では社会に適応していない。わかりやすく言えば誰にも気づかれない社会反逆者だね」

「しかし、今、俺が知ってしまった」

「なら警察に通報するかい?この狂気に染まり秩序を失い崩壊していこうとする世界で果たして法律なんて役に立つのかな?」

「お前は普通の人間より頭がいいはずだ、なぜ瀕死状態の五体の至極神の傷を癒す時間稼ぎに利用されていると知りながら『神の種』の力を受け入れたんだ!」

「私はただ見てみたいだけさ、人知を超えた力をこの目でね、つまり、単なる好奇心だよ。それにね、この世界に頭のいい人間なんて一人もいないよ。この世界いるのは自分のことを頭がいいと思ってるバカと自分の頭が悪いと思ってるバカだけさ」

「お前の言っていることが正しければ、人類は全てバカということになる、すなわち、おまえもバカということになるが」

「ああ、その通りさ、もっとわかりやすく言えば人間という生き物がバカなのさ。それよりも君は最近のTⅤをどう思う?」

「どう答えれば正解なんだ?」

「別にこの問いに正解はないよ。ただ私はTⅤは正直ずるいと思う。TⅤのバラエティーもドラマもフィクションならどんなに物語を美化してもいいと思っている。フィクションを盾に極限まで美化されたドラマやバラエティーに影響された視聴者が経済に貢献しても金になる、また逆にフィクションを盾に極限まで美化されたドラマやバラエティーに影響されて社会に迷惑をかけた視聴者の悪行を報道しても金になる。つまり、フィクションがいい意味でも悪い意味でも金になることを知っている前提で番組が製作されている。つまり視聴者に現実と非現実の区別をさせたいのであれば、ドラマもバラエティーもTⅤで放送せずにずっとニュースだけを流していればいいんだ」

「ではニュースは視聴者に嘘をつかないのか?」

「そりゃあ、ゼーキンでいい思いをしている一部特権階級のやつらにとって都合の悪い報道はしないからね。そういう意味ではニュースは嘘つきかもしれないね」

「つまり、外部からの情報より、自分の価値観を信じるのが一番だ」

「でも、外部からの情報や価値観に染まることができない人間はこの世界は生きていけない。つまり、君みたいな自分の価値観だけを信じている人間が本来正しいはずなのに狂人扱いされしまう、これは悲しいことだね」

「ああ、だから、そのつまらない世界を今、狂気に染めて崩壊させてやるのさ。もう、俺とお前に戦う意味はない。お前が俺を殺して六人目の至極神、つまり正真正銘の神になったところで、この世界が狂気に染まり、崩壊することに変わりはない」

「でも、この世界は今、狂気に染まっている。つまり、この世界に絶対はない、君がそうしてしまった。だから私は君を殺すよ」

「さっきも言った通り、それは無意味だ。もうこの世界も五体の至極神も俺もお前も終わりだ」

「私だって好きで君を殺したいわけじゃない」

「では、なぜ俺を殺すと決めた」

「わからない...でも、これこそ狂気だと君は思わないかい?」

「なんでも狂気という言葉を用いて、話を曖昧にするのはやめろ」

「それは、私に言っているのかい?それともこの『物語』を作っている存在に言っているのかい?」

「お前に決まっているだろう」

「なら、私は君を殺すよ。この狂気に満ちた世界に絶対はない、つまり私でも君を倒せるかもしれない」

「無理だよ、俺は六人目の至極神だ。正真正銘の神だ」

「君は本当に神の存在を信じているのかい?神がもし本当にいたら、誰も神なんている言葉を必要としないと思うんだよね」

「死ね」

『鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤

鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤

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鬤鬤■鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤■鬤鬤鬤■鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤■鬤鬤鬤鬤■鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤

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鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤■鬤鬤鬤■鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤■鬤鬤■鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤

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鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤‼』

 

次回予告 第八十五話 断罪王Z 対 断罪神Y〈イールド〉‼ 自分の子供が自分より長生きするのが当然だと思ってる親は考えを改めろ!人間に当たり前の明日なんて約束されてねぇんだよ!人間は病気だろうと病気じゃなかろうと事故や事件や自然災害でいつ死んでもおかしくないんだよ‼




次回もお楽しみに

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