超地球救済戦記!真・ダンザイオーΩ〈オメガ>~戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下で無職童貞ニートの俺が全員滅ぼす!~   作:かにグラタン

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第九十一話 断罪王Z 対 至極神‼みんなの言っていることが100%正しいと思うな‼この世界に100%正しいことなんて一つもねぇんだよ‼なにが正しいかはみんなじゃなくて自分で決めるんだよ‼

第九十一話 断罪王Z 対 至極神‼みんなの言っていることが100%正しいと思うな‼この世界に100%正しいことなんて一つもねぇんだよ‼なにが正しいかはみんなじゃなくて自分で決めるんだよ‼

断罪王F〈ファイナル〉に導かれ、久々に再会した五体の至極神が一つになり、巨大な木になってしまった。

そして、その巨大の木の幹からラジエル城の国王ライザとラジエル騎士団の連中の顔が飛び出してきた。

思わぬ再会に戸惑う俺はとりあえず『狂気の波動』を五体の至極神とライザとラジエル騎士団が一つになった巨大な木に向かって放った。

『鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤

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鬤鬤■■■■■■■■■鬤鬤鬤■■■■■■■■■鬤鬤鬤■鬤鬤鬤鬤鬤鬤■鬤鬤鬤鬤鬤鬤

鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤

鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤‼』

狂気の波動を受けた巨大な木が形を変えていく。

今の俺にできることは、狂気の産物である巨大な木に狂気の波動をぶつけることだけだ。

巨大な木がどんどん人の形へと姿を変えていく。

巨大な木が断罪王Zと姿形が同じ人型機動兵器へと変化する。

『我の名は至極神』

「そんなことはとっくに知っている。それより、なぜお前は断罪王Zと同じ姿をしているんだ!」

『お前は誰だ?』

「ふざけたこと言ってんじゃねぇぞ!俺は名は断罪王Z!俺の親友で断罪王Ⅴ〈バイオレンス〉の操縦者でもある虐川デロシの代わりにお前を殺しに来た六人目の至極神だ!」

『殺す...?我に死という概念はない。我はいったい誰だ?』

「お前、さっき自分で至極神だって名乗っていただろうが!自分の名前を忘れちまったのか!」

「断罪王Z!」

「なんだ断罪王F〈ファイナル〉」

「巨大な木が狂気の波動を受けて誕生したあの至極神と名乗る人型兵器はおそらく、お前も薄々感づいているように、狂気の産物だ!もはや、あの至極神にこちらの常識を期待しても無駄だ!」

「なら、俺はどうすればいい?また狂気の波動をあの至極神にぶつけたところで、なにか現状が変わるとでもいうのか?」

「そもそも今、あなたの目の前で起きている狂気の全てはあなたに原因がある」

「うるせぇな‼わかってんだよそんなことは‼」

『鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤

鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤

鬤鬤■■■■■■■■■鬤鬤鬤■■■■■■■■■鬤鬤鬤■鬤鬤鬤鬤鬤鬤■鬤鬤鬤鬤鬤鬤

鬤鬤■鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤■鬤鬤鬤■鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤■鬤鬤鬤鬤■鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤

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鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤

鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤‼』

俺の放った狂気の波動が断罪王F〈ファイナル〉に直撃する。

「ゔあああああああああああああああああああああああああああッ‼なぜ私に攻撃をするんだ...!」

「ぜんぶ俺のせいだって言いたいだろう?そんなのわかってんだよ!でもなぁ、いざ、目の前にわけのわからない狂気を目の前にすると、もう、俺は自分でもなにをすればいいのかわかんねぇんだよ‼」

狂気の波動を受けた断罪王F〈ファイナル〉が光になって消滅した。

『なぜ、仲間を殺した?』

断罪王Zと同じ姿を至極神が話かけてくる。

「仲間だと?断罪王F〈ファイナル〉は仲間じゃねぇよ!」

『しかし、お前をこの場所に導いたのは断罪王F〈ファイナル〉だ。断罪王F〈ファイナルは戦いの道よりも断罪王Zをこの場所に導くことを選んだ』

「うるせぇ!俺はおめぇら至極神をこの手でぶっ殺すために断罪王F〈ファイナル〉を利用しただけだ!」

『お前はそれでも人間なのか』

「人間?くだらねぇ!人間なんて名前の生き物はこの世にはいねぇよ!人間という名前は自分たちのことを他の生き物より頭がいいと思い込んでいるバカなサルどもが勝手に名乗っている名前だ!人間という名前の生き物は人間同士の間でしか成立しない。つまり地球の立場にしてみれば、人間など所詮、他の生き物たちと同じく自然の一部でしかない!」

『なるほど、だから人間は動物や虫に名前をつけないと気が済まない』

「そうだ、誰かが名付けた動物や虫の名前が世界中で共有されるのと同じように、権力を持った一人の価値観が全世界共通の価値観になってしまう!そしてその流れは自然の一部である人間の思考や可能性を奪ってしまう」

『固定観念と同調圧力で形成された平和は人々を『安心』させる。しかし、それと同時に人々はその『安心』に依存しすぎて、その『安心』を得る以外の生き方を見つけられなくなってしまう。そして自らが『安心』できないことに気づいてしまった人々の一部が自ら命を絶ってしまう』

「そうだ、そして毎年大勢の人々が自らの命を経つ主な原因になっているのが『金』だ。労働によって得られた『金』は人々の心にかりそめの安心と平和を与えてくれる、しかし、『金』のない人間は『金』が与えてくれるかりそめの安心と平和を失い『金』のある人間より貧しく苦しい生活を強いられる。つまり『金』のない人間は死んで当然。それがこの世界の『真理』になってしまった」

『しかし、一部特権階級のやつらは働かなくても『金』を手に入れることができる。つまり国民が納めたゼーキンで生きている。お前の言っている『真理』は『真理』と言うにはあまりにも不完全で理不尽だ』

「そうだよ。だから俺は間違った『真理』が世界の『真理』と化している、この世界を破壊するために狂気の波動を自分が住んでいた世界に向けて放った。しかし、俺はある時、思ったんだ。もし自分たちが『物語』の登場人物であるならば、その間違った『真理』が真実になってしまった世界を作ったのは、この『物語』を作った存在ではないかと」

『だから、お前はこの断罪王Zと言う名の『物語』に向けて『狂気の波動』を放った。そしてその結果、この世界は狂気に包まれ、秩序を失い、いずれ消滅する運命を背負うことになった』

「俺は見た、『次元』と戦う平行世界の断罪王たちを。そして俺は『次元』の正体はこの『断罪王Z』も含めた『断罪王』という『物語』を作った存在だと思っている」

『つまり、『物語』の作者と『物語』の登場人物が戦争をしているということだな』

「その通りだ、あれはただの戦争じゃない、永遠に続く戦争だ。そして俺は至極神を殺して、あの『次元』と平行世界の断罪王たちが戦う地獄のような戦争に早く参加したい。だからお前はもう死ね」

『鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤

鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤

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鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤‼』

 

次回予告 第九十二話 断罪王Z 対 『次元』‼親のために産まれ!親を安心させるために就職して!自分の心に嘘つきながら働き続け!みんながしているからという理由で結婚をして子供を作り!子供のために自らの心と体を労働地獄と言う名の檻に閉じ込め!病気になってまで世間体を気にして働き続け自分を犠牲にし続ける人生!そしてその先に待っているのは『老い』と『忘却』と『死』!どんなに頑張って働き続けても自分の子供が真っ当な大人になるという保証はどこにもないというのに...‼

 




次回もお楽しみに

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