まあ、キミしか見てないけどさ。
「浮気でもするか〜」
その日、サンデースクラッパは怒っていたのでたどたどしいながらも連絡先のコマンドを開くと、
「こんにちは〜」
結構な人数に電話をかけていく。
その誰も彼もがサンデースクラッパの誘いに二つ返事でOKを出していく。
『どこ行きます?』
「そうですね〜、とりあえずいつものカフェ前に集合しましょうか〜」
そう言ってふわふわと笑いながら電話を切ったサンデースクラッパは浮き足立って約束場所のカフェに赴く。
するとそこには大所帯の美女たちがいて、周囲の人々がすわ雑誌の撮影か何かかとざわついていた。
『サンちゃん、久しぶり〜』
そう言って手を振る美女はサンデースクラッパの友人…、うん、友人だった。
「集まってくれてありがとう!…じゃ、行こっか」
ニコニコ笑いながら先導するサンデースクラッパに友人たちも「はぁい」と素直に返事する。
乗ってきたおっきいリムジンにみんなで乗り込み、乗り込んだのを見て運転手さんが車を発進させた。
「で、サンちゃんどうしたの?急に会おうなんて」
「そうそう、なんかあったの?」
サンデースクラッパが連れてきた友人たちの言葉にサンデースクラッパはニコニコと笑いながら言う。
「うん……ちょっとね、うん……グローリーがね…」
『……あぁ〜』
だがサンデースクラッパのその言葉に友人たちはそれだけで察したらしい。
「で、どうしたの?」
「うん……グローリーがね……あんまり構ってくれないの……」
『あら〜』
「それでね……あっちは色んな人にチヤホヤされててさ。それでちょっと僕も頭に来ちゃって……だからみんなに慰めてもらおうと思って」
『なるほど』
そう言って友人たちとニコニコ笑うサンデースクラッパに友人のひとりが言った。
『じゃ、パーッと騒いじゃおうか!』
『さんせ〜い!』
そんな美しい花しかないような空間でサンデースクラッパは楽しそうに笑う。
「えへへ、ありがとう!みんな!」
『どういたしまして』
仲の良い友人たちと過ごす時間は楽しく、あっという間に日が落ちていった。
「じゃ〜ね〜!また遊ぼうね〜!」
そう言って手を振るサンデースクラッパに友人のひとりが手を振り返す。
『うん!サンちゃんまたね!』
そして車に乗り込んで去っていくサンデースクラッパを見送りながらまたひとりの友人は言った。
『……ねぇ、サンちゃん……あれって……』
「まあ、気にしないで」
サンデースクラッパの後方にずもももも…と暗い雰囲気をまとった件の人物がいたが、当の本人はニコリと笑い、
「いつものことだし。…それに、これだけすればたくさん構ってくれるだろうしね」
『…ゴチソウサマデース』
爆走暴走で【戦う者】を探してたと思われる【栄光を往く者】ェ…。