あのふたりの三番手がいたよって話。
その日、
「……」
遠くから見た人影に、目を奪われた。
かの"星"と出会ったのは偶然だった。
遠征で行った現地の、生徒として走っている姿を見た、ただそれだけ。
それだけなのにオールデイアットナイトは"星"に目を奪われてしまった。
その当時、オールデイアットナイトは新進気鋭の競走バとして名を馳せていた。
そんな中、オールデイアットナイトは出会った"星"に、全てを奪われた。
「……」
"星"を見た後、オールデイアットナイトは呆然としていた。
今まで自分が積み上げてきたものが崩れ落ちたような感覚に陥りながら……。
だが同時に、自分の中の何かが燃え上がるのを感じた。
"星"を打倒することができれば……と。
何故だか分からない心臓の高鳴りに眉をひそめながら、けれど逆らえずに。
しかし、
「────ぇ、」
その"星"は、『運命』に出会ってしまった。
オールデイアットナイトではない、『運命』に。
初めに、その"星"を見つけたのはオールデイアットナイトなのに。
初めに、その"星"に恋焦がれたのはオールデイアットナイトなのに。
初めに、その"星"を求めたのはオールデイアットナイトなのに!
なのに…、
「……」
かの"星"はオールデイアットナイトを照らさなかった。
ただただ自身が『運命』と決めた憎き太陽に照らされ、オールデイアットナイトのことなど見向きもしなかった。
「……」
"星"は『運命』と共に行ってしまった。
『運命』に寄り添われながら……。
"星"が自身のものにならないのなら、とオールデイアットナイトは考えた。
どうすればあの憎き太陽からその輝きを奪えるか……と。
そして思いついたのがただ単純に『勝利』だった。
自身があの『
「────、」
思った、のに。
『……』
『
そんなバカげたことをするのはオールデイアットナイトだけだった。
それでも2着に潜り込んだ。
それを周りは賞賛した。
『あの
それから、何度も何度も、『
そのレースの中には"星"であるあの子も出ていたが『
「……はぁ、はぁ」
でも、それはそれとして。
かの"星"と"太陽"に続けていたのだからオールデイアットナイトの実力も自ずとして…。
【終身刑】:
オールデイアットナイト。
元はJCに走りに来てたウッマ。
実は父親が直訳して【犯罪の形式】さんだったりする。
どの世界線でも先に【戦う者】を見出したのにポッと出の【栄光を往く者】にBSSされる悲しきウッマ。
でもコイツらの三番手だったため、コイツら引退後の一年芝ダート問わず米競馬を狩りに狩り尽くした。
なお【戦う者】(1997悪夢ver.)の世界線にもいては【戦う者】を追い続け、ブチ切れBCクラシックで大差の2着になってる(なお3着とも大差な模様)。