さよならはまだ言えない   作:芦毛スキー

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まあ初孫可愛さもあるけれど。



あの子に似てる

(走ってる時のチビちゃんはあの子似だよなあ)

 

そう思いつつホワイトバックは自身の膝にいる可愛い孫をもちもちと撫でる。

「きゃあ〜」と嬉しそうにしている孫にホワイトバックは「可愛い」とデレデレだ。

 

「普段はおじいちゃん似みたいだけどねえ」

 

知り合いみんなから「お前似だな」と口を揃えて言われるホワイトバック。

 

「まあ、可愛いからいいじゃない」

 

孫が可愛くて可愛くて仕方ないのだろう。

いつもデレデレである。

 

「チビちゃん、なにか欲しいものはないかい?なんでも買ってあげるよ?」

「ううん、ないよ」

「そっかあ」

 

とはいえ、

 

「父さん、そんなに甘やかしたらダメだろ」

「だってえ……チビちゃんが可愛いんだもん……」

 

「もー」と呆れつつ、ホワイトバックを注意するホワイトリリィ。

それでもなお、ホワイトバックはデレデレである。

 

「なら一緒に風呂に入っといてくれ。その間にメシ作り終えておくから」

「うん、わかった」

 

ホワイトバックはホワイトリリィの頼みを了承し、孫と風呂に入るため一緒に風呂場へと向かった。

 

「チビちゃん、おじいちゃんと一緒で嬉しいかい?」

「うん!」

 

パチャパチャと大人しくふたりで風呂に入り、居間に戻れば、

 

「あ、おかえり〜」

「おかえりなさい!」

「ん、ただいま帰りました」

 

ホワイトリリィの夫であり、チビの父であるヒカルイマイが出迎える。

 

「チビ、義父さんと風呂に入ったのかい?」

「うん!」

 

ニコニコしながら頷くチビ。

その後ろの方ではホワイトバックがデレデレな顔をしていて、それを見たヒカルイマイは呆れつつ、ホワイトバックを注意するのであった。

こうして今日もまた家族団欒の夜が始まるのである。

 

 

「おじいちゃん、一緒に寝よう」

「うん!」

 

枕を持ってきた孫を布団に受け入れ、抱き締めて眠る。

ホワイトバックにとって、孫との夜はかけがえのないもの。

 

「チビちゃん……おじいちゃんのこと好きかい?」

「うん!大好き!」

「……そうかあ」

(可愛いなあ)

 

「おじいちゃん、大好き」と何度も伝えてくる孫にホワイトバックはデレデレであった。

 

「今度は弟か妹どっちかなあ」

「ど、どっちだろうネ…」

「ふふ、楽しみだねえ」

 

孫の頭を撫でながら、ホワイトバックは「明日も幸せならいいな」と祈る。

 

 

「父さん……そろそろチビを寝かせないと……」

「えーまだ大丈夫だよー」

「でももう寝る時間だが」

 

「え〜」と駄々こねるホワイトバックに呆れつつ、ホワイトリリィはチビを連れて寝室へと行く。

 

(まったく……)

 

ホワイトバックがあまりに孫を可愛がるので心配になる時がある。が、

 

(チビがいると父さん大人しいからなあ…)





とても可愛がっている。
それは実の娘でも初めて見るほどに。
でも…ちょっと危うそうなところも?
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