さよならはまだ言えない   作:芦毛スキー

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生存IF軸。
小さい子には優しいバレットさん。



ポニー…だよね???

「やぁ、バレット」

 

競走馬から引退して少し経ったある日、騎手くんが会いに来た。

横にまだまだ黒みが濃い芦毛のポニーを伴って。

どうしたんだろう、何しに来たのと態度で問いかけると「この子に走り方を教えてほしい」と言われた。

 

『やぁ…、はじめまして?』

『はじめましてー!!』

『僕はシルバーバレット。キミは?』

『クロ!』

『そうか、よろしくねクロ』

 

その日から僕はちょこちょこやって来るクロに走り方を教えることになった。

騎手くんが言うには「バレットの走り方のままでいい」らしいので好き勝手走っている。

…いや、ちゃんと面倒見ているけども。

 

『ア〜!!』

『ちゃんと速くなってるよ』

『でも負けたもん!!』

『はいはい、もう一回走ろうか』

『わ〜い!!』

 

クロは可愛い。

素直でちょこちょこ僕の後ろを着いてくるのだ。

一緒に走っているうちに闘争心も出てきて『バレットに勝つの〜!!』などと言ってくれる。嬉しい。

 

「バレット」

 

あ、騎手くん。

どうやら今日はもう終わりらしい。

クロは『やだー!!もっとバレットと一緒にいるー!!』と言いながら回収されていくし。

 

「ありがとうな、バレット」

 

いや、いいよ。

僕と騎手くんの仲なんだから。

だがしかし、クロに走り方を教えたは良いけれど、…あの子ポニーだよな?

 

 

シルカーバレット

シルカーバレット

 

『ポニーがなんだ!

ンなもん知るかと逃げ切りました!

シルカーバレットです!!』

 

シルカーバレットとは、はまちのナンでもダービーで活躍したポニーである。またはナリタブラリアンの宿敵とも。本名はクロ号という芦毛のポニーである。

 

◾︎概要

かつて、テレ昼で放送されていた「はまちのナンでもダービー」で活躍したポニーである。名前の由来は日本競馬史上初の凱旋門賞馬・シルバーバレットから。あやかって名前の由来となった競走馬が現役時代に着用していたものと同じデザインのメンコを付けていた。

 

本家シルバーバレットの主戦騎手・白峰透から見出され、名前の由来となったシルバーバレット直々に走り方を教えてもらうなどして見事に競走馬へと成長。ポニー競走界の「無敵の弾丸」となった。

その走りは元ネタと同じくただひたすらに逃げる戦法であり、ひとたび舐めてかかるとたちまち置き去りにされてしまうほど。お前ホントにポニーか?

また、あまりにも強すぎたためにナリタブラリアンと同じようなキツいハンデを度々課された。なんでそのハンデで勝ってんの?

 

1990年生まれの牡馬であり、走り方を教えてもらうためにたびたび会っていた本家シルバーバレットによく懐いていたという。本家ともども主戦騎手であった白峰透いわくシルカーバレットは二面性のある馬だったようで普段はとても人懐っこい性格であったが本番になると非常に落ち着きながらも闘争心旺盛といった風に性格がガラリと変わったらしい。そういうところはシルバーバレットと似てますね、とは白峰透本人の談。ちなみに白峰透が言うにはシルカーバレットは1600mくらいまでなら普通に走れた、というかそこら辺が適正距離だった模様。お前ホントにポニーか?

 

 




僕:
ポニーに走り方を教えたが「いや、でもあの子ポニーだよな???」と少しばかり困惑していた。
でもクロのことはとても可愛がっている。
騎手くんも会いに来てくれるのでホクホク。

クロ(シルカーバレット):
どこにでもいるポニー(だった)。芦毛。
白峰おじさんに見出されてバラエティ番組の1コーナーの中でとはいえ競走馬に。
自分に走り方を教えてくれる僕に懐いている。
基本はとても人懐っこいが本番になったら周りを威圧してくる模様。
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