さよならはまだ言えない   作:芦毛スキー

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なるようになった?



まあなんだかんだ

「ん……」

 

いつもはスッキリ起きれるのに珍しいこともあるもんだなあと我ながら考えつつ、起き上がれば。

 

「はえっ!?」

 

いちおう着てはいるけれど…。

混乱して辺りを見回せば、「はよ」とマブダチであるサンデーサイレンスが部屋に入ってきて…。

 

「ん」

「あ、ありがと…?」

「気分どうだ?」

「え、いや、大丈夫…?」

「そ」

 

な、なんかマブの色気がすごい…。

んでマブもなんか着てるものが少ないってことは…。

 

「可愛かったぞ」

「はわわわわ…!」

 

 

まさかアイツが女-今生だと『ウマ娘』というんだったか、という存在になっていたのは驚いた。

だって異性であってもいつもと変わらず距離感近く接してきたのだから。

勘違いされたりもしてんじゃねぇか?と詮索してしまうぐらいには警戒心のkの字もない。

 

「ん、どした?」

「いや……」

 

だからちょっとからかってやろうと思った。

 

「お前、俺のこと好きなの?」

 

まあ、まさかあんな反応するとは思いもよらなかったが。

 

「すきだよお?」

「……」

「らってさんれーかっこいいもん」

 

ふにゃおん、と効果音がつきそうか顔で笑うマブ-いいや、シルバーバレットに手を伸ばす。

役得だ、と思わなかったといえば嘘になる。

だが、それ以上に。

 

(取られたくねえ)

 

コイツが、いつかは…という未来が耐えられなかった。

ならば先にとっとと。

なにせコイツは俺に何の警戒もないし、俺のことを受け容れてるからして最後には。

 

「大切にするから。それは、お前が一番よく分かってるだろ?」

 

 

そうして。

僕はマブと結婚した。

俗にいうできちゃった婚である。

とはいえ、僕が酔っちゃって断れなかったのが悪いんだし。

初めはひとりで育てるつもりだったんだけど何でかバレたんだよなあ。

そんで結婚後も隠し事はすぐ分かられちゃうのはほんとにわからない。

ただ。

 

「好きだよサンデー」

「ん、俺も」

 

そう言いながらのハグやらキスやらが異常に増えたぐらいだな!

その光景はきっと僕の父さんと母さんがよくやっているのに似てるんだろうなあ。

我ながら僕らめちゃくちゃラブラブじゃない?とは思うが、言葉にするのは恥ずかしい。

 

「お母さん!」

「はぁい」

 

そうしていると我が子が帰ってきて抱きついてくる。

どちらかと言えばサンデーによく似た子で僕に似ているのは目の感じぐらい?

 

「お母さんとお父さん、すごくらぶらぶだよね!」

「仲良きことは美しきかなって言うでしょう?」

「好きなの?」

 

そう純粋な目で尋ねられるので。

こくりと頷くのだった。





確信犯かもね。
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