ふわふわとろとろ〜。
最近、よくむず痒そうにしているから耳かきをしてあげることにした。
はじめは、僕が取り寄せた耳かきを見て嫌がってた彼だけど、耳かきをするのに膝枕がいると知った瞬間、見るからに嬉々として頭を乗っけてきたのは流石というべきか。
「どう?」
「ん……ん゛っ」
「随分と凝ってるね」
「……ん〜」
耳かきがてらマッサージをしてあげると、とても気持ちがいいのか目を細めて、むにゃむにゃ言いながら擦り寄ってきては「寝たら危ないよ」と僕に起こされて。
「じゃあ、入れるね〜」
実は、僕は耳かきが好きだ。
いろいろと違う形の耳かきも持っているし、耳かきの動画を見るのも好きで。
最近はいい時代になったなあと、思う。
「ふぁ……ふ」
「ふふ、気持ちいい?」
「……ん〜……」
今日も大丈夫そう。
……実は以前彼よりも先に子どもたちにもこっそりやってあげたことがあったのだけれど、彼はそのことを知らない。
いや、知らない方がいいかも…。
まあともかくそんな訳で、僕は今とても楽しいし幸せだ。
「はい、じゃあ梵天するね」
「う〜」
耳かきのふわふわした方、梵天。
このふわふわを、彼はとても好きなのだ。
「ん……」
「気持ちいい?」
「……ん」
……あ、これは寝ちゃうかな?と思ったので、僕は彼の頭をぽんぽんと撫でてあげた。
すると彼はすぐに目を開けて「まだやる」と僕の膝から頭を退かしてはまた横になる。
その繰り返しを何度かしては、彼が完全に寝てしまうまで続けたのだった。
「……膝しびれちゃう」
*
グローリーゴアはサンデースクラッパのことが大好きだ。
今も昔も小さくてかわゆいサンデースクラッパのことをこれほどなく溺愛しているわけだが。
「…僕だけじゃないの?」
「あっ、バレちゃった」
いくら人前では列記とした大人の男として振舞っていても。
サンデースクラッパの前では、彼もただのグローリーゴアとしていられるのだ。
「……」
「ごめんごめん。でも大きくなった子たちは自分でやってるから。幼い子たちだけだから」
「……じゃあ仕方ない、か」
僕はサンデースクラッパが大好きだ。
そんな僕の宝物が、僕を大好きでいてくれるという奇跡に感謝したいと思う。
思う…が。
「……」
ぷくっと頬を膨らませてしまう。
僕のなのに!という気持ちが、どうしても拭えない。
「グローリー」
「……なに」
「これあげる。そんなに拗ねないで」
そんな僕の気持ちを知ってか知らずか、サンデースクラッパは僕にあるものを差し出した。
それは、彼謹製のクッキーで。
「……。こんなので機嫌直るわけないんだからね!」
「分かってるよ〜」
合法的に膝枕してもらうことができる!