さよならはまだ言えない   作:芦毛スキー

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アスレチック施設…とは言ってもウマ用なので…(白目)。



幼きある日の

おじいちゃんのツテで、子ウマ用のアスレチック施設に行くことになった。

なんかいろいろ施設があるようで外でやるものもあれば、体育館みたいなところでできるものもあるらしい。

 

「まあ、たまにはいいカナって」

「ふぅん」

 

おじいちゃんと手を繋いでポテポテと歩く。

まだオープン前の試遊だからか、あまり人のいない公園で、おじいちゃんが受付を済ますのを待つ。

 

「じゃあ、まずはあそこから行こっか」

「うん」

 

遊び始めて少し。

本当に人がいないな…と気づくまで、そう時間はかからなかった。

というか、敷地の広さから考えて随分とお金がかかってそうだなぁと。

 

「おじいちゃん、ここって……」

「ああ、ウン。おじいちゃんの知りあいの会社でやってるんダヨ〜」

「……え?」

「んで、ここの土地は元々おじいちゃんのモノでした」

 

……マジかぁ……。

いやまあ、確かに言われてみれば……って感じだけどさ。

なんかこう……もっとこう、そういうことできるんならお金持ちオーラを出して欲しい。

いや、やっぱ出さないで。

 

「ほら、もっと遊ぼうネ」

「……うん」

 

なんか釈然としないまま、遊びを再開する。

アスレチックは楽しいけど、どこかモヤモヤする気持ちが晴れることはなかった。

 

 

【白の一族】と呼ばれる人々は、何だかんだ資産がある。

土地持ちといれば会社をやってるようなヤツもいるし、中にはギャンブル一本で暮らしていけるようなヤツもいる。

まあ、それは極端な例だけど。

 

「はー……疲れた……」

 

アスレチック施設から帰ってきて、僕はソファにダイブする。

遊びすぎで体が重い。

これは明日は筋肉痛かな?

いやだなぁ……と天井を見上げる。

そんな僕を見てか、おじいちゃんが笑う。

 

「アハハ、楽しかったかい?」

「うん」

「そうかいそうかい」

 

そう言っておじいちゃんは僕の頭を優しく撫でる。

…おじいちゃんも僕と同じくらい遊んでいたはずだけど。

まだ子どもの僕がソファーの上でぐったりしているというのに、おじいちゃんの方はと言えば、まだまだ元気そうだ。

……おじいちゃんの体力が化け物じみているだけなのかもしれないけど。

 

「つかれた」

「ハハ」

 

今日は、遊んでいたといっても知らない子たちとだ。

僕ら家族と同じように試遊に招待ということでやって来ていた子たちと、いつの間にやら巻き込まれ、一緒に遊んでいた。

いやはや、あの手段は見事だった。

「ひとりで遊ぶ」と断った僕を気づけばグループの中に取り込んでいて、そこからはもうなし崩しだ。

 

「ねえ、おじいちゃん」

「ん?」

「今日、楽しかったね」

 

そう僕が言うと、おじいちゃんは嬉しそうに笑った。

 

「そうかい。それは良かったヨ」

 





僕:
シルバーバレット。
祖父のツテでアスレチック施設で試遊してた。
でも気づけば何か高貴な家の出でそうな三人組に引き入れられ遊んでいた。
その中で自分が一番年上だったため引率業務に邁進した結果、帰る頃には満身創痍に。
つかれた…。

三人組:
どこぞのシンボリ×2、メジロ×1。
黙々とアスレチック攻略していた僕に興味を持った三日月みたいな流星を持った子が突撃したことで四人で遊ぶことに。
暴走気味の三日月とそれを引き止める(引き止められるとは言っていない)一等星と我関せずなお嬢さん。
…このメンツまとめるの大変そ。
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