さよならはまだ言えない   作:芦毛スキー

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(にっこり)



おかえりなさいと言うけれど

珍しいことに、この家に相棒の愛弟子が来ていた。

"カオルちゃん"というその子は若手トレーナーのホープと評判で、

 

『私もいつか師匠のような立派なトレーナーになりたいんです!』

 

と目をキラキラさせながら語るインタビューを雑誌なりテレビなりでよく見ていた。

もはや子というか孫を見やる気持ちで彼女のことを応援している僕からすれば可愛がりたくて可愛がりたくて仕方がないんだよね。

 

「カオルちゃん、大きくなったねぇ〜!」

「えっ、あ、あっ」

「トレーナーくんに虐められてたりしない?大丈夫?」

「ダ、ダイ、ダイジョブデス…!」

「そうかい?困ったことがあったらいつでも相談してね!僕はキミの味方だから…おう?」

「若ェ女を口説くんじゃねェ」

「うぅ…………」

 

僕の顔を見て頬を赤らめている姿なんてもう可愛い以外の言葉が出てこなくて可愛がろうとしたのだけど、まさかの相手が間に入ってきた。

 

「やぁ、パック。元気?」

「元気だよクソジジイ」

「ハハハ。あ、サイレンスもおかえりなさい」

「た、ただいま…」

 

なるほど。

そう言えばパックとサイレンス-シロガネツーパック、サイレンスヘイローの担当はカオルちゃんだったねぇ。

それにしても、

 

「なんだいその体勢は。まるで不審者を相手するようじゃないか」

「うるせぇなァ。オレだって好きでこんな体勢してるワケじゃねンだわ」

「へ〜。…パックくんビビってる〜!」

「あ゛ァ!?」

 

カバディみたいに向かい合って両手を広げてる自分たちの姿を想像すると思わず笑みが出る。

そんな僕の反応を見たせいなのかなんなのか、パックはさらに眉間のシワを深めて睨みつけてきたけど、いつものことなので気にせず話を進めることにした。

 

「まぁいいさ。それで、今日は何しに来たんだい?」

「長めのオフになってなァ!それでトレーナーが此処に来てみたいって行ったから帰ってきただけで…」

「わたしも、帰りたいって、言った」

「サイレンスも言ったから!!」

「ふんふん、へーへー」

『なにやってるの〜?あ゛ー!パックだァ!!ダービーだァ!!』

「うわぁお」

『サイレンスもいる〜!ねぇ、この美人のオネーサンは?』

『ほら、パックが熱烈チッスしてたトレーナーさんだよ!』

『あぁ〜(あたたかい目)』

「ンだよガキ共!?」

 

「あはは…」

 

気性は荒いけど面倒見がいいからパックってボスに向いてるんだよね。

なんて思いながら元気な子どもたちに囲まれている姿を見やる。

 

「ご飯、腕によりかけて作らないと」





僕:
シルバーバレット。
若い子をからかったり可愛がるのが好き。
なので相棒の愛弟子である女トレ(カオルちゃん)を可愛がろうとしたが孫に『フーッ!!(威嚇)』された。
まぁそれも可愛い可愛いできるから無敵ですね。


若人組:
カオルちゃんトレーナー&シロガネツーパック&サイレンスヘイロー。
大概三人でいるとシロガネツーパックが保護者役だとか。
だがシロガネツーパックもシロガネツーパックで女性陣ふたりに弱いため…。
気性難ムーブしては残りふたりに諌められて…とかよくありそう(小並感)。
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